ドリフ大爆笑
ドリフ大爆笑 | |
---|---|
ジャンル | お笑い番組 バラエティ番組 |
演出 | 森正行 川口誠 戸上浩 |
出演者 | ザ・ドリフターズ(いかりや長介・高木ブー・仲本工事・加藤茶・志村けん) ほか |
オープニング | 「ドリフ大爆笑のテーマ」 (ザ・ドリフターズ) |
エンディング | 「さよならするのはつらいけど」 (ザ・ドリフターズ) |
製作 | |
プロデューサー | 井澤健 |
制作 | 渡辺プロダクション (企画制作) イザワオフィス (企画制作) |
放送 | |
放送局 | フジテレビ |
音声形式 | モノラル放送 (2004年4月はステレオ放送) |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1977年2月8日 - 1998年4月16日(レギュラー放送) |
放送時間 | 火曜日 20:00 - 21:24 火曜日 19:30 - 20:54 木曜日 19:00 - 20:54 |
放送枠 | 火曜ワイドスペシャル→強力!木スペ120分 |
放送分 | 84分 |
第1期 | |
放送期間 | 1977年2月8日 - 1981年9月8日 |
放送時間 | 火曜日 20:00 - 21:24 |
放送枠 | 火曜ワイドスペシャル |
放送分 | 84分 |
第2期 | |
放送期間 | 1981年10月13日 - 1997年9月 |
放送時間 | 火曜日 19:30 - 20:54 |
放送枠 | 火曜ワイドスペシャル |
放送分 | 84分 |
第3期 | |
放送期間 | 1997年11月20日 - 1998年4月16日 |
放送時間 | 木曜日 19:00 - 20:54 |
放送枠 | 強力!木スペ120分 |
放送分 | 114分 |
回数 | 2 |
『ドリフ大爆笑』[注 1](ドリフだいばくしょう)は、フジテレビ系列の日本のお笑い番組。日本のバラエティ番組のひとつ。新作については、フジテレビ系列で1977年から1998年まで放送された[1]。新作の放送終了後も総集編等の特番が放送されている。本番組の続編的番組である『ドリフに大挑戦スペシャル』についても記述する。
概要
[編集]渡辺プロダクション→イザワオフィスが制作し、フジテレビ系列にて放送[注 2]。1977年2月8日から1998年4月16日まで『火曜ワイドスペシャル』→『強力!木スペ120分』で原則として月1回ペースでレギュラー放送されたが、1998年4月16日に新作コントを制作されたのを最後に、同年5月以降は総集編としての不定期放送に移行された。
『8時だョ!全員集合』(TBSテレビ)と並ぶザ・ドリフターズを代表するバラエティ番組のひとつであり、冠番組である。
番組の著作権はイザワオフィスが保有しているが、実際の番組制作を行っているのは『志村けんのバカ殿様』や『志村けんのだいじょうぶだぁ』(いずれも、志村けんが単独でメイン出演)と同様にフジテレビ及び外部の制作プロダクションのスタッフが行っている。
1998年4月を最後に新作については放送されていない[注 3]が、CS放送のファミリー劇場(当該節参照)や、BS放送のBSフジ[2](当該節参照)で再放送されている。また、地上波フジテレビ系列でも時折スペシャル番組として総集編が放送されている。
番組の流れ
[編集]番組には各回ごとにテーマが設定されており、そのテーマに沿ったコントと各回4〜5組程度のゲストの歌を交互に放送していく構成であった(レギュラー末期はゲストの歌が削減され、中にはコントとゲストトークの放送でゲストの歌が全く無い回もあった)。
オープニング(後述)の後、いかりやが全体の進行役として単独で登場してその回のテーマを紹介し[注 4]、コントを数本流した後にゲストの歌を入れ、その後CMに入り、明けていかりやのその回のテーマに関する解説を流した後に、コント→歌というのが一般的な構成。後半のコントでは「もしもシリーズ」「雷様」「ばか兄弟」がメイン。そして最後にエンディングが流れて終了となる。
毎年年末は「年末特別総集編」として、その年のコントの中から傑作を選んで放送する趣向になっていた。また、1982年から1994年まで学校の夏休み時期には、「夏休みプレゼント傑作集」と題した総集編を組んでいた。後にそれ以外の月にも総集編を放送した。総集編ではいかりやの進行がない場合もあり、特に1977年12月13日に放送された番組初の総集編では当時ドリフターズが所属していた渡辺プロダクションの後輩であるキャンディーズが進行を務めた。また、総集編の回では基本的にゲストの歌は入らないが、前述の初の総集編の際にはキャンディーズの曲が幾つか放送されている。1980年12月23日に放送された「ドリフ大爆笑'80 総決算」はこの番組の最高視聴率である40.4%を記録した。
出演者
[編集]レギュラー
[編集]- ザ・ドリフターズ
(×は故人)
- いかりや長介×
- 高木ブー
- 仲本工事×
- 加藤茶
- 志村けん×
- 「見習い」だったすわしんじ(現:すわ親治)がピンポイント出演した回もある。なお、すわがコントに出た際に、しばしばメンバー等の他のエキストラから「ちかはる」と本名で呼ばれている。元メンバーの荒井注も2度ゲスト出演している。
ゲスト
[編集]- メイン
- 当時の女性アイドル歌手が多かった。由紀さおりはレギュラー格として1970年代末 - 1980年代前半までほぼ毎回登場し、以後も断続的に出演した。中原理恵も70年末- 1980年代前半までコントでメインの役柄で出演、石川秀美も1980年代中期 - 1990年まで、渡辺美奈代(1990・1991は皆勤)、松本伊代も1980年代後半から1993年までそれぞれレギュラー格として出演した。
- 初期は有名コメディアンも1 - 2名ゲスト出演しており、ドリフメンバー同様に、主役あるいはオチを任されるコントもあった。伊東四朗や小松政夫は1980年まで出演。
(×は故人)
- 荒井注×(元・ドリフメンバー。1974年3月末脱退)
- 由紀さおり(ゲストとして最多出演、1980年は皆勤)
- 伊東四朗
- 小松政夫×
- 玉川良一×
- 西川ひかる
- 左とん平×
- 由利徹×
- 東八郎×
- 谷啓×
- 春日三球・照代×(「鉄道」がテーマの時に漫才を披露)
- 沢田研二
- 小林幸子
- 小柳ルミ子
- 太田裕美
- テレサ・テン×
- せんだみつお
- 前川清(内山田洋とクール・ファイブもコントに出演(※注 内山田洋と、小林正樹は×))
- すわ親治
- 梓みちよ×
- 千昌夫
- 中尾ミエ
- 高田みづえ
- 榊原郁恵
- 水前寺清子
- 研ナオコ
- 桜田淳子
- 和田アキ子(雷様にも出演)
- 角川博
- 石川さゆり
- キャンディーズ
- ザ・リリーズ(※注 燕真由美は×)
- ピンク・レディー
- ビューティ・ペア(※注 ジャッキー佐藤は×)
- 小林旭
- 五月みどり
- 内田あかり
- 湯原昌幸
- 新沼謙治
- 森昌子
- 橋幸夫
- 布施明
- 細川たかし
- 今陽子
- 黛ジュン
- 西川峰子
- ありま双兵
- アグネス・ラム
- 山下敬二郎×(1977年、「ブーム」の回でロカビリーブームのコントに出演)
- 児島美ゆき
- エバ
- 岡田奈々
- 朝田のぼる
- 香坂みゆき
- 内藤やす子
- 大場久美子
- 高見知佳×
- 石野真子
- 岩崎良美
- 河合夕子
- 浜田朱里
- 中原理恵
- 柏原芳恵
- 河合奈保子
- 秋ひとみ
- 松田聖子
- 山川豊
- 竹本孝之
- 中島はるみ
- 倉田まり子
- 水越けいこ
- 石川ひとみ
- 小泉今日子
- 松本伊代
- 松本明子
- 堀ちえみ
- 石川秀美
- 大沢逸美
- 北原由紀
- 松居直美
- 尾形大作
- 早見優
- 少女隊
- 本田美奈子×
- 長山洋子
- 酒井法子
- 統乃さゆみ
- 麻生祐未
- 芳本美代子
- 井森美幸
- 奥村チヨ
- フローレンス芳賀
- 岡江久美子×
- 松本典子
- 相楽晴子
- 森口博子
- 森尾由美
- 志村香
- 森恵
- 渡辺美奈代
- 西村知美
- 西田ひかる
- 本田理沙
- 相川恵里
- 生稲晃子
- 川上麻衣子
- 武山あきよ
- たかだみゆき
- 立花理佐
- 田村英里子
- 島崎和歌子
- マルシア
- かとうれいこ
- ribbon
- 飯島直子
- 中江有里
- 中村綾
- 藤あや子
- Melody
- C.C.ガールズ(藤森夕子・青田典子・藤原理恵・原田徳子・本杉美香・森洋子)
- CoCo(三浦理恵子・大野幹代・羽田恵理香・宮前真樹)
- 石野陽子
- 工藤静香
- 中村あずさ
- 佐々木信也(1981年、プロ野球ニュース風天気予報のコントに本人役で出演)
- コントび〜ランチ
- コロッケ(2回ほど出演)
- 渡辺正行
- 熊倉一雄×(1986年、「アリとキリギリス」のコントにナレーション役で出演)
- 芥川隆行×(1981年、「討ち入りの日」のコントのナレーション役で出演)
- 柴田秀勝(吹き替えの出演)
- 増山江威子×(1995年、「刀の手入れ」と「ハイテクハウス」のコントに吹き替え役で出演)
- 陣内誠(当時のフジテレビアナウンサー)
- 山中秀樹(元フジテレビアナウンサー、現:フリーアナウンサー)(ナレーション、コント内の臨時ニュースアナウンサー役)
- 露木茂(元フジテレビアナウンサー、現:フリーアナウンサー)(1987年、「七人の侍」のコントにナレーション役で出演)
- 牧原俊幸(元フジテレビアナウンサー、現:フリーアナウンサー)(人に歴史あり・高木ブー編のナレーション)
- 大林典子(元フジテレビアナウンサー)(コント内のニュースキャスター役)
- 志生野温夫
- 池谷幸雄
- 城之内早苗
- 高橋由美子
- 飯島愛×
- 香田晋
- 矢部美穂
- 山田まりや
- さとう珠緒
- 久本雅美
- 斉藤慶子
- 可愛かずみ×
- 藤本あき
- 堀江しのぶ×
- 川越美和×
- 中條かな子
- 佐伯伽耶
など
エキストラ
- 悪役商会
- 南雲佑介
- 岡田正典(もしものコーナーなどにてやくざ役で出演)
- 丹古母鬼馬二(電車内で絡むチンピラ役などで出演)
- ストロング小林×(カツラをかぶって志村、加藤がはずみで取ってしまう役柄で2回とも出演)
- 大前均×
- ピーピングトム
- 井上京子
- 渡辺智子(コントのプロレスシーンにて出演)
- アレクサンダー大塚(コントのプロレスシーンにて出演)
- くじら
- 山崎方也
- 坂井寿美江
- 井上貴子
- TIM
- 矢吹まりな
- 川上みく
- 山崎智弘
- 若駒(殺陣)
- 俳協
- 劇団ひまわり
- 稲川素子事務所
など
- ドリフ大爆笑に出演した専門家
- 山中クリニックの医師・山中先生(1977年、「健康」、アドバイス)
- コントに出演しなかったが歌のコーナーに出演したゲスト
- 高岡健二(現:建治)
- 渡真介
- 近藤真彦
- BORO
- 桑江知子
- 渋谷哲平
- ポップコーン
- トライアングル
- おかわりシスターズ
- 伊藤智恵理
- BRAND NEW MONKEYS(1995年当時、加藤がラップに挑戦した際に彼らと組んだユニット、Cha!K.A.T.O.with BRAND NEW MONKEYSとして出演)
- 雷様のコントに出演したスペシャルゲスト
- 谷村新司×
- デーモン小暮
- 松崎しげる
- 森公美子(少年少女合唱隊にも出演)
- 尾崎紀世彦×
- デューク・エイセス(※注 出演当時のメンバー飯野知彦と、吉田一彦は×)
- マイク真木
- 野口五郎
- 五木ひろし
- 田原俊彦
- 堀内孝雄
- 瀬川瑛子
- 安田祥子(由紀さおりと一緒に出演して歌を歌った)
- 少年少女合唱隊のゲスト
- サーカス
- 加瀬邦彦×とザ・ワイルドワンズ(※注 渡辺茂樹は×)
- 白鳥英美子
- ゴスペラーズ
- 斉藤ノヴ
- 神崎ゆう子
- 岸千恵子×
- ネーネーズ
- HIROSHI
- ブラザー・コーン
- GAKU-MC
- DJ FUMIYA
- 近藤サト(出演当時・フジテレビアナウンサー)
- 総集編時のスタジオの司会・進行
- 愛川欽也×(1993年春)
- 小島奈津子(1993年春、当時・フジテレビアナウンサー)
- 福井謙二(1995年春、当時・フジテレビアナウンサー)
- 西山喜久恵(1999年、フジテレビアナウンサー)
- 中野美奈子(2009年、当時・フジテレビアナウンサー)
- 総集編時のリポーター
- 総集編時のナレーター
- 生島ヒロシ
- 武居“M”征吾(1997年)
- 中井和哉(2000年3月14日)
- 山田真一(2001年3月21日)
- ダチョウ倶楽部(寺門ジモン、肥後克広、上島竜兵×)(2002年3月19日)
- みのもんた(1994年、2004年4月2日)
- 藤村俊二×(2005年3月15日)
- 斉藤舞子(2007年2月11日、フジテレビアナウンサー)
- 平井理央(2007年6月26日、当時・フジテレビアナウンサー)
- 古川登志夫(2013年11月12日)
- 松元真一郎(2021年5月3日)
オープニング・エンディング
[編集]初期のオープニングテーマは、「夜だ8時だ ドリフの時間」という歌詞で始まる軍歌『月月火水木金金』の替え歌であった。1978年1月31日の放送分から、後に続く「ド・ド・ドリフの大爆笑」の歌詞で始まる『隣組』の替え歌となった[3]。なお、『隣組』の替え歌が作られた時は既に原曲作詞の著作権は消滅していた[注 6]。
ドリフのアルバム『軍歌だョ!全員集合』に『月月火水木金金』は収録されているが、テーマソング自体は2017年現在音源化されていない。
エンディングテーマ『さよならするのはつらいけど』は、『8時だョ!全員集合』のエンディングテーマ『ドリフのビバノン音頭』と同じくデューク・エイセスの楽曲でドリフもカバーした『いい湯だな』の替え歌である(全員集合とは歌詞が異なる)。ごくまれに歌詞が2フレーズ続く回もあった。77年の番組開始当初は一部を『全員集合』と同じ振り付けで踊っていた。その後は音楽に合わせ手拍子を打ったり軽く揺れる程度になったが、03年の新収録では振り付けが復活している。
クレジット映像
[編集]ポンポンを持って、Tシャツ、またはレオタードを着飾ったスクールメイツ(1977年、1979年、1980年は男性も含まれていた)がバックで踊る中、濃紺のスーツ[注 7] を着た5人もダンスを披露する[注 8]。オープニングでは間奏の間にその回に流される全コントの予告が流れ(1979年には3番演奏中に流したこともある)、コント内でも多用される「中年女性の笑い声」(年末最後の放送では笑い声が無かったり、代わりにいかりやの挨拶が入っていた)が入る[注 9]。
エンディングでいかりやが「次の回も一生懸命頑張ります。ごきげんよう!」(このセリフは収録年によって若干の異なり[注 10] がある)というセリフで締めくくられていた[注 11]。毎年12月に放送される年末スペシャルでは、エンディングをワンフレーズ放送後にスタジオからいかりやが1年を振り返り、最後にスタジオからその場で「よいお年を」と言ったあとエンディングの最後のシーンに映像が変わって終わったため、いかりやの挨拶がない場合があった。1980年の総集編では、通常の『さよならするのはつらいけど』に代わって「ドリフの早口ことば」の音楽を流した。
番組初期はスタッフ紹介のクレジットの字幕は放送時に付加されたため、アーカイブ映像には残されていない場合があった。
オープニング・エンディングタイトル遍歴
[編集]代 | 初回放送 | チアガールの衣装 | ポンポンの色 | OP音楽 | ED音楽 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
初代 | 1977年2月8日 | 英文で「School Mates」と書かれたTシャツ | 両手とも服の色に合わせる 赤の人=赤、白の人=白 | 月月火水木金金 | いい湯だな(アレンジ1) | EDは第5回までコントの現場で収録していたが、第6回からOP同様ステージセットでの収録に固定され、スクールメイツとは共演せずドリフの5人のみで歌う。「ハービバノンノン」の合いの手は加藤がその場で歌っていた(後の版ではスタジオ収録)。また、第3回からEDは手拍子が入る。 |
