皿海達哉
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皿海 達哉(さらがい たつや、1942年2月25日 - )は、日本の児童文学作家。
来歴・人物[編集]
大阪府大阪市出身。広島県立戸手高等学校を経て、東京学芸大学乙類国語学科卒業。大学時代、児童文学サークルあかべこに所属し児童文学の創作を始めた。卒業後、盟友である日比茂樹らと、児童文学同人誌牛の会を発起した。公立高校の教員(地方公務員)として埼玉県、広島県の高校教諭として勤めるなか、1973年、『にせまつり』『少年のしるし』でデビュー。児童文学の各賞を受賞している。公立高校退任後、福山暁の星女子高等学校専任教諭を務め、2009年より非常勤講師となる。同年、広島県福山市にあるふくやま文学館の館長に就任、2014年3月まで務めた。
作品・受賞歴[編集]
- 『にせまつり』(1973年、理論社のちフォア文庫)解説:日比茂樹
- 『少年のしるし』(1973年、理論社)
- 『チッチゼミ鳴く木の下で』(1976年、講談社のち青い鳥文庫 野間児童文芸推奨作品賞)解説:さねとうあきら
- 『なかまはずれ 町はずれ』(1976年、ポプラ社)
- 『坂をのぼれば』(1978年、PHP研究所 旺文社児童文学賞・産経児童出版文化賞)
- 『風のむこうに』(1980年、旺文社)
- 『野口くんの勉強べや』(1981年、偕成社)
- 『雪の日のりんご』(1981年、金の星社)
- 『さなえちゃんの金魚すくい』(1981年、国土社)
- 『チビ茶のカブトムシ』(1981年、太平出版社)
- 『早苗のひっこし』(1982年、学校図書)
- 『堤防のプラネタリウム』(1983年、あかね書房)
- 『ジャマダくんの 教室もぐりこみ作戦』(1984年、小学館)
- 『海のメダカ』(1987年 日本児童文学者協会賞、偕成社)解説:小倉明
- 『おとうさんのおとしあな』(1989年、佼成出版社)
- 『ボクサー志願』(1994年、偕成社)
- 『さっちゃんはマンションでワナにはまった』(1996年、教育画劇)
- 『EE’症候群』(1998年、小峰書店)
- 『プールのジョン』(共著・表題作 2007年)
- 『児童文学ざっくばらん』(エッセイ 1993年、文溪堂)
- など
関連項目[編集]
脚注[編集]