真野駅

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真野駅
まの
MANO
堅田 (1.8 km)
(3.4 km) 和邇
地図北はJR湖西線小野駅(旧・志賀町最南端の駅)
所在地 滋賀県大津市真野
北緯35度7分51.2秒 東経135度55分15.4秒 / 北緯35.130889度 東経135.920944度 / 35.130889; 135.920944座標: 北緯35度7分51.2秒 東経135度55分15.4秒 / 北緯35.130889度 東経135.920944度 / 35.130889; 135.920944
所属事業者 江若鉄道
所属路線 江若鉄道線
キロ程 15.5 km(浜大津起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1924年大正13年)4月1日
廃止年月日 1969年昭和44年)11月1日
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真野駅(まのえき)は、かつて滋賀県大津市真野[1]にあった江若鉄道廃駅)。

真野浜水泳場の最寄り駅として、夏場には水泳客が多く利用する駅であった。

歴史

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真野駅は1924年大正13年)、江若鉄道の堅田駅から和邇駅までの区間が開通したのに合わせて開設された駅である[1]。江若鉄道は1969年昭和44年)10月31日をもって営業を終了し[2]、当駅も翌11月1日廃止された[3]

年表

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駅構造

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真野駅線路配置図

堅田
0 0 0 quai quai 0 0 0 0 0 BV 0 0
0 0 courbebg voie voie butoird 0 quai quai quai 0 0 0
voie bifhd voie voie voie bifbd voie voie voie voie voie bifbg voie
0 0 0 0 0 0 courbehg voie voie voie courbehd 0 0
0 0 0 0 0 0 0 quai quai quai 0 0 0

和邇
凡例
出典:[5]

真野駅は列車交換が可能な交換駅[6]ホームは2本の線路を挟んで2面が向かい合わせに配されていた(相対式ホーム[5][7]。旅客のほかに貨物も取り扱うことができた一般駅[6]側線が敷設されていた。

利用状況

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開業から数年間の年間乗降客数・貨物取扱量の状況は以下の通り。

年間の旅客および貨物の取扱量
旅客 貨物 出典
乗車 降車 発送 到着
1924年 19,499人 10,572人 179トン 19トン [8]
1931年 34,579人 33,686人 242トン 367トン [9]
1934年 31,824人 30,859人 302トン 399トン [10]
1935年 29,746人 28,197人 133トン 405トン [11]
1936年 32,647人 31,365人 123トン 323トン [12]

駅周辺

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琵琶湖の真野浜水泳場が近い[1][13]。水泳場は1931年(昭和6年)に太湖汽船が開設したもので、夏場の真野駅は水泳客で賑わった[1]。駅の周囲は松林が広がり[14]、沿線に人家は少なかった[13]

駅跡には江若鉄道の廃線後に開通した湖西線の線路が通っていて、当駅の存在を示す痕跡はない[1][15]。駅があった場所より北側の一帯は湖西線の開業に伴い「びわ湖ローズタウン」として開発が進み、住宅が相次いで建設された[16]1988年(昭和63年)にはびわ湖ローズタウン開発の一環として、それまで駅がなかった湖西線の堅田 - 和邇間に小野駅が新設されている。

隣の駅

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江若鉄道
江若鉄道線
堅田駅 - 真野駅 - 和邇駅

脚注

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  1. ^ a b c d e 江若鉄道の思い出, p. 52.
  2. ^ 江若鉄道の思い出, p. 124.
  3. ^ a b c 今尾 2008, pp. 31–32.
  4. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年4月8日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ a b 竹内 1967.
  6. ^ a b 寺田 2010, p. 10.
  7. ^ レイル, p. 79.
  8. ^ 『滋賀県統計全書』大正13年版(国立国会図書館デジタル化資料)
  9. ^ 『滋賀県統計全書』昭和6年版(国立国会図書館デジタル化資料)
  10. ^ 『滋賀県統計全書』昭和9年版(国立国会図書館デジタル化資料)
  11. ^ 『滋賀県統計全書』昭和10年版(国立国会図書館デジタル化資料)
  12. ^ 『滋賀県統計全書』昭和11年版(国立国会図書館デジタル化資料)
  13. ^ a b レイル, p. 82.
  14. ^ レイル, p. 81.
  15. ^ 吉田 1998, p. 187.
  16. ^ 江若鉄道の思い出, p. 53.

参考文献

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  • 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790027-2 
  • 大津市歴史博物館 編『江若鉄道の思い出 ありし日の沿線風景』サンライズ出版、2015年。ISBN 978-4-88325-554-2 
  • 竹内龍三「私鉄車両めぐり(70) 江若鉄道」『鉄道ピクトリアル』第17巻第1号(通巻192号)、鉄道図書刊行会、1967年1月、70-77頁、ISSN 0040-4047 (再録:『私鉄車両めぐり 関西』鉄道図書刊行会〈鉄道ピクトリアル別冊 鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション 19〉、2010年、102-114頁。全国書誌番号:21848519 
  • 寺田裕一『新 消えた轍 ―ローカル私鉄廃線跡探訪―』 8 近畿、ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK〉、2010年。ISBN 978-4-7770-1075-2 
  • 吉田恭一『地形図で辿る廃線跡 古地図とともにいまはなき鉄道を歩く』心交社、1998年。ISBN 4-88302-345-1 
  • 「江若鉄道 その車輛・列車・歴史・駅をめぐる」『レイル No.84』エリエイ/プレス・アイゼンバーン、2012年。ISBN 978-4-87112-484-3 

関連項目

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