2代目 | 1978年1月31日 | 右手=赤、左手=白 | 隣組(アレンジ1) | 『月月火水木金金』から『隣組』の替え歌に変更。 OPのみステージセットも一新された(以降、曲アレンジ変更ごとにセットも変更されるようになる)。 EDは77年のものを引き続き使用。 | ||
3代目 | 1979年1月30日 | 両手とも赤 | 隣組(アレンジ1a) | OPは曲のアレンジは2代目と同じだが、新たにイントロが追加。EDは撮り直したが曲は初代と同じ[注 12]。 ステージセットを一新、OP・ED両方で使用。 | ||
4代目 | 1980年2月5日 | 隣組(アレンジ1b) | OPは曲のアレンジは2代目と同じだが、2番と3番の中間部分にエレキギターの音が追加。 OP映像は別ヴァージョンが存在する[注 13]。EDでもチアガールが登場する(曲は同じ)。 この年のステージセットには「80」が装飾された。 | |||
5代目 | 1981年1月27日 | 赤・黄色・青のレオタード | 服の色により異なる 赤の人=OP/ED 両手ともに赤 黄色の人=OP 右手に赤・左手に白、ED 両手に白 青の人=OP 両手ともに白 | 隣組(アレンジ2) | いい湯だな(アレンジ2) | 曲はOP・EDともにアレンジ変更。 OP=1番は赤チームのみだが、3番から黄色チーム、4番から青チームが加わる[注 14]。 ED=最初は赤チームのみ、後半から黄色チームが加わる(青チーム登場なし)。 4度目のステージセット変更。 |
6代目 | 1983年2月15日 | 白のレオタード | 両手に白 | 隣組(アレンジ3) | いい湯だな(アレンジ2a) | 一番長く使われたバージョン。曲はOP・EDともにアレンジ変更[注 15]。EDは、手拍子が無くなる。 5度目のステージセット変更。 |
7代目 | 2003年12月23日 | 黄色のTシャツ・白のミニスカート | 両手に黄緑 | 現段階での最新版で、かつドリフ5人全員が揃った最後の収録、曲のアレンジは6代目と同じ[注 14]だが、新録版はステージセットが変更されている。OP、ED映像は別ヴァージョンが存在する[注 16][注 17]。 | ||
8代目 | 2020年6月21日 | 研ナオコと肥後克広が代演。 | ||||
9代目 | 2020年12月28日 | 千鳥が代演。 | ||||
10代目 | 2021年12月27日 | 山田裕貴・勝地涼・遠藤憲一・松本岳・加治将樹の5人が再現。 |
放送開始以降、オープニングとエンディングのクレジット映像は1978年、1979年、1980年、1981年と改められるが、1983年に撮影されて以降、長年に渡り同じ映像が使われた[注 18]。
1990年からはクレジット映像を縮小して、1991年・1992年には当時フジテレビ社屋のあった河田町、1993年・1994年には当時着工したばかりのFCGビルのある台場の夜景の映像(目玉マーク付)を中心に据えた。その後も1994〜1996年にかけては「過去に放送されたコント映像も年代の古い順から流す」演出がなされ、1997年からは台場本社の空撮映像をオープニングに取り入れ、オープニングの曲も4フレーズから2フレーズ(テーマ設定の廃止・ゲスト枠の縮小により1番と4番のみ)に短縮するといったクレジットが使用された。
そして2003年12月23日放送の『40年だよ!ドリフ大爆笑』に合わせ、20年ぶりにオープニング・エンディング共に一新された(テーマ曲は1983年版のものをそのまま使用)。12月8日に収録されたこの映像は、いかりやにとって生涯最後の、そしてドリフ5人全員が揃った最後のテレビ出演となった。また、オープニングのみ歌詞のテロップが新たに挿入されている。
この時、久しぶりに5人でコントをするプランもあったが、いかりやの息子・碇矢浩一の著書によると、この時のいかりやはいつ倒れてもおかしくない容態だったという。声もかすれてほとんど出せなくなっていたが、本人たっての希望でオープニングとエンディングのみ新しく撮り直しが行われた。収録は、いかりやの体調を見ながら時間をかけて行われたという(上述のことから、オープニングとエンディングで使われたセットでのトークはいかりやを除いた4人で行われた)。エンディングでは恒例だったいかりやによる「次の回も一生懸命がんばります。ごきげんよう!」のセリフはなかった。
また、このオープニングの撮り直し直前に、隣のスタジオで別番組を収録中だったダウンタウンの浜田雅功がスタッフからドリフターズが5人揃ってスタジオ入りしているのを聞きつけ、挨拶しにやって来て5人と会話をする光景も撮られている。
『40年だよ!ドリフ大爆笑』から16年半後の2020年6月21日に放送された『志村友達 大集合スペシャル』の番組オープニングにて、『ドリフ大爆笑』のオープニングの再現が行われた(テーマ曲は1983年版・2003年版のものをそのまま使用)。冒頭の映像は1983年版をそのまま放送し、コントのハイライト映像部分は出演者紹介となり、その後に続けて加藤・仲本・高木・研ナオコ[注 19][4]・肥後克広(ダチョウ倶楽部)[5]らにより新たに再現された(ただし、着用していたのは『全員集合』のオープニングで着用していた衣装である)[6]。また、エンディングはセットに着席した状態で行われた(テーマ曲は1983年版のものをそのまま使用。この際「フィナーレ さよならするのはつらいけど…」のタイトルはつかなかった)[注 20]が、「次の回も…」の台詞は無く、代わりに、曲の終盤に加藤の合いの手「うがいしろよ」「手洗いしろよ」「あんまり外出歩くな」「又、お会いしましょう」が入った(『全員集合』エンディングと同じ)。それから半年後の同年12月28日に放送された『ドリフ・バカ殿・志村友達大集合スペシャル』では、オープニングは今回も研・肥後は参加したが志村といかりやの代役は千鳥(大悟・ノブ)、研と肥後は上島竜兵(ダチョウ倶楽部)とバックで踊った(スクールメイツ役)。そしてエンディング[注 20]は前回と同じ状態で行われ、今回も終盤は加藤の合いの手「風邪ひくなよ」「風呂入ったか」「コロナに気をつけろ」[注 21]「また来年お会いしましょう。よいお年をどうぞ」が入った(「風邪〜」と「風呂〜」は『全員集合』から流用)。同系列で放送されたドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』では1983年版のオープニングとエンディングが再現された[7]。
番組の歴史
[編集]1977年2月8日放送開始。開始からしばらくは20:00からの放送であったが、1981年秋の番組改編で『火曜ワイドスペシャル』枠が30分前倒しされたため、大爆笑も同年10月13日放送分以降は19:30〜20:54の時間帯で放送された。
初期は著名コメディアンがゲスト出演しており、小松政夫や伊東四朗のほか、東八郎、玉川良一、左とん平らがコントに参加していた。また、放送開始時の1977年から1979年までは、各回にサブタイトルも導入されており主に「まァコノォ!〇〇〇〇ア〜ア」や、「〇〇〇〇全員集合!!」などのパターンで固定化されていた。1980年以降は廃止となったが、1990年から復活した。
スタートからしばらくは5人全員が登場する「全員コント」やその回のテーマを題材にした歌を題材にしたコント、「もしものコーナー」がメインだった。全員コントに関しては、サブタイトルが「ドリフの〇〇〇」となることが多かった。その後、1983年頃には、メンバー全員がその回のテーマを題材にしたトークなどを行うコーナーや歌を題材にしたコントが終了し、「いかりや・高木・仲本」と「加藤・志村」のそれぞれのチームに分かれての別々のコントが目立つようになった[8][9]。時を同じくして、この頃から志村・加藤コンビでのコントではアドリブ重視、お色気路線の作品が増え、この路線が同局の『志村けんのバカ殿様』『志村けんのだいじょうぶだぁ』やTBS系『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』に受け継がれる。
1985年はこの番組の代名詞となるコントの一つである「長介・工事・ブー おなじみ雷様」がスタート。その2年後である1987年は「長介・工事のばか兄弟」がスタートした一方で、名物コーナーだった「もしものコーナー」が終了。1988年の途中からは志村がいかりやとコント内等で共演する事が一切なくなり、結果としてドリフ内部の不和説が指摘されたこともあったが、1989年に関しては、いかりやが黒澤明監督の映画『夢』の撮影で長期ロケに行っていたことが原因でもある。
1985年に『全員集合』が終了以降はドリフターズは個別に活動するようになり、年数回放送の当番組以外はドリフとしての活動はほぼ無くなっていたが、当番組に関してもこの辺りからは個々のスケジュールの合間に個別で撮影して、それをひとつの番組として撮影していた為、5人一緒の現場で撮影していた訳では無かった。また、企画的にも、多忙ないかりやと志村をそれぞれトップとする2班体制になっていた。
前述の不和の噂が出たこともあり、1993年春のスペシャルで5年ぶりに5人全員が揃ったのをきっかけに、翌年からは久々の全員コントが復活。以降、「視聴者からのリクエストコント」のコーナーとして、かつての名作コント(サービス過剰な銭湯・消灯ラッパ・卒業式でいかりやが金品を奪われるなど)を放送。1995年には「笑いと歌の20年」というサブタイトルが付き、『全員集合』を彷彿とさせる公開放送を取り入れるようになり(「雷様」など)、『全員集合』の前半コント(会社、五軒家、山寺修行、忍者、修学旅行、商店街、剣道、コンバット、刑務所、母ちゃんコントなど)がリメイクされた。『全員集合』名物であった「少年少女合唱隊」も登場、当初は参加しなかった志村も1997年から出演して「早口言葉」を披露した。同年には10年ぶりに「もしものコーナー」も復活するなど、独特のテイストで人気を保ってきた。
1977年から1998年の間に制作されたコントの本数は4760本[10]。
番組の終焉とその後
[編集]長年『火曜ワイドスペシャル』の看板番組として放送していたが最末期の1997年11月に『強力!木スペ120分』として木曜日に移動。以降、メンバー個々の活動の増加や高齢化、番組自体のマンネリ化、そして視聴者の嗜好の変化もあり、1998年4月16日放送を最後に新作コントが制作されなくなり、レギュラー番組は終了。1977年2月から始まった当番組は21年2か月の歴史に幕を降ろした。以降は不定期放送での総集編という形になるが、総集編以降は放送頻度が低く、放送自体が無い年も複数年ある。
2020年の志村の逝去後は、志村の冠コント番組(志村けんのだいじょうぶだぁ、志村けんのバカ殿様)と合わせた特別番組が編成されており、その中で志村が出演している『ドリフ大爆笑』でのコントが放送されている。
2022年10月19日に、仲本が交通事故による死去を受けて、2022年10月23日の放送分については追悼テロップ表示で対応すると発表された[注 22][11]。
放送リスト
[編集]ファミリー劇場放送分はこのサイトに掲載されている
この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。 |
1977年
[編集]ドリフ大爆笑'77 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月8日 | 名勝負・珍勝負・バカ勝負!!アーア!! | 伊東四朗 キャンディーズ 小柳ルミ子 千昌夫 | キャンディーズ(哀愁のシンフォニー) 小柳ルミ子(思い出にだかれて) 千昌夫(星影のワルツ) | |
第2回 | 3月1日 | お金イズマネーだもんね!!アーア!! | 伊東四朗 桜田淳子 千昌夫 玉川良一 テレサ・テン 児島美ゆき エバ ビューティ・ペア ピンク・レディー | 桜田淳子(あなたのすべて) テレサ・テン(ふるさとはどこですか) ビューティ・ペア(かけめぐる青春) ピンク・レディー(カルメン'77) | |
第3回 | 4月12日 | ま〜このオ〜!ブームだなア〜ア!! | 左とん平 千昌夫 玉川良一 キャンディーズ 五十嵐夕紀 高田みづえ テレサ・テン 児島美ゆき エバ 岡田奈々 小林旭 | キャンディーズ(やさしい悪魔) 五十嵐夕紀(6年たったら) 高田みづえ(硝子坂) テレサ・テン(ふるさとはどこですか) 岡田奈々(そよ風と私) 小林旭(ギターを持った渡り鳥〜アキラのダンチョネ節〜昔の名前で出ています、北へ) | |
第4回 | 5月31日 | まあコのォ!スペシャルサービス全員集合!! | 小松政夫 キャンディーズ 千昌夫 五十嵐夕紀 高田みづえ 小柳ルミ子 太田裕美 高田みづえ エバ 由利徹 | キャンディーズ(やさしい悪魔) 五十嵐夕紀(6年たったら) 高田みづえ(硝子坂) 小柳ルミ子(星の砂) 太田裕美(恋愛遊戯) | |
第5回 | 6月14日 | まァこのォ!!歌はたのし全員集合!! | 沢田研二 内山田洋とクール・ファイブ 小柳ルミ子 橋幸夫 キャンディーズ 千昌夫 渡真介 | 沢田研二(勝手にしやがれ) 内山田洋とクール・ファイブ 小柳ルミ子(星の砂) 橋幸夫(浅草人情) キャンディーズ(やさしい悪魔) 千昌夫(北国の春) 渡真介(純情派) | BSフジでは未放送 |
第6回 | 7月19日 | まァこのォ!!初体験なのよ全員集合!! | 小松政夫 研ナオコ アグネス・ラム キャンディーズ 渡真介 朝田のぼる | アグネス・ラム(I'm Agnes) キャンディーズ(暑中お見舞い申し上げます) 研ナオコ(おゞ神様) 渡真介(純情派) 朝田のぼる(気がかり三年) | EDがセットでの収録に固定 研ナオコと志村けんの「赤まむし、生卵」のコントはドリフ大爆笑ではこの回が初登場 |
第7回 | 8月16日 | まァこのォ!!趣味もいろいろ全員集合!! | 小松政夫 研ナオコ 内藤やす子 桜田淳子 由紀さおり 沢田研二 渡真介 香坂みゆき | 研ナオコ(オヽ神様) 内藤やす子(ターゲット) 桜田淳子(気まぐれヴィーナス) 由紀さおり(う・ふ・ふ) 沢田研二(勝手にしやがれ) 渡真介(純情派) 香坂みゆき(初恋宣言) | |
第8回 | 9月27日 | まァこのォ!!笑いの秋だよ全員集合!! | 小松政夫 キャンディーズ テレサ・テン せんだみつお 湯原昌幸 細川たかし 野中小百合 渡真介 | キャンディーズ(暑中お見舞い申し上げます) テレサ・テン(あなたと生きる) せんだみつお(高原の二人) 細川たかし(おんなの春) 野中小百合(火遊び志願) 渡真介(純情派) | 志村けんのバカ殿様がドリフ大爆笑としては初登場 |
第9回 | 10月18日 | まァこのォ!健康第一全員集合!! | 小松政夫 沢田研二 梓みちよ 小柳ルミ子 テレサ・テン 五十嵐夕紀 高田みづえ | 沢田研二(憎みきれないろくでなし) 梓みちよ(ノクターン) 小柳ルミ子(湖の祈り) テレサ・テン(あなたと生きる) 五十嵐夕紀(私が選んだあなたです) 高田みづえ(ビードロ恋細工) | |
第10回 | 11月1日 | まァこのォ!おかしな旅だネ全員集合!! | 小柳ルミ子 由紀さおり ザ・リリーズ 湯原昌幸 千昌夫 | 小柳ルミ子(湖の祈り) 由紀さおり(う・ふ・ふ) ザ・リリーズ(初恋スラローム) 湯原昌幸(あなたセ・ラ・ヴィ) | |
第11回 | 12月13日 | ヒェーッ!笑いのたたりじゃ〜全員集合!! | キャンディーズ(年下の男の子、やさしい悪魔、アン・ドゥ・トロワ、わな) | 総集編 |
1978年
[編集]ドリフ大爆笑'78 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 1月31日 | まァこのォ!宣伝第一全員集合!! | 伊東四朗 小松政夫 前川清 中尾ミエ 千昌夫 エバ | OPが「月月火水木金金」から「隣組」の替え歌に変更、BSフジでは未放送 | |
