西井一夫
ウィキペディアから無料の百科事典
西井 一夫(にしい かずお、1946年1月1日 - 2001年11月25日)は日本の写真評論家、編集者。
経歴
[編集]東京都江戸川区小岩に生まれ、1952年までそこで育つ。1968年、慶應義塾大学経済学部卒業。
弘文堂新社編集部を経て、1969年に毎日新聞社出版局入社。「サンデー毎日」「毎日グラフ」記者を経て「カメラ毎日」編集部に入り、1983年から1985年休刊まで同誌編集長。1989年に「写真の会」を結成し「写真の会賞」を主催。
1996年、毎日新聞社出版局クロニクル編集長としてシリーズ「20世紀の記憶」全20巻を立ち上げ、2000年12月、同シリーズの完結後に選択定年退職。食道癌で死去。
癌発見後、死去までの2ヶ月を河瀬直美がドキュメンタリー映画『追憶のダンス』として撮影した。
著書
[編集]- 昭和史全記録
- 戦後50年
- 詳細阪神大震災
- 日付けのある写真論(青弓社)
- 写真というメディア(冬樹社)
- 「昭和二十年」東京地図(ちくま文庫)
- 暗闇のレッスン(みすず書房)
- 写真のよそよそしさ(みすず書房)
- なぜ未だ「プロヴォーク」か―森山大道、中平卓馬、荒木経惟の登場(青弓社)
- DISTANCE―映画をめぐる断章(影書房)
出典
[編集]- 「写真編集者―山岸章二へのオマージュ」著者略歴。