豊見城御殿

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豊見城御殿
家紋
丸に左三つ巴
本姓 向氏第二尚氏
家祖 豊見城王子朝良
種別 琉球王族
出身地 琉球王国首里
主な根拠地 琉球王国・首里
著名な人物 豊見城王子朝匡
支流、分家 向氏当銘殿内、向氏多嘉良殿内
凡例 / Category:日本の氏族
豊見城王子像、戸田氏庸筆、天保3年(1832)11月16日冬。実際は豊見城王子朝春の替え玉、普天間親雲上朝典。

豊見城御殿(とみぐすくうどぅん)は、尚貞王の次男・尚経、豊見城王子朝良(1662年 - 1687年)を元祖とする琉球王族第二尚氏の分家で、代々豊見城間切(現:豊見城市)の按司地頭を務めた琉球王国大名

二世・朝匡は尚敬王摂政で、1710年には謝恩使として江戸上りを行っている。七世・朝春も尚灝王の摂政となり、1832年にやはり謝恩使として江戸へ向かったが、途中急死するという不幸に見舞われた。六世・朝興の娘は尚灝王妃、七世・朝春の娘は尚育王妃となった。

系譜[編集]

  • 一世 尚経・豊見城王子朝良
  • 二世 尚祐・豊見城王子朝匡
  • 三世 豊見城按司朝長
  • 三世 豊見城按司朝真
  • 四世 豊見城王子朝儀
  • 五世 向範・我那覇按司朝富(早世)
  • 六世 尚謙・豊見城王子朝興
  • 七世 尚楷・豊見城王子朝春
  • 八世 豊見城王子朝尊
  • 九世 豊見城按司朝睦
  • 十世 豊見城按司朝煕

参考文献[編集]

  • 沖縄県氏姓家系大辞典 編纂委員会『沖縄県氏姓家系大辞典』角川書店、1992年(平成4年)。ISBN 978-4040024707 
  • 宮里朝光(監修)、那覇出版社(編集)『沖縄門中大事典』那覇出版社、1998年(平成10年)。ISBN 978-4890951017 
  • 比嘉朝進『士族門中家譜』球陽出版、2005年(平成17年)。ISBN 978-4990245702 

関連項目[編集]