白老川
ウィキペディアから無料の百科事典
白老川 | |
---|---|
白老川(白老町石山) 白萩大橋より下流を望む 遠望はJR室蘭本線 | |
水系 | 二級水系 白老川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 24.2[1] km |
平均流量 | 3.13 [1] m3/s (ウヨロ橋水位観測所) |
流域面積 | 179.4[1] km2 |
水源 | 白老岳[2] |
水源の標高 | 945 m |
河口・合流先 | 太平洋(白老町) |
流域 | 北海道胆振総合振興局管内 |
白老川(しらおいがわ)は、北海道胆振総合振興局管内を流れ太平洋に注ぐ二級河川。白老川水系の本流である。
地理
[編集]北海道胆振総合振興局白老町と伊達市大滝区および石狩振興局千歳市との接点にある二等三角点の白老岳で源を発し、森野地区から日本製紙社有の取水堰を経て石山地区の太平洋に注ぐ。 流域には石山工業団地がある。
地名由来
[編集]一説ではシラウオイ(Shirau-O-I)「虻・多き・処」が起源と考えられる。
利水および治水
[編集]河口から約6km上流までは大型の連接ブロック護岸で造成されており、河口から約3km上流にある日本製紙工業用水取水堰の水は製紙プラント用の工業用水として利水される。
木材流送
[編集]白老川の上流域は森林地帯であり、古くから森林の伐採が行われてきた。昭和の初期の頃は上流へ至る道路がなかったため、伐採された丸太を白老川に落として流す木材流送が行われていた。当時、流送は道内各地で行われていたが、白老川の場合は水深が浅かったため、水に浮かびづらいナラ材などは、あらかじめ二ツ割、四ツ割にしてから流す特徴があった[3]。
流域の自治体
[編集]支流
[編集]括弧内は流域の自治体
- トドマツ川(白老町)
- 赤川(白老町)
- ポンベツ川(白老町)
- 毛白老川(白老町)
- ウトカンベツ川(白老町)
- ブウベツ川(白老町)
- ウヨロ川(白老町)
関連項目
[編集]- 白老岳 - 源頭
- 白老滝
- ホロホロ峠 - 源頭付近の峠
- ホロホロ山 - トドマツ川(支流)の源頭
- 瓦斯山
- 北海道道86号白老大滝線 - 並走路線
- 天野ファミリーファーム
- 日本製紙白老工場 - 工業用水水源の所有会社
- 白老駅 - 河口付近にあるJR室蘭本線の駅
- ポロト湖
- 白老牛肉まつり - 河川敷で開催される焼肉イベント
主な橋梁
[編集]- 旭橋 - 北海道道86号白老大滝線
- 森野橋 - 北海道道86号白老大滝線
- 御料地橋 - 北海道道86号白老大滝線
- 白老川橋 - 道央自動車道
- 白萩大橋
- 白老川橋梁 - JR室蘭本線
- 白老橋
- 白老大橋 - 国道36号
出典・外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 白老川水系河川整備基本方針(北海道)
- ^ 地図閲覧サービス(ウォッちず)
- ^ 岡田利夫 『戦中戦後20年 北海道木材・林業の変遷』 16頁 北海道林材新聞刊 昭和63年6月10日刊全国書誌番号:90001781