C・J・アンダーソン
ウィキペディアから無料の百科事典
C. J. Anderson | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンバー・ブロンコス時代(2014年) | |||||||||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||||||||
ポジション | ランニングバック | ||||||||||||||||||||
生年月日 | 1991年2月10日(33歳) | ||||||||||||||||||||
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ヴァレーホ | ||||||||||||||||||||
身長: | 5' 8" =約172.7cm | ||||||||||||||||||||
体重: | 224 lb =約101.6kg | ||||||||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||||||||
大学 | カリフォルニア大学 | ||||||||||||||||||||
ドラフト外 | 2013年 | ||||||||||||||||||||
初出場年 | 2013年 | ||||||||||||||||||||
初出場チーム | デンバー・ブロンコス | ||||||||||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
受賞歴・記録 | |||||||||||||||||||||
スーパーボウル制覇(1回) | |||||||||||||||||||||
第50回 | |||||||||||||||||||||
プロボウル選出(1回) | |||||||||||||||||||||
2014年 | |||||||||||||||||||||
NFL 通算成績 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
Player stats at PFR |
C・J・アンダーソン(Cortrelle Javon "C. J." Anderson、1991年2月10日 - )は、カリフォルニア州ヴァレーホ出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはランニングバック。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]高校3年次までは、オプションプレーでクォーターバックとして起用され、1297ヤードを走り、20TDランをあげるとともに、パス91回中44回成功。785ヤードを獲得し、11TDパスを記録した。4年次にランニングバックにコンバートされ、1623ヤードを走り、23TDをあげた[1]。
レイニーカレッジに進学、1年次の2009年には693ヤードを走り3TDをあげた。2年次の2010年には206回のランで1,644ヤード(平均7.4ヤード)を走り、13TDラン、22レシーブで350ヤード、2TDレシーブをあげた[1]。
カリフォルニア大学に編入学し、3年次の2011年は、全13試合に控えランニングバックとして出場し、72回のランで345ヤードを走り8TDをあげた。4年次の2012年は、全12試合に出場し、チームトップの790ヤードを走り4TDをあげた[1]。
デンバー・ブロンコス
[編集]2013年4月27日、ドラフト外フリーエージェントで、デンバー・ブロンコスと契約を結んだ[2]。8月15日の練習中に右膝のMCLを痛めてカートで運ばれた[3]。2014年11月9日のオークランド・レイダース戦で、ペイトン・マニングからのスクリーンパスをキャッチ、51ヤードのTDレシーブでプロ初TDをあげた[4]。11月16日より先発選手として起用された[5]。11月23日のマイアミ・ドルフィンズ戦[6]、11月30日のカンザスシティ・チーフス戦でそれぞれ150ヤード以上を走る活躍を見せた。2試合連続で150ヤード以上を走ったのは、2012年のミネソタ・バイキングス・エイドリアン・ピーターソン以来のことであった[7]。第14週のバッファロー・ビルズ戦[8]、第17週のオークランド・レイダース戦でそれぞれ3TDをあげた[9]。この年、ランで849ヤード、レシーブで324ヤードの合計1,173ヤードを獲得、合計10TDをあげた。シーズン終了後、ピッツバーグ・スティーラーズのレベオン・ベルの代わりにプロボウルに選ばれた[10]。
2015年、第6週まではランで50ヤード以上を記録することがなかった。11月1日のグリーンベイ・パッカーズ戦で14回のランで101ヤードを走った。第12週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で113ヤードを走り、決勝TDを含む2TDランをあげて30-24の勝利に貢献、その週のAFC最優秀攻撃選手に選ばれた[11]。この年彼は720ヤードを走り、5TD、チームは12勝4敗でAFC第1シードを得た。2016年1月17日のピッツバーグ・スティーラーズとのディビジョナルプレーオフでは15回のランで72ヤードを走り、決勝TDをあげて、チームは23-16で勝利した。ニューイングランド・ペイトリオッツとのAFCチャンピオンシップゲームでは16回のランで72ヤードを走り、チームは20-18で勝利した。カロライナ・パンサーズとの第50回スーパーボウルではラン23回、レシーブ4回で合計100ヤードを獲得した。試合時間残り3分に、2ヤードのTDランをあげた。チームも24-10で勝利しスーパーボウルチャンピオンに輝いた。
