朝倉かすみ
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朝倉 かすみ (あさくら かすみ) | |
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誕生 | 1960年8月10日(64歳) 北海道小樽市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 北海道武蔵女子短期大学教養学科卒業 |
活動期間 | 2003年 - |
ジャンル | 小説 エッセイ |
主な受賞歴 | 北海道新聞文学賞(2003年) 小説現代新人賞(2004年) 吉川英治文学新人賞(2009年) 山本周五郎賞(2019年) |
デビュー作 | 「コマドリさんのこと」(2003年) |
公式サイト | アサクラ日記 |
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朝倉 かすみ(あさくら かすみ、1960年8月10日 - )は、日本の小説家。北海道小樽市出身。本名は朝倉香純[1]。
経歴
[編集]1960年(昭和35年)8月10日[2][3]、北海道小樽市出身[4]。北海道札幌手稲高等学校を経て[5][6]、北海道武蔵女子短期大学教養学科卒業[7]。高校・短大時代は石狩市で過ごす[8]。短大卒業後はさまざまな職を経験し[8]、30歳のとき小説を書き始め、31歳から創作教室に通う。39歳で結婚し40歳でデビューした[9]。
2003年(平成15年)、小説「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞受賞[10]。2004年(平成16年)、「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞受賞[11][12]。2009年(平成21年)、「田村はまだか」で第30回吉川英治文学新人賞受賞[13]。2017年(平成29年)、『満潮』で第30回山本周五郎賞候補。2019年(令和元年)、『平場の月』で第32回山本周五郎賞受賞[2]、第161回直木賞候補、第4回北海道ゆかりの本大賞受賞。
北海道テレビ放送(HTB)の番組審議会委員を務めていたことがある[14]。
著書
[編集]小説
[編集]長編
[編集]- ほかに誰がいる(2006年9月 幻冬舎 / 2008年2月 幻冬舎文庫)
- そんなはずない(2007年6月 角川書店 / 2010年7月 角川文庫)
- 好かれようとしない(2007年11月 講談社 / 2011年2月 講談社文庫)
- ロコモーション(2009年1月 光文社 / 2012年1月 光文社文庫)
- ともしびマーケット(2009年7月 講談社 / 2012年6月 講談社文庫)
- 深夜零時に鐘が鳴る(2009年11月 マガジンハウス / 2019年12月 潮文庫)
- 感応連鎖(2010年2月 講談社 / 2013年2月 講談社文庫)
- とうへんぼくで、ばかったれ(2012年5月 新潮社)
- 幸福な日々があります(2012年8月 集英社 / 2015年8月 集英社文庫)
- てらさふ(2014年2月 文藝春秋 / 2016年8月 文春文庫)
- 遊佐家の四週間(2014年7月 祥伝社 / 2017年7月祥伝社文庫)
- 地図とスイッチ(2014年11月 実業之日本社)
- 【改題】ぼくとおれ(2020年2月 実業之日本社文庫)
- 乙女の家(2015年2月 新潮社 / 2017年8月 新潮文庫)
- 満潮(2016年12月 光文社)
- ぼくは朝日 (2018年11月 潮出版社 / 2021年3月 潮文庫)
- 平場の月 (2018年12月 光文社 / 2021年11月 光文社文庫)
- にぎやかな落日(2021年4月 光文社)
短編集
[編集]- 肝、焼ける(2005年11月 講談社 / 2009年5月 講談社文庫)
- 田村はまだか(2008年2月 光文社 / 2010年11月 光文社文庫) - 連作短編集
- タイム屋文庫(2008年5月 マガジンハウス / 2019年1月 潮文庫) - 連作短編集
- 夫婦一年生(2008年8月 小学館 / 2010年4月 小学館文庫) - 連作短編集
- エンジョイしなけりゃ意味ないね(2008年11月 幻冬舎 / 2011年8月 幻冬舎文庫)
- 玩具の言い分(2009年5月 祥伝社 / 2012年7月 祥伝社文庫)
- 静かにしなさい、でないと(2009年9月 集英社 / 2012年9月 集英社文庫)
- 声出していこう(2010年8月 光文社 / 2013年8月 光文社文庫) - 連作短編集
- 夏目家順路(2010年10月 文藝春秋 / 2013年4月 文春文庫) - 連作短編集
- 少しだけ、おともだち(2012年10月 筑摩書房 /2016年11月 ちくま文庫)
- わたしたちはその赤ん坊を応援することにした(2015年2月 幻冬舎)
- 植物たち(2015年12月 徳間書店 / 2019年3月 徳間文庫)
