F-LINE

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F-LINE株式会社
F-LINE Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
104-6130
東京都中央区晴海1-8-11
設立 1952年10月2日(サンミックス)
業種 陸運業
法人番号 3010001068883 ウィキデータを編集
事業内容 貨物運送業、貨物利用運送事業、倉庫業
代表者 本山浩(代表取締役社長執行役員)
資本金 24億8000万円
売上高 827億円
従業員数 1,857名(2022年3月末時点)
主要株主
外部リンク www.f-line.tokyo.jp
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F-LINE株式会社(エフライン)は、東京都中央区に本社を置く物流会社である。旧商号は味の素物流で、2019年4月にカゴメ物流サービス、F-LINE(旧法人)、九州F-LINEとハウス物流サービスの一部の事業を統合して発足した[1]

物流事業[編集]

  • コールドライナー - 冷凍・冷蔵食品の輸送を中心とした低温物流システム。冷凍・冷蔵・常温の全温度帯の同時共同配送が可能。
  • abライナー - 常温帯の共同配送システム。
  • 国際物流 - ロサンゼルスに現地事務所、バンコクに現地法人を設け、国際一貫物流サービスを行っている。
  • 生産物流 - 味の素東海工場・九州工場、J-オイルミルズ横浜工場・千葉工場の原材料・製品輸送、工場内荷役を行っている。
  • 内航海運 - 食油用・味液用各2艘のタンカー貨物船1艘を保有。

沿革[編集]

  • 1952年10月 - 株式会社サンミックス設立
  • 1957年4月 - 三宝運輸株式会社設立
  • 1959年4月 - 三福株式会社設立
  • 2000年4月 - 上記三社が合併し、味の素物流株式会社発足
  • 2018年4月 - 物流子会社6社(東北・中央・関東・東海・関西・協同各エース物流)が味の素物流に統合
  • 2019年4月 - 味の素物流株式会社を存続会社とし、カゴメ物流サービス株式会社、F-LINE株式会社(旧法人。味の素の100%子会社の北海道エース物流を、味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社各25%出資に改め2017年3月に社名変更[2])、九州F-LINE株式会社とハウス物流サービスの運送・倉庫事業を統合してF-LINE株式会社発足[3]

主な取引先[編集]

※全て株式会社

味の素グループ[編集]

ハウス食品グループ[編集]

外食チェーン[編集]

環境への取り組み[編集]

味の素物流はモスフードサービスの食品リサイクルに協力しており、食材配送時にモスバーガー店舗から出る野菜くず等を専用容器で回収し、物流センターにある生ゴミ処理システムで乾燥処理を行っていた。

また、食品リサイクル専用特殊車両を仙台物流センターで運行していた。この特殊車両は三菱ふそう新明和工業が共同開発し、4tトラックの荷台前部が生ゴミ処理機を搭載したウイング、後部がニ室式冷凍車になっており、食材配送と野菜くずの回収を一体化できるだけでなく、運行中に野菜くずの攪拌、減量化ができる。

モス専用便ではなく共同配送を行う場合、混載が難しいことから2008年8月から帰り便を利用したリサイクルを中断している。

物流拠点における火災(プロロジスパーク岩沼Ⅰ)[編集]

2020年4月30日の正午ごろ、物流拠点の岩沼物流センターが入居する物流施設(プロロジスパーク岩沼I)内で火災が発生した。F-LINE社の物流拠点にも延焼し、物流施設は全焼となった。仙台市宮城野区に新たな拠点「仙台港物流センター」を開設した[4]

脚注[編集]

外部リンク[編集]