新田一郎 (法学者)
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新田 一郎(にった いちろう、1960年 - )は、日本の法学者、歴史学者。東京大学大学院法学政治学研究科教授。
中世日本の法制史の研究の他、相撲の歴史研究に関する著作がある。父は東京大学名誉教授の新田英治。
経歴
[編集]- 相撲部入部。3年次、全国学生相撲選手権大会で琉球大学の松田(のち大相撲・一ノ矢)と対戦した[1]。
- 相撲部の活動のため自ら1年留年している。
- 1986年 東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻修士課程修了。
- 1988年 東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程退学。
- 1988年 東京大学法学部助手。
- 1991年 東京大学大学院法学政治学研究科専任講師。
- 1993年 東京大学大学院法学政治学研究科助教授。
- 2004年 東京大学大学院法学政治学研究科教授。
- 2010年 日本相撲協会『ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会』委員に就任[2]。
雑誌連載
[編集]- 隔月刊誌『表現者』に15号から「閑窓相撲雑話」を連載している。
著書
[編集]単著
[編集]- 『相撲の歴史』(山川出版社、1994年)ISBN 4-634-60400-0 講談社学術文庫、2010年
- 『日本中世の社会と法 国制史的変容』 (東京大学出版会、1995年)ISBN 4-13-031156-5
- 『日本の歴史(11) 太平記の時代』(講談社、2001年)ISBN 4-06-268911-1 講談社学術文庫、2009年
- 『中世に国家はあったか』(山川出版社、2004年)ISBN 4-634-54190-4
- 『相撲のひみつ』(朝日出版社、2010年)ISBN 978-4-255-00514-0 イラスト曽根愛
- 『相撲 その歴史と技法』(日本武道館、2016年) ISBN 978-4-583-11016-5
共編著
[編集]- 『暴力 比較文明史的考察』(山内進・加藤博と共編。東京大学出版会、2005年) ISBN 4-13-020139-5
- 『天皇の歴史04 天皇と中世の武家』(河内祥輔と共著。講談社、2011年/講談社学術文庫、2018年) ISBN 4-06-292484-6
寄稿
[編集]- 『ACADEMIC GROOVE―東京大学アカデミックグルーヴ』(東京大学/編)(東京大学出版会、2008年)ISBN 4-13-003330-1
連載
[編集]脚註
[編集]- ^ ヒヤ小林『一ノ矢 土俵に賭けた人生』183p
- ^ 特別調査委は相撲協会改革を独立委任せ 日刊スポーツ 2010年7月10日閲覧記事文中参照