鈴木満 (詩人)

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鈴木満
誕生 (1926-03-03) 1926年3月3日[2]
東京市深川区[2]
死没 (2017-05-29) 2017年5月29日(91歳没)[1]
職業 詩人
最終学歴 中央大学経済学部
ウィキポータル 文学
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鈴木 満 (すずき みつる、1926年3月3日 - 2017年5月29日) は、東京市深川区 (現:東京都江東区) 出身の詩人である。

来歴[編集]

3人兄弟 (妹1人、弟1人) の長男として東京市深川区で生まれた[2][3]太平洋戦争中は現在の茨城県稲敷市に疎開していた一方、1945年3月10日東京大空襲で父母および弟が亡くなった[3]

1948年に中央大学経済学部を卒業し[2]茨城県庁に入庁して県職員として勤務した。1969年に茨城文芸家協会 (現:茨城文芸協会) が創設され理事に就任、1991年より同協会の副会長に就任した。

褒章としては1981年に詩集『吉野』で茨城文学賞[3]、1987年に詩集『翅』で第20回日本詩人クラブ賞[3][4]をそれぞれ受賞。また、1997年に発行した詩集『月山』で後に茨城新聞社賞を受賞した[2]

1997年5月に勲四等瑞宝章を受勲[5]し、2006年に日本詩人クラブ総会で永年会員として表彰された[2]

著書[編集]

  • 『声が聴きたい』思潮社、1969
  • 『吉野 鈴木満詩集』国文社 1981
  • 『翅 鈴木満詩集』国文社 1986
  • 『水脈 詩歌集』栗山薫 著 ;編 国文社 1996
  • 『月山 鈴木満詩集』国文社 1997
  • 『季語巡礼』かいつぶり社 2003
  • 『鈴木満詩集』土曜美術社出版販売新・日本現代詩文庫〉、2006年12月。ISBN 978-4812015933 

脚注[編集]

  1. ^ 物故永年会員”. 日本詩人クラブ. 2022年1月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 土曜美術社 著者紹介
  3. ^ a b c d 「最後の写真(語り部たち 平和願い続けて:5)」 朝日新聞茨城県版、2001年8月16日、2015年4月1日閲覧
  4. ^ 「第20回日本詩人クラブ賞」 読売新聞、1987年3月13日、2015年4月1日閲覧
  5. ^ 『現代日本人名録』

関連項目[編集]