川村友斗

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川村 友斗
福岡ソフトバンクホークス #61
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道松前郡松前町
生年月日 (1999-08-13) 1999年8月13日(24歳)
身長
体重
181 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2021年 育成選手ドラフト2位
初出場 2024年4月4日
年俸 700万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

川村 友斗(かわむら ゆうと、1999年8月13日 - )は、北海道松前郡松前町出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

北海高校では2年時に打線の中軸を任され、夏の甲子園大会での準優勝に貢献[2]。当時のチームメイトに阪口皓亮がいる[3]

高校卒業後は、仙台大学に進学[2]。大学4年時の2021年度プロ野球ドラフト会議福岡ソフトバンクホークスより育成選手ドラフト2位指名を受け[4]、入団[2]

ソフトバンク時代[編集]

2022年二軍公式戦に39試合出場し、打率.193、1本塁打、5盗塁、9打点[5]、三軍戦では54試合に出場し、打率.261、4本塁打、12盗塁、22打点を記録する[6]

2023年シーズンは一軍オープン戦に12試合出場し、打率.357、1本塁打の結果を残したものの、オープン戦最終盤に二軍降格となった。4月23日の二軍・広島戦で死球を受け左肘を亀裂骨折したものの、5月14日の四軍戦で実戦復帰した[7]。その後もチームの左打者の層が厚く一軍・支配下選手昇格はならなかった[8]。二軍公式戦に68試合出場し、打率.260、6本塁打、6盗塁、20打点[9]、三軍・四軍戦では、47試合に出場し、打率.364、4本塁打、12盗塁、34打点と前年の成績を上回る[10]。ファーム日本選手権では4打数3安打2打点を見せ、最優秀選手(MVP)賞に輝いた[11]。冬は田上奏大とともにプエルトリコウィンターリーグに派遣された[12]

2024年も一軍オープン戦への出場を続け、3月19日、緒方理貢仲田慶介とともに支配下選手契約を結んだ[13]。背番号は61に変更された[14]。推定年俸は700万円となった[1]。オープン戦期間中の支配下登録は球団としては異例であり[15]、また、3選手同時の支配下登録は球団史上初であった[16]。4月6日には大学4年間を過ごした仙台(対東北楽天ゴールデンイーグルス戦)で、プロ初先発(7番・右翼手[17]。北海道から駆けつけた家族が見守る中、初安打初打点を記録し勝利に貢献[18]。初のヒーローインタビューも受けた[19]。4月24日の対千葉ロッテマリーンズ戦では1番・中堅手で出場し、初の3安打猛打賞を記録した[20]

選手としての特徴・人物[編集]

高い打撃センスを誇る外野手で、長打力と勝負強さを兼ね備える[21]。遠投105mの強肩と50m走6秒0の俊足も武器[22]

好きな言葉は、母校である北海高校の校訓「百折不撓」[4]

詳細情報[編集]

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 132(2022年 - 2024年3月18日)
  • 61(2024年3月19日 - )

登場曲[編集]

[25]

脚注[編集]

  1. ^ a b 【ソフトバンク】21年ドラフト最終指名の仲田慶介が支配下昇格「はい上がってやる気持ちで」」『日刊スポーツ』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧
  2. ^ a b c 川村友斗」週刊ベースボールONLINE。2022年5月31日閲覧
  3. ^ 仙台大・川村友斗、同期DeNA阪口と同舞台へ「自分もという思いは強い」」『日刊スポーツ』2021年10月10日。2024年4月28日閲覧
  4. ^ a b 【ソフトバンク】育成2位の仙台大・川村友斗外野手に指名あいさつ「大関選手のように一日も早く支配下を勝ち取って欲しい」」『スポーツ報知』2021年10月16日。2024年3月23日閲覧
  5. ^ 2022年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」日本野球機構。2023年12月19日閲覧
  6. ^ 3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2022/11/7(月)現在」福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト。2022年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月19日閲覧
  7. ^ 骨折を乗り越えて…ソフトバンク育成2年目の川村友斗が抱く「今しかない」という思い」『文春オンライン』2023年6月3日。2024年3月23日閲覧
  8. ^ プロ野球“じつは育成選手を飼い殺している”問題「まだ8月なのに一軍の可能性ゼロ」「昇格率“わずか2%”の球団も…」あまりに厳しい待遇と現実(2/4)」『Number Web』2023年8月6日。2024年3月23日閲覧
  9. ^ 2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」日本野球機構。2023年12月18日閲覧
  10. ^ ファーム非公式戦個人成績 打者 ※2023/11/6時点」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト、2023年11月6日。2023年12月19日閲覧
  11. ^ 濱口妙華「ソフトバンク育成2年目の川村友斗がファーム選手権MVP 小久保2軍監督「キャラが薄い子だから、もうちょいキャラが濃くなればいい」」『西スポWEB OTTO!』2023年10月7日。2024年3月20日閲覧
  12. ^ ソフトバンク育成の川村友斗「来年がいったん自由契約になる年…何かをつかんで帰ってきたい」プエルトリコ・ウインターリーグ出発式で意気込み 田上奏大と派遣」『西スポWEB OTTO!』2023年10月25日。2024年3月20日閲覧
  13. ^ ソフトバンク、異例の3選手同時昇格 仲田慶介、川村友斗、緒方理貢の支配下登録を発表」『Full-Count』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧
  14. ^ ソフトバンク育成3選手が1軍の試合に出場できる支配下選手に」『NHK 福岡 NEWS WEB』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧
  15. ^ 3選手が支配下選手契約「これからが本当の勝負」」福岡ソフトバンクホークス、2024年3月19日。2024年3月20日閲覧
  16. ^ 球団史上初 ホークスの育成選手3人が同時に支配下登録 開幕へ向け闘志燃やす」『ヨテミラ!』2024年3月19日。2024年3月20日閲覧
  17. ^ 佐竹英治「【ソフトバンク】川村友斗、第2の故郷でプロ初先発初安打初打点「川村にかけようと」監督称賛」『日刊スポーツ』2024年4月7日。2024年4月28日閲覧
  18. ^ ソフトバンクの川村友斗、先発・打点・安打の初ものづくしの活躍「去年まではイメージもできず」」『読売新聞オンライン』2024年4月7日。2024年4月28日閲覧
  19. ^ 前日の試合後に伝えられたプロ初スタメン 川村友斗の“初尽くし”に重なった偶然」『鷹フル』2024年4月7日。2024年4月28日閲覧
  20. ^ 川村友斗がプロ初の猛打賞! 21年育成2位入団、24年3月に支配下登録」『パ・リーグ.com』2024年4月24日。2024年4月28日閲覧
  21. ^ あずさ上杉「骨折を乗り越えて…ソフトバンク育成2年目の川村友斗が抱く「今しかない」という思い」『文春オンライン』2023年6月3日。2024年4月28日閲覧
  22. ^ 仙台大・川村がソフトバンク育成2位 同級生の活躍刺激に」『DOSHIN SPORTS』2021年10月12日。2024年4月28日閲覧
  23. ^ ソフトバンク川村友斗が準地元仙台でプロ初スタメン 柳田悠岐が今季初DH”. 西スポWEB OTTO (2024年4月6日). 2024年4月6日閲覧。
  24. ^ ソフトバンク川村友斗がプロ初スタメン初打点で両軍ノーノーの均衡を破った」『スポニチアネックス』2024年4月6日。2024年4月6日閲覧
  25. ^ チーム情報 球場使用曲一覧」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト。2023年12月19日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]