第2回 | 2月21日 | まァコノォ!男と女の㊙️ばなしだ全員集合!! | 沢田研二 小柳ルミ子 由紀さおり 新沼謙治 西川峰子 | サムライ(沢田研二) ひとり歩き(小柳ルミ子) やりなおしたいの(由紀さおり) 帰ってきたよ(新沼謙治) 愛したいあなた(西川峰子) | |
第3回 | 3月21日 | まァこのォ!笑いころげて蛍の光だ全員集合!! | キャンディーズ 沢田研二 由紀さおり 小松政夫 研ナオコ | 微笑がえし(キャンディーズ) かもめはかもめ(研ナオコ) サムライ(沢田研二) やりなおしたいの(由紀さおり) | |
第4回 | 4月25日 | 古今東西エラい人だねすごい人だよ全員集合!! | 小柳ルミ子 桜田淳子 テレサ・テン 左とん平 小松政夫 ありま双兵 エバ トライアングル | 追いかけてヨコハマ(桜田淳子) 夢追い列車(小柳ルミ子) トライアングル・ラブレター(トライアングル) 東京夜景(テレサ・テン) | |
第5回 | 5月16日 | 国際だよ! | 唯一の非スタジオ放送、ファミ劇、BSフジでは未再放送、当時TBS系で放送されていた飛べ!孫悟空も登場 | ||
第6回 | 6月27日 | エッ切符の検札!キセルは逮捕だ!全員集合!! | 沢田研二 由紀さおり 研ナオコ 高田みづえ 石野真子 | ダーリング(沢田研二) ガラスの日々(由紀さおり) 窓ガラス(研ナオコ) パープル・シャドウ(高田みづえ) わたしの首領(石野真子) | |
第7回 | 7月25日 | ボインがゆれる夏はおまかせ!全員集合!! | 負けちゃいけないよ(布施明) 未定(今陽子) ガラスの日々(由紀さおり) 0のメルヘン(トライアングル) ラスト・シーン(沖田正人) | ||
第8回 | 9月19日 | チャップリン~ポルノまで名・珍場面だ全員集合!! | トーキョー・バビロン(由紀さおり) 泣きぬれてひとり旅(小柳ルミ子) 黒潮列車(新沼謙治) くるみ割り人形(石川ひとみ) グッバイ・サマー(香坂みゆき) | ||
第9回 | 10月3日 | さあ食いねえ!食欲の秋だよ全員集合!! | 女ともだち(高田みづえ) LOVE (抱きしめたい)(沢田研二) 北国の春(千昌夫) 信天翁(梓みちよ) キャプテンZAP(トライアングル) 横浜トゥワイライト(秋川淳子) | ||
第10回 | 11月14日 | 唄うアホウに聞くアホウ!歌は楽しや全員集合!! | Do it BANG BANG(榊原郁恵) さようならの彼方へ(内山田洋とクールファイブ) トーキョー・バビロン(由紀さおり) 肥後の駒下駄(水前寺清子) | ||
第11回 | 12月12日 | 笑いのフィーバー!全員集合!! | 年末総集編 |
1979年
[編集]ドリフ大爆笑'79 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 1月30日 | お客様は神様です!商売繁盛全員集合! | 沢田研二 小松政夫 谷啓 小柳ルミ子 由紀さおり | カサブランカ・ダンディ(沢田研二) 雨…(小柳ルミ子) トーキョー・バビロン(由紀さおり) | OP、EDの映像が変更。 |
第2回 | 2月27日 | 縁は異なるもの!これを御縁に全員集合!! | 君は薔薇より美しい(布施明) 日曜日はストレンジャー(石野真子) 雨…(小柳ルミ子) 愛を切り札にして(由紀さおり) | ||
第3回 | 3月27日 | おわんの舟―UFOまで!とんでる乗り物全員集合!! | 昔があるから(内山田洋とクールファイブ) サンタモニカの風(桜田淳子) 愛を切り札にして(由紀さおり) 私のハートはストップモーション(桑江知子) ブルーロマンス薬局(ポップコーン) | ||
第4回 | 4月24日 | 名・珍場面!これがテレビだ全員集合!! | プリティー・プリティー(石野真子) カサブランカ・ダンディ(沢田研二) 北国の春(千昌夫) 愛を切り札にして(由紀さおり) | ||
第5回 | 5月29日 | タイム・イズ時間だもんね!全員集合!! | MISS KISS(桜田淳子) 青春II(高田みづえ) スペインの雨(小柳ルミ子) ブルーブルーアイランド(桑江知子) ヤング・セーラーマン(IN THE NAVY)(渋谷哲平) | ||
第6回 | 7月3日 | 裸~ビキニまで 着るものすべてだ!全員集合!! | 沢田研二 前川清 研ナオコ 石野真子 谷啓 | ファミ劇・BSフジでの再放送はなし。 | |
第7回 | 8月14日 | ヨイショ・ごますり出世の花道!全員集合!! | 伊東四朗 小松政夫 角川博 由紀さおり 小柳ルミ子 石野真子 | ファミ劇・BSフジでの再放送はなし。もしもは飲み屋 | |
第8回 | 9月11日 | とんでけ夏バテ!健康第一全員集合!! | Party is Over(桜田淳子) 愛したもうことなかれ(由紀さおり) おもいで酒(小林幸子) ほほにキスして(水越けいこ) 大阪で生まれた女(BORO) | ||
第9回 | 10月9日 | 秋の夜ながにバカ笑い!全員集合!! | 恋ごころ(小柳ルミ子) ジュリーがライバル(石野真子) ロンリー・ウルフ(沢田研二) 愛したもうことなかれ(由紀さおり) | ||
第10回 | 11月6日 | 勝ってかぶとの緒をしめよ!戦闘開始だ!全員集合!! | ジュリーがライバル(石野真子) 愛したもうことなかれ(由紀さおり) 恋ごころ(小柳ルミ子) ひとりぽっちで踊らせて(研ナオコ) | ||
第11回 | 12月11日 | 最後まで笑ってもらいます! | 年末総集編 |
1980年
[編集]ドリフ大爆笑'80 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月5日 | 愛 | TOKIO(沢田研二) くちぐせ(研ナオコ) たそがれタペストリー(由紀さおり) | ||
第2回 | 3月4日 | 言葉 | 内山田洋とクールファイブ 伊東四朗 由紀さおり 小柳ルミ子 | ファミ劇・BSフジでの再放送はなし。もしもは寿司屋 | |
第3回 | 4月22日 | 旅 | 風と大地と子守歌(黛ジュン) 来夢来人(小柳ルミ子) シャラップ(和田アキ子) たそがれタペストリー(由紀さおり) | ||
第4回 | 5月6日 | 学びの精神 | 来夢来人(小柳ルミ子) 夢もよう(角川博) とまり木(小林幸子) 男ともだち(由紀さおり) | ||
第5回 | 6月17日 | 人生における第一歩 | 美しい夏(桜田淳子) ふるさとの祭り(千昌夫) 男ともだち(由紀さおり) June浪漫(倉田まり子) タッチ・ユー(中山圭子) | ||
第6回 | 7月8日 | 夏 | アグネス・ラム 伊東四朗 小柳ルミ子 沢田研二 由紀さおり | 螢火(小柳ルミ子) 恋のバッド・チューニング(沢田研二) 男ともだち(由紀さおり) | |
第7回 | 8月12日 | 規則 | 伊東四朗 由紀さおり 前川清 桜田淳子 松田聖子 | 夕暮れはラブ・ソング(桜田淳子) Last Song(内山田洋とクールファイブ) 青い珊瑚礁(松田聖子) 男ともだち(由紀さおり) | OPの映像が、別バージョンになっている。 |
第8回 | 9月9日 | 酒 | 砂の舟(研ナオコ) 蛍火(小柳ルミ子) 誘惑の熱い砂(高見知佳) 男ともだち(由紀さおり) | ||
第9回 | 10月21日 | 秋 | 酒場でDABADA(沢田研二) あれから一年たちました(小林幸子) 魅惑・シェイプアップ(内山田洋とクールファイブ) 私はピアノ(高田みづえ) 男ともだち(由紀さおり) | ||
第10回 | 11月25日 | 住まい | 小柳ルミ子 研ナオコ 角川清 由紀さおり | 夢枕(研ナオコ) 夢もよう(角川博) ジョーク(小柳ルミ子) 悲しい悪魔(由紀さおり) | |
第11回 | 12月23日 | 年末総集編 |
1981年
[編集]ドリフ大爆笑'81 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 1月13日 | I THINK SO(岩崎良美) 恋はライ・ライ・ライ(倉田まり子) デジタラブ(フィーバー) | |||
第2回 | 1月27日 | 武器 | 鴎という名の酒場(石川さゆり) 第二章・くちづけ(柏原よしえ) 悲しい悪魔(由紀さおり) | ||
第3回 | 2月24日 | 趣味 | 愛してます(河合奈保子) 愛のめまい(秋ひとみ) うしろかげ(小林幸子) 悲しい悪魔(由紀さおり) | この放送6日前の2月18日に志村と仲本のノミ行為事件が発覚、 2人は約1か月間活動を自粛。突然のことで対策が立たなかったということから 同年1月27日収録の旨のテロップを入れて予定通り放送された[12]。 | |
第4回 | 4月14日 | 手 | 想い出パズル(榊原郁恵) ジャングル・ラブ(高見知佳) 悲しい悪魔(由紀さおり) 東京チーク・ガール(河合夕子) | ||
第5回 | 5月26日 | 水 | 渚のラブレター(沢田研二) なみだの宿(石川さゆり) 恋は終わったの(内山田洋とクールファイブ) 両国橋(由紀さおり) 青い嫉妬(浜田朱里) | ||
第6回 | 6月23日 | おつきあい | LA WOMAN(岩崎良美) 迷い鳥(小林幸子) ガラスの夏(柏原よしえ) 両国橋(由紀さおり) | ||
第7回 | 7月21日 | 道具 | 恋のサマー・ダンス(石野真子) ブラームスはロックがお好き(末唯 mie) 両国橋(由紀さおり) | ||
第8回 | 8月18日 | 座席 | 小柳ルミ子 石川さゆり 河合夕子 中島はるみ 荒井注 | たそがれラブコール(小柳ルミ子) なみだの宿(石川さゆり) ジャマイカンClimax(河合夕子) シャンプー(中島はるみ) | |
第9回 | 9月8日 | 秋 | This is a "Boogie"(桜田淳子) まちぶせ(石川ひとみ) 島めぐり(杉田愛子) | ||
第10回 | 10月13日 | 娯楽 | シャイニング・ラブ(榊原郁恵) 悲しみのポエジー(倉田まり子) 両国橋(由紀さおり) | ||
第11回 | 11月17日 | 冬 | 小林幸子 柏原よしえ 沢田研二 由紀さおり | ス・ト・リ・ッ・パ・ー(沢田研二) ハロー・グッバイ(柏原よしえ) 迷い鳥(小林幸子) 両国橋(由紀さおり) | |
第12回 | 12月29日 | 年末総集編 |
1982年
[編集]ドリフ大爆笑'82 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月23日 | お金 | 研ナオコ 由紀さおり 柏原よしえ 高見知佳 | ボサノバ(研ナオコ) 恋人たちのキャフェテラス(柏原よしえ) 両国橋(由紀さおり) | |
第2回 | 3月23日 | 勉強 | 渡辺めぐみ 香坂みゆき 和田アキ子 小林幸子 | 泣かせやがってこのやろう(小林幸子) 乾いた花(香坂みゆき) 待ちわびて(和田アキ子) 雨に咲く花(たかだみゆき) ときめきTouch Me(渡辺めぐみ) | |
第3回 | 4月27日 | 旅 | 沢田研二 内山田洋とクールファイブ 松田聖子 浜田朱里 小泉今日子 渡辺めぐみ | 渚のバルコニー(松田聖子) おまえにチェックイン(沢田研二) 夢酒場(内山田洋とクールファイブ) 思い出のセレナーデ(浜田朱里) 私の16才(小泉今日子) | |
第4回 | 5月25日 | 戦い | 由紀さおり 榊原郁恵 渡辺めぐみ | ひき潮(榊原郁恵) アデュー(由紀さおり) | |
第5回 | 6月22日 | 職業 | 小柳ルミ子 由紀さおり | みだれ髪(小柳ルミ子) アデュー(由紀さおり) | |
第6回 | 7月27日 | 夏 | 松田聖子 由紀さおり 松本伊代 | オトナじゃないの(松本伊代) 小麦色のマーメイド(松田聖子) アデュー(由紀さおり) 雨に咲く花(たかだみゆき) | |
第7回 | 8月24日 | 夏休みプレゼント傑作集 | |||
第8回 | 9月14日 | つきあい | 高田みづえ 沢田研二 由紀さおり 河合奈保子 | 6番目のユ・ウ・ウ・ツ(沢田研二) けんかをやめて(河合奈保子) ガラスの花(高田みづえ) ストレート(由紀さおり) | |
第9回 | 10月12日 | 秋 | 野ばらのエチュード(松田聖子) 抱きしめたい(松本伊代) あなたの女にしてくれますか(北原由紀) アンサーソングは哀愁(早見優) | ||
第10回 | 11月23日 | 道具 | ひとり街角(小泉今日子) 雪列車(前川清) みだれ髪(小柳ルミ子) ストレート(由紀さおり) | ||
第11回 | 12月14日 | 冬 | 花梨(柏原芳恵) 抱きしめたい(松本伊代) ストレート(由紀さおり) ガラスの花(高田みづえ) 酒ごころ(山川豊) | ||
第12回 | 12月28日 | 年末特総集編 |
1983年
[編集]ドリフ大爆笑'83 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月15日 | コミュニケーション | 春なのに(柏原芳恵) チャイニーズ・キッス(松本伊代) あなたが港町(たかだみゆき) | OP、EDの映像及びアレンジが変更。 | |
第2回 | 3月22日 | 道 | 松田聖子 小林幸子 高田みづえ 大沢逸美 藤本あき | 通りすぎた風(高田みづえ) 秘密の花園(松田聖子) ふたたびの(小林幸子) ジェームス・ディーンみたいな女の子(大沢逸美) | |
第3回 | 4月19日 | 時 | Hey! ミスター・ポリスマン(石川秀美) Lonely Way(研ナオコ) チャイニーズ・キッス(松本伊代) ストレート(由紀さおり) 脱・プラトニック(桑田靖子) | ||
第4回 | 5月17日 | 着るもの | 恋はこりごり(和田アキ子) 晴れのちBLUE BOY(沢田研二) 天国のキッス(松田聖子) シングル・ナイト(由紀さおり) | ||
第5回 | 6月28日 | 住まい | 太陽がいっぱい(松本伊代) まっ赤な女の子(小泉今日子) わがまま(前川清) シングル・ナイト(由紀さおり) 俺たちのストリート(竹本孝之) | ||
第6回 | 7月26日 | 夏 | 太陽がいっぱい(松本伊代) 渚のライオン(早見優) シングル・ナイト(由紀さおり) | ||
第7回 | 8月30日 | 夏休みプレゼント傑作集 | |||
第8回 | 9月27日 | 昭和の歴史 | 中原理恵 高田みづえ 松居直美 荒井注 | そんなヒロシに騙されて(高田みづえ) 銀河系まで飛んで行け!(中原理恵) あンあン渡り鳥(松居直美) | |
第9回 | 10月25日 | 数字 | 恋のバイオリズム(松本伊代) バイ・バイ・サマー(石川秀美) 愛、どうじゃ。恋、どうじゃ。(研ナオコ) シングル・ナイト(由紀さおり) | ||
第10回 | 11月22日 | 紙 | 銀河系まで飛んで行け!(中原理恵) スターダスト・トレイン(石川秀美) 時に愛は(松本伊代) シングル・ナイト(由紀さおり) | ||
第11回 | 12月13日 | 冬 | 小泉今日子 松本伊代 前川清 | 時に愛は(松本伊代) 艶姿ナミダ娘(小泉今日子) 酒場の花(内山田洋とクール・ファイブ) 何故(奥村チヨ) チャイニーズ・ボーイ(山口由佳乃) | |
第12回 | 12月27日 | 年末特別総集編 |
1984年
[編集]ドリフ大爆笑'84 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月28日 | 戦い | 恋のKNOW-HOW(松本伊代) めざめ(石川秀美) 秋冬(高田みづえ) 恋をアンコール(おかわりシスターズ) | ||
第2回 | 3月27日 | はじめて | さよなら冷たい人(中原理恵) めざめ(石川秀美) 誘惑光線・クラッ!(早見優) 原宿物語(佐山友香) カモメお前なら(神野美伽) | ||
第3回 | 4月17日 | お金 | 泣かせて(研ナオコ) 渚のはいから人魚(小泉今日子) ギザギザハートの子守唄(松居直美) 春はSA・RA SA・RA(長山洋子) | ||
