熊本城築城400年祭

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熊本城築城400年祭(くまもとじょうちくじょうよんひゃくねんさい)は、2006年12月 - 2008年5月まで熊本城一帯で開催された地方博覧会である。熊本城の築城400年(2007年)を記念して行われた。

概要[編集]

  • キャッチフレーズは、「熊本城は、400歳」。このキャッチフレーズは、公募によってつけられた。
  • PR(マスコット)キャラクターは、「ひごまる」という熊本城の形をしたキャラクターである。このキャラクターの名称も、先のキャッチフレーズと同様、公募によってつけられた。ひごまるは、400年祭終了後、熊本市のイメージキャラクターとして引き続き使用されている。

内容[編集]

プロローグ「夜明け」[編集]

開催期間:2006年12月31日 - 2007年1月3日

  • 熊本城築城400年祭 オープニング
    • 同年12月31日に、築城400年祭のオープニングイベントとして開催。
  • 【創作舞台】ー清正公新春の言祝ぎ(ことほぎ)ー
    • 日時:2007年1月3日
  • 【企画展示】ー錦絵に描かれた清正公展ー

第1章「花絵巻」[編集]

開催期間:2007年3月24日 - 4月8日

  • 大園遊会
    • 同年3月24日、25日に実施された。内容としては、ステージで邦楽の演奏や日舞、フィールドで和菓子の製造実演や販売野点コーナーの設置が行われた。
  • 熊本城観桜大茶会(有料)
    • 日時:2007年3月31日4月1日
    • 協賛:熊本県文化協会茶道部熊本城観桜大茶会実行委員会
  • 熊本城花市
  • 熊本城合同華展
    • 日時:2007年3月24日 - 4月8日

第2章「春絵巻」[編集]

開催期間:2007年4月28日 - 5月6日

  • 熊本城矢旗まつり
    • 日時:2007年4月28日 - 5月6日
  • 忍者劇「火の国の城」
    • 日時:2007年4月28日 - 5月6日
  • 航空自衛隊飛行チーム「ブルーインパルス」祝賀飛行
    • 同年4月28日午後2時10分から約20分程度、飛行。熊本県出身の村田将一3等空佐が1番機を操縦。告知不足で市民からの苦情が出るなど問題があった(後述を参照)。

第3章「夏絵巻」[編集]

開催期間:2007年8月1日 - 8月31日

  • 野外コンサート
  • 真夏の夜の怪談話
  • 熊本城シネマウィーク

第4章「秋絵巻」[編集]

開催期間:2007年10月12日 - 10月28日

  • 第6回YOSAKOI九州中国祭りin熊本城・第1回火の国YOSAKOIまつり

第5章「冬絵巻」[編集]

開催期間:2007年12月31日 - 2008年1月3日

エピローグ「未来へ」[編集]

開催期間:2008年3月22日 - 5月6日(当初の計画では5月5日までだった。)

  • くまもと城下まつり
    • 同年4月20日に、熊本城本丸御殿の一般公開に合わせ開催されたイベント。鶴屋東館前から日本郵政グループくまもとビルまでを歩行者天国にし、ステージイベントなどが行われた。
  • グランドフィナーレ音楽祭〜100年先の未来の君へ〜
    • 同年5月6日に、築城400年祭のフィナーレイベントとして開催。

番組[編集]

  • めざましテレビ at 熊本城
    • 2008年5月5日午前5時25分〜午前8時まで、ほぼすべての内容を熊本城から生放送(芸能とニュースコーナーは東京からの放送)。

イベントに関する問題[編集]

  • ブルーインパルス」の祝賀飛行に関する問題
    • 第2章「春絵巻」期間中の2007年4月28日、熊本市内上空で「ブルーインパルス」の祝賀飛行が行われたが、熊本市の担当者の広報不足だったせいか、前日に慣熟飛行を行った際、飛行音に市民が驚き、市に苦情が舞い込むという珍事が起きた。この日は熊本県内に光化学スモッグが発生しており、機体が見えにくかったことも原因とされる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]