黒銅鉱
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黒銅鉱 | |
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分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | CuO |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 3.5 |
光沢 | 金属光沢~土状光沢 |
色 | 黒色 |
条痕 | 黒色 |
比重 | 6.4 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
黒銅鉱(こくどうこう、tenorite)は銅の酸化鉱物。化学組成 CuO(酸化銅(II))、比重 6.5、モース硬度 4.5、晶系は単斜晶系。イタリアのヴェスヴィオで発見され、植物学者ミケーレ・テノーレにちなみ命名された。別名のmelaconite( melaconise とも)は1832年に フランソワ・シュルピス・ビューダンにより命名されたが[1]、1962年に国際鉱物学連合により現在の名称に統一された。
黒色不透明でへき開しない。濃塩酸には溶けないが、希塩酸には溶ける。銅二次鉱物として産出し、銅を製造する際の原料となる。模式地などのように、火山昇華物としても産出する。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
脚注
[編集]- ^ Chisholm, Hugh, ed. (1911). Encyclopædia Britannica (11th ed.). Cambridge University Press
外部リンク
[編集]- Tenorite(mindat.org)
- Tenorite Mineral Data(webmineral.com)