川村二郎 (ジャーナリスト)

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川村 二郎(かわむら じろう、1941年11月8日[1] - 2020年9月29日)は、元朝日新聞記者の文筆家

人物・来歴[編集]

東京生まれ。鎌倉学園高等学校卒業。慶應義塾大学経済学部卒業。『週刊朝日』編集長、朝日新聞編集委員などをへて文筆家。在職中よりエッセイストとして活動。2008年初の本格的な著書として白洲正子の伝記を上梓した。2009年度より文教大学で講師を務めていた。

2020年9月29日、肺がんのため死去。78歳没[2]

著書[編集]

  • 王貞治のホームラン人生』(朝日新聞社 1978年)
  • 『一杯目と二杯目の合間に ―日付のある六百のお話―』(朝日新聞社 1997年)
  • 『学はあってもバカはバカ』(かまくら春秋社 2004年/WAC BUNKO、2018年)
  • 『いまなぜ白洲正子なのか』(東京書籍 2008年/新潮文庫 2011年)
  • 『孤高 国語学者大野晋の生涯』(東京書籍 2009年/集英社文庫、2015年)
  • 『夕日になる前に ―だから朝日は嫌われる―』(かまくら春秋社 2010年)
  • 『社会人としての言葉の流儀』(東京書籍 2016年)

共編著・監修[編集]

  • 『いまアラブで―中近東諸国を取材して』(轡田隆史・三露久男共著 みき書房 1974年)
  • 『通勤電車でモノにする「四字熟語」』(監修 三笠書房知的生きかた文庫 2000年)
  • 『炎の作文塾』(朝日新聞レッツ編集部共編 朝日文庫 2006年)
  • 『「浮気」を「不倫」と呼ぶな―動物行動学で見た「日本型リベラル」考』(竹内久美子、WAC BUNKO 2018年)

関連項目[編集]

  • 稲垣武(やはり朝日新聞出身者でありながら古巣批判を繰り返した)

脚注[編集]

  1. ^ 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.173
  2. ^ “川村二郎さん死去”. 朝日新聞社. (2020年10月3日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14644710.html 2020年10月8日閲覧。