虎沢検校

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虎沢 検校(とらさわ けんぎょう、生年不詳 - 1654年5月28日承応3年4月12日))は、江戸時代前期の筝曲作曲家三味線奏者である。三味線の組歌を創始した事で知られている。

経歴・人物[編集]

京都の生まれ。幼年期より盲目となり、石村検校の門人となる。筝曲を学び、師匠の石村と共に三味線の新しい技法を使った組歌を創始した。

後にこの組歌を利用した筝曲を作曲し、中でも虎沢の代表作『琉球組』(一説に師匠の石村作)は日本最古の三味線組歌として有名となり、一躍名を馳せた。他にも、『破手(端手)組』も作曲したといわれている。これにより、後の筝曲家に大きく影響を与えた。

主な弟子[編集]

この他一説に柳川も弟子であると推定される。

主な作品[編集]

代表的な組歌[編集]

  • 『琉球組』- 一説に石村作曲。

その他の組歌[編集]

  • 『鳥組』
  • 『腰組』
  • 『飛騨組』

等、他3曲が現在、虎沢が作曲したと推定されている。

出典[編集]

外部リンク[編集]