恋の渦
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『恋の渦』は、演劇ユニット・ポツドールによる日本の演劇作品、およびそれを原作とした日本映画。
脚本・演出は三浦大輔。岸田國士戯曲賞受賞作『愛の渦』に続く、ポツドール「渦」シリーズ第二弾。合コンを機に集まった9人の男女が過ごす4つの部屋を舞台に、本音と嘘が何重にも交じり合った恋愛の本質を描く[1][2]。
あらすじ
[編集]友人オサムに女の子を紹介するために、ある若い同棲カップルのコウジとトモコはホームパーティを企画する。一同は紹介されたユウコのルックスにがっかりし、険悪な雰囲気になる。全てが空回りし、微妙な空気のままコンパは終わったはずだったが、その夜を境に、パーティから帰ったそれぞれの部屋では男女9人の交錯する恋心と下心、本音と嘘が渦巻いていく。
舞台
[編集]2006年11月29日 - 12月10日、THEATER/TOPSにて上演。
キャスト(舞台)
[編集]スタッフ(舞台)
[編集]- 脚本・演出 : 三浦大輔
- 企画・制作 : ポツドール
映画
[編集]恋の渦 | |
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監督 | 大根仁 |
脚本 | 三浦大輔 |
原作 | 三浦大輔 |
製作 | 山本政志 |
撮影 | 大根仁 大関泰幸 高木風太 |
編集 | 大根仁 大関泰幸 |
配給 | シネマ☆インパクト SPOTTED PRODUCTIONS |
公開 | 2013年3月30日 |
上映時間 | 138分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 10万円[注 1][3] |
大根仁監督による長編映画第2作。山本政志監督率いる映画ワークショップ「シネマ☆インパクト」内の1企画として制作された。キャストは全員ワークショップで選ばれた俳優陣で構成され、顔合わせ1週間でクランクイン、わずか4日間で撮り上げた[4]。
2013年3月30日 - 4月19日の「シネマ☆インパクト」限定上映で連日満席の上、追加上映までされる大ヒットを記録したことから、同年7月6日より渋谷シネクイントで単独公開された[4]。さらに反響を呼び、同年8月31日からは全国順次拡大ロードショーされた[5]。
キャスト(映画)
[編集]スタッフ(映画)
[編集]- 監督・撮影・編集:大根仁
- 原作・脚本:三浦大輔
- 制作:山本政志
- 撮影:大関泰幸、高木風太
- 録音:岩倉雅之、光地拓
- 編集:大関泰幸
- 制作担当:吉川正文
- 助監督:甫木元空
- 美術:碓田佐紀子
- 美術協力:磯見俊裕
- ヘアメイク:影山聡美
- 衣装協力:伊賀大介、destination Tokyo
- 配給・製作:シネマ☆インパクト
- 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
受賞
[編集]- 第5回TAMA映画賞 特別賞(大根仁監督、及びスタッフ・キャスト一同)
- 第23回日本映画プロフェッショナル大賞 新人奨励賞(『恋の渦』俳優チーム)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ポストプロダクションまでの費用を含めると60〜70万円
出典
[編集]- ^ “vol.15 恋の渦”. ポツドール. 2014年8月26日閲覧。
- ^ “ポツドールvol.15『恋の渦』”. シアター・テレビジョン. 2014年8月26日閲覧。
- ^ “超低予算なのにハイクオリティー!大根仁監督が明かす『恋の渦』の裏側!”. シネマトゥデイ. (2013年8月29日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b “撮影日数わずか4日間! 大根仁監督長編第2作「恋の渦」キャスト全員が舞台挨拶”. 映画.com (2013年7月7日). 2014年8月26日閲覧。
- ^ “ナイナイ岡村も絶賛するギトギト青春映画『恋の渦』 8月末より全国で拡大公開”. Aol News (2013年8月22日). 2014年8月26日閲覧。