2015年シーズン終了後、制限付きフリーエージェントとなった彼は、2016年3月10日、マイアミ・ドルフィンズと4年1800万ドルで契約を結んだが、3月15日、ブロンコスがドルフィンズと同条件を提示[12]、彼はブロンコスに4年とどまることとなった。スーパーボウルの再戦となった開幕戦では20回のランで92ヤードを走り、1TDラン、レシーブでもTDをあげた。9月18日のインディアナポリス・コルツ戦では74ヤードを走り、1TDをあげた。10月2日のタンパベイ・バッカニアーズ戦でシーズン3個目のTDをあげた。10月24日のヒューストン・テキサンズ戦の序盤にひざを負傷したが、16回のランで107ヤードを走った。火曜日にチームドクターの診断を受けた彼は[13]、半月板の修復手術をその週に受けた[14]。10月29日、故障者リスト入りした[14]。この年彼は110回のランで437ヤード、4TD[14]、16回のレシーブで128ヤード、1TDを記録した。
2017年9月17日のダラス・カウボーイズ戦で25回のランで118ヤード、1TD、3回のレシーブで36ヤード、1TDをあげた。カウボーイズ相手に100ヤードラッシャーとなったのは、2015年にワシントン・レッドスキンズのアルフレッド・モリスが記録して以来のことであった[15]。第15週のインディアナポリス・コルツ戦で158ヤードを走った。最終週のカンザスシティ・チーフス戦で18回のランで61ヤードを走り、この年1007ヤードを記録、初の1000ヤードラッシャーとなった[12]。
2018年4月16日、5シーズン在籍したブロンコスから解雇された[16] 。
カロライナ・パンサーズ
[編集]2018年5月7日、カロライナ・パンサーズと1年契約を結んだ。開幕戦のダラス・カウボーイズ戦では試合の序盤に先発RBクリスチャン・マカフリーがファンブルしたものの、全67スナップ中12回に出場し、7回のランで35ヤードを走った[17]。第3週のシンシナティ・ベンガルズ戦で移籍後初のTDレシーブを記録した[18]。11月12日、パンサーズを解雇された。彼が解雇された理由は、クリスチャン・マカフリーが活躍し、彼の役割が減少したためとマーティ・ハーニーGMは説明を行った。マカフリースナップの96.3%でプレーする一方で、アンダーソンは平均6スナップで起用され、24回のランで104ヤードにとどまった[19]。
ロサンゼルス・ラムズ
[編集]2018年12月5日、オークランド・レイダースと契約したが[20]、1試合も出場することなく、12月11日、解雇された[21]。
同年12月18日、ロサンゼルス・ラムズと契約を結んだ[12]。エースRBのトッド・ガーリーが欠場した第16週のアリゾナ・カージナルス戦で167ヤードを走り、1TD、最終週のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦で123ヤードを走るとともに、レシーブで22ヤードを獲得、勝利に貢献した。
この年、2チームで11試合に出場し、67回のランで403ヤードを走り、2TD、5回のレシーブで41ヤード、1TDをあげた。
ダラス・カウボーイズとのディビジョナルプレーオフでは23回のランで123ヤード、2TDランをあげて30-22の勝利に貢献した[22]。 ニューオーリンズ・セインツと対戦したNFCチャンピオンシップゲームでは16回のランで44ヤードをあげた。チームは延長の末26-23で勝利した。 ニューイングランド・ペイトリオッツと対戦した第53回スーパーボウルでは7回のランで22ヤード、2回のレシーブで12ヤードをあげた。しかしチームは3-13で敗れ、自身2度目のスーパーボウル制覇とはならなかった。
デトロイト・ライオンズ
[編集]2019年4月1日にデトロイト・ライオンズと1年契約を結んだ[23]。しかし2試合に出場しただけでリリースされた[24]。
現役引退後
[編集]2020年9月18日に現役引退を表明した[25]。
現役引退後は指導者として活動し、母校カリフォルニア大学[26]、モンテビスタ高校[27]、ライス大学[28]でコーチを歴任した。
脚注
[編集]- ^ a b c “Bio”. カリフォルニア大学ゴールデンベアーズ. 2015年9月16日閲覧。
- ^ Mike Klis (2013年5月7日). “Lerentee McCray, C.J. Anderson are undrafted Broncos bonus babies”. デンバー・ポスト. 2015年9月16日閲覧。
- ^ “C.J. Anderson carted off Broncos practice field with knee injury”. デンバー・ポスト (2013年8月15日). 2015年9月16日閲覧。
- ^ “Anderson's 51-yard catch-and-run TD”. デンバー・ポスト (2014年11月9日). 2015年9月16日閲覧。
- ^ “Broncos’ C.J. Anderson Remains Humble After Breakout Year”. CBSデンバー (2015年4月21日). 2015年9月16日閲覧。
- ^ “Manning, Anderson Lead Broncos Past Dolphins 39-36”. CBSデンバー (2014年11月23日). 2015年9月16日閲覧。
- ^ Kyle Montgomery (2014年11月30日). “Broncos Chiefs final score: Peyton Manning, C.J. Anderson knock out Chiefs 29-16”. milehighreport.com. 2015年9月16日閲覧。
- ^ “C.J. Anderson's 3 TDs carry Broncos over Bills”. nfl.com (2014年12月7日). 2015年9月16日閲覧。