第4回 | 5月29日 | 健康 | 秋冬(高田みづえ) 風のマジカル(小泉今日子) さよなら冷たい人(中原理恵) | ||
第5回 | 6月26日 | 記念 | 由紀さおり 小泉今日子 森尾由美 フローレンス芳賀 おかわりシスターズ 八名信夫 | トモダチの関係(森尾由美) 迷宮のアンドローラ(小泉今日子) 心はシーズンオフ(おかわりシスターズ) このままがいいの(由紀さおり) ドゥ・ユー・リメンバー・ミー(フローレンス芳賀) | |
第6回 | 7月17日 | 夏 | 熱風(石川秀美) 迷宮のアンドローラ(小泉今日子) NEVER(未唯 mie) 千年接物(中原理恵) シャボン(長山洋子) | ||
第7回 | 8月28日 | 夏の総集編 | |||
第8回 | 9月25日 | 秋 | 松本伊代 松居直美 渡辺桂子 研ナオコ | 名画座(研ナオコ) シャイネスボーイ(松本伊代) 恋は御知り合い(松居直美) 第Ⅱ少女期(渡辺桂子) | |
第9回 | 10月23日 | 仕事 | 内山田洋とクール・ファイブ 石川秀美 中原理恵 | ミステリーウーマン(石川秀美) 千年接吻(中原理恵) 恋さぐり・夢さぐり(内山田洋とクール・ファイブ) | |
第10回 | 11月27日 | 楽しみ | ヤマトナデシコ七変化(小泉今日子) ドキュメント(麻生祐未) このままがいいの(由紀さおり) 別れてあげる(奥村チヨ) | ||
第11回 | 12月11日 | 冬 | 灰とダイヤモンド(未唯 mie) 素顔にキスして(おかわりシスターズ) ドキュメント(麻生祐未) | ||
第12回 | 12月25日 | 年末特別総集編 |
1985年
[編集]ドリフ大爆笑'85 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月26日 | みたい!みせます!名作・珍作ケッ作集 | |||
第2回 | 3月26日 | 春 | 旅路の果て(研ナオコ) TOKYOワルツ(由紀さおり) もっと接近しましょ(石川秀美) 白いバスケットシューズ(芳本美代子) | この年よりいかりやが座ってOPトークをするようになる | |
第3回 | 4月30日 | 遊び | Tonight(早見優) だからタッチ・ミー(森尾由美) ス・テ・キ(中原理恵) 噂のNEWフェイス(麻生祐未) | ||
第4回 | 5月28日 | 衣服 | あなたとハプニング(石川秀美) 女友達代表(榊原郁恵) 殺意のバカンス(本田美奈子) 曇り、のち晴れ(志村香) 噂のNEWフェイス(麻生祐未) | ||
第5回 | 6月25日 | 乗りもの | 夢待ち人(前川清) あなたとハプニング(石川秀美) TOKYOワルツ(由紀さおり) だからタッチ・ミー(森尾由美) プライベート・レッスン(芳本美代子) | ||
第6回 | 7月23日 | 夏 | Sea Loves You〜キッスで殺して(石川秀美) 青い風のビーチサイド(松本典子) 99粒の涙(井森美幸) べつにシンドローム(樹本由布子) | ||
第7回 | 8月20日 | 夏休みプレゼント傑作集 | FU・RI・NE(増田恵子) | ||
第8回 | 9月24日 | 道具 | FU・RI・NE(増田恵子) Sea Loves You〜キッスで殺して(石川秀美) 別れてあげる(奥村チヨ) 雨のチャペル通り(いしのようこ) 星のシンフォニー(志村香) | ||
第9回 | 10月15日 | 秋 | 六本木レイン(研ナオコ) 月下美人(松本伊代) 愛の呪文(石川秀美) 飛んで火にいる恋の虫(松本友里) | ||
第10回 | 11月5日 | お金 | めぐり逢い(石野真子) 青春の忘れ物(堀ちえみ) 素顔のままで(長山洋子) 雨のハイスクール(芳本美代子) | ||
第11回 | 12月10日 | 冬 | 夫婦しぐれ(小林幸子) サイレンの少年〜遠くで抱きしめて(石川秀美) さよならと言われて(松本典子) ハレーロマンス(少女隊) | ||
第12回 | 12月24日 | 年末特別総集編 |
1986年
[編集]ドリフ大爆笑'86 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
- | 1月2日 | 増田恵子 小泉今日子 荻野目洋子 | なんてったってアイドル(小泉今日子) ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)(荻野目洋子) FU・RI・NE(増田恵子) | 舞台公演『お正月だよ!ドリフターズ』 | |
第1回 | 2月25日 | はじまり | 石川秀美 堀ちえみ 松居直美 本田美奈子 陣内誠 | サイレンの少年〜遠くで抱きしめて〜(石川秀美) 1986年のマリリン(本田美奈子) 夢千秒(堀ちえみ) | |
第2回 | 3月25日 | 総集編 | |||
第3回 | 4月15日 | 流行 | 春霞恋絵巻(石川秀美) ジャックナイフの夏(堀ちえみ) Last Kissは頬にして(松本伊代) 花の精 -わたしのON-AIR-(沢田玉恵) 夢色のメッセージ(西村知美) | ||
第4回 | 5月13日 | つきあい | ジャックナイフの夏(堀ちえみ) 春霞恋絵巻(石川秀美) 愛愁路(前川清) Last Kissは頬にして(松本伊代) メロンのためいき(山瀬まみ) | ||
第5回 | 6月10日 | 時 | Last Kissは頬にして(松本伊代) ジャックナイフの夏(堀ちえみ) 忘れないでね(奥村チヨ) 青い靴(芳本美代子) 雲にのりたい(長山洋子) | ||
第6回 | 7月22日 | 夏の夜 | 夏咲き娘(堀ちえみ) SHADOW SUMMER(石川秀美) Last Kissは頬にして(松本伊代) グッバイ・ブルーサーファー(石野真子) 吐息まじりに恋をして(井森美幸) | ||
第7回 | 8月19日 | 健康 | SHADOW SUMMER(石川秀美) 夏咲き娘(堀ちえみ) 雲にのりたい(長山洋子) 夢見るダンス・アウェイ(森恵) | ||
第8回 | 9月23日 | 勝負 | 高見知佳 松本伊代 石川秀美 松居直美 松本典子 山瀬まみ | 信じかたを教えて(松本伊代) 儀式(松本典子) LOVE COMES QUICKLY〜霧の都の異邦人〜(石川秀美) Heartbreak Cafe(山瀬まみ) | |
第9回 | 10月28日 | 秋 | 高見知佳 松本伊代 石川秀美 堀ちえみ 松居直美 長山洋子 | 危ないボディ・ビート(石川秀美) 素敵な休日(堀ちえみ) 信じかたを教えて(松本伊代) ヴィーナス(長山洋子) | |
第10回 | 11月18日 | 仕事 | 素敵な休日(堀ちえみ) 危ないボディ・ビート(石川秀美) | ||
第11回 | 12月9日 | 冬 | サヨナラは私のために(松本伊代) 素敵な休日(堀ちえみ) ヴィーナス(長山洋子) Strange Pink(山瀬まみ) | ||
第12回 | 12月30日 | 年末特別総集編 |
1987年
[編集]ドリフ大爆笑'87 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 2月24日 | 住まい | 松居直美 長山洋子 堀ちえみ 松本伊代 | 愛を今信じていたい(堀ちえみ) サヨナラは私のために(松本伊代) ユア・マイ・ラヴ(長山洋子) | |
第2回 | 3月24日 | 座る | 松本典子 松本伊代 長山洋子 畠田理恵 | 思い出をきれいにしないで(松本伊代) KEEP ME HANGIN'ON〜誘惑を抱きしめて〜(松本典子) 夢千秒(堀ちえみ) ここだけの話〜オフレコ〜(畠田理恵) | |
第3回 | 4月21日 | 規則・ルール | 由紀さおり 早見優 酒井法子 長山洋子 松居直美 | ハートは戻らない(早見優) お先にどうぞ(由紀さおり) ユア・マイ・ラヴ(長山洋子) 渚のファンタシィ(酒井法子) オネアミスの翼〜Remember Me Again〜(統乃さゆみ) | |
第4回 | 5月26日 | 見る | 松本伊代 長山洋子 松本典子 森恵 坂本冬美 伊藤美紀 | 思い出をきれいにしないで(松本伊代) パステル・ラブ(松本典子) 悲しき恋人たち(長山洋子) 東京街〜TOKIO TOWN〜(森恵) あばれ太鼓(坂本冬美) 小娘ハートブレイク(伊藤美紀) | |
第5回 | 7月7日 | 別れ | 松居直美 松本伊代 早見優 長山洋子 水谷麻里 | ハートは戻らない(早見優) 思い出をきれいにしないで(松本伊代) 悲しき恋人たち(長山洋子) バカンスの嵐(水谷麻里) | |
第6回 | 7月28日 | 夏休みプレゼント傑作集 | 総集編 いかりやの新撮出演はなし | ||
第7回 | 8月25日 | 紙 | 思い出をきれいにしないで(松本伊代) パステル・ラブ(松本典子) お先にどうぞ(由紀さおり) 悲しき恋人たち(長山洋子) | ||
第8回 | 9月22日 | 記念 | 失われた夏(いしのようこ) 可愛いゝひとよ(山瀬まみ) 悲しき恋人たち(長山洋子) 白鳥の歌が聴こえますか(武山あきよ) | ||
第9回 | 10月27日 | お酒 | すてきなジェラシー(松本伊代) 夢冒険(酒井法子) 無錫旅情(尾形大作) いっぱいのかすみ草(松本典子) キミはどんとくらい(立花理佐) ハートに火をつけて(長山洋子) | ||
第10回 | 11月17日 | 数 | すてきなジェラシー(松本伊代) ハートに火をつけて(長山洋子) 白鳥の歌が聴こえますか(武山あきよ) あばれ太鼓(坂本冬美) | ||
第11回 | 12月8日 | お金 | いっぱいのかすみ草(松本典子) すてきなジェラシー(松本伊代) ハートに火をつけて(長山洋子) 雨に消えたあいつ(伊藤智恵理) 熟恋淑女(愛田美樹) | ||
第12回 | 12月29日 | 年末特別総集編 |
1988年
[編集]ドリフ大爆笑'88 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月5日 | 100回記念特別総集編 | |||
第2回 | 5月3日 | 旅 | 五月みどり 立花理佐 酒井法子 坂本冬美 北岡夢子 | ファミ劇での再放送はなし。構成作家は田村・柊・島崎 | |
第3回 | 6月7日 | 衣服・ファッション | 麦わらでダンス(生稲晃子) 幸福芝居(五月みどり) NO!(島田奈美) ロンリー グッドナイト(長山洋子) 純愛カウントダウン(相川恵里) 熟恋淑女(愛田美樹) | ||
第4回 | 7月5日 | 健康 | 五月みどり 松本伊代 工藤静香 立花理佐 | ファミ劇での再放送はなし。「三人ジイさん」シリーズの前身コントが行われた。 | |
第5回 | 8月2日 | 夏休みプレゼント傑作集 | |||
第6回 | 9月13日 | 道具 | 五月みどり 松本伊代 渡辺美奈代 | ファミ劇での再放送はなし。 | |
第7回 | 10月11日 | 総集編 | |||
第8回 | 11月1日 | 秋 | いいじゃない(渡辺美奈代) Sonatine(松本伊代) 最高の一日〜One Day〜(立花理佐) 恋する蝶たちよ(五月みどり) モナリザ(長山洋子) SHOCK ME!(相川恵里) | ||
第9回 | 12月6日 | 勝負 | 五月みどり 松本伊代 立花理佐 | ファミ劇での再放送はなし。 | |
第10回 | 12月27日 | 年末特別総集編 | あばれ太鼓(坂本冬美) 小娘ハートブレイク(伊藤美紀) |
1989年
[編集]ドリフ大爆笑'89 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月11日 | 春・始まり | 西村知美 渡辺美奈代 坂上香織 マルシア 内田あかり | 抱いてあげる(渡辺美奈代) さよならの学生通り(西村知美) 好色一代女(内田あかり) プラトニックつらぬいて(坂上香織) ふりむけばヨコハマ(マルシア) | |
第2回 | 5月16日 | 力・パワー | 小林幸子 渡辺美奈代 本田理沙 相楽晴子 | 福寿草(小林幸子) 抱いてあげる(渡辺美奈代) 本気!(本田理沙) 東京マリオネット(相楽晴子) | |
第3回 | 6月13日 | からだ | 内田あかり 渡辺美奈代 坂本冬美 小林千絵 | ファミ劇での再放送はなし。 | |
第4回 | 7月11日 | 楽しみ | 小林幸子 松本伊代 西村知美 渡辺美奈代 田中美奈子 島崎和歌子 | 福寿草(小林幸子) 眠り姫(西村知美) Winterスプリング、Summerフォール(渡辺美奈代) 涙の太陽(田中美奈子) 元気がソレを許さない(島崎和歌子) | |
第5回 | 8月8日 | 夏休みプレゼント傑作集 <もしも・・・シリーズ決定版> | 総集編 | ||
第6回 | 9月19日 | 仕事 | 内田あかり 松本伊代 渡辺美奈代 西村知美 | ファミ劇・BSフジでの再放送はなし。 | |
第7回 | 10月17日 | 秋 | 内田あかり 西村知美 渡辺美奈代 坂本冬美 本田理沙 田中美奈子 藤あや子 小林千絵 | 愛にDESPERATE(西村知美) 好色一代女(内田あかり) 容赦なく愛して(本田理沙) 男の情話(坂本冬美) Be My Baby(田中美奈子) おんな(藤あや子) | |
第8回 | 11月28日 | 場所 | 小林幸子 酒井法子 渡辺美奈代 立花理佐 マルシア 香西ゆかり 原田ゆかり | ALL RIGHT(酒井法子) 恋愛紅一点(渡辺美奈代) DO YOU DO YOU?(立花理佐) | ファミ劇での再放送はなし、腹話術指導に花島三郎、ピアノ演奏に小泉宏、構成作家は田村・柊・島崎 |
第9回 | 12月26日 | 年末特別総集編 | 総集編 |
1990年
[編集]ドリフ大爆笑'90 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月10日 | 楽しみ | 小林幸子 西村知美 渡辺美奈代 森口博子 島崎和歌子 晴山さおり | グレイのすきま(西村知美) 故郷(小林幸子) Last, Last Dance(森口博子) 南南西(島崎和歌子) 一円玉の旅がらす(晴山さおり) | |
第2回 | 5月15日 | 楽しくなければ仕事じゃない 働く人全員集合! | 内田あかり 渡辺美奈代 森口博子 川越美和 香西かおり | ココロの鍵(川越美和) 恋舟(香西かおり) | |
第3回 | 6月26日 | 住めば都だ全員集合!! | 小林幸子 西村知美 渡辺美奈代 本田理沙 森口博子 | 故郷(小林幸子) グレイのすきま(西村知美) ドキュメンタリー(本田理沙) | |
第4回 | 7月31日 | 夏本番 これを見なけりゃ損をする! | 内田あかり 渡辺美奈代 森口博子 西田ひかる マルシア 藤あや子 晴山さおり | 手のひらの私(西田ひかる) 抱きしめて(マルシア) 一円玉の旅がらす(晴山さおり) おんな(藤あや子) | |
第5回 | 8月21日 | 夏のプレゼント傑作集 時代劇スペシャル | 総集編 | ||
第6回 | 9月25日 | なにがなんでも健康第一! | 小林幸子 渡辺美奈代 森口博子 本田理沙 服部浩子 | 恋はタヒチでアレアレア!(森口博子) 故郷(小林幸子) ピチカート・プリンセス(渡辺美奈代) 御神火月夜(服部浩子) | |
第7回 | 10月23日 | 秋深き 隣は何をする人ぞ! | 内田あかり 渡辺美奈代 森口博子 桜井幸子 | ピチカート・プリンセス(渡辺美奈代) 恋はタヒチでアレアレア!(森口博子) ともだちでいようよ(桜井幸子) | 雷様コーナーでは、けん玉キッズの小野邦光五段も出演。 |
第8回 | 11月13日 | 金は天下のまわりもの!? | 渡辺美奈代 森口博子 内田あかり 田中陽子 藤あや子 | 恋はタヒチでアレアレア!(森口博子) おんな(藤あや子) 陽炎のエチュード(田中陽子) | |
第9回 | 12月25日 | 総集編 |
1991年
[編集]ドリフ大爆笑'91 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月9日 | 15周年記念傑作集 | 総集編 | ||
