石原憲一郎
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石原 憲一郎(いしはら けんいちろう、1947年 - )は、日本の造園系公務員で、景観園芸家。
来歴
[編集]神戸市に生まれる[1] 。兵庫県立長田高等学校から[要出典]1970年に東京農業大学農学部造園学科を卒業した[1][2]。
建設省に入省し、総理府も含め、公園緑地や都市緑化、都市計画の政策立案までを担当する部署に勤務する[1]。国際花と緑の博覧会の会場計画を担当した[3]。
沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所長時代は、首里城正殿復元工事で現地責任者を務め、2019年の正殿焼失の際には無念の思いを語っている[4][5][6]。
1993年から兵庫県庁に出向[1]。淡路夢舞台造成における自然再生、兵庫県立淡路景観園芸学校の設立準備から建設運営に至る責任者(開校後は副校長、校長)といった活動に携わった[1][7]。2008年に定年で退官した[1]。
退官後、神戸ビエンナーレのエグゼクティブディレクター(2013年、2015年)[8][9]や、淡路ハーブフェスティバル実行委員長[10]を務めている。
また東京農業大学客員教授や兵庫県参与も務めた[8][10]。
2010年に、第32回日本公園緑地協会北村賞を受賞した[11]。
2019年秋の叙勲で、瑞宝小綬章を受章した[12][13]。
著書に『成熟型ランドスケープの創出 緑環境景観マネジメント』(監修、ソフトサイエンス社、2009年)、『フラワーランドスケーピング』(共著、講談社)、『景観園芸宣言』(共著、ビオシティ)『差異の美学』(共著、出版ワークス)がある。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 第1回 はりま桜シンポジウム (PDF) - 西脇市(2ページ目、「パネルディスカッション パネラーの紹介」の箇所を参照)
- ^ 兵庫県との連携概要書 (PDF) - 東京農業大学(2017年4月。「校友会」の箇所を参照)
- ^ グリーンアート展 - 神戸ビエンナーレ2009
- ^ “首里城復元の現地責任者 ニュース映像に絶句「人生の一ページを破かれた感じ」”. 神戸新聞(オリコンニュースへの転載). (2019年11月1日) 2020年5月20日閲覧。
- ^ 『国建の半世紀 第2部 プロジェクト余話-エンジニアはかく語りき 3 首里城を復元する (PDF) 』国建、2010年(p.126の中段を参照)
- ^ 首里城復元のための関係閣僚会議 国土交通省説明資料 (PDF) (第2回、首相官邸。p.2の「【前回復元時の首里城正殿設計委員会の概要】」を参照)
- ^ 『公園緑地』第60巻4号、日本公園緑地協会、1999年10月、[要ページ番号]
- ^ a b イメージフレグランスコンテスト 2013 - 登竜門(「審査員」の箇所を参照)
- ^ 神戸ビエンナーレ学校 第11回講座 講師:石原 憲一郎氏 - 神戸市民活動応援ネット つなごう神戸(2015年3月)
- ^ a b 第26回ハーブサミットin淡路島淡路ハーブフェスティバル2019
- ^ 北村賞受賞者一覧 (PDF) - 日本公園緑地協会(2019年12月)
- ^ 「秋の叙勲 県内から143人が受章」毎日新聞兵庫版2019年11月3日
- ^ 石原支部長(兵庫県支部)が瑞宝小綬章を受章しました - 東京農業大学校友会兵庫県支部