淑女と髯
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淑女と髯 | |
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The Lady and the Beard | |
監督 | 小津安二郎 |
脚本 | 北村小松 小津安二郎 |
出演者 | 岡田時彦 川崎弘子 伊達里子 |
撮影 | 茂原英雄 |
編集 | 茂原英雄 |
製作会社 | 松竹蒲田撮影所 |
配給 | 松竹キネマ |
公開 | 1931年1月24日 (一部のサイトでは2月7日となっている[1][2]。) |
上映時間 | 74分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『淑女と髯』(しゅくじょとひげ)は、1931年(昭和6年)1月24日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎。モノクロ、スタンダード、サイレント、74分。
小津監督のナンセンス喜劇の中でも代表格とされる作品で[3]、二枚目俳優の岡田時彦が喜劇的センスを発揮した。飯塚敏子のデビュー作でもある。初回興行は帝国館。現在、東京国立近代美術館フィルムセンターがフィルムを所蔵している[4]。
あらすじ
[編集]髭を生やした保守的な岡島は、友人の行本から妹の誕生パーティに招待される。そこに行く途中で、広子を不良のモガたちから救ってやる。その後、岡島が仕事を見つけられないでいる時に、慎み深く伝統的な広子は髭を剃るようにすすめる。彼はそれに従い仕事を見つけることに成功する。モガは岡島に愛情を抱くがライバル広子に負けを認め、更生を誓って去っていくのだった。
スタッフ
[編集]キャスト
[編集]- 剣道選手岡島喜一:岡田時彦
- タイピストの娘広子:川崎弘子
- その母:飯田蝶子
- 不良モダンガール:伊達里子
- 男爵の息子行本輝雄:月田一郎
- その妹幾子:飯塚敏子
- その母:吉川満子
- 家令:坂本武
- 敵の大将:斎藤達雄
- 社長:岡田宗太郎
- 金持のモボ:南條康雄
- その母:葛城文子
- 剣道の審判長:突貫小僧(ノンクレジット)