第2回 | 5月7日 | 道具の正しい使い方 お教え致します | 小林幸子 渡辺美奈代 本田理沙 西田ひかる 服部浩子 | 天命燃ゆ(小林幸子) 心だけそばにいる(西田ひかる) a・za・mi(本田理沙) 雨の宿(服部浩子) | |
第3回 | 6月18日 | 時間は有効に 使いましょう。 | 渡辺美奈代 森口博子 はやせひとみ | ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜(森口博子) 花燃え(はやせひとみ) | |
第4回 | 7月9日 | いろ〜んな色 とりそろえてみました | 渡辺美奈代 田村英里子 マルシア 藤あや子 胡桃沢ひろ子 | リトル・ダーリン(田村英里子) 待ちわびて哀愁(マルシア) スパーク・プラグ(胡桃沢ひろ子) 雨夜酒(藤あや子) | |
第5回 | 8月6日 | 夏休みプレゼント傑作集 お待たせしました! 今夜は水にちなんだお話 | 総集編 | ||
第6回 | 9月10日 | 人生楽あれば苦あり!! | 渡辺美奈代 生稲晃子 かとうれいこ 中條かな子 | Hanakoの結婚(渡辺美奈代) 帰らざるビーチ(かとうれいこ) 天使の罠(中條かな子) | |
第7回 | 10月8日 | 秋深し となりは何をする人ぞ | 渡辺美奈代 本田理沙 田村英里子 かとうれいこ 松居直美 | Hanakoの結婚(渡辺美奈代) 誘惑のチャチャ(田村英里子) Moonlight Surfer(かとうれいこ) | |
第8回 | 11月19日 | 大切にしましょう 人と人とのおつきあい | 渡辺美奈代 本田理沙 島崎和歌子 藤あや子 かとうれいこ 胡桃沢ひろ子 | Moonlight Surfer(かとうれいこ) 異邦人〜ストラニエーロ〜(島崎和歌子) 雨夜酒(藤あや子) 恋する夏の日(胡桃沢ひろ子) | |
第9回 | 12月24日 | 総集編 |
1992年
[編集]ドリフ大爆笑'92 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月14日 | 人生思いっきり楽しみましょう | 渡辺美奈代 城之内早苗 立花理佐 本田理沙 田村英里子 雷様 デュークエイセス | 最後に教えて(田村英里子) | |
第2回 | 5月19日 | 仕事 | 渡辺美奈代 仁藤優子 中嶋美智代 雷様 マイク眞木 | 日記の鍵貸します(中嶋美智代) | 「長介のコント入門マル珍講座」開始 |
第3回 | 6月9日 | 着るもの | 松本明子 酒井法子 渡辺美奈代 本田理沙 城之内早苗 藤あや子 太田幸希 三浦理恵子 池谷幸雄 井上貴子 雷様 松崎しげる 大林典子 | 渚のピテカントロプス(酒井法子) こころ酒(藤あや子) 汽笛のように泣きながら(太田幸希) | |
第4回 | 7月7日 | 健康 | 渡辺美奈代 城之内早苗 ribbon 飯島直子 宝ひとみ 香田晋 中江有里 雷様 尾崎紀世彦 | 太陽に火をつけて(ribbon) 真夏の楽園(中江有里) 手酌酒(香田晋) | |
第5回 | 8月4日 | お待たせしました! 今夜は夏休みプレゼント傑作集 | 総集編 いかりやの新撮出演はなし | ||
第6回 | 9月8日 | 金は天下の回りもの | 渡辺美奈代 藤あや子 小田茜 高橋由美子 宮田愛 雷様 森公美子 | あなたがいるからここにいる(小田茜) アチチッチ〜fire version〜(高橋由美子) こころ酒(藤あや子) 青春の顔(宮田愛) | |
第7回 | 10月20日 | 秋の夜長のお楽しみ!! | 渡辺美奈代 本田理沙 中村綾 沖本富美代 沖本美智代 雷様 野口五郎 | ||
第8回 | 11月17日 | つきあい上手になりましょう・・・ | 西田ひかる ribbon 藤あや子 中江有里 雷様 中尾ミエ | 輝き!ください(西田ひかる) "S"ENSATIONAL WIND(ribbon) こころ酒(藤あや子) | |
第9回 | 12月29日 | 総集編。山形テレビでは最後の放送。 |
1993年
[編集]ドリフ大爆笑'93 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 4月20日 | 10,000コントからドリフが選んだベストコント | 愛川欽也、小島奈津子(司会) | 総集編。この回で約5年ぶりにいかりやと志村が共演、久々の5人揃っての出演となった。 | |
第2回 | 5月18日 | 人生を趣味で豊かに・・・ | 西田ひかる 小田茜 藤あや子 雷様 前川清 | 別れの曲でも唄って(前川清) 涙 止まらない(西田ひかる) むらさき雨情(藤あや子) 南の国から来た手紙(小田茜) | |
第3回 | 6月29日 | 人間なんてララーラ〜 | 長山洋子 中條かな子 大野幹代 三浦理恵子 池谷幸雄 雷様 由紀さおり 安田祥子 牧原俊幸(ナレーション) | いい湯だな(由紀さおり・安田祥子) 海に降る雪(長山洋子) | |
第4回 | 7月27日 | 夏・なつ・ナツを楽しく・・・ | 城之内早苗 藤あや子 三浦理恵子 大野幹代 雷様 和田アキ子 | むらさき雨情(藤あや子) 酔わせてよ今夜だけ(城之内早苗) | |
第5回 | 8月31日 | 夏休みプレゼント傑作集 〜健康が一番〜 | 総集編 | ||
第6回 | 9月21日 | あれこれお仕事ご苦労さま! | C.C.ガールズ 雷様 瀬川瑛子 | 夢仕度(瀬川瑛子) 恋するために生まれてきたの(C.C.ガールズ) | |
第7回 | 10月26日 | 欲にもいろいろありまして・・・ | 可愛かずみ 生稲晃子 藤あや子 長山洋子 山崎亜弥子 雷様 千昌夫 | なみだ酒(長山洋子) めおとの旅(千昌夫・阿部三登里) むらさき雨情(藤あや子) 愛されたくて(山崎亜弥子) | 「三人ジイさん」開始 |
第8回 | 11月23日 | 数 | 松本伊代 可愛かずみ 藤あや子 CoCo 雷様 五木ひろし 志生野温夫 | べにばな(五木ひろし) むらさき雨情(藤あや子) 恋のジャンクション(CoCo) | |
第9回 | 12月28日 | 年末特別総集編 | 総集編 |
1994年
[編集]ドリフ大爆笑'94 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 3月15日 | 放送150回記念特集 | みのもんた(ナレーション) | 総集編 いかりやの新撮出演はなし | |
第2回 | 6月28日 | 仕事あれこれ | 可愛かずみ 佐藤愛子 雷様 田原俊彦 | メンバー全員参加コントが復活 「雷様」が公開コントに変更 「長介・工事のしあわせ父子」開始 | |
第3回 | 7月26日 | 着るものあれこれ | 長山洋子 西田ひかる 飯島愛 雷様 野口五郎 山中秀樹 | きっと愛がある(西田ひかる) 蒼月(長山洋子) | 「視聴者からのリクエストコント」開始 |
第4回 | 8月30日 | <夏休みプレゼント傑作集> 夏バテぶっ飛ばせ!スポーツやるぞ! | 夏の総集編はこれで最後 | ||
第5回 | 9月20日 | 健康は何よりの宝物! | 井上晴美 CoCo 雷様 デーモン小暮 | 夢いちど(香田晋) パヒュームを残せない -PV Ver.-(佐伯伽耶) | |
第6回 | 10月25日 | いろんな秋見つけたの巻 | 川上麻衣子 松本明子 長山洋子 城之内早苗 大野幹代 佐伯伽耶 雷様 研ナオコ 山中秀樹 | パヒュームを残せない(佐伯伽耶) めおと酒(長山洋子) | |
第7回 | 11月22日 | 趣味・楽しみで生活にうるおいを! | 久本雅美 小松千春 藤あや子 井上晴美 大野幹代 佐伯伽耶 雷様 堀内孝雄 | パヒュームを残せない(佐伯伽那) 花のワルツ(藤あや子) | |
第8回 | 12月27日 | 年末特別総集編 笑い納め 年の瀬コント 超満載! | この回は、94年の傑作コントではなく、これまで放送された「年の瀬」に関するコントの傑作集だった。また、佐伯伽耶と定岡正二によるおせち料理リポートというコント以外のコーナーも登場。 |
1995年
[編集]ドリフ大爆笑'95 笑いと歌の20年 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
第1回 | 3月14日 | なつかしのあのコントこの歌一挙満載! | 福井謙二、近藤サト(司会) | 総集編 いかりやの新撮出演はなし | |
第2回 | 6月20日 | 歴史あれこれ | 藤あや子 西野妙子 大野幹代 そめやゆきこ 少年少女合唱隊 森公美子 L・Suger 山中秀樹(ナレーション) | RAP MIYO-CHAN(cha!K.A.T.O. with BRAND NEW MONKEYS) み・れ・ん(藤あや子) | 「少年少女合唱隊」スタート 「雷様」のオチが変更 本来は5月16日に放送予定だったが、オウム真理教事件の報道特番で中止。この日に差し替えとなった。 |
第3回 | 7月18日 | 着る物 | 長山洋子 岩井由紀子 大野幹代 飯島愛 シェイプUPガールズ 少年少女合唱隊 由紀さおり 安田祥子 | RAP MIYO-CHAN(cha!K.A.T.O. with BRAND NEW MONKEYS) 赤い星 青い星〜天文カラットの星から〜(由紀さおり) 捨てられて(長山洋子) | |
第4回 | 8月8日 | 夏・まっ盛りだよ! | 西田ひかる 島崎和歌子 香田晋 Melody | C'mon3!(西田ひかる) 雪次郎鴉(香田晋) | |
第5回 | 9月12日 | 道具あれこれ | 千昌夫 藤あや子 生稲晃子 大野幹代 シェイプUPガールズ 少年少女合唱隊 白鳥英美子 増山江威子(声) | ふるさとの四季をうたう(千昌夫) み・れ・ん(藤あや子) | 「雷様」のテーマ音楽が変更 |
第6回 | 10月17日 | 秋あれこれ… | 香坂みゆき マルシア 長山洋子 藤谷美紀 大野幹代 佐伯伽耶 シェイプUPガールズ 少年少女合唱隊 デューク・エイセス | しあわせになれる(マルシア) PRETTY PLEASE(佐伯伽耶) 捨てられて(長山洋子) | |
第7回 | 11月21日 | 所かわれば品かわる!? | 久本雅美 飯島愛 藤谷美紀 大野幹代 佐伯伽耶 美山純子 少年少女合唱隊 神崎ゆう子 | PRETTY PLEASE(佐伯伽耶) 夢でいいから(美山純子) | 「視聴者からのリクエストコント」この回から公開コント化 公開コントは剣の修行(オチのBGMは盆回りではない) |
第8回 | 12月19日 | 総集編 いかりやの新撮出演はなし |
1996年
[編集]ドリフ大爆笑'96 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
1月30日 | 超!もしも…特集だよ全員集合!! | 総集編 いかりやの新撮出演はなし | |||
4月16日 | 春うらら・・・ | マルシア 長山洋子 生稲晃子 斉藤満喜子 大野幹代 C.C.ガールズ 山口リエ 川上みく 少年少女合唱隊 岸千恵子 | 倖せにしてね(長山洋子、公開) ずっと許してる(マルシア) | 公開コントは忍者コント(オチのBGMは盆回りでこれ以降同様) | |
5月21日 | お仕事です! | 細川たかし 斉藤慶子 本田理沙 三浦理恵子 大野幹代 CAN-Dee 松原澄江 少年少女合唱隊 サーカス | 幸せな日々(三浦理恵子) ふたり道(細川たかし) | サイレント喜劇映画風コントシリーズ」開始 公開コントは剣の修行 | |
6月5日 | 着る物・ファッション | 小柳ルミ子 島崎和歌子 藤あや子 シェイプUPガールズ 佐伯伽耶 フジヤマ・ホクト・アキラ(BANG! BANG! BANG!グラディエーター) | おばこ巡礼歌(藤あや子、公開) 愛があればね(佐伯伽耶) | 公開コントはドリフ相撲の修行だ全員集合!! 少年少女合唱隊は中川喜弘とDIXIE DIX | |
7月23日 | ぜ〜んぶ「夏」コント大特集 | 工藤夕貴 渡辺美奈代 高橋由美子 大野幹代 佐伯伽耶 CAN-Dee 少年少女合唱隊 近藤サト | WILL YOU MARRY ME?(高橋由美子) 愛があればね(佐伯伽耶、公開) | 公開コントはドリフ商事 | |
9月10日 | 身体(からだ) | 香坂みゆき 城之内早苗 島崎和歌子 辺見えみり CAN-Dee Melody 松原澄江 憂木かおる 少年少女合唱隊 斉藤ノブ | 流れ星(辺見えみり) 都鳥(城之内早苗) | この回以降、ファミ劇での再放送はなし。 公開コントは山寺修行 | |
10月29日 | 趣味 | 森尾由美 渡辺美奈代 鈴木紗理奈 | 公開コントは五軒家コント | ||
11月19日 | 人間関係 | 島崎和歌子 渡辺美奈代 大野幹代 CAN-Dee 中山エミリ マルシア 松原澄江 | 心の結婚(マルシア) Private Eyes(中山エミリ) | この回までは90分枠での放送。 公開コントは母ちゃんただいまだよ全員集合。 3人ジイさん最終回。 | |
12月17日 | 年末特別集編 |
1997年
[編集]ドリフ大爆笑'97 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
1月21日 | 武居“M”征吾(ナレーション) | この回よりサザエさんの再放送を休止し、19時からの2時間枠での放送。 (関西テレビなどではさんまのまんまを放送するため90分の短縮放送。) 面白ネタづくし!これ見て君もコントの達人だ(総集編) | |||
3月11日 | 武居“M”征吾(ナレーション) | 2時間枠での放送。 必見!絶品ネタ大辞典 これで君もコントの達人だ(総集編) | |||
5月20日 | 趣味 | 中村あずさ 細川ふみえ 大西結衣 シェィプUPガールズ 菊池万理江 森下涼子 少年少女合唱隊 ネーネーズ 山中秀樹(ナレーション) | 2時間枠での放送。 もしものコーナーが復活。もしもはタクシー。これを最後にテーマ廃止。 公開コントは脱獄コント 山形県での放送がさくらんぼテレビ開局で再開、高知県での放送が高知さんさんテレビ開局で開始。 | ||
7月8日 | 中村あずさ 生稲晃子 大西結花 細川ふみえ 藤森夕子 シェイプUPガールズ 菊池万里江 森下涼子 | 2時間枠での放送。「火曜ワイドスペシャル」枠での放送はこれで最後。 テーマ制廃止によりオープニングが短縮される。 公開コントは「ドリフの修学旅行だよ!全員集合!!」と「茶とけんのCM撮影」(牛乳コント) もしもシリーズは「もしもこんな居酒屋があったら…」 少年少女合唱隊はウォルティ・ブヘリ、ヒルケ・レーダー 挨拶(合唱隊の後)はいかりやと中村あずさ | |||
10月8日 | - | 香坂みゆき C.C.ガールズ 矢部美穂 さとう珠緒 菊池万理江 新山千春 研ナオコ 少年少女合唱隊 HIROSHI | 水曜日の2時間枠での放送。 公開コントは商店街コントと高木ブーのGood!をいかりやと仲本の三人で公開演奏 挨拶(合唱隊の後)はいかりやと香坂みゆき サイレント喜劇映画風コントシリーズは香坂みゆき。もしも…は車内販売。 | ||
11月20日 | - | この回より「強力!木スペ120分」枠での放送。 総集編(出血大豪華版) | |||
12月25日 | - | 押鐘貴之 | 大噴火SP 「強力!木スペ120分」枠での放送[13] 公開コントは「大パニックコンバットだよ全員集合」と「茶とけんの爆笑CM撮影」(おでんのCM)と「テ・キュロ・ディスヒラ」(いかりや高木仲本の演奏)と「ドリフ(間に番組ロゴの走るマーク)大爆笑ミニコンサート」(ズーズー弁としてピッコロの上野隆史)」長介・工事・ブーおなじみ雷様 少年少女合唱隊はゴスペラーズで、もしも…は無し。 |
1998年
[編集]ドリフ大爆笑'98 | |||||
---|---|---|---|---|---|
回数 | 放送日 | テーマ | ゲスト | 曲目 | 備考 |
