高田和文

ウィキペディアから無料の百科事典

高田 和文(たかだ かずふみ、1951年 - )は、日本のイタリア演劇・イタリア文化研究者。静岡文化芸術大学名誉教授。公益財団法人日伊協会副会長。

経歴[編集]

北海道士別市出身。1974年東京外国語大学イタリア語科卒、1980年同大学院外国語学研究科ロマンス系言語専攻修士課程修了。イタリア・ナポリ東洋大学日本語学科講師(1983年)、在イタリア日本大使館イタリア語版専門調査員(1989年~1991年)、NHK教育テレビイタリア語会話講師(1992年~1994年)、NHKラジオイタリア語講座講師(1995年~1998年、2003年)、国際交流基金ローマ日本文化会館館長(2007年~2010年)を歴任した。2000年~2017年、静岡文化芸術大学教授、2014年~2017年同副学長。2014年~2017年、イタリア学会会長[1]。2016年~2022年、静岡文化芸術大学理事(教育・研究担当)。1999年、優れた翻訳劇に贈られる湯浅芳子賞受賞、2006年、イタリア共和国よりイタリア共和国功労勲章「カヴァリエーレ・連帯の星」勲章を受章[2]

著書[編集]

共編著[編集]

翻訳[編集]

ダリオ・フォ[編集]

  • ダリオ・フォー『払えないの? 払わないのよ!』劇団民藝上演台本 1985
  • ダリオ・フォー『天使たちがくれた夢は…?』劇団ドラマスタジオ上演台本 1994
  • ダリオ・フォー『白と黒の二丁拳銃』劇団ドラマスタジオ上演台本 1995
  • ダリオ・フォー『盗みはほどほどに』劇団ドラマスタジオ上演台本 1996
  • ダリオ・フォー『開かれたカップル』シアターX「ダリオ・フォーのびっくり箱」上演台本 2001
  • ダリオ・フォー『泥棒もたまには役に立つ』シアターX「ダリオ・フォーのびっくり箱」上演台本 2001
  • ダリオ・フォー『アナーキストの事故死』シアターX「ダリオ・フォーのびっくり箱」上演台本 2002
  • ダリオ・フォー『ダチョウの一撃 ダリオ・フォー小品集』桐朋学園芸術短期大学ストレートプレイコース試演会上演台本 2013
  • ダリオ・フォー、フランカ・ラーメ『ダリオ・フォー喜劇集』ジョヴァンニ・デサンティス、イタリア文化会館・大阪監修 松籟社 2023

脚注[編集]

  1. ^ 『イタリア学会誌』第64号 「学会消息」
  2. ^ 静岡文化芸術大学