- たそがれどきに見つけたもの(2016年2月 講談社 / 2019年10月 講談社文庫)
- 少女奇譚 あたしたちは無敵(2016年6月 KADOKAWA/角川書店 / 2019年10月 角川文庫)
エッセイ
[編集]- ぜんぜんたいへんじゃないです。(2010年3月 朝日新聞出版)
アンソロジー
[編集]- ※「」内が朝倉かすみの作品
- COLORS(2008年4月 ホーム社 / 2009年10月 集英社文庫) - 「ふかみどりどり」
- utage・宴―北の作家書下ろしアンソロジー Vol.1(2008年10月 柏艪舎) - 「おまえ、井上鏡子だろう」
- 好き、だった。―初めての失恋、七つの話(2010年2月 MF文庫ダ・ヴィンチ) - 「ノベライズ」
- 人はお金をつかわずにはいられない(2011年10月 日本経済新聞出版社) - 「おめでとうを伝えよう!」
- 泥酔懺悔(2012年11月 筑摩書房) - 「無理」
- もう一杯、飲む?(2021年6月 新潮文庫) - 「シネマスコープ」
脚注
[編集]- ^ ちゃん付け。 - アサクラ日記[リンク切れ]
- ^ a b “第32回山本賞に朝倉かすみさん『平場の月』、三島賞に三国美千子さん「いかれころ」”. Book Bang. 新潮社 (2019年5月16日). 2019年6月5日閲覧。
- ^ 朝倉かすみさんはTwitterを使っています: "#みなさんは誰と誕生日が同じですか私は 角野卓造と同じです。[リンク切れ]
- ^ “〈社告〉次の夕刊連載小説 30日スタート 「乙女の家」 作・朝倉かすみ 画・後藤美月”. 西日本新聞社. (2013年9月28日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。 2019年6月5日閲覧. "朝倉かすみ(あさくら・かすみ) 1960年生まれ、北海道小樽市出身。連作短編集「田村はまだか」で2009年、吉川英治文学新人賞受賞。[...] 東京都在住。"
- ^ 北海道札幌手稲高等学校 | 札幌高校受験ガイド[リンク切れ]
- ^ “学校案内” (pdf). 北海道札幌手稲高等学校. p. 8 (2017年). 2023年12月23日閲覧。 “先輩からのメッセージ だいじな言葉 : 朝倉かすみ(第3期生)”
- ^ 『新刊ニュース』編集部 (2012年6月). “著者との60分 『とうへんぼくで、ばかったれ』の朝倉かすみさん|『新刊ニュース』2012年6月号”. 全国書店ネットワークe-hon. 株式会社トーハン. 2015年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月30日閲覧。
- ^ a b “赤いたまご : 石狩市民図書館だより No. 54” (pdf). 石狩市民図書館. 石狩市民図書館 (2008年4月26日). 2015年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月23日閲覧。 “図書館講座 朝倉かすみ講演会 「小説家になった」 : 石狩から誕生した小説現代新人賞作家”
- ^ 瀧井朝世 (2009年10月28日). “第96回:朝倉かすみさん その4「何気ないひと言がきっかけで小説を書きはじめる」 - 作家の読書道”. WEB本の雑誌. 本の雑誌社. 2020年11月19日閲覧。
- ^ “北海道新聞文学賞|社会貢献”. 北海道新聞社ウェブサイト. 北海道新聞社 (2023年). 2023年12月23日閲覧。 “第37回(2003年) 小説「コマドリさんのこと」(未発表作)朝倉かすみ=稚内市、主婦/詩集「北極の一角獣」(響文社)江原光太=札幌市、無職”
- ^ 『少女奇譚(朝倉かすみ)』 第1話 カワラケ | ダ・ヴィンチニュース
- ^ 河の会 (2008年2月). “NEWS!”. 小説創作サークル 河の会. 2023年12月23日閲覧。 “朝倉かすみが小説現代新人賞を受賞しました。[...] 朝倉かすみの受賞は選考委員の中でも直木賞作家の藤堂志津子さんに喜んでいただいたそうです。”
- ^ “吉川英治文学新人賞〔受賞作品一覧〕”. 講談社ウェブサイト. 講談社 (2022年). 2023年12月23日閲覧。 “第30回/2009年 「田村はまだか」朝倉かすみ 光文社/「ジョーカー・ゲーム」柳 広司 角川書店”
- ^ “第397回北海道テレビ放送番組審議会 : 平成19年9月27日開催|番組審議会だより”. HTB 会社案内. 北海道テレビ放送株式会社 (HTB) (2007年9月27日). 2007年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月25日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アサクラ日記[リンク切れ]
- 朝倉かすみ (@kasumiasakura) - X(旧Twitter)[リンク切れ]
- 作家の読書道:第96回 朝倉かすみ - WEB本の雑誌