4月16日 | - | 研ナオコ 山田まりや 少年少女合唱隊 たかしまあきひこ C.C.ガールズ 矢部美穂 ブラザー・コーン DJ FUMIYA GAKU-MC | 「強力!木スペ120分」枠での放送。 この回をもってコントの新規制作は終了となる。 公開コントはご存知母ちゃんと悪ガキだよ!全員集合 もしもシリーズは寝台車 |
総集編
[編集]新作コントが制作されなくなってからは総集編のみの放送となった。
いかりやの死後、約3年に渡り地上波での「ドリフ大爆笑」としての総集編は制作されていなかったが、2007年のDVD化前後より5度の総集編特番が放送されている。
放送日 | 放送時間(JST) | 放送タイトル | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1998年8月6日(木曜日) | 19:00 - 20:54 | ドリフ大爆笑'98 真夏のスーパーぶっとびスペシャル | 不明 | 『強力!木スペ120分』枠で放送、最後の通常OP。 |
1998年9月22日(火曜日) | 祝30周年!!全部見せます 爆笑ドリフ大全集!! | ドリフ大爆笑の映像に加え、 『加トちゃんケンちゃん光子ちゃん』や『なるほど!ザ・ワールド』、ドリフの音楽コントの映像も放送。 ナレーションはみのもんた。 | ||
1999年4月2日(金曜日) | ドリフ大爆笑スペシャル'99 チョットだけよ?メンバー緊急集結 5000本コント爆笑大放出スペシャル | 西山喜久恵を進行役に、メンバー5人も出演。 | ||
2000年3月14日(火曜日) | ドリフ大爆笑2000 春一番スペシャル | 『火・曜・特・番!!』枠で放送。 この放送1ヶ月前に亡くなった荒井注が以前、ゲスト出演したコントを放送、コントの最後にメンバーからの追悼文が表示された。 | ||
2001年3月20日(火曜日) | ドリフ大爆笑 21世紀スペシャル | 『火曜ワイドスペシャル』枠で放送。 ゲストとの共演コントを中心に放送。当時出演したゲストのVTRコメントもあった。 | ||
2002年3月19日(火曜日) | ドリフ大爆笑 25周年傑作集 | 「もしも特集」として、もしものコーナーのコントのみ放送。 | ||
2002年12月30日(月曜日) | 18:30 - 20:54 | ドリフ大爆笑 全員集合スペシャル | 久しぶりにいかりやが解説役として登場。全員集合のコントVTRも放送された。 | |
2003年12月23日(火曜日) | 19:00 - 21:24 | 40年だよ!!ドリフ大爆笑 | 16.6% | 前述の通りオープニングとエンディングが一新された。 メンバーが選んだ傑作コントが放送され、いかりやが選んだ傑作コントでは前身番組である「ドリフの昭和大爆進」の映像が流れた。 |
2004年4月2日(金曜日) | 19:00 - 22:52 (19:00 - 20:31) | 緊急追悼特番!笑いと涙をありがとう! 伝説のコメディアンそして名優いかりや長介さん ドリフ大爆笑から映画踊る大捜査線 完全放送まで4時間スペシャル | 16.5% | この回は本番組と映画で構成されていて、当番組は19:00 - 20:31に放送された。 いかりやの生涯最後の仕事となったオープニングとエンディングのメイキング映像が放送がされた。 残りの20:31 - 22:52は『踊る大捜査線 THE MOVIE』が放送された。コントVTR紹介のナレーションはみのもんたが務めた。 |
2007年2月11日(日曜日) | 19:58 - 21:48 | ドリフ大爆笑 30周年記念スペシャル | 日曜21:00台で放送されていた『発掘!あるある大事典II』(これには志村もレギュラー出演していた)が打ち切られたために、 『ドリフ大爆笑30周年』を記念する形で、19:58からの2時間特番で放送された。 過去のコント50本をランキング形式で振り返る構成となり、メンバーのコメントやナレーションは一切なかった。 この特番は急遽日曜のこの時間帯の枠に当てられたが、30周年記念としてDVDを発売するための宣伝特番として予め用意されており、 本来は『カスペ!』等の単発枠の中で放送する予定であった。 なお、毎週日曜日のこの時間は「ファミリー劇場」で再放送されている為(こちらは20:30〜22:00に放送)、 大爆笑がCS・地上波の2つのチャンネルで見られるという現象が発生している。 | |
2007年6月26日(火曜日) | 19:00 - 20:54 | ドリフ大爆笑 放送30周年記念番組 | 12.4% | 『カスペ!』枠で放送。 記念特番第2弾として、DVD未収録(とアナウンスされた)作品を中心に構成され、 DVDのPRの為に番組前半にメンバー4人が登場。 さらに当日は加藤茶が出演していたドラマ『鬼嫁日記 いい湯だな』の最終話放送日であったことから、 ドラマの主役であった観月ありさと夫役ガレッジセールゴリが宣伝を兼ねて出演した。 |
2009年2月10日(火曜日) | 2009ドリフ大爆笑!! 〜ドリフ結成45周年記念SP〜 | 15.8% | 『カスペ!』枠で放送。 フジテレビアナウンサー(現在はフリー)中野美奈子を進行役に、 志村・加藤の他、優香、大沢あかね、小林恵美、山本梓をゲストに迎えて放送 (女性ゲストの4人はフジテレビにおける志村の番組で共演経験がある)。 このスペシャルでは音声がステレオ放送に、スタジオ収録部分がハイビジョン制作になった他、 デジタル放送のコントVTR部分ではサイドバーを入れたピラーボックスで放送された。 | |
2011年3月1日(火曜日) | ドリフ大爆笑!! 加藤茶芸能生活50周年 | 10.7% | 『カスペ!』枠で放送。 加藤が2011年に芸能生活50周年を迎えたのを記念して放送。 いかりや以外のメンバー単独によるドリフ大爆笑総集編としては加藤が初めてとなる。 ドリフ大爆笑から加藤がメインのコントを厳選して紹介した他、 全員集合からは「ちょっとだけよ」や「ヒゲダンス」(いずれもTBSの映像提供)などの名作コントを紹介した。 番組の冒頭で加藤自らがスタジオで挨拶し、くす玉を割って祝った。 | |
2012年10月30日(火曜日) | ドリフ大爆笑35周年 人気スターが選んだ爆笑コント20 | 8.9% | 『カスペ!』枠で放送。 | |
2013年11月12日(火曜日) | ドリフ大爆笑 加トちゃんケンちゃん光子ちゃんスペシャル | 12.9% | 『カスペ!』枠で放送。OPEDはドリフ大爆笑'81・ドリフ大爆笑'82版の映像。 | |
2021年5月3日(月曜日) | 19:00 - 21:00[注 23] | ドリフ大爆笑2021 | 不明 | 志村の追悼番組などで本番組の傑作コントの総集編として特集されることはあったが、『ドリフ大爆笑』のタイトルでは約8年ぶりに放送された。 志村単独出演の『志村けんのバカ殿様』『志村けんのだいじょうぶだぁ』の傑作コントも一部放送。 ナレーションは松元真一郎。全編VTR構成の為、ゲストなし。 |
2024年2月12日(月曜日) | ザ・ドリフターズ結成60周年 ドリフ大爆笑 国民が選ぶベストコント60 | ザ・ドリフターズの結成60周年を記念とした特別番組。 番組スタッフ・視聴者が選んだ人気コント60本を第60位から第1位までカウントダウン形式で発表した。 一部のコントを除いて基本的に尺合わせでダイジェストで振り返った。 |
スピンオフ番組
[編集]上記の総集編のほか、『ドリフ大爆笑』とは題していないが下記のスピンオフ番組がいかりや・志村・仲本逝去後に放送された。
- 追悼番組
- 『いかりやさん一周忌特番 笑って泣いて! いかりや長介大爆笑スペシャル』
- 2005年3月15日(火曜日) 19:00 - 20:54
- 「カスペ!」枠で放送。大爆笑のコントのほか、他番組でドリフが挑戦したスポーツやいかりやの紀行番組の名場面を中心に放送された。ナレーションは藤村俊二。
- 『ドリフの長さん懐かし大爆笑三回忌特別企画』(テレビ朝日)
- 2006年3月20日(日曜日) 19:00 - 20:54
- 今回はフジテレビではなくテレビ朝日で放送され、『ドリフ大爆笑』をベースとして「ドリフと女優の爆笑劇場」などいかりやが出演した傑作コントや、いかりやの遺作映画となった『恋人はスナイパー』の一場面などが放送された。
- 『懐かしのいかりや長介大爆笑スペシャル!』
- 2010年3月18日(木曜日) 19:00 - 20:54
- 2010年3月20日に、いかりやの七回忌を迎えるのに合わせて放送。ドリフ大爆笑からの厳選コントに加え、全員集合からの公開コント(忍者)や、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』でいかりや扮する和久平八郎の傑作シーン、ホノルルマラソンに出場した当時の映像やアフリカ紀行(テレビ東京制作)の名場面も放送され、芸人であり名バイプレーヤーでもあった、いかりやの功績を振り返った。オープニングは全員集合のオープニング映像を使用し、画面右端下に「映像提供 TBS」のテロップが表示された。エンディングは全員集合の最終回(1985年9月28日放送)のフィナーレのシーンが流れ、フジテレビ系列の地上波放送局でTBSのバラエティ番組が“再放送”される形となった。ナレーションは生島ヒロシが務めた。
- 視聴率は12.1%
- 『志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう』
- 2020年4月1日(水曜日) 19:00 - 21:00
- フジテレビ系列で生放送された。
- 本番組と志村が担当した『志村けんのバカ殿様』『志村けんのだいじょうぶだぁ』といった志村出演の3つのコント番組のそれぞれの傑作コントを振り返った[14]。
- 番組では、上記の3番組の傑作コント以外に下記のゲスト出演者による志村とのコントでの思い出や裏側のトークも展開された。番組終盤にはザ・ドリフターズの加藤茶が志村への贈る言葉として弔辞を読んだ。エンディングではスタッフロール以外に、「志村けんの番組に出演してくださった皆様」として上記の3番組の主な歴代出演者が流れた。そして、番組の最後には「志村けんさん楽しい笑いをありがとうございました 安らかにおやすみください。」のテロップが表示されて、番組を締めた[15]。
- 司会はフジテレビアナウンサーの三宅正治と西山喜久恵が担当した。
- ゲストにザ・ドリフターズの高木ブー・仲本工事・加藤茶、研ナオコ、いしのようこが出演。
- 平均視聴率は21.9%(関東地区)。瞬間最高視聴率は20:48の27.3%だった。また、関東地区以外の日本各地区でもそれぞれ高視聴率を記録した[16][17]。
- 『ドリフ大感謝祭 ありがとう仲本工事さんスペシャル』
- 2022年12月15日(木曜日) 20:00 - 21:54
- 仲本工事の追悼番組として、仲本の傑作コントを中心に放送された。
- VTRのトークで、MCを飯塚悟志(東京03)が務め、他に加藤茶、高木ブー、ももいろクローバーZが出演。
- 志村友達コラボ番組
- 『志村友達 大集合スペシャル』
- 2020年6月21日(日曜日) 19:00 - 21:54
- 『ドリフ・バカ殿・志村友達大集合SP』
- 『春だ!ドリフだ!みんなあつまれ全員集合!』
- 『ドリフに大挑戦スペシャル』
- 2021年9月26日 -
- 『爆笑コント祭り』
- 『ドリフ&志村けんの年末爆笑コント祭り!』
- 2021年12月27日(月曜日) 19:00 - 21:00(前述した『志村けんとドリフの大爆笑物語』の直前に放送)
- 『志村けん&ドリフの爆笑お宝コント祭り〜バカ殿変なおじさん豪華ゲストも大集合スペシャル〜』
- 『志村けん&ドリフの爆笑コント祭り』
- 2024年3月20日(水曜日) 19:00 - 21:00
- 「ドリフとバカ殿でだいじょうぶだあ!ドリフ結成60周年!みんなで笑い転げるぞ!笑いの秋祭りスペシャル!!! 」 2024年9月22日(日曜日) 19:00〜22:00
視聴率
[編集]1977年2月の番組開始以降、すぐに20〜30%台の常連番組となり、1980年に放送された11回の平均視聴率は34.4%を記録した(この年の12月放送の年末総集編で番組最高視聴率となる40.4%を記録した)。1980年代後半〜1990年代に入ると、徐々に視聴率は下がってはいたものの、それでも10%台〜20%と安定した視聴率を獲得。月1でレギュラー放送された1977年から1998年までの22年間の平均視聴率は23.6%だった。
再放送
[編集]ファミリー劇場での再放送
[編集]地上波での総集編とは別に、現在はファミリー劇場(以下、ファミ劇)が再放送を行っており、同局の看板コンテンツの一つとなっている。
放送マスターテープの激しい損傷や紛失、また一部ゲストの肖像権等の都合上、やむを得ない理由で欠番扱いとなっている回もあり[注 24]、全エピソードの放送には至っていないが、通常放送分(90分版)が176本、総集編等(120分版)が18本[注 25]放送されている、この194本から前記2本を抜いた上で2007年までに96年9月から2007年の特番で計21本と96年以前で欠番の9本に加え浅草国際公演1本[注 26]を含めた225本が製作された[18]。
放送時間は以下の通り(2024年4月現在)
- 放送なし
ファミリー劇場での再放送は1999年より開始され、初回から1996年7月放送分まで終えたらリピートとして第1回目から行われる(2007年1月より3周目、2010年8月より4周目となり再び第1回から放送されている。2周目までは日劇公演の模様も放送されていたが、3周目以降カットされている)。1996年後期から2003年までの回は現時点で再放送は行われていない。末期の放送は120分など放送時間がバラバラであり、現在の再放送枠では放送困難であることが一因となっている。同様の理由として、年末特別総集編[注 27]などは通常の再放送枠とは別の枠で特番として放送されることがあり、2周目では90分版消化後にレギュラーの放送枠を拡大して放送、3周目では90分版消化を間近に控えた2010年6月に、日曜12:00 - 18:00の枠を利用して集中放送を行っている他、9月以降諸事情(後述)によりリピート放送を行っている。
ファミリー劇場での再放送特有の事象として、番組初期から中期までの放送ではオープニングのスタッフロールやコントのタイトル、歌コーナーの曲のタイトルや歌手名などのテロップが一切入らないまま放送されており、時には名物の中年女性の笑い声もテロップさえも入らない珍しい回もみられる。なお、1983年放送の作品からは本放送当時の枠と番組ロゴ、1984年頃放送の作品からは歌コーナーの曲のタイトル・歌手名、1988年放送の作品からはオープニングの出演者ロール、コントタイトル、エンディング時のスタッフロールが入るようになり、この時点で完全な形での放送となる(完全パッケージメディア化)。ただし、総集編の回を中心にこれ以前の物でも回によってはこれらのテロップ類が入っている場合がある。これは本放送時にテロップを生で挿入していた名残であり、ファミ劇では3周目より番組開始冒頭に番組タイトルロゴのみを追加挿入している。また一部マスターテープ(原版)の乱れがあったため、本放送時とは若干異なる画像であるという件の説明が冒頭に書かれることがある。
2008年1月からは2分間のCMが2回挿入されるようになった。また、番組開始数秒間と終了間際数秒間、画面右下にファミリー劇場のマークまたは「ファミリー劇場」と表示されていた。初期の頃の放送ではファミリー劇場のマーク、中期〜後期の放送では「ファミリー劇場」と表示されていたが2008年11月より土日の通常放送、月〜水の「大爆笑アワー23」(第3回目から)とも画面左上に常時「ファミリー劇場」のウォーターマークが表示されるようになった(ファミリー劇場HDは右上に表示)。
2007年11月に「スカパー!大昭和祭り」キャンペーンの一環として第1回から第5回がリピート放送された。その後、2008年10月27日から「大爆笑アワー23(英称:LOL HOUR 23)」として毎週月曜日〜水曜日23:00〜24:25に改めて第1回から放送、2010年10月からは夕方枠に移行した上で「夕焼けドリフ劇場」として引き続き放送を行っている。これとは別に、同月より火曜21:00 - 23:00に「ファミ劇9 火曜ドリフ横丁」が新設され[注 28]、前述の特別総集編の他、今後は大爆笑以外のドリフ関連番組がファミ劇初放送作品も含めて編成されることになっている。
