普門寺 (京都市)

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普門寺 (京都市)
所在地 京都府京都市
山号 凌霄山
宗派 臨済宗
開山 円爾
開基 藤原道家
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普門寺 (京都市)(ふもんじ)は、かつて京都府京都市東山区東福寺隣にあった臨済宗寺院であった。山号は凌霄山。

歴史[編集]

臨済宗京都十刹[編集]

藤原道家の開基、円爾を開山とする。[1] 東福寺が完成する前に、藤原道家が開山を迎えた寺。普門院の額は、無準師範筆、観音立像を安置する。渡辺了慶海北友松筆の襖絵七十四面がある。[2]

1380年康暦2年)足利義満により準十刹に列せられた後、1386年至徳3年)7月10日、足利義満により京都十刹に列せられる。[1]

普門寺が廃寺となった年は判っていない。その名称のみが東福寺常楽庵の客殿・庫裏・塔司寮に伝えられている。

脚注[編集]

  1. ^ a b (今枝愛真「禅宗の歴史」吉川弘文館、2013年)ISBN 978-4-642-06388-3
  2. ^ (竹貫元勝「京都の禅寺散歩」雄山閣、1994年)ISBN 4-639-01245-4

関連項目[編集]