ヴィクトル・シクロフスキー
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ヴィクトル・ボリソヴィチ・シクロフスキー(Ви́ктор Бори́сович Шкло́вский, 1893年1月24日 - 1984年12月6日)は、ソビエト連邦の言語学者、文芸評論家、作家。ロシア・フォルマリズムの中心人物である。
1913年12月に、芸術キャバレー「野良犬」での夜会で論文「言葉の復活」を朗読した。これがロシア・フォルマリズムの発端となる事件となる。
1914年に『言葉の復活』を出版。
1914年から1923年にかけてオポヤズの活動。
主な著書
[編集]- 文学と映画 八住利雄訳 原始社 1928
- ドストエフスキー論 肯定と否定 水野忠夫訳 勁草書房 1966
- 散文の理論 水野忠夫訳 せりか書房 1971
- 革命のペテルブルグ 水野忠夫訳 晶文社 1972 (晶文選書)
- トルストイ伝 川崎浹訳 河出書房新社 1978.10
- 手法としての芸術
- 文体の一般的手法とシュジュート構成の手法との関連
- 感傷旅行
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『ロシア・アヴァンギャルド6 フォルマリズム-詩的言語論』 国書刊行会 1988年
- 桑野隆/大石雅彦編
- 『ミハイール・バフチーンの世界』 せりか書房 1990年
- カテリーナ・クラーク/マイケル・ホルクイスト共著 川端香男里/鈴木晶共訳
- 『シクロフスキイ 規範の破壊者』 南雲堂フェニックス 2006年
- 佐藤千登勢著
- 『ロシア・アヴァンギャルド小百科』 水声社 2008年
- タチヤナ・ヴィクトロヴナ・コトヴィチ著 桑野隆監訳