TaQ
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TaQ(たく、本名:榊原 琢 アイザック(さかきばら たく アイザック)、1975年8月6日 - )は、日本の作曲家。アメリカ出身。英語表記はTaku Isaac Sakakibara。
略歴
[編集]生まれはアメリカのメリーランド州だが、幼少期から青春期を西ドイツで過ごす。
- 1979年 - 親に勧められて4歳からバイオリンを弾き始める。
- 1981年 - 小学校時代に「Jugend Musiziert」コンサートで準優勝。
- 1986年 - 11歳からはクラシック音楽を取り入れたロックバンドを立ち上げる。
- 1987年 - 中学校時代には父親にローランドの「ミュージ君」を与えられ、打ち込み音楽に目覚める。
- 1995年 - 友人のDJ SubSimonとともに「Electro Tunes」名義でテクノ音楽の発表を開始。
- 1999年 - コナミの音楽ゲームbeatmania IIDXをはじめとする、BEMANIシリーズへの楽曲提供を開始。
- 2002年 - ライブパーティbounceを開催。
- 2004年 - beatmania IIDX 10th styleでの楽曲提供後に、自身のホームページで「IIDXは卒業しました」と語り、以後は独自の音楽活動に専念している。
- 2007年 - 3月11日、ニューヨークのカーネギーホールにて、氏が作曲したフルオーケストラ交響曲が演奏される。
- 2007年 - beatmania IIDXスタッフの盟友dj TAKAこと石川貴之のアルバムにリミックス参加。3年ぶりのIIDX関連の商品への参加となる。
- 2011年 - 録音専門オーケストラ「gaQdan」を設立。
- 2012年 - 6月7日、PS3ソフト「TOKYO JUNGLE」のサウンドプロデューサーを担当。
- 2022年 - BEMANI SYMPHONY Concert 2022にて13年ぶりにBEMANIシリーズ関連作品に参加。
作品
[編集]CDアルバム
[編集]- bounce connected(2003年8月2日、ongaq)
- CD1
- giudecca
- symbolic
- holic
- stoic
- dxy!
- paranoia
- clear your mind
- qqq
- digital mind
- sync
- traces
- CD2
- abstract (radical mix)
- gravity
- voltage
- schlagwerk
- electro tuned
- summer vacation
- .59 (live)
- era (nostalmix)
- TaQのライブbounceのワンシーンを収録したライブ形式のノンストップアルバム(2枚組)。
- 当日行われたbounce vol.10 (release party)にて先行発売、その後8月15日~8月17日に開催されたコミックマーケット64でも販売され、インディーズ版かつ手売りにもかかわらず、5000枚を売り上げた。
- 現在はiTunes Storeでダウンロード販売を行っている。
- CD1
- ongaq:stromatolite(2004年4月21日、VAP)
- stromatolite
- L09663
- clear your mind
- changes
- innocent walls
- blauer morgengrau
- marine snow
- fractal
- distance
- メジャーデビューアルバム。beatmania IIDXへの提供楽曲を2曲(ただし両者ともゲーム版のロングではなく別ミックス)、前作「bounce connected」に収録された楽曲を1曲、公式サイトで公開されている『Blauer Morgengrau』と、新曲5曲を収録している。後発のDVD「visible:stromatolite」のサウンドトラックという位置付け。
DVD
[編集]- visible:stromatolite(2004年7月22日、VAP)
- アルバム「ongaq:stromatolite」のプロモーション・ビデオと、同アルバムのリリースパーティーstromatoliveの様子を収録。
外部に提供した楽曲
[編集]BEMANIシリーズ
[編集]明記しないものはすべてTaQ名義での発表。
- beatmania IIDX 2nd style (1999年9月)
- 『Digital MinD (A/T Libra mix)』
- 『Electro Tuned (the SubS mix)』
- 『Indigo Vision (full flavour hide around mix)』
- beatmania completeMIX 2 (2000年1月)
- 『RELEASE YOUR MIND』
- 『TetraQ』
- beatmania IIDX 3rd style (2000年2月)
- 『era (nostalmix)』
- 『era (step remix)』 - 『era (nostalmix)』のアナザー譜面、後述の『era (step mix)』とも若干曲調が違っている。
- 『era (step mix)』 - 『era (nostalmix)』のDPアナザー譜面、4th Styleにて単独曲として独立。beatmania IIDX 4th style original soundtrackには未収録。
- 『Holic』
- 『Schlagwerk』
- beatmania IIDX 4th style (2000年10月)
- 『DXY!』
