与野公園

ウィキペディアから無料の百科事典

与野公園
Yono Park
与野公園のバラ園(5月)
分類 都市公園
所在地
座標 北緯35度52分52秒 東経139度37分05秒 / 北緯35.881度 東経139.618度 / 35.881; 139.618座標: 北緯35度52分52秒 東経139度37分05秒 / 北緯35.881度 東経139.618度 / 35.881; 139.618
面積 5.1ヘクタール (52,967㎡)
開園 1877年(明治10年)
運営者 大和リース株式会社(指定管理者
現況 リニューアル工事のため南園は閉鎖中[1]
駐車場 18台(うち身障者専用1台)
現在は北園の駐車場のみ利用可能
アクセス 東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線与野本町駅」徒歩15分
事務所 大和リース株式会社 さいたま支店[2]
事務所所在地 埼玉県さいたま市南区文蔵1-19-17
備考 広域避難場所[3]
公式サイト 与野公園
テンプレートを表示

与野公園(よのこうえん)は、埼玉県さいたま市中央区本町西一丁目にある公園1877年(明治10年)開園[4]

概要[編集]

明治政府は1873年(明治6年)、近代化路線の一環として太政官交付で公園制度を発足させ、同市浦和区の浦和偕楽園(現・調公園)、行田市の成田公園(現・水城公園)に次ぐ県内で3番目の公園として1877年(明治10年)に与野公園を開園した。

与野公園内にある天祖神社、御嶽社、大国社の境内を整備し、1977年(昭和52年)に5万平方メートルのバラ園が開設し、バラの名所として有名である。また、ソメイヨシノ八重桜など、約60本ほどのが植えられており、桜の名所としても知られる。児童遊園施設、噴水がある池、天祖神社(与野七福神寿老人)、銭洗弁天がある。

園内は常時開放状態で、国道17号新大宮バイパス沿いにある駐車場は無料で駐車できる。

現在、後述されているリニューアル工事に伴い[5]、南園側の駐車場は閉鎖されており、北園側の駐車場のみ開園時間中に開放されている。

与野公園整備・運営管理事業[編集]

2022年8月のさいたま市「与野公園整備・運営管理事業」の Park-PFI(公募設置管理制度)にて、大和リース株式会社が2024年1月17日に事業予定者として選定され[6]、2024年4月1日より指定管理業務が開始された[7]

本事業では与野公園の再整備にあたり、ベーカリーカフェやパークセンター、バラ園を眺められる展望デッキなどの施設整備・運営を行い、事業期間は2024年4月1日から2044年3月31日の20年間である。

本事業の開始に伴い、南園は2024年4月1日をもってリニューアル工事のため閉鎖[5]されており、オープン時期は2025年春を予定している。

また、駐車場は南園側に集約し、駐車可能台数を18台から53台へ拡大され、北園の駐車場は多目的スペースに転用される予定である[8]

開園時間[編集]

公園部分は常時開放されており、トイレも24時間利用可能となっている。駐車場は時期によって開放時間が異なっており、4月 - 10月は9時から19時まで、11月 - 3月は9時から17時まで開放されている。

バラについて[編集]

11月のバラ園

1977年にバラ園が開設された。5500平方メートルのバラ園には、現在約170種類、約3,000株のバラが植えられている。1980年以来、毎年5月に『ばらまつり』が開催されている。

バラは旧与野市の「市民の花」として親しまれ、合併後も中央区の「区の花」に選定された。また、中央区の「区の色」にも「ばら色」が選定されている。

2006年、バラ園のバラ2,700株のうち6割から7割が根頭がん腫病にかかっていることが明らかになり、園芸専門家が参画する活性化対策検討会を設置し、3年かけて土壌入れ替えや周辺樹木の選定作業などを実施し、樹勢回復に努めた[9]

風景[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]