循環参照

ウィキペディアから無料の百科事典

循環参照(じゅんかんさんしょう)とは、複数の物体または情報が、相互の情報を参照し合ってループを成している状態のこと。

言語での例

[編集]

プログラムでの例

[編集]

スプレッドシートでの循環参照

[編集]

例えば、表計算ソフトのシート上に数式が次のように入力されていたとする。

A B C
1 =A1 =B2 =C2+5
2 =B1 =C1+10

ここで、セル A1 では、自分自身を参照しているので、循環参照となる。

また、セル B1、B2 では、B1 が B2 を参照、B2 が B1 を参照と、永遠に繰り返すので、循環参照となる。

また、セル C1、C2 では、C1 は C2 の値に 5 を加え、C2 は C1 の値に 10 を加える動作を永遠に繰り返すので、これも循環参照となる。 ただし、ソフトによっては、初期値と反復回数を決めて、これらの計算をすることができる(簡単な微分方程式や階乗を求めるのに使う)。

脚注

[編集]

関連項目

[編集]