吉村瞳
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吉村瞳 | |
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シンガーソングライター、ギタリスト | |
基本情報 | |
出生名 | 吉村瞳(よしむら・ひとみ) |
生誕 | 日本・愛知県 |
ジャンル | ロック、フォーク ブルース、ゴスペル、レゲエ |
職業 | 歌手、ソングライター、ギタリスト |
担当楽器 | 歌、ラップスティールギター、ギターパーカッション、ループ・マシン(BOSS RC-600)、段ボール |
活動期間 | 2008年 - |
レーベル | ホイホイレコード |
公式サイト | 吉村瞳オフィシャルサイト |
著名使用楽器 | |
ラップスティールギター、ギター |
吉村 瞳(よしむら ひとみ)は、愛知県出身のポップ歌手、シンガーソングライター、ギタリスト。主にアコースティック・タイプのラップスティール・ギターによる弾き語りをする稀有な存在。同じスタイルを持つミュージシャンとしてはベン・ハーパー(Ben Harper、Octber 28,1969 - )やロビー・ロバートソンとの活動でも知られるピュラ・フェPura Féらがいる。またマルチ・ストリングス・プレイヤーでも知られるデヴィッド・リンドレー(David Perry Lindley March 21, 1944 – March 3, 2023)もときどきはアコースティック・タイプのラップスティール・ギターでの弾き語りを行った。
略歴
[編集]愛知県出身。14歳のとき友人の影響でエレキギターを持ち、軽音楽部でバンド活動をはじめる[1]。当初はJポップ趣向であったが、スティーヴィー・レイ・ボーン (Stephen Ray Vaughan 1954年10月3日 - 1990年8月27日)やデュアン・オールマン(Howard Duane Allman、1946年11月20日 − 1971年10月29日)を知りブルースやサザン・ロックに傾倒。スリーピースバンドを結成[2]するが、当時はボーカルではなくギターを担当。
スリーピースバンドの空中分解後に女性アコースティック・ユニット赤土姉妹 Red Dirt Boogie Sistersを結成[3]し、ギタリストだけではなくボーカリストとしても活動するようになる。また同じころにすぎの暢がプレイするラップ・スティール・ギターを聞き衝撃を受ける。その場でワイゼンボーン(Weissenborn)タイプのラップ・スティール・ギタープレイヤーとなることを目指し、その楽器による弾き語りという世界でも稀有な存在となる。
名古屋を拠点に赤土姉妹 Red Dirt Boogie Sistersでの活動と並行し、ソロ活動をはじめた吉村瞳はさまざまなセッション、桑名晴子をはじめとするユニットを経験し、ソロ・アルバム『isn't it time』を制作、発表する(2012年)。そんななかで大阪で活動するパーカッション の小笠原友子 と出会い、「吉村瞳&小笠原友子」という連名での活動で全国をツアーするようになる。このユニットは2014年『live at Rooster』、2015年『live at BEGGAR'S BANQUET』、2016年『as the years go passin' by』(DVD)、2017年『Wheel in』までつづく[4]が、吉村瞳が活動の拠点を東京へと移すことで解消する。
上京後も多くのミュージシャンとの交流、レコーディング、ツアーに明け暮れ、コロナ以降は「吉村瞳バンド」を結成。ソロ活動とバンドでのライブを交互に行っている。
ライブ活動とそのスタイル
[編集]年間100回以上のライブを繰り返す吉村瞳[5]。その最大の特徴はライブ毎にセットリストが大幅に入れ替えられることにある[6]。
ディスコグラフィー
[編集]- 2011年 『isn't it time』 1stアルバム
- 2014年
- 『one night stand 2014-09-14 live at Rooster』 パーカッショニスト小笠原友子とのデュオによるライブ・アルバム
- 『live at Laid Back 2014-09-14』 U.S.シンガー・ソングライタージョー・マクマリアン(Joe McMurrian)とのデュオ・ライブ
- 2015年
- 『one night stand 2015-04-24 live at Beggar's Banquet』 パーカッショニスト小笠原友子とのデュオ第2弾ライブ・アルバム
- 2016年 DVD『as the years go passin' by』
- 2017年 『wheel in』 2ndアルバム
- 2020年 『ストーリーズ stories』 金子マリ、松田ari幸一、駒沢裕城、桑名晴子、センチメンタル・シティ・ロマンスのキーボード細井豊らが参加[7]。同作品のカヴァー写真はHenry Diltz。
- 2021年 『cover freak out vol.one』 自宅録音によるカバー・アルバム
- 2022年 『twisted road vol.one』 ソロ・ライブ・アルバム
アルバム
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | track |
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Hoy-Hoy Records | |||
2012年5月20日 | CD | YH1001 | isn't it time
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2017年9月21日 | CD | P17-0013 | wheel in
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2020年8月31日 | CD | P20-0015 | stories
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2021年6月1日 | CD-R | HOY100230 | cover freak out ! vol.one disc one
disc two
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ライブ・アルバム
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | tracking |
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Hoy-Hoy Records | |||
2014年9月14日 | CD-R | D10186 | live at Rooster disc one
disc two
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2015年4月24日 | CD-R | HOY10196 | live at BEGGAR'S BANQUET disc one
disc two
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2022年1月28日 | CD-R | HOY100231 | twisted road vol.one disc one
disc two
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DVD
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | tracking |
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Hoy-Hoy Records | |||
2016年5月26日 | DVD | P16-0011 | as the years go passin' by
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コンピレーション・アルバム
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | tracking |
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Hoy-Hoy Records | |||
2014年11月2日 | CD-R | D10191 | ジョー・マクマリアン with 吉村瞳 disc one HITOMI YOSHIMURA set
JOE MCMURRIAN set
disc two cont.JOE MCMURRIAN set
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影響を受けたアーティスト
[編集]- ボニー・レイット / Bonnie Raitt
- ピュラ フェ / Pura fe
- ライ・クーダー / Ry Cooder
- 金子マリ
脚注
[編集]- ^ Roll on Road
- ^ [アコースティック・ギター・マガジン vol.53]
- ^ ブログSMELLS LIKE RED DIRT
- ^ 吉村瞳discography
- ^ フットプリント
- ^ たびのおと
- ^ “吉村瞳ストーリーズ|stories|Hoy-Hoy Records|細井豊|金子マリ|桑名晴子”. 吉村瞳ストーリーズ. 2023年12月4日閲覧。
出典
[編集]- 吉村瞳オフィシャルサイト・メディア
- 吉村瞳 逸材、岐路に立つ毎日新聞(2020年9月5日 夕刊)
- 天辰保文の音楽アラカルト北海道新聞(2020年9月18日)
- MusicBrainz