海の駅
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海の駅(うみのえき)とは、国土交通省により登録された、一般利用者に開かれた船舶係留施設(マリーナ)のこと。
概要
[編集]「海から、誰でも、いつでも、気軽に、安心して立ち寄り、利用でき、憩える」ことを標榜している[1]。当初は大型のヨットやモーターボート等の利用環境整備および、情報のネットワーク化と提供を目的に設置が推進され、広島県豊田郡豊町(現在の呉市)が離島振興策として2000年3月11日に設置した「ゆたか海の駅」が第1号として指定された[2]。2018年4月時点、全国に165カ所ある[3]。 「海の駅」の呼称は、「○○海の駅」とされている[4]。道の駅と重複登録している施設もある。
登録
[編集]各地の推進協議会に登録申請書を提出し、登録をうけることになる[5]。 設置要件として、以下の3点が必要最低要件となる[4]。
- 来訪者が利用できる係留施設を有すること
- 来訪者が利用できるトイレを有すること
- 係留予約等に関する情報提供を行うガイドを配置していること
その他
[編集]日本国内には、国土交通省の登録を受けていないが、海の駅を名乗っている施設も存在する。
- 海の駅わんど[6](青森県西津軽郡鰺ヶ沢町)
- 海の駅ゆら[7](山形県鶴岡市)
- 海の駅蜃気楼[8](富山県魚津市)
- 海の駅九十九里[9](千葉県山武郡九十九里町)
- 海の駅黒潮[10](三重県鳥羽市) - 水産業者直営の市場。鳥羽市内に2店舗を構える。
- 海の駅しおさい市場[11](兵庫県赤穂市)
- 備前海の駅[12](岡山県備前市)
- 海の駅なおしま[13](香川県香川郡直島町)
- 海の駅とろむ[14](高知県室戸市) - 室戸ドルフィンプロジェクトが運営する施設。
- 海の駅ほそしま(宮崎県日向市) - 海の駅ではなくみなとオアシスに登録されており、その代表施設として運営されている[15][16]。
- 海の駅あやはし館[17](沖縄県うるま市)
脚注
[編集]- ^ “海の駅とは?”. 全国「海の駅」連絡協議会事務局 (2014年4月25日). 2014年6月1日閲覧。
- ^ “マリンレジャーの振興拠点「海の駅」”. 国土交通省海事局 (2013年6月11日). 2014年6月1日閲覧。
- ^ 海の駅(2018年4月27日閲覧)。
- ^ a b 沖縄地域における「海の駅」設置等に関する規約 - ウェイバックマシン(2015年6月8日アーカイブ分)
- ^ 海の駅の登録について - ウェイバックマシン(2015年5月29日アーカイブ分)
- ^ “海の駅わんど”. 青森県鰺ヶ沢町観光ポータルサイト「あじ行く?」. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “海の駅ゆら”. 海の駅ゆら. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “海の駅蜃気楼”. 魚津シーサイドプラザ. 2018年5月16日閲覧。
- ^ “海の駅九十九里”. 海の駅九十九里. 2018年5月16日閲覧。
- ^ “海の駅黒潮 黒潮パールロード店”. 鳥羽海鮮市場 海の駅黒潮. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “海の駅しおさい市場”. 海の駅しおさい市場. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “備前海の駅”. 備前海の駅. 2019年8月29日閲覧。
- ^ “海の駅なおしま”. 直島町. 2018年5月17日閲覧。
- ^ “海の駅とろむ”. 室戸ドルフィンセンター. 2018年5月16日閲覧。
- ^ みなとオアシスほそしま 概要 (PDF) - 国土交通省 資料
- ^ 宮崎県日向市漁協直営「海の駅ほそしま」 公式ホームページ
- ^ “海の駅あやはし館”. 海の駅あやはし館. 2018年5月17日閲覧。