国民議会 (東ティモール)
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国民議会 Parlamentu Nasionál Parlamento Nacional | |
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種類 | |
種類 | |
役職 | |
議長 | |
構成 | |
定数 | 65 |
院内勢力 | |
権限 | 東ティモール民主共和国憲法第3部第3章 |
選挙 | |
比例代表制 | |
前回選挙 | 2023年5月21日 |
議事堂 | |
東ティモール、ディリ | |
ウェブサイト | |
PARLAMENTO NACIONAL | |
憲法 | |
東ティモール共和国憲法 |
国民議会(こくみんぎかい、テトゥン語: Parlamentu Nasionál, ポルトガル語: Parlamento Nacional)は、東ティモール共和国の一院制議会。独立とともにそれまで国連統治下での「制憲議会」から移行して発足した。
概要
[編集]- 設置年:2002年
- 任期:5年(解散あり)
- 定数:65議席
- 選挙制度:拘束名簿式比例代表制
最新の国会選挙
[編集]選挙の詳細は2023年東ティモール国民議会選挙を参照。
党派別議席数 | |
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党派 | 議席数 |
東ティモール再建国民会議(CNRT) | 31 |
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) | 19 |
民主党(PD) | 6 |
クンツ(KHUNTO) | 5 |
人民解放党(PLP) | 4 |
2018年国民議会選挙
[編集]選挙の詳細は2018年東ティモール国民議会選挙を参照。
党派別議席数 | |
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党派 | 議席数 |
変化と進歩のための同盟 (東ティモール再建国民会議(CNRT)・ 人民解放党(PLP)・クンツ(KHUNTO)の政党連合) | 34 |
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) | 23 |
民主党(PD) | 7 |
民主開発フォーラム (PUDD–東ティモール民主同盟(UDP)・ 改革戦線(フレンティ・ムダンサ、FM)–PDNの政党連合) | 3 |
2017年に選挙が行われ、東ティモール独立革命戦線(フレティリン)が第1党となったが、書記長のマリ・アルカティリが東ティモール再建国民会議のシャナナ・グスマンとの約束を破り首相となった。そのため、東ティモール再建国民会議と連立を組むことが出来なくなり、更には、他の政党とも組めなかったため、少数与党として政権運営をせざるを得ない状況となった。
その後、約束を破った影響によりシャナナ・グスマンの協力が得られず、野党が徹底抗戦したため、政府提出の法案二本がブロックされ、予算の成立も見込めない状況へと陥ってしまう。行政運営が行き詰まった状況を打開するために、2018年に選挙が行われた[1]。
選挙の結果、変化と進歩のための同盟(東ティモール再建国民会議・人民解放党・クンツの3党連合)が第1党となり、全議席の半分以上を獲得し、東ティモール再建国民会議は、与党へと返り咲いた。
2017年国民議会選挙
[編集]選挙の詳細は2017年東ティモール国民議会選挙を参照。
党派別議席数 | |
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党派 | 議席数 |
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) | 23 |
東ティモール再建国民会議(CNRT) | 22 |
人民解放党(PLP) | 8 |
民主党(PD) | 7 |
クンツ(KHUNTO) | 5 |
2012年国民議会選挙
[編集]選挙の詳細は2012年東ティモール国民議会選挙を参照。
党派別議席数 | |
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党派 | 議席数 |
東ティモール再建国民会議(CNRT) | 30 |
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) | 25 |
民主党(PD) | 8 |
改革戦線(フレンティ・ムダンサ) | 2 |
2012年7月の国民議会選挙の結果、シャナナ・グスマン首相が率いる与党CNRTが65議席中30議席を獲得して第1党となり、選挙前の第1党であったフレティリンは25議席で第2党に後退した。この他に民主党が8議席、フレティリンから離党した勢力が結成したフレンティ・ムダンサは2議席を獲得した。CNRTのみでは過半数には達しなかったため、民主党とフレンティ・ムダンサを加えた3党による連立政権を8月8日に発足させ、グスマンは首相2期目を務めることになった[2]。
2007年国民議会選挙
[編集]- 実施日 6月30日
党派別議席数 | |
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党派 | 議席数 |
東ティモール独立革命戦線(フレティリン) | 21 |
東ティモール再建国民会議(CNRT) | 18 |
ティモール社会民主協会(ASDT)、社会民主党(PSD)の連立 | 11 |
民主党(PD) | 8 |
国民統一党(PUN) | 3 |
ティモール闘士連合(KOTA)とティモール大衆党(PPT)の連立 | 2 |
ティモール民族抵抗民主国民連帯党(UNDERTIM) | 2 |
2007年6月の議会選挙でフレティリンは、前大統領シャナナ・グスマンが東ティモール再建国民会議(CNRT)を結成して選挙に挑んだ為、65議席中21議席と大幅に議席を減らしてしまった。かろうじて第1党となるも、グスマン率いる、CNRTに18議席をとされた。ジョゼ・ラモス=ホルタ大統領は挙国一致内閣の構想を唱えるも、フレティリンの賛同を得ず、グスマンを首班に野党連合(CNRT、ASDT、PSD、PD)による組閣を行った。フレティリンは第1党から首相を選出するという東ティモール憲法に違反すると異を唱えているが、議会は正常に機能している。
党派 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
東ティモール独立革命戦線 FRETILIN | 16 | 5 | 21 |
東ティモール再建国民会議 CNRT | 11 | 7 | 18 |
民主党 PD | 6 | 2 | 8 |
社会民主党 PSD | 3 | 3 | 6 |
ティモール社会民主協会 ASDT | 4 | 1 | 5 |
国民統一党 PUN | 1 | 1 | 2 |
ティモール民族抵抗民主国民連帯党 UNDERTIM | 2 | 0 | 2 |
ティモール闘士連合 KOTA | 1 | 1 | |
ティモール大衆党 PPT | 1 | 0 | 1 |
無所属 Independente | 1 | ||
46 | 19 | 65 |
- 出典:Deputados e Bancadas Parlamentares.東ティモール国民議会ホームページ(2012年3月17日閲覧)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 花田吉隆 (2018年5月30日). “東ティモール総選挙、二人の英雄と進まぬ世代交代” (日本語). WEDGE REPORT: pp. 1-2 2020年7月11日閲覧。
- ^ “グスマン首相を再任、東ティモール新内閣発足”. MSN産経ニュース. (2012年8月9日) 2012年9月19日閲覧。