高倉稜

ウィキペディアから無料の百科事典

高倉稜
第38回ジャパンカップパドック
(2018年11月25日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 熊本県
生年月日 (1991-09-04) 1991年9月4日(33歳)
身長 160.0cm
体重 46.5kg
血液型 A型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会(JRA)
所属厩舎 崎山博樹栗東
初免許年 2010年
免許区分 平地・障害[1]
テンプレートを表示

高倉 稜(たかくら りょう、1991年9月4日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) の騎手

経歴

[編集]

地元である熊本市での馬を用いた祭事に多く触れたことから馬に興味を持ち小学4年のときから乗馬クラブへ通い始め、中学時には両親に頼み荒尾競馬場に幾度か連れて行ってもらうようになっていたという[2]

中学校卒業後の2007年競馬学校へ第26期生として入学。2010年卒業(アイルランド大使特別賞を受賞)。菅原隆一平野優川須栄彦らとは同期に当たる。

卒業後栗東トレーニングセンター崎山博樹厩舎へと所属。2010年3月6日の第1回阪神競馬3日目第5レースで騎手デビュー。初騎乗馬はプリサイストップで、16頭立ての2着に入線した。翌週3月14日の第2回中京競馬4日目第6レースのパープルスターで初勝利を挙げた。2010年は37勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手の受賞基準である31勝のボーダーラインをクリア。JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

2011年8月6日、オーストラリアフレミントン競馬場で行われたアジアヤングガンズチャレンジに出場(3位)[3]2011年は、2010年を上回る40勝を挙げた。

2012年7月22日、中京記念フラガラッハで勝利し、重賞初勝利を挙げた[4]

2017年5月28日、同年のシンザン記念を勝利したキョウヘイと共に日本ダービー初騎乗。また同年12月には通算200勝を達成した。

エピソード

[編集]

趣味はカラオケ。目標とする騎手は岩田康誠。自身の目標は「追える騎手になりたい」。騎乗してみたい競走馬としてサイレンススズカを挙げている[5]

騎乗成績

[編集]
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2010年3月6日 1回阪神3日5R 3歳新馬 プリサイストップ 16頭 2 2着
初勝利 2010年3月14日 2回中京4日6R 4歳上500万下 パープルスター 16頭 6 1着
重賞初騎乗 2010年6月13日 4回京都8日10R CBC賞 ウエスタンダンサー 18頭 17 15着
重賞初勝利 2012年7月22日 2回中京8日11R 中京記念 フラガラッハ 16頭 5 1着
GI初騎乗 2012年11月18日 5回京都6日11R マイルチャンピオンシップ フラガラッハ 18頭 14 17着
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率 表彰
2010年 37 30 32 638 .058 .105 .155 JRA賞最多勝利新人騎手中央競馬関西放送記者クラブ賞フェアプレー賞
2011年 40 39 36 718 .056 .110 .160
2012年 29 33 36 692 .042 .090 .142 フェアプレー賞
2013年 32 34 27 726 .044 .091 .128 フェアプレー賞
中央 138 136 131 2774 .050 .099 .146
地方 1 2 1 12 .083 .250 .333

主な騎乗馬

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
  2. ^ 2012年1月30日週刊競馬ブック
  3. ^ 高倉稜騎手は3位…2011アジアヤングガンズチャレンジ”. 競馬ラボ. 2022年8月13日閲覧。
  4. ^ 【中京記念】フラガ直線一気!20歳高倉重賞初V”. スポーツニッポン. 2022年8月13日閲覧。
  5. ^ 丸山元気とU-20騎手、15頁。
  6. ^ 【シンザン記念】8番人気のキョウヘイが力強い末脚で重賞初V!”. SANSPO.COM (2017年1月8日). 2017年1月8日閲覧。

参考文献・出典

[編集]
  • JRA競馬学校ブログ
  • JRA公式HP データファイル「騎手・調教師データ」高倉稜
  • JRA「KEIBA CATALOG」28号 pp76
  • 「丸山元気とU-20騎手」『週刊Gallop』2010年8月22日号、産業経済新聞社、2010年、4-15頁。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]