魚鳥木

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魚鳥木(ぎょちょうもく)とは、多人数で行う遊びのひとつ。

遊び方[編集]

  1. 参加者で車座になり、リーダーを1人決める。
  2. リーダーが「魚鳥木、申すか申すか」と言い、その他の参加者が「申す、申す。」と答える。
  3. リーダーが参加者の1人を指差して指名し、「魚(ぎょ)」「鳥(ちょう)」「木(もく)」のうちどれかを言う。
  4. 指名された参加者は「魚」と言われた場合の種類を、「鳥」と言われた場合の種類を、「木」と言われた場合の種類を言う。
  5. 答えられた場合、リーダーは違う参加者を指名し、ゲームを続ける。
  6. 答えに詰まったり、答えを間違えた場合、その参加者はアウトとなる。
  7. アウトになった参加者が次のリーダーとなり、ゲームを続ける。


遊び方のルールは、同じであるが、リーダーの口上と参加者との掛け合いには、別のバージョンもある。

  1. リーダーは、車座の内側を弾むようにスキップしてまわり、♪ギョッチョモクしましょ♪と「あんたがたどこさ」に似たメロディーで歌うように言う。
  2. 参加者は、続いて「しぃましょ、しぃましょ」と応える。
  3. リーダーは、引き続き車座の内側を弾むようにスキップし、♪ギョッチョモクしましょ♪と「あんたがたどこさ」に似たメロディーで歌うように言う。
  4. 参加者は、「そうしましょ」と応える。
  5. そこでリーダーが、ターゲットになる1名の参加者を指さし、魚(ぎょ)か鳥(ちょう)か木(もく)の中から一つを指定して言う。
  6. その後は、前掲の狂言風のバージョンと同様にゲームを続ける。

このゲームのルール及び内容により、ゲームの名前は「魚・鳥・木(ぎょちょうもく)」であるが、飛び跳ねながらスキップをして言う場合は、「ギョ(ッ)チョモク」と音声化されるため、通称「ギョチョモク」と呼ばれることもある。 飛び跳ねるようにスキップするバージョンは、リーダーが手や腕を振りつつ、弾けるように、踊るように、少し軽薄な感じでスキップをすると場が和む。 「ちょう(鳥)」を指定された場合は、鳥(とり)の名前を言うべきところ、間違って蝶々(チョウチョ)の名前を言ってしまったり、◎◎町や◎◎長(人)の名前を言ってしまいがちで、そのような言い間違いや失敗が、笑いとリーダー交代を誘う面白い遊び(ゲーム)である。 コンパや飲み会向けというよりも、公園、体育館、公民館、教室等、アウトドアか広めのスペースで行うのに適した遊び(ゲーム)である。