(119979) 2002 WC19

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(119979) 2002 WC19
分類 小惑星
軌道の種類 トゥーティノ族[1][2]
発見
発見日 2002年11月16日
発見者 パロマー天文台
軌道要素と性質
元期:2023年9月13日 (JD 2460200.5)
軌道長半径 (a) 48.01554094056252 AU
近日点距離 (q) 35.45105197115048 AU
遠日点距離 (Q) 60.58002990997456 AU
離心率 (e) 0.2616754643036382
公転周期 (P) 121526.5491231697 日
平均軌道速度 4.24 km/s
軌道傾斜角 (i) 9.180555865443703
近日点引数 (ω) 43.48873007500679 度
昇交点黄経 (Ω) 109.7175342745722 度
平均近点角 (M) 324.6658176978712 度
衛星の数 1[3]
物理的性質
直径 ≈400 km[3]
体積 3.9 × ×107 km³
質量 7.8 × ×1019 kg
平均密度 2.0 g/cm³?
表面重力 0.1174 m/s²?
脱出速度 0.2220 km/s?
自転周期 不明
スペクトル分類 不明
絶対等級 (H) 4.67
アルベド(反射能) 0.09?
表面温度 ≈40 K
Template (ノート 解説) ■Project

(119979) 2002 WC19太陽系外縁天体の一つ。軌道の多くは冥王星より遠く、カイパーベルトと呼ばれる範囲に含まれる。2002年11月16日にパロマー天文台で発見された。

軌道
1:2 秤動

海王星はおおよそ5時の位置。

2002 WC19トゥーティノ族とよばれる軌道をとっており海王星と1:2の軌道共鳴を行っており、海王星の2倍の時間をかけて太陽を公転する[1]。軌道長半径はエッジワース・カイパーベルトでカイパーの崖と呼ばれる外縁に近い。

トゥーティノの存在数を知れば、海王星がこれらの星を誕生した場所から7AUを移動するために100万年か1000万年といったどれくらいの時間をかけたかという問題が明らかにされるかもしれない[4]

衛星

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(119979) 2002 WC19を回る衛星が2007年2月27日に報告されている。おおよそ2,760±250km離れていると推測されており、直径は127km以下と考えられる[3]

出典

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  1. ^ a b Marc W. Buie (2004/12/14 using 61 of 65 observations). “Orbit Fit and Astrometric record for 119979”. SwRI (Space Science Department). 2009年3月4日閲覧。
  2. ^ MPEC 2009-C70 :Distant Minor Planets (2009 February 28.0 TT)”. Minor Planet Center (2009年2月10日). 2009年3月4日閲覧。
  3. ^ a b c Wm. Robert Johnston (26 November 2008). “(119979) 2002 WC19”. Johnston's Archive. 2009年3月4日閲覧。
  4. ^ Ron Cowen (2009年1月4日). “On the Fringe”. ScienceNews. 2010年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月4日閲覧。

外部リンク

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