2012年7月からスカパー!e2(現:スカパー!)にてすべての放送回において字幕放送を行っている。2015年9月1日からはスカパー!プレミアムサービス・スカパー!プレミアムサービス光でも字幕放送が開始された。
2024年3月末で放送が終了した。
ファミリー劇場での放送におけるエピソード
[編集]2009年8月25日放送の大爆笑アワー23(第115回)では、放送当時に触法行為で拘置中の酒井法子の登場する場面および歌(夢冒険)のシーンをカットなどすることなく、そのまま放送された。同年末には仲本と高木がファミリー劇場の番組収録に参加。『アニメ問わず語り』には2人それぞれ登場し、正月特番『2010ラインナップ特番』では仲本が大爆笑の収録の思い出を語った。また、2人が出演する大爆笑用のCMやクロスプログラムも制作され、期間限定で使用された。
2010年9月18日・19日の放送は、同月11日に死去した谷啓の追悼番組という形を取り、1979年に谷がゲスト出演した2回分を前倒しして放送した。11月3日の放送は、デビュー30周年を迎えた松田聖子のスペシャルという形を取り、6回分を放送した。
2011年5月2日・3日・4日・6日・7日は当初ゴールデンウィーク集中編成を予定していたが、4月21日に死去した元キャンディーズの田中好子の追悼特別編成に変更し、キャンディーズが出演した10回分を放送した。8月8日から12日までの『夕焼けドリフ劇場』及び、14日の『日曜ドリフ劇場』では、「ドキッ!水着だらけのドリフ大会」と題して、アイドルが水着姿で登場する回を放送した。なお、翌週は特別編成により番組自体が休止された。8月20日は「これでいいのだ!バカ殿&バカボン おバカパレード」の企画として、バカ殿のコントがあった回を放送した(この企画では、レギュラー版「志村けんのバカ殿様」も放送されている)。
BSフジでの再放送
[編集]2017年10月8日から、BSフジで毎週日曜日 20:00 - 20:55(JST)の枠にて、「ドリフ大爆笑」の番組タイトルで放送を開始した。番組は、過去に制作された傑作コントを厳選・再編集した内容になる[注 29]。初回の放送では、ニコニコ生放送との番組連動企画により、BSフジの放送を見ながら加藤・仲本・高木と高木の実娘の高木かおるの4人が、番組が開始された1977年当時のエピソードや裏話を披露するという、生実況企画を行った[19]。なお、BSフジでの初回は、1977年2月8日に放送された「ドリフ大爆笑」第1回(テーマは『対決!』。ゲスト:伊東四朗・小柳ルミ子・千昌夫ほか)を再編集して放送。コントのハイライトのシーンは本放送と同じ形式だったが、笑い屋の笑い声をカットしテーマソングに変えるというもので、本放送終了後にも繰り返される。また冒頭のハイライトはゲスト紹介に変えられている。また、夏休みプレゼント傑作選と年末総集編と一部回(沢田研二やキャンディーズなどのコント)は放送されない。放送間隔は、10回放送したら、10回前から10回繰り返し放送し、繰り返しの放送が終わったら、新たに10回放送し、また10回繰り返しの放送となる。
2021年4月11日からBSフジでの放送日時が、上記の1時間繰り下げで毎週日曜日 21:00 - 21:55(JST)に変更となった[20]。
2020年4月放送時に、志村けんの追悼テロップが表示された。
2022年10月16日放送の第103回のオープニングのテロップでザ・ドリフターズのテロップがゲストと表記されていた。
2022年10月23日放送の第104回のオープニング直前に仲本工事の追悼テロップが表示された。また、コント開始時にタイトルが表示になった。
コントの構成
[編集]コントの種類は多種多様で、その日のテーマに合わせた内容に沿う形で進められ、5人全員総出演するものもあれば、いかりや・高木・仲本あるいは仲本・志村またはいかりや・加藤などの組み合わせ、いかりやもしくは志村を除いた残り4人でのコント、メンバーが単独(1人)(主に仲本が多い)で出演するパターンもしくはゲストとの共演などもある。
加藤・志村によるコントは大概「茶とけん」という冠タイトルが付いており、主に女性ゲスト(なかでも石川秀美・渡辺美奈代との共演は最も多い)、稀に高木と仲本がエキストラとして加わる場合がある。
「もしものコーナー」は原則、番組の最後のコントとして放送されていた。
いかりやの女房役はほとんどが由紀さおりが務めた。
もしものコーナー
[編集]後半コントのメインコーナーの一つで、その回の締め(大抵はエンディング20分前)として放送された。タイトルはその回によって異なり「もしも○○な○○屋さんがあったら(こんな○○さんがいたら)」というもので、司会進行役のいかりやは「お馴染みもしものコーナー」として紹介していた。
内容としては、主人公のいかりやが様々な職業の中でまともでない人間に出会ってひどい目に遭わされるというのが定番であり、オチは「だめだこりゃ」の一言で締めるのがお約束である。キャラクターの設定としては、加藤は貧乏人で泣き上戸あるいは愉快な非常識人、仲本は一見まともそうだが実は一癖も二癖もある厄介者、高木は主に一発芸やダジャレ、泣き芸、出オチのいずれかで、大抵数十秒で終わるパターン、志村はオカマもしくはとぼけた老人役が多く4人の中では比較的長めに時間が取られており(5分以上になる事が多い。一方で高木は長くて約1分程度、加藤と仲本は各2~3分程度と短め)、流れとしては例外を除き大抵は加藤→仲本→高木→志村の順となっていた。また、テーマによっては高木や加藤のパートが省かれることがある。理由として高木の場合は①諸事情によりパート自体が設定されていない(例としては電器店がある)②高木・仲本が共演する(例としては床屋・ラーメン屋台・立食い蕎麦屋など)ためのいずれかとなるのに対して、加藤の場合はきまって加藤・志村が共演する(例としては床屋・寿司屋・取り調べ・弔問客など)ためである。(なお、99年度に披露された「~もしもこんな人が検問に引っかかったら~」では仲本→高木→志村→加藤の順となり、最後の加藤のパートでは自身が過去に起こした交通違反をネタに車から降ろされるというオチとなった)。これ以外にも、コントによってはたまに仲本のパートに高木が(「風邪を引いたそば屋」など)、加藤のパートに志村が(「焼けた銭湯」など)、志村のパートに加藤が(「精力寿司屋」など)それぞれエキストラとして出演している物もある。
締めの言葉である「だめだこりゃ」は流行語になり、2001年に新潮社から発売されたいかりや自身の著書(ISBN 4101092214)のタイトルにもなっているほか、いかりやが出演していた刑事ドラマ「踊る大捜査線」でも発した事もある。また、ほぼ同様の内容のコントがもしもシリーズ以外のコントとして行われる事もあり、その場合は締めの「だめだこりゃ」がなかったり、オチの内容が変更されたりする。
このコーナーの各コントの冒頭では、独自のテーマ曲が流れる。
以下、代表的なコントを挙げる。
- 威勢のいい銭湯(サービス過剰の銭湯)
- いかりやが銭湯に入ると、店主の仲本と他のメンバー3人が演じる店員によって和太鼓のリズムに乗っていろいろなサービスを受ける。しかしそのサービスはかけ湯は体だけでなく、顔にも容赦なく湯をぶっかける、体洗い(素股洗い)と称して鈴のついた紅白のロープで股間をこする、シャンプーも乱暴に洗った後すすぐ際に満タンまで湯を入れた盥に顔を突っ込む、浴槽に入る際も後ろ向きで頭から中に放り込まれる、体を拭く際もどう見てもムチでしばくようにタオルで全身を叩きまくる、という具合でいかりやがもみくちゃにされる物だった。太鼓を叩いているのはすわ親治(1994年のリクエストコント編では加藤が叩き、後はBGM)。
- 同じ設定のコントが3パターン収録(初回は1982年7月27日放送、その後は1985年と1994年に収録)されており、回によっていかりやをもみくちゃにする手順・内容や浴槽に放り込む回数、風呂屋の壁広告や浴槽の湯の色(初期は入浴剤を使用)、太鼓の叩く音や位置が微妙に異なっている(初回:すわが太鼓の縁を叩く、二回目:すわが太鼓の革面を叩く、リクエスト:加藤が太鼓の革面を叩く)。 なお、なぜかこの銭湯の中には紅白の祝賀幕や提灯が飾られ、メンバー4人は黄色の法被を着ているが、店主の仲本のみピンク色の法被を着ている回もあった。さらに初回では一連のサービスが終わった後いかりやは服も着ないまま外に出され、「こんにゃろふざけんなバカヤロー!」と激怒しながら戻ってくるとまた有無を言わせず同様のサービスを繰り返し、最後は浴槽に放り込まれたいかりやが息絶え絶えに「だめだこりゃ」と言ってオチとなった(その際、紅白のロープについた鈴で頭を軽く叩かれる)。なお初回は、仲本がもしもシリーズの最初に登場したパターンである。
- 後に2021年9月26日に放送された「ドリフに大挑戦スペシャル」では、客役をカンニング竹山、店員役を劇団ひとりとカミナリとガンバレルーヤ(太鼓を叩く役は竹内まなぶ(カミナリ))が演じて再現された。ここでは竹山の演じる客が口うるさい性格で、冒頭に店員が「あの口うるさい親父を盛大におもてなししよう」と共謀するシーンと、竹山が道端でラジコンカーで遊ぶ子供やイチャイチャするカップルに説教するシーンが追加された。
- いかりやは後に「(このコントでの4人から)殺意を感じた」とコメントしている[注 30]上、いかりやの孫娘が「なんでおジィちゃんをいじめるの?」と泣いた話を息子の碇矢浩一がブログで述べている。しかし、いかりやは晩年には「風呂にも入れて気持ちよかった」「セリフがなくて楽」などと一転して好意的なコメントを残していた[注 31]。
- 南原清隆がある番組で「生涯見てきたコントの中で最も面白かったコント」として採り上げていた。また藤村俊二も2005年のいかりや一周忌特番の「ドリフ大爆笑」で「一番好きなコント」とコメントしている。
- このコントは、以前同系列で放送されていた「めちゃ×2イケてるッ!」でかつて放送された「フジテレビ温泉」のモチーフになっていると考えられる。
- このコーナーは、控え室に銭湯のセットを組んで打ち合わせをすると称して呼び出した若手芸人を待ち受け、レギュラーの女性陣たちが何も知らずに部屋に入ってきた若手芸人の体を手荒く洗うというドッキリ企画であり、同コーナーの最後のBGMも「ドリフ大爆笑」のオチのBGMと同じ物を使用していた。
- 低料金の銭湯
- 店主は高木。料金はなんと40円で、いかりやは驚きつつもその安さに喜んで浴場に入ろうとするが、浴場に見えた物は浴場の絵が描かれた壁だった。思い切りぶつかったいかりやは「絵だよあれ?」と苦情を言うが、店主に「だって40円だもん」と素っ気なく返され、呆れたいかりやが「だめだこりゃ」と言うオチ。
- 一見平凡に見える銭湯
- これまでとんでもない銭湯でさんざんな目に遭ってきたいかりやは、番台に座るハゲオヤジの店主(加藤)の姿に警戒し「何もないの?」と質問するが、店主は「うちは平凡な風呂屋だからね?おたく他の風呂屋行ってきたでしょ。ダメだよ期待しちゃ」と応対。本当に何もないのでいかりやは安心して浴場へ行こうとするが、一歩踏み出した途端に床の落とし穴に落っこちてしまう。いかりやが「平凡じゃねーよお前!」と怒鳴ると、店主は「平凡でない?つまんない?まだ面白いのあんだわ。これだよ」と言って頭上に下がった紐を引き、番台の床が抜けて姿が消えたと思ったら次の瞬間番台の側板を突き破って転がり出てくる。そして最後はむち打ちになったらしい店主が、「もしもこんなお風呂屋があったら、痛てえだろうなあ、なんてね。痛てえのなんのって」と言い残し、バッタリ倒れて気絶してしまう。
- なお、この回は加藤が珍しくコーナーの3番目に登場したパターンでもある。
- オカマの銭湯
- 色っぽい話し方の店主(志村)の営む銭湯の店内は、遠山の金さんに扮した杉良太郎のポスターや、マッチョな男性のポスターが貼られたりしており、番台の代わりにテーブルがあって応接間のような雰囲気(この店主の趣味らしい)。いかりやをテーブルに座らせ冷えたビールを勧めるなどのサービスをしてきて、いかりやが断ろうとすると突然男口調で「てめえ、俺の酒が飲めねえってのかこの野郎!」と怒鳴りつけ、すぐに「冗談よ、オカマは冗談が大好きなのさ」と笑ってごまかす。さらに店主はいかりやが服を脱ぐ時にしげしげと見ていて「ずいぶん遊んだわね、乳首真っ黒よ」などと言ってくるので、困惑したいかりやは店主に背を向けるが、突然目の前のカーテンが開いて大きな鏡が現れ仰天する(店主がこっそりテーブル上のビール瓶の後ろに隠れたスイッチを押してカーテンを開け、鏡越しに見ようとしていた)。そしていかりやは店主に席を外してもらった上で浴場に入るが、中は家族風呂で店主が先回りして入浴しており、壁のスイッチを押すと照明がピンク色に変わり、嫌がるいかりやを強引に誘い入れようとする。
- 未亡人の銭湯
- 夫に先立たれたばかりか、その夫の借金返済のために住む家を失い銭湯の更衣室で暮らすハメになった女将(志村)といかりやのやり取りを描く。前述の「オカマの銭湯」とほぼ同じ流れだが、こちらの方が先に制作された。
- 潔癖な銭湯
- 銭湯に入りに来たいかりやだったが、店主(仲本)に「ダメだよ、お客さん!だって汚れた体で入ったらさ、風呂汚れるでしょ!よそのお客さんに迷惑じゃないよ!それダメダメダメ!」「この先にね風呂屋があるから、そこで風呂に入って、それからうちに来てちょうだい、ね?」と言って追い返される。やむなくいかりやは「あんな風呂屋絶対行かない」と言いつつ別の銭湯に行くが、そこでも女将(仲本の2役)が「お風呂入る前に、風呂に入ってきたでしょうねぇ !? 」と半笑いで訊いてくる。
- 衛生上に厳しい銭湯
- 店主は仲本(白衣を着ている)。いかりやが銭湯に入ると、衛生上に悪いためかいかりやの服と持っていた石鹸をゴミ箱に捨ててしまう。その後は「潔癖な銭湯」と同じだが、しまいには作業服を着た小松に薬剤を浴びせられて消毒される始末。
- 露天風呂の銭湯
- 老婆の女将(志村)が営む銭湯は番台が岩場の上にあり、隣に植え込みがあったりと一風変わった雰囲気。露天風呂かつ女将の娘によるサービスつきという事でいかりやは「いいねー、好きだよこういうの」と入ってみるが、浴場は木製の浴槽と風呂釜が敷地外の路地に置かれているだけで、入浴中のいかりやが通行人に丸見えという状態だった。
- 焼けた銭湯
- いかりやが銭湯に入ると、全焼した銭湯の建物の中に黒焦げの店主(加藤)がいた。釜に火をつけた所で飛び火して火事になったそうで、消防車のサイレンが鳴り響く中でも営業していた。いかりやが「こんなんで入れる訳ないじゃない」と驚いていると、浴場から全身真っ赤になった入浴中の客(志村)が出てきて、「おっさん、ちょっとお湯熱すぎない?」と言って再び中に戻っていった。
- スケベな銭湯
- 「ドリフに大挑戦スペシャル」内で放送された新作。客役は劇団ひとり、女将役はよしこ(ガンバレルーヤ)。女将は男性客を狙う痴女で、ひとりが服を脱ぐ時にこっそりかけていたサングラスを外して覗き見しようとして、気配に気づいたひとりが振り向くとサングラスをかけ直し素知らぬ顔をする。その後の流れは「オカマの銭湯」に近く、最後はよしこが浴槽の中に隠れていて入ってきたひとりに襲いかかり、ひとりが「だめだこりゃー !! 」と絶叫する所でオチとなる。
健康コンサルタント
[編集]- オカマの健康コンサルタント
- 志村がオカマのコンサルタント役で、すわはアシスタント役を演じる。「疲労回復のため」と称していかりやをパンツ一丁にして全身に泥パックを塗ってマッサージやラバーカップを吸いつけるなどしたり、顔にガムテープを貼っては剥がしたり、頭皮を剣山でマッサージしたりする。最後には顔中にホイップクリームを息ができなくなるほど盛りつけ、休憩と称してその場を離れてしまう。
- ショック療法の健康コンサルタント
