観音崎礼砲台
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観音崎礼砲台(かんのんざきれいほうだい)は、 神奈川県横須賀市鴨居4-3に所在する海上自衛隊の礼砲台である。元々は「観音崎警備所」の一施設であったが、同警備所の廃止に伴い礼砲台だけが存続し、改称された[1]。
概要
[編集]観音崎礼砲台は東京湾の玄関口にあたる観音崎に所在し、くす型護衛艦より撤去した3門の50口径3インチ単装砲(Mk22 MOD4)が転用され設置されている。友好国の軍艦が東京湾を訪問する際、正規の外交機関を通じて礼砲実施の申入れがあった場合に、横須賀陸警隊が礼砲を実施する[2]。
50口径3インチ単装砲はそれぞれ、31番砲、32番砲、33番砲と名称がついており、これは十の位が砲の口径を表し、一の位が砲の順序を表す海上自衛隊独特の呼称であり、自衛艦の艦砲においてもこの呼称が用いられている。 なおそれぞれの製造年は31番砲不明、32番砲1942年、33番砲1943年。礼砲台への設置は31番砲及び32番砲が1962年(昭和37年)5月1日、33番砲は1965年(昭和40年)11月30日である[3]。
沿革
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “10月14日(水)観音崎礼砲台※(横須賀市)にて観艦式招待国海軍艦艇に対し行なわれた礼砲発射の様子をお届けします。(※現在「観音崎警備所」は廃止)”. FaceBook防衛省海上自衛隊公式. 海上自衛隊 (2015年10月17日). 2020年1月22日閲覧。
- ^ “栄誉礼等及び礼砲の実施要綱について(通達)” (PDF). 防衛省. 2020年1月26日閲覧。
- ^ 小久保陽一. “「自衛隊観艦式・外伝」外国艦艇の来日に合わせ実施された21発の礼砲交換・祝砲発射” (PDF). イカロス出版. 2020年1月26日閲覧。