丸亀港

ウィキペディアから無料の百科事典

丸亀港のシンボル太助灯籠と瀬山登像
フェリーバースに接岸するほんじま丸

丸亀港(まるがめこう)は、香川県丸亀市にある地方港湾である。また、香川県によって防災機能強化港に指定されている[1]

概要

[編集]

江戸時代金刀比羅宮の玄関港として四国一のとして栄え、城下町と共に発展した歴史を持つ。 現在は蓬莱町に臨海工業地帯が開発されたことで、大型船が行き交う工業港の性格が強くなっている。また塩飽諸島へのフェリーが発着する重要な旅客港としての役割も担う。

施設

[編集]
  • 蓬莱町 - 東ふ頭、西ふ頭、南ふ頭
  • 昭和町 - 昭和町ふ頭、東ふ頭、造船所、丸亀港昭和町防波堤灯台
  • 福島町 - フェリーバース、丸亀港合同待合所、みなと公園、太助灯籠

旅客航路

[編集]
  • 本島汽船
    • フェリー「ほんじま丸」:丸亀港 - 本島
    • 旅客船「にじまる」:丸亀港 - 牛島 - 本島
  • 備讃フェリー
    • フェリー「ひろておん」:丸亀港 - 広島 - 手島 - 小手島(2023年2月19日運航開始)[2]
    • 旅客船「ニュービサン」:丸亀港 - 広島 - 手島 - 小手島

交通アクセス

[編集]
  • 予讃線 丸亀駅 徒歩5分で太助灯篭、さらに徒歩3分でフェリー乗り場

歴史

[編集]
みなと公園にある月参船の丸金船模型

鎌倉時代には、既に丸亀浦として成立していた。 江戸時代中期以降、金比羅宮の玄関港、大坂への綿の積出港として、大坂港との間に定期の月参船、廻船が運航された。 1806年(文化3年)には福島湛甫、1833年(天保4年)には新堀湛甫と、大規模な港の整備拡張が行われ、四国一の港といわれるようになる。

太助灯籠

[編集]

新堀湛甫整備の際に灯台として建設された大型の銅灯籠。 現在は、寄進者である塩原太助に因んで太助灯籠と呼ばれ、丸亀のシンボルの一つとなっている。

周辺情報

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 南海トラフ地震に対応した四国の広域的な海上輸送の継続計画”. 国土交通省. 2023年11月10日閲覧。
  2. ^ 新フェリーは「ひろておん」 丸亀―広島3島、19日から運航”. 四国新聞 (2023年2月9日). 2023年2月9日閲覧。

外部リンク

[編集]


座標: 北緯34度18分15秒 東経133度47分20秒 / 北緯34.30417度 東経133.78889度 / 34.30417; 133.78889