- 『empathy』
- 『Voltage (feat. Hidemaru)』
- beatmania IIDX 5th style (2001年3月)
- beatmania IIDX 6th style (2001年9月)
- 『Summer Vacation (CU mix)』- OutPhase名義。ギターはティム・レフマン。
- History of beatmania IIDX(CD) (2002年3月)
- 『.59 (live)』 - OutPhase名義。『.59』(dj TAKA)のリミックス。
- beatmania IIDX 7th style (2002年3月)
- 『Gravity』
- 『stoic』-実写ムービーにも出演。
- 『traces』
- beatmania IIDX 8th style (2002年9月)
- 『abstract』
- 『symbolic』
- 『Giudecca』(D.J.SETUP作曲)- 楽曲プロデュース。bounce connectedに収録
- beatmania IIDX 8th style Original Soundtrack(CD) (2002年12月)
- 『abstract (radical mix)』 - 『abstract』と『Radical Faith』をミックスしたもの。
- beatmania IIDX 9th style (2003年6月)
- pop'n music 10 (2003年8月)
- 『Jack』 - DesQ名義。Des-ROWとのユニット。
- beatmania IIDX 10th style (2004年2月)
- 『Changes』
- 『Innocent Walls』
- pop'n music 13 カーニバル (2005年9月)
- 『Der Wald』 - エレハモニカ名義。作編曲は村井聖夜。楽曲製作には携わっておらず、氏は作詞担当。
- dj TAKA 1st ALBUM 「milestone」(Disk2)(2007年)
- Colors -InPhase mix- -『Colors』(dj TAKA)のリミックス。
- beatmania IIDX 16 EMPRESS (2008年11月)
- 『Jack』 - DesQ名義。pop'n music 10からの移植。
- pop'n music 17 THE MOVIE (2009年3月)
- 『Geiselhaus』 - Sarastro名義。作編曲は古賀博樹。楽曲製作には携わっておらず、氏は作詞担当。
Granado Espada
[編集]MMORPG「グラナド・エスパダ」にて、友人である作曲家の久保田修と共に楽曲提供を行っている。
- 『Progreso』
- 後に、『Akashic record』と改名
その他
[編集]- 『ふれあい音頭』 - 日本のピアニスト久保田修との共作。日本の歌手松山順のシングル「命の舟」(1998年2月4日)のカップリング。
- アルバム「Magic」(1999年12月) - バイオリン。香港の俳優イーキン・チェンのアルバム。
- 『Libra Negra』 - 久保田修との共作。久保田修のアルバム「Snow in Saigon」(2000年)に収録。
- 『Worldess』 - チェロ・アレンジ。イギリスのシンガーソングライターティム・レフマンのアルバム「Shaking Hands」(2000年2月29日)に収録。
- 『直腸直肚』 - 楽曲書き下ろし。イーキン・チェンのアルバム「Beautiful Life」(2000年7月25日)に収録。
- 『Mo Ichi Do』 - リズム・プログラミング。ナマスカールのアルバム「Mo Ichi Do」(2000年)に収録。
- ナショナルのドライヤー「イオニティ」テレビCM(2002年8月)
- たかの友梨ビューティークリニックテレビCM(2002年9月)
- 日立製作所のテレビ「Wooo」テレビCM(2006年4月)
- 東京ディズニーシーのアトラクション「タワー・オブ・テラー」テレビCM - ピアノは久保田修(2006年9月)。
- 『Symphony No.1 Antevorte』- 世界的なクラシックの殿堂と言われる米ニューヨーク「カーネギーホール」にて「史上最年少の交響曲作曲家」として紹介、演奏されたワールドプレミア作品。全4楽章から構成されるクラシックの世界観を革新的なイメージで描いた交響曲。(2007年3月)。
- 『ALOIVIA -arousal mix-』 - アヌビス ZONE OF THE ENDERS、ネフティス戦BGMのREMIX「ZONE OF THE ENDERS ReMIX EDITION」に収録(2012年10月)
- 映画『0.5ミリ』音楽担当。
bounce
[編集]bounce(バウンス)とはTaQによるライブと、DJ Wasei Chikadaらによるクラブイベントが融合したライブパーティ。2002年4月から全国各地で不定期に行なわれ、2006年12月23日に20回目の公演をむかえた。アルバム「bounce connected」は基本的に、このライブパーティの模様を録音編集したものである。
外部リンク
[編集]- ongaq.com
- TaQ ...official site
- TaQ (@taq_ongaq) - X(旧Twitter)
- TaQ - ウェイバックマシン(2004年3月18日アーカイブ分) VAPレーベル内のサイト
- beatnation Records/dj TAKA 1st ALBUM「milestone」リリース記念 dj TAKA×リミックスアーティスト スペシャルトークセッション-第14回(dj TAKA ×TaQ)収録