冠嶽
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冠嶽 | |
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大字冠嶽から望む冠岳 | |
北緯31度44分20秒 東経130度20分59秒 / 北緯31.73889度 東経130.34972度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | いちき串木野市 |
地域 | 串木野地域 |
人口 (2015年10月1日現在) | |
• 合計 | 222人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 | 896-0051 |
市外局番 | 0996 |
ナンバープレート | 鹿児島 |
運輸局住所コード | 46519-0092[1] |
冠嶽(かんむりだけ[2])は、鹿児島県いちき串木野市の大字[3]。旧薩摩国日置郡串木野郷冠嶽村、日置郡串木野村大字冠嶽、日置郡串木野町大字冠嶽、串木野市冠嶽。郵便番号は896-0051[4]。人口は222人、世帯数は122世帯(2015年10月1日現在)[5]。
地理
[編集]いちき串木野市の北東部[6]、五反田川の上流域に位置している。八重山山系冠岳(西岳・中岳・東岳)が北部に広がる農山村地域である[6][7]。北には薩摩川内市百次町、東には薩摩川内市樋脇町市比野、南には川上、西には生福にそれぞれ隣接している。
字域内の冠岳神社付近には巨石や史跡が多く所在している[7]。また、秦の方士である徐福渡来の伝説があり[7]、2000年(平成12年)には串木野市市制施行50周年を記念して日本一の徐福石像が建立された[8]。1992年(平成4年)には中国式庭園の「冠嶽園」が開園した[9]。
山岳
[編集]河川
[編集]- 五反田川
歴史
[編集]1881年(明治14年)に日置郡串木野郷(外城)のうちであった上名村(現在の上名)の一部より分割され「冠嶽村」として成立した[10][3]。
1889年(明治22年)4月1日の町村制施行に伴い、日置郡上名村・下名村・荒川村・冠嶽村・薩摩郡羽島村の区域を以て日置郡串木野村が成立した[11]。これに伴い、それまでの冠嶽村は串木野村の大字「冠嶽」となった[3]。
1935年(昭和10年)4月1日に串木野村が町制施行し日置郡串木野町となり[3]、1950年(昭和25年)10月1日には串木野町が単独で市制施行し串木野市となった[3][12]。
2005年(平成17年)10月11日には串木野市が日置郡市来町と新設合併しいちき串木野市が設置された[13]。新設合併の際の合併協定書では新たに設置されるいちき串木野市の町名・字名について「串木野市、市来町の町・字の区域及び名称については、現行のとおりとする。」と協定された[14]。このことにより大字名の変更は行われず、いちき串木野市の大字となった[15]。
人口
[編集]以下の表は国勢調査による小地域集計の2000年以降の人口の推移である。「いちき串木野市第2次総合計画」によれば2006年(平成18年)以降、人口・世帯数ともに減少傾向にある[6]。
統計年 | 人口 | ||
---|---|---|---|
2000年(平成12年) | [16] | 394 | |
2005年(平成17年) | [17] | 328 | |
2010年(平成22年) | [18] | 283 | |
2015年(平成27年) | [5] | 222 |
文化財
[編集]県指定
[編集]市指定
[編集]施設
[編集]公共
[編集]郵便局
[編集]- 冠岳簡易郵便局[22]
寺社
[編集]- 冠嶽神社
- 西岳神社
- 中岳神社
- 大岩戸神社
- 冠嶽山鎭國寺頂峯院
小・中学校の通学区域
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[23]。かつては字域内に「いちき串木野市立冠岳小学校」が所在していたが、2020年(令和2年)度末を以て閉校となった[24]。
大字 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
冠嶽 | 全域 | いちき串木野市立生福小学校 | いちき串木野市立生冠中学校 |
交通
[編集]道路
[編集]脚注
[編集]- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “町名、字名の取扱い”. 串木野・市来合併協議会. 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 230.
- ^ “鹿児島県いちき串木野市冠嶽の郵便番号”. 日本郵便. 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b “国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b c いちき串木野市 2017, p. 98.
- ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 744.
- ^ a b “冠岳展望公園”. いちき串木野市. 2021年4月22日閲覧。
- ^ 芳即正 & 五味克夫 1998, p. 346.
- ^ 芳即正 & 五味克夫 1998, p. 349.
- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 252.
- ^ 町を市とする処分(昭和25年総理府告示第302号、昭和25年10月17日付官報所収、 原文)
- ^ 市町の廃置分合(平成17年総務省告示第916号、平成17年8月16日付官報所収、 原文)
- ^ “合併協定書”. 串木野・市来合併協議会. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “合併後の住所表示について”. 串木野・市来合併協議会. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年4月22日閲覧。
- ^ a b c “仙人岩の植物群落”. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “文化財マップ”. いちき串木野市. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “冠岳交流センター”. いちき串木野市. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “冠嶽簡易郵便局(鹿児島県)”. 日本郵便. 2021年4月22日閲覧。
- ^ “いちき串木野市立小学校・中学校の通学区域及び学校の指定変更に関する規則”. いちき串木野市 (2021年4月1日). 2021年4月22日閲覧。
- ^ “冠岳小学校で最後の卒業式 142年の歴史に幕 鹿児島・いちき串木野市”. 鹿児島テレビ (2021年3月24日). 2021年4月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
- 芳即正、五味克夫『日本歴史地名大系47巻 鹿児島県の地名』平凡社、1998年。ISBN 978-4582910544。
- “いちき串木野市第2次総合計画 地区別計画” (pdf). いちき串木野市 (2017年3月). 2021年4月22日閲覧。
関連項目
[編集]- 冠岳(曖昧さ回避ページ)
薩摩川内市百次町 | 薩摩川内市百次町 | 薩摩川内市樋脇町市比野 | ||
生福 | 薩摩川内市樋脇町市比野 | |||
冠嶽 | ||||
生福 | 川上 | 薩摩川内市樋脇町市比野 |