快楽亭ブラック
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快楽亭 ブラック(かいらくてい ブラック)は、落語家の名跡。当代は二代目。
初代
[編集]初代 快楽亭ブラック、本名はヘンリー・ジェイムズ・ブラック(後に石井 貌剌屈と改名)、1858年12月22日生まれ。
- 明治・大正に活躍した。オーストラリア生まれのイギリス人。白人。国籍もイギリス(のち日本に帰化)。推理小説家、催眠術師を兼ねる。満64歳没。
- 多芸の芸人であり評価は高かったが、晩年は不遇であったと伝えられる。門下には快楽亭ホスコや2代目談洲楼燕枝らが居る。
二代目
[編集]二代目 快楽亭ブラック、本名は福田 秀文、1952年5月26日生まれ。
- 昭和~令和に活動、2020年現在も活動を続けている。日本人の母とアメリカ人の父のもとに生まれたハーフ。国籍は日本。映画監督、俳優、映画評論家、リポーターなどを兼ねる。
- 当代は先代ブラックの門下ではなく、立川談志の門下である(入門当時は立川ワシントンを名乗り、その後17回の改名を経て現在の名前になった)。したがって先代ブラックの師弟関係および門流ではない。
架空の人物
[編集]- 快楽亭ブラック
- 漫画「美味しんぼ」の登場人物で、快楽亭八笑の門下。アメリカ人である。
- 本名はヘンリー・ジェームス・ブラック(実在の初代の本名とほぼ同一だが、初代のミドルネームJamesは「ジェイムズ」と書かれるのが通例)。声は青野武が担当した。→詳細は「美味しんぼの登場人物#演芸家関係」を参照
- なお、実在の2代目が「快楽亭ブラック」を襲名する以前より、作品に登場している。
備考
[編集]- ブラックという名前や、初代や漫画の登場人物が外国人であったことから勘違いされることもあるが、二代目快楽亭ブラックは日本国籍を持っている日本人(日本生まれであり、日本人とアメリカ人のハーフ)である。「見た目が外人なのに日本語しか話せない」と称している。