四物湯

ウィキペディアから無料の百科事典

四物湯(しもつとう)は、漢方方剤の一。出典は『太平恵民和剤局方』。第2類医薬品[1]

概要

[編集]

補気剤の一種。

補陰・補血の基本処方だが、単独で用いられることは少なく、多くは血虚を目標とし、他の方剤と合方にして用いられる[1][2][3]

適応

[編集]

体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの次の諸症:月経不順月経異常更年期障害血の道症冷え症しもやけしみ貧血産後あるいは流産後の疲労回復[4][5][6]

組成

[編集]

この節の出典はKEGG 四物湯による[7][8]

発売元

[編集]

関連処方

[編集]

その他

[編集]

外部リンク

[編集]
  • 高齢者の貧血に対する四物湯の効果
  • ツムラ四物湯エキス顆粒(医療用) - 460026_5200065D1031_1_08.pdf
  • 田原英一, 後藤雄輔, 吉永亮, 井上博喜, 矢野博美「四物湯を含む処方が精神症状を改善した6症例」『日本東洋医学雑誌』第71巻第2号、日本東洋医学会、2020年、94-101頁、doi:10.3937/kampomed.71.94ISSN 0287-4857NAID 130007951316 
  • 頻用処方解説 四物湯①漢方トゥデイ
  • 頻用処方解説 四物湯②漢方トゥデイ

脚注

[編集]