ワイル・ウエフ号

ウィキペディアから無料の百科事典

長崎県新上五島町 坂本龍馬ゆかりの地碑

ワイル・ウエフ号(ワイル・ウエフごう、Wild Wave)は、亀山社中の練習船。

坂本龍馬薩摩藩の援助を得て、グラバーから購入したプロイセン建造の木造小型帆船

1866年慶応2年)4月28日 (旧暦)ユニオン号に曳航されて長崎を出航し、鹿児島へ向かっていたが、途中暴風雨に遭遇し、衝突防止のため曳航索を切断後に遭難した。5月2日 (旧暦) 未明、長崎県中通島の東、潮合崎沖で暗礁に乗り上げ転覆し、亀山社中の池内蔵太など、乗組員の多くが死亡した。

ワイル・ウエフ号が沈没した海域を臨む、長崎県新上五島町の有川地区には、その時の船の一部と思われる舵棒の原寸大模造が置かれ、「龍馬ゆかりの地」という記念碑が建てられている。2010年5月2日には新上五島町により海に向かって合掌する「祈りの龍馬像」が建立された[1]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 『旅する長崎学(13)海の道Ⅲ 五島列島』(長崎文献社、2010年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]