傾城阿波鳴門

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傾城阿波鳴門』(けいせいあわのなると、傾城阿波の鳴門契情阿波の鳴門とも)は近松半二他合作の浄瑠璃

徳島藩(阿波藩)のお家騒動を題材にした十段の時代物1768年(明和5年)に大坂竹本座で初演。八段目「十郎兵衛内の段」の口(前半)が「巡礼歌の段」として上演されることが多い。

「巡礼歌の段」中で巡礼娘お鶴が語る「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」の台詞が知られる。

題名中の『なると』は門の中に鳴を入れた字でも書かれることがあるが[1]Unicodeに収録されていない字である。

「巡礼歌の段」の場所[編集]

「巡礼歌の段」の登場人物[編集]

  • お弓:十郎兵衛の妻
  • お鶴:巡礼娘

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在の大阪府大阪市中央区森ノ宮中央二丁目に設定されている。

出典[編集]

  1. ^ 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典. “けいせい阿波の鳴戸(けいせい あわのなると)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年2月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 2016年「うめだ文楽」パンフレット

関連項目[編集]

外部リンク[編集]