山田陽翔

ウィキペディアから無料の百科事典

山田 陽翔
埼玉西武ライオンズ #36
ジャイアンツ球場にて(2023年9月29日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 滋賀県栗東市
生年月日 (2004-05-09) 2004年5月9日(19歳)
身長
体重
175 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2022年 ドラフト5位
年俸 700万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

山田 陽翔(やまだ はると、2004年5月9日 - )は、滋賀県栗東市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴[編集]

栗東市立治田西小学校1年生の時に野球を始め、栗東市立栗東西中学校在籍時では硬式野球のクラブチームである大津瀬田ボーイズでプレーした[2]

大阪桐蔭高等学校にスカウトされたが、近江高等学校に進学し、1年夏からベンチ入りした。2年夏には第103回全国高等学校野球選手権大会に出場し、背番号8ながら全試合で先発登板してベスト4進出に貢献。打撃でも4番を務め、神戸国際大附との準々決勝では本塁打を放った[3]。同年秋から主将に就任したが、右肘を痛めて登板できず、近畿大会ではベスト8で敗退。3年春の第94回選抜高等学校野球大会には選出されていなかったが、新型コロナウイルスの集団感染により出場辞退した京都国際に代わり代替出場した[4]。同大会では1回戦から準決勝まで4試合全連続で完投勝利を記録[5]大阪桐蔭との決勝でも先発登板したが、疲労からか打ち込まれ、4回途中で降板。チームも大敗し、優勝を逃した[6]。同年夏の第104回全国高等学校野球選手権大会にも出場し、4勝を記録して昨年に続きベスト4に進出。打撃では海星との3回戦で満塁本塁打を放った[7]。甲子園大会通算11勝は松坂大輔島袋洋奨と並ぶ歴代5位タイ、108奪三振は田中将大斎藤佑樹らを上回る歴代4位の記録である[8]。大会後にはWBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され、主将を務めた[9]。その後、2022年9月21日にプロ志望届を提出し[10]、10月20日のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから5巡目指名を受けた。背番号は36。担当スカウトは後藤光貴[11]

選手としての特徴・人物[編集]

最速152km/hのストレートカーブスライダーツーシームを操る[2]。打者としても高校通算31本塁打を記録している[2]

家族[編集]

3歳年上の兄・優太も野球選手で、大阪桐蔭高等学校日本体育大学でプレーした[12]

詳細情報[編集]

背番号[編集]

  • 36(2023年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 西武 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月26日閲覧。
  2. ^ a b c 山田陽翔 | 近江高 | 選手”. 週刊ベースボールONLINE. 2022年10月2日閲覧。
  3. ^ 反撃を一蹴、近江が20年ぶり4強 甲子園、28日準決勝:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年10月2日閲覧。
  4. ^ 京都国際が選抜出場辞退 代替出場の近江主将「いたたまれない気持ちのほうが強い」”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2022年3月17日). 2022年10月2日閲覧。
  5. ^ 【センバツ】4戦連続完投の近江・山田陽翔、近づく球数制限500球 決勝戦は116球が上限に - センバツ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年10月2日閲覧。
  6. ^ 近江エース山田、自らベンチに訴え無念の降板 170球翌日に先発も3回途中4失点”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2022年3月31日). 2022年10月2日閲覧。
  7. ^ 近江・山田陽翔が満塁弾&7回1失点で8強入り! 甲子園通算奪三振では「怪物超え」”. www.daily.co.jp. 2022年10月2日閲覧。
  8. ^ 【甲子園】近江・山田陽翔が甲子園通算105奪三振 田中将大、斎藤佑樹超えた - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年10月2日閲覧。
  9. ^ NPBエンタープライズ. “高校球界の精鋭揃うU-18代表始動 主将の山田陽翔らを中心に初の世界一を目指す”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年10月2日閲覧。
  10. ^ 近江・山田陽翔がプロ志望届を提出”. サンスポ. 2022年10月2日閲覧。
  11. ^ 【新入団選手スカウトに聞く!第5回②】山田陽翔投手!”. 埼玉西武ライオンズ. 2023年11月14日閲覧。
  12. ^ 近江・山田陽翔のセンバツ激投を“兄・優太”はどう見た? 母校の大阪桐蔭か、弟の近江か…決勝後届いたLINEに「そっとしてあげようって」(田口元義)”. Number Web - ナンバー. 2022年10月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]