- 加藤がコンサルタント役。ストレスが溜まっているらしいいかりやのストレス解消法と称して、壊れる椅子に座らせる、いきなり大声を出す、風船を割る、底面に穴の開いた水槽を顔にかぶせて鰻や蛙を投入するなどしていかりやに大声を出させる。最後は、いかりやを箱蒸し式のサウナに入れて身動きできなくした上で頭の上に特大のお灸を沿え、それが爆発してオチとなる。あまりのひどさにいかりやは激怒して箱蒸しサウナに入ったままコンサルタントを追い回し、椅子に引っかかって転んだ後「完っ全にだめだこりゃ」と一言(1984年もしも決定版)。
- 亡者の健康コンサルタント
- 高木がコンサルタント役。いかりやがとある健康コンサルタント事務所を訪れるが、ボーッと座っていたそのコンサルタントは実は運動のやりすぎで既に死んで幽霊になっており、突然室内がお化け屋敷のような雰囲気に変わっていかりやは腰を抜かす。
- 体力が資本の健康コンサルタント
- 仲本がコンサルタント役で、いかりやは運動不足解消のために訪れた。コンサルタントは「様々な健康器具をまず自ら実演してその中から選んでもらう」として自分から進んで体を鍛えているが、バーベルを持ち上げると後ろに倒れる、ルームランナーを使うと転ぶ、シットアップ式の腹筋マシンを使うといかりやの手を借りなければ上半身を持ち上げられない、ボート漕ぎマシンを満足に漕げないなど、どう見ても体力不足な様子にいかりやは困惑する。最後は倒立椅子を使ってみせるが勢い余って壁を壊してしまい、いかりやに「入会金と月謝は免除しますから、壁の修理代35万円をお願いします」と言ってくる。
整骨院が舞台のパターンと旅館が舞台のパターンがあり、共にいかりやが客、他の4人がマッサージ師を演じる。
- 祈祷師風のマッサージ師
- 白髪の巫女の格好をした店員(すわ)の呼びかけで老人の祈祷師のような出で立ちのマッサージ師(志村)が現れ、いかりやが「肩と背中が突っ張る」というと、マッサージ師が「症状がわかりました」と言い、治療のために服を脱ぐように言う。最初は先祖代々伝わる刀を前にして祈祷を行った後、パンツ一丁のいかりやを仰向けに寝かせた上で、マッサージ師は「頓馬天狗」の歌に合わせて刀でいかりやの胸元をトントン叩き、その後はいかりやの腹の上に大きな灸を据え、しかも灸の周りに柄杓で冷たい水を撒き、さらには蝋燭の蝋を垂らしてくる。最後は精力回復と称して、ミルガイをいかりやの股間に載せた上で貝が噴き出した水をいかりやの顔に浴びせた。
- もしもシリーズ以外での客役が加藤のパターンもあり、このパターンでは志村は祈祷師風ではない普通のマッサージ師だが、やはり「患部を温めるため」と称して加藤の腰に蝋燭の蝋を垂らしたり、鍼治療と称して五寸釘を金槌で加藤の腰に打ちつけようとしたり、電気治療と称して加藤に電球を持たせ、尻にコードを差し込んで電気を流したりする。最後は「アフリカ流の整体治療」と称して逆エビ固めをかけ、加藤の体を海老反りに曲げてしまった(首から下の部分を造形物で表現)。
- 後に「志村けんのだいじょうぶだぁ」及び「けんちゃんのオーマイゴッド」でもこのネタが再現された。
- 「だいじょうぶだぁ」版では田代まさしが巫女姿の店員を、矢崎滋が客(犠牲者)を演じ、最初の祈祷の尺がかなり長くなっているほか、刀マッサージの時には矢崎の股間をついでに叩いたり、オチは矢崎の腹の上に据えられた大きな灸が爆発するという過激な物になっていた。
- 「オーマイゴッド」版では久本雅美が巫女姿の店員(さらにこの他にも巫女姿の女性数人が控えていた)を、渡辺徹が腰痛に悩む客(犠牲者)を演じ、最初に渡辺が這うようにして腰痛治療専門院にやってくるシーンから始まる。治療のために渡辺に服を脱ぐように言うとなぜか店員の方が服を脱ごうとしたり、渡辺がパンツまで脱ごうとしたり、マッサージ師がサービスと称して渡辺に性感マッサージをしたりする。刀マッサージの時には、その前の祈祷で唱える祓詞の中で渡辺の妻である榊原郁恵の名前が出てきたり、なぜか刀で渡辺の股間をなでたりする。最後の腰に灸を据えるくだりでは、まずマッサージ師が口に水を含んで渡辺の体に吹きかけたり、その後店員がやはり口に含んだ水を渡辺の体に垂らし、オチは灸の爆発の後、熱がる渡辺に手桶の水をかけていた。
- 超ベテランのマッサージ師
- 旅館のいかりやの部屋を訪ねてきたこの道80年という老婆のマッサージ師(志村)が、「80年やってるからどこが凝ってるかすぐわかる」と言いながら「で、どこが凝ってるんですか?」と訊いたり、「どこから来たんですか?」「仕事は何やってるんですか?」などの質問を繰り返し何度もしてきて、いかりやは閉口する。しまいには大声で「あー腰が痛ぇなー」と言い出し、逆にいかりやがマッサージをするハメになる。
- もしもシリーズ以外での客役が加藤のパターンもあり、このパターンでは最後に加藤が仰向けに寝た志村の股間を指で弾くとなぜか「チーン」と音がして、それに志村が「あたしゃ女だよ?」と突っ込むオチだった。また後に「志村けんのだいじょうぶだぁ」でもこのネタが再現され、この時は西田敏行が客役で、最後はマッサージを受けた志村が寝入った所で、なぜか西田が部屋を退出するというオチだった。
- ハリ専門のマッサージ師
- マッサージ師は高木。「ハリ専門のマッサージ」というのでてっきり鍼治療だと思っていたら、なんと天井の梁を外してマッサージ台に寝かせたいかりやの肩の上に落としてきた。いかりやは「効く事は効いたけど、こりゃ一体なんだ?」と問いかける(梁がいかりやの頭を直撃するパターンもあり、そのパターンでは「だめだこりゃ」で締めた)。
- 友達の輪のマッサージ師
- マッサージ師はハゲオヤジの加藤。旅館のいかりやの部屋を訪ねてきてマッサージを始めるがマッサージ師自身も肩凝りに悩んでおり、「悪いけど付き添い呼んでいいかな」と妻(小林幸子)をその場に呼んで自分の肩を揉んでもらう。ところがその妻も肩凝りで、マッサージ師はやはり自分の父親(高木)を呼んで揉んでもらう。その父親も肩凝りで…というのを繰り返しているうちにマッサージ師の子供たちが次々と出てきて、しまいにはヤクザらしいマッサージ師の兄(仲本)まで登場。その兄も肩凝りだとわかるや、マッサージ師はいかりやに「悪いけど兄ちゃんの肩を揉んでやって」と頼んでくる。いかりやが「客だよあたしは?」と渋ると、なんと仲本は諸肌脱いで背中の刺青をいかりやに見せ、「客だってなめんじゃねーぞこの野郎」と肩を揉むように脅してくる。こうして全員が輪になってそれぞれが前の人の肩を揉む形になり、いかりやの「だめだこりゃ」に対してマッサージ師はにこやかに「世界に広げよう、肩凝りの輪」と一言。
- 音楽療法のマッサージ師
- マッサージ師は仲本。「マッサージにはリラックスした状態が最適」といかりやをリラックスさせるべく音楽を聴かせてくるが、最初は暗く陰鬱なクラシック音楽(ショパンの「葬送行進曲」)や「昭和枯れすすき」など「悪い例」と称した音楽を聴かされ、その後マッサージ師は「選曲がとても難しいんですよね」と言いつつジャズバンドと子供コーラスを呼び寄せ、「肩たたき」の演奏を聴かせてくる。そしてオチでは、人件費込みで3万5000円という高額な代金を請求してくる。
- リラックス療法のマッサージ師
- マッサージ師は仲本。旅館のいかりやの部屋を訪ねてきた後「体に力が入ってるとマッサージの効果が薄くなるから」と言って、いかりやの脹脛を拳で思い切り押して痛がっている隙に肩を揉んだりする。これにいかりやが苦情を言うと、いかりやの鼻に大きな洗濯ばさみをつけてやはり痛がっている隙に脹脛を揉んだり、「おやつを食べてリラックスするといい」と称してびっくり箱を渡し、いかりやが驚いている隙に背中を揉んだりする。
- 中国人のマッサージ師
- マッサージ師は加藤で、中国人風の出で立ち。いかりやがバニーガールの受付に惹かれて(高額コースで)入店したが、中は武術家たちの控える道場になっていて、武術家たちに両腕を押さえられて肩を思い切り揉まれたり首を思い切り捻られたり、寝かされて体に板を置いた上から木槌で叩かれたりする。最後は電気椅子による電気マッサージを受けるハメになるが、効きが悪いのでマッサージ師は自ら電気椅子マッサージを試し、結果感電死してしまう。
電器店
[編集]- 貧乏な電器店
- 店主(加藤)が子供を背負いふらつきながら登場(2~3日何も食べてない)。1年前に店を開いたものの、これまでに来た客はたったの2人で売れたのは電球一つ。そして女房に逃げられ、さらには近所のサラ金から借金したところ300万円にも膨れ上がってしまったという。このため、客(いかりや)が友人の結婚祝いのために電気スタンドを買おうとすると、その売り上げで借金を完済しようと300万円もの値をつけてくる。また12000円の扇風機を買おうとするとおまけとしてトースターをつけてくるが、こちらも代金として300万円を要求する(トースターの値段が約298万円)。呆れたいかりやが「他の店行くんですよ。(値段が)高いですよ」と店を出ようとすると、店主は「あ~あ~、薄情者。(子供に向かって)いいか、あのおじさんの顔よーく見とくんだぞ。いいか、2人でな、お腹空いてな、死んだらこのおじさんのせいだからな!薄情者!人殺し !! 」と騒ぎ出し、「うちに人殺しが来てんですよ」と警察に電話しようとする。そしていかりやが「この声です!」と突きつけられた受話器に向かって「だめだこりゃ!」と言ってオチとなる。
- 夫婦喧嘩の絶えない電器店
- 店主(仲本)は風邪をこじらせて床についており、その妻(由紀)が代わりに店番をしているが、外出中に友人の結婚祝いのために電化製品を買いに来た客(いかりや)が来たため仲本が起きてきて応対。そこに由紀が帰ってきて、「この野郎、どこウロウロしてんだよー?お前はー !? 」と店主が怒った事から夫婦喧嘩が始まり、いかりやそっちのけで激しい取っ組み合いの喧嘩を繰り返す。しまいには柱に縛りつけられた店主が暴れてその弾みで店が倒壊してしまい、店主は落ちてきた梁の下敷きになってしまう。そしてボロボロになった由紀がそれを見ながらいかりやに「あたしお買い上げにならない?」と言ってオチとなる。
- 欠陥の多い電器店
- 店主(志村)が誰かと電話で話している状態で登場。客(いかりや)が友人の結婚祝いのために少なめの予算で買える電化製品を探しに来て、それに気づいた店主は「はいちょっと待ってね、バカ来たから」と電話を切る。応対した店主は最初にトースターを勧めてきたが、1分もすれば焼けるというものの試しにセットした食パンがすぐに勢いよく飛び出してしまい、もう1つの2000円のトースターは食パンをセットした直後に火花と煙を吹き出してバラバラに壊れてしまう。次に店主は少し高額の商品を勧めてくるが、扇風機はスイッチを入れると次々と部品が外れてバラバラに壊れる物や送風ファンの部分が離れて飛んでいってしまう物で、クーラーはスイッチを入れるとシャワーのように水が吹き出し、全自動洗濯機(この時志村はなぜか何度も『扇風機』と言い間違えている)はスイッチを入れるとやはり火花と煙を吹き出し、ドラム部分を残してバラバラに壊れてしまうなど欠陥品の電化製品ばかり。最後には店主は中古で2万円のカラーテレビを勧めてくるが、スイッチを入れた数秒後に突然爆発して店内はメチャクチャに大破し、2人ともボロボロになってしまう。この時店主の体には爆発によって電気が流れており、いかりやが「だめだこりゃ~」と言いつつ体に触ると頭からバチッと火花と煙が吹き上がり、驚くいかりやに店主が「触るな、電気来てるから」と言ってオチとなる。
- もしもシリーズ以外での、加藤と志村によるパターンもある(店主役が加藤、客役が新婚夫婦という設定の志村と石川秀美)。こちらはトースターがオーブントースターだったり、掃除機を実演すると排気口から小道具の蜘蛛糸が噴き出てきたり、洗濯機はスイッチを入れると噴水のように水が噴き出したりして、欠陥品に怒った志村が店を出ようとするたびに店主が必死に引き留めるやり取りがある。オチは炊飯器で、スイッチを入れると勝手に数回ほど蓋が開閉した後に爆発し、やはり店内はメチャクチャに大破して全員ボロボロになってしまう。
- 焼けた居酒屋
- いかりやが暖簾をくぐると店内は火事で全焼しており、やはり黒焦げの店主(加藤)がいる。しかもその店は昨日開店したばかりだった。泣きながらも気丈に接客をするが「ビールならあったまってますよ」と火事の熱で焼けて熱々になったビールなどを出してくる。いかりやが「だめだこりゃ…」と言うと、最後は加藤が「皆さん、マッチ一本火事の元…かわいそうなカトちゃん…昨日開店したのに…」と泣き崩れる。
- 脱サラして始めた居酒屋
- 店主は加藤だが店が電車の高架下にあって立地条件が悪く、電車が通過するたびに振動で店が揺れたり頭上から物が落ち、さらに近くに道路のカーブがあるためトラックもよく突っ込んでくるような場所だった。そのため吊り革やヘルメット(揺れと落下物対策)、さらには位牌(トラック事故死対策)をおススメの一品として売ってくる始末。
- 家庭的な居酒屋
- 店主(加藤)は脱サラで居酒屋を始めたはいいが資金難のため、自宅の茶の間をそのまま居酒屋として使っている。メニューは店主の娘が描いた絵などを壁に貼った物(なお冷奴はただの白紙だった)で、室内のベビーベッドには赤ちゃんが寝ていて、店主がおつまみを作っている間にいかりやが赤ちゃんのおむつ替えをするハメになったりする。娘のカラオケサービス(タンバリンを鳴らしながら童謡を歌うだけ)も行うが、いかりやがこれに不満を漏らしたところ今度は店主の妻(奥村チヨ)が歌を歌い出し、これにいかりやが「バカにしてんのか!」と怒ると「ごめんね…ジロー♪(奥村の持ち歌である)」と歌ってくる。
- 安普請の居酒屋
- 店主は加藤だが、いかりやが椅子に座ろうとすると壊れる、カウンターに手をかけると倒れる、頭上から物が落ちてくるなどでことごとくひどい目に遭う。そして「俺は酒飲みに来たんだよ、ケガしに来た訳じゃねーんだよ!」と怒ったいかりやが帰ろうと戸を開けた途端に店が倒壊してしまい、店主は「うちの壊し賃7500万お願いします」と言ってくる。
- 下戸の居酒屋
- 店主(加藤)は居酒屋をやっているのに下戸で、いかりやが「一緒に飲もう」と勧めても断るが、いかりやは「飲み屋の主人が下戸じゃ話にならない、慣れれば飲めるようになるから」と説得し、大きな湯飲みで飲ませると「おつき合いします」とグイグイ飲んでしまう。そして一升瓶1本分の酒を飲んで酔っ払った店主は、いかりやにタバコを頼まれるがあいにく切らしていて、買いに行こうとするとふらついて壁にぶつかり、店を倒壊させてしまう。
- 借金取りが来る居酒屋
- 居酒屋の店主(仲本)は開店に当たって多額の借金をしているらしく、店主が店の奥に引っ込んでいる間にヤクザの借金取り(八名信夫など悪役商会の面々が多い)が入れ替わり立ち替わり店を訪れては店内を荒らしていき、なぜか客のいかりやが店主と間違われて殴られたり、しまいには指を詰められそうになる。店内には「出血大サービス」というポスターが貼られていて、オチで鼻血を出したいかりやに店主が「『出血大サービス』って書いてあるでしょ」と言うパターンもある。
- 夫婦喧嘩ばかりしている居酒屋
- いかりやが店に入るなり、店主(仲本)と妻(由紀)が激しい夫婦喧嘩を繰り広げており、やりとりの一つ一つがきっかけで物を投げ合ったり、店の奥に引っ込んでは殴り合う事態に。挙げ句の果てにはケガの治療費と喧嘩でボロボロに破れた着物の代金(5万6千円)までいかりやに請求してくる。
- 自分勝手な居酒屋
- 店主(仲本)が、いかりやに酒を注いだと思ったら味見と称してグラスに口をつけて飲んだり、おつまみとして焼き鳥やきゅうりや鮎の塩焼きを出した際もことごとく味見と称してつまみ食いをする。呆れたいかりやが締めのお茶漬けを頼むと、店主は茶碗に盛ったお茶漬けをこれまで出したおつまみをおかずにして自分でほとんど食べてしまい、わずかな残りをいかりやに出してくる。
- 子供の居酒屋
- 店主が留守なので9歳の息子(仲本)が店番をしている居酒屋。息子はいかりやが「9つでお留守番なんて偉いなー」などと褒めるとそのたびに怒って無言で皿などを投げ捨て、「子供扱いするな!」と文句を言ってくる。さらにいかりやが酒燗を頼むと鮭缶、おつまみを頼むとラジオのダイヤル、おにぎりを