三和無敵流
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三和無敵流(さんかむてきりゅう)は、江戸時代の武術流派。三和流とも。抜刀術・剣術・杖術・手杖(短杖)術・柔術・捕縄術・外物を伝えていた。
金沢厚朴(1673 - 1752年)が、一刀流と卜伝流の2流を修めた後、諸国修行の間にも刀法拳法など37流を極め、三和無敵流と称したことから始まり、常陸国に広まる。
技術体系
[編集]抜刀形に「抜討」「一文字」以下計8本、剣術之形に「陰陽剣」以下計5本、杖之形(5尺2寸)に「一文字」「上巻」「石突」以下計5本、手杖之形(4尺2寸)に「刃当(どんとう)」「捨身」の計2本、柔術48手、縄掛用5組、中奥の秘事16手、さらには、「旅行の時持つべき品」、「旅宿心得」、「人仁仇する獣を除方」などが含まれる。
参考文献
[編集]- 『勝田市史 中世編 近世編』 pp.761 - 763