1932年のNFL
ウィキペディアから無料の百科事典
1932年のNFL | |||
---|---|---|---|
レギュラーシーズン | |||
日程 | 1932年9月18日 - 1932年12月11日 | ||
チャンピオン | シカゴ・ベアーズ | ||
NFLシーズン
|
1932年のNFLは、NFLの13年目のシーズンである。
シーズン開幕前、ボストン・ブレーブス(現レッドスキンズ)が加わったが、プロビデンス・スチームローラー、クリーブランド・インディアンス、フランクフォード・イエロージャケッツの3チームがリーグを脱退し、NFLの歴史上最も少ない8チームでシーズンを行った。
6勝1敗で首位に並んだベアーズとスパルタンズとの間で史上初のプレイオフが開催され、ベアーズが勝利し、NFLチャンピオンに輝いた。この試合の結果もレギュラーシーズンの成績に計上されたので、敗れたスパルタンズはパッカーズを勝率で下回り3位に転落した。
優勝決定プレイオフ
[編集]6勝1敗で首位に並んだベアーズとスパルタンズとの間で史上初のプレイオフが開催された。寒波による荒天で試合会場がリグレー・フィールドから室内のシカゴ・スタジアムに変更された影響で、80ヤードのフィールドに小さめのエンドゾーンと縮小したサイズで試合が行われた。この試合ではゴールポストを設置する余裕がエンドゾーンの外になかったため、ゴールライン(0ヤードライン)にゴールポストが設置されたが、この変更が好評だったため、翌年から公式ルールとなった。
試合は、第4クォーターまで両チームが得点できない展開だったが、最終的に9対0でベアーズが勝利し、NFLチャンピオンに輝いた。
なお、この試合が非常に好評であったため、翌年からNFLは2地区制に移行し、毎年、NFLチャンピオンシップを開催することになった。この試合は公式にはレギュラーシーズンの延長であるが、非公式には「NFLチャンピオンシップ1932」と呼ばれている。
順位表
[編集]チーム | 数 | 勝 | 敗 | 分 | 率 |
---|---|---|---|---|---|
シカゴ・ベアーズ | 14 | 7 | 1 | 6 | .875 |
グリーンベイ・パッカーズ | 14 | 10 | 3 | 1 | .769 |
ポーツマス・スパルタンズ | 12 | 6 | 2 | 4 | .750 |
ボストン・ブレーブス | 10 | 4 | 4 | 2 | .500 |
ニューヨーク・ジャイアンツ | 12 | 4 | 6 | 2 | .400 |
ブルックリン・ドジャース | 12 | 3 | 9 | 0 | .250 |
シカゴ・カージナルス | 10 | 2 | 6 | 2 | .250 |
スタテンアイランド・ステープルトンズ | 12 | 2 | 7 | 3 | .222 |
脚注
[編集]現存チーム | ||||||||||||||||||
シカゴ・ベアーズ | シカゴ・カージナルス | グリーンベイ・パッカーズ | ニューヨーク・ジャイアンツ | |||||||||||||||
ポーツマス・スパルタンズ | ボストン・ブレーブス | |||||||||||||||||
当時存在したチーム | ||||||||||||||||||
スタテンアイランド・ステープルトンズ | ブルックリン・ドジャース | |||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
|