- ^ Jared Dubin. “Broncos-Raiders: C.J. Anderson breaks two tackles for third TD of game”. CBSスポーツ. 2015年9月16日閲覧。
- ^ Mike Florio (2015年1月19日). “Le’Veon Bell out, C.J. Anderson in for the Pro Bowl”. NBCスポーツ. 2015年9月16日閲覧。
- ^ Laurie Lattimore-Volkmann (2015年12月2日). “Broncos' C.J. Anderson named AFC Offensive Player of the Week”. milehighreport.com. 2019年1月16日閲覧。
- ^ a b c Myles Simmons (2018年12月19日). “Rams Sign Veteran RB C.J. Anderson”. ロサンゼルス・ラムズ. 2019年1月16日閲覧。
- ^ Mike Klis (2016年10月27日). “Broncos RB C.J. Anderson to have meniscus surgery; return unclear”. USAトゥデイ. 2019年1月16日閲覧。
- ^ a b c Zack Kelberman (2016年11月4日). “Surgeon makes shocking discovery about C.J. Anderson”. 247sports.com. 2019年1月16日閲覧。
- ^ Colton Strickler (2017年9月17日). “Through two games, C.J. Anderson has been the workhorse the Broncos need”. MILE HIGH SPORTS. 2019年1月16日閲覧。
- ^ Kevin Patra (2018年4月16日). “Broncos releasing RB C.J. Anderson after five seasons”. nfl.com. 2019年1月16日閲覧。
- ^ “Panthers' C.J. Anderson: Decent in complementary role”. CBSスポーツ (2018年9月10日). 2019年1月16日閲覧。
- ^ “Carolina Panthers hand Cincinnati Bengals first loss”. wcpo.com (2018年9月23日). 2019年1月16日閲覧。
- ^ Max Henson (2018年11月12日). “Panthers waive C.J. Anderson”. カロライナ・パンサーズ. 2019年1月16日閲覧。
- ^ “Raiders announce transactions - 12.5.18”. オークランド・レイダース (2018年12月11日). 2019年1月16日閲覧。
- ^ “Raiders announce transactions - 12.11.18”. オークランド・レイダース (2018年12月11日). 2019年1月16日閲覧。
- ^ Harry Lyles Jr. (2019年1月12日). “C.J. Anderson provided an extra spark for the Rams in their win over the Cowboys”. SBNATION. 2019年1月16日閲覧。
- ^ Jackson, Lakisha (April 1, 2019). “Lions signing RB C.J. Anderson to one-year deal”. NFL.com. 2019年4月25日閲覧。
- ^ “Lions awarded RB Paul Perkins via waivers from New York Giants”. DetroitLions.com (September 17, 2019). 2021年6月7日閲覧。
- ^ “C.J. Anderson retires after seven professional seasons”. NFL.com (September 18, 2020). 2021年6月7日閲覧。
- ^ Faraudo, Jeff (October 13, 2020). “Cal Football: C.J. Anderson Comes Full Circle Back to Berkeley After NFL Career”. Sports Illustrated. November 21, 2023閲覧。
- ^ Lefkow, Mike (June 15, 2021). “C.J. Anderson, former NFL running back, hired as Monte Vista football coach”. Mercury News. November 21, 2023閲覧。
- ^ Faraudo, Jeff (March 7, 2022). “After One Season as a High School Coach, C.J. Anderson Will Mentor Backs at Rice” (英語). Sports Illustrated. November 21, 2023閲覧。
外部リンク
[編集]- 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference
- C・J・アンダーソン (@CjAndersonRB9) - X(旧Twitter)
- Denver Broncos bio
- California Golden Bears bio