Syd Matters
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シド・マターズ Syd matters | |
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シド・マターズ(2011年) | |
基本情報 | |
出身地 | フランス |
ジャンル | インディー・ポップ、インディー・ロック、サイケデリック・フォーク、フォークトロニカ[1] |
活動期間 | 2001年 - |
レーベル | ビコーズ・ミュージック、V2レコード、Third Side Records |
公式サイト | www |
メンバー |
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シド・マターズ(Syd Matters)は、作曲家ジョナサン・モラリ (Jonathan Morali)が率いるフランスのバンドである。バンドメンバーは、ジャン=イヴ・ロザック (Jean-Yves Lozac'h)、オリヴィエ・マルグリット (Olivier Marguerit)、レミ・アレクサンドル (Remi Alexandre)、クレメント・カール (Clement Carle)。シド・マターズという名前は、ピンク・フロイドのメンバーであるシド・バレットとロジャー・ウォーターズの名前に由来している。
2001年-2005年:ジョナサン・モラリのソロ・プロジェクトとしてのスタート
[編集]シド・マターズは、バンドのフロントマン、ジョナサン・モラリのペンネームでもある。モラリは1980年5月22日にパリで生まれた。当初は小さなバーなどで演奏していたが、フランスの雑誌『Les Inrockuptibles』によるコンテストで優勝、サード・サイド・レコード (Third Side Records)と契約した[2]。彼の最初のリリース作品は、2002年のEP『Fever In Winter, Shiver In June』である。2003年には11曲からなるファースト・アルバム『A Whisper and A Sigh』をリリースした。このアルバムがリリースされた後、モラリは同名のクインテットによるバンド、シド・マターズを結成した。2005年5月初旬、モラリは2枚目のアルバム『Someday We Will Foresee Obstacles』をリリース。このアルバムがバンド体制での最初のアルバムとなった[3]。フォークとメランコリック・ポップをミックスしたモラリの音楽は、 エレクトロニック・ミュージックのルーツに忠実でありながら、スロー・メロディーとアコースティックな楽器を組み合わせたものだった。モラリは、フランスのロックバンド、「Tahiti Boy and the Palmtree Family」のメンバーでもあった。
2005年-現在
[編集]2006年6月16日、アメリカで『Syd Matters』という名前のコンピレーションCDをリリース。前2作のアルバムから複数の曲を収録した1枚もののディスクで、V2 North Americaというレーベルからのリリースとなった。2008年1月、アルバム『Ghost Days』をリリース。2011年3月16日、シド・マターズは最新アルバム『Brotherocean』をリリースした。 彼の他の作品には、2005年にリリースされた「Little Lights」のアーネ・ブルンとのデュエットがある。
メディアでの使用
[編集]シド・マターズの楽曲「Obstacles」と「To All of You」は、Dontnod Entertainmentの2015年のビデオゲーム『ライフ イズ ストレンジ』に使用された。モラリはこのゲームの音楽を担当した[4]。『ライフ イズ ストレンジ』のサウンドトラックは、「2015 PlayStation Universe awards」で最優秀サウンドトラック賞、「Game Informer Best of 2015」で最優秀サウンドトラック賞、「Titanium」で最優秀サウンドトラック賞を受賞するなど数多くの賞を受賞、高く評価された。これに続いて、モラリは、監督レミ・シャイエと共同で2015年のアニメ映画『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の音楽作曲も担当、この映画のサウンドトラックにはシド・マターズの2つの楽曲がを含れている[5]。
評価
[編集]シド・マターズはデビュー以来、実験的なジャンルのアーティストとして批評家によって継続的に評価されてきた。彼らのセカンド・アルバム『Someday We Will Foresee Obstacles』は、『ミュージック・ウィーク』第32号でのレビューを受けて注目を集める様になった[6]。シド・マターズのユニークな音楽性は、プログレッシブ・ロック[7]やダブミュージック[8]やトラディショナル・ポップ [9]などのジャンルから影響を受けていると言われている一方で、 シンガーソングライター・アーティスト[10]とも似ているとも言われる[10]。しかし、その中心は、民俗音楽と電子音楽のミックスであると評されることが多い。シド・マターズは、 フリート・フォクシーズ、Fionn Regan、グランダディ、ザ・フレーミング・リップス、ニック・ドレイクなどのアーティストと比較されることもある。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- A Whisper and A Sigh (2003年)
- Someday We Will Foresee Obstacles (2006年)
- Ghost Days (2008年)
- Brotherocean (2011年)
EP
[編集]- Fever in Winter, Shiver in June (2002年)
- Everything Else (2007年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- Syd Matters (2006年)
サウンドトラック
[編集]- La Question Humaine (2007年)
脚注
[編集]- ^ “Syd Matters - Syd Matters | Release Info”. AllMusic (2006年6月6日). 2020年4月5日閲覧。
- ^ “Syd Matters - Les inRocks Lab” (フランス語). Les Inrocks 2017年5月12日閲覧。
- ^ “Someday We Will Foresee Obstacles by Syd Matters” (英語). Genius. 2019年11月12日閲覧。
- ^ Hare (29 January 2015). “Final Dev Diary for Life is Strange announces soundtrack”. Connected Digital World. 30 January 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。31 January 2015閲覧。
- ^ “Emile Awards: Long Way from Stage to Screen with Jonathan Morali” (英語). Score It Magazine (2017年11月27日). 2019年11月19日閲覧。
- ^ Syd Matters: Someday We Will Foresee Obstacles. (2005). Music Week.
- ^ “Syd Matters // Brotherocean”. Outline Magazine. 2019年12月3日閲覧。
- ^ “Yann Tiersen / Syd Matters @ The Junction, Cambridge 11.11.10”. beardedmagazine.com. 2019年12月3日閲覧。
- ^ “Syd Matters: Syd Matters” (英語). PopMatters (2006年8月15日). 2019年12月3日閲覧。
- ^ a b “Album Review: Syd Matters - A Whisper And A Sigh” (英語). DrownedInSound. 2019年12月3日閲覧。