HP-32S

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HP-32S

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HP-32S
HP-32S RPN関数電卓
製造メーカーヒューレット・パッカード
販売開始1988
販売終了1991
計算機
入力方式RPN
ディスプレイLCD ドットマトリクス
表示サイズ1行12文字(1文字5x7画素)
プログラミング
プログラミング言語RPNキーストローク言語
その他
電源LR44 x 3

HP-32S は1988年にヒューレット・パッカードによって販売されたプログラミング可能なRPN関数電卓であった。あるモデルはアメリカ合衆国のヒューレット・パッカードによって1987年に組み立てられた(シリアル番号 2838A13810)。そして、1991年に生産終了となった。HP-32S は HP-15C プログラマブルRPN関数電卓の伝統を受け継いでいた。しかし、HP-15C のいくつかの機能は切り捨てられた(行列計算)。そして、いくつかの機能は縮小された(複素数計算)。いくつかの制限のため、HP-32SHP-34C を拡張したと言うのがより正確である。HP-32S は複素数統計確率などをサポートしていた。

HP-32SII

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HP-32SII
HP-32SII RPN関数電卓
製造メーカーヒューレット・パッカード
販売開始1991
販売終了2002
後継HP 33s
計算機
入力方式RPN
ディスプレイLCD ドットマトリクス
表示サイズ1行12文字(1文字5x7画素)
プログラミング
プログラミング言語RPNキーストローク言語
その他
電源LR44 x 3

HP-32SII中置記法、分数、そして第2のシフトキーが追加された。この機種は1991年に発売され、2002年に生産終了となった。

サンプルプログラム

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 ; このプログラムはユークリッドの互除法の HP-32SII バージョンである。  ; 最大公約数(GCD)を求める。  ; 2つの数値をスタックに入れてから実行する。  ; GCDを求めたいのであれば、"XEQ E" とキーを押す(先頭の "LBL E" から実行される)。  E01 LBL E  E02 STO A  F01 LBL F  F02 ÷  F03 FP  F04 RCL A  F05 x  F06 1  F07 x>y?  F08 GTO G  F09 R(DOWN)  F10 PSE  F11 x<>A  F12 RCL A  F13 GTO F  G01 LBL G  G02 RCL A  G03 RTN 

関連項目

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  • HP-34C(HP-32S の祖先的な機種だが、直接の繋がりはない)
  • HP-15C(HP-32S と HP-42S に置き換えられた機種)
  • HP-42S(HP-32S の上位機種。名機とされている)
  • HP 33s(HP-32S の後継機種)

外部リンク

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