雀ミサ

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モーツァルト「雀のミサ」KV220 - 松井雅司指揮城北オラトリオ合唱団他による演奏。城北オラトリオ合唱団公式YouTube。
W.A.Mozart - Missa Brevis in C 'Spatzen Messe' (KV.220) - Marcin Wielgat指揮Tyski Chór Mieszany Presto Cantabile、Chór Kameralny Ex Animo z Kobióra他による演奏。Tyski Chór Mieszany Presto Cantabile公式YouTube。

ミサ・ブレヴィス ハ長調 K. 220 (196b) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したミサ曲。正確な番号はミサ曲 第9番である。『雀ミサ』や『雀のミサ』などの愛称で呼ばれている。

概要[編集]

モーツァルトはマンハイムパリ旅行に出発する前の2年半は、ザルツブルクに留まって宮廷作曲者の仕事に専念しており、この時期に6曲のミサ曲が書かれた。この作品は自筆譜が失われているため、正確な作曲年代や日付はわかっていないが、1775年または1776年に作曲されたと伝えられている。

なお、このミサ曲が『雀ミサSpatzenmesse)』と呼ばれているのは、曲中の「サンクトゥス」と「ベネディクトゥス」のヴァイオリンの高音域でのモティーフが鳥の囀りに似ていることに由来すると言われている。

編成[編集]

独唱4部(ソプラノアルトテノールバス)、合唱4部、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニヴァイオリン2部、低音楽器、オルガン

構成[編集]

全体は6曲で構成されており、演奏時間は約16分である。

  • 第1曲 キリエ
  • 第2曲 グローリア
  • 第3曲 クレド
  • 第4曲 サンクトゥス
  • 第5曲 ベネディクトゥス
  • 第6曲 アニュス・デイ

外部リンク[編集]