CLOVER (電波望遠鏡)

ウィキペディアから無料の百科事典

Cloverとは宇宙背景放射偏波を測定することを目的に計画されていた実験である。2004年末に考案され、2009年、望遠鏡が完成する予定であった。この計画はカーディフ大学オックスフォード大学キャベンディッシュ天体物理グループマンチェスター大学の共同計画である。[1][2]

Clover計画はチリアタカマ砂漠CBIの近くに設置される2台の独立した望遠鏡で構成されるとされていた。1台は95 GHz、他方は150と225 GHzで観測する予定であった。2台の望遠鏡の受信機は大型の視野を持ち、100または200のボロメータを備えるとされた。[2] .[2]

2年間の観測で空のうちシンクロトロンや熱放射に由来する偏波の影響が少ない領域を合計1000度角分を観測する予定であった。[2]

要求された255万ポンドの資金を英国のSTFC(科学技術施設研究会議)が提供できなかったため、計画は2009年3月にキャンセルされた[3]

詳細[編集]

文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Clover Project page at Cardiff University”. 2007年7月31日閲覧。
  2. ^ a b c d Clover Project page at Oxford”. 2007年7月31日閲覧。
  3. ^ It’s all over for Clover”. 2012年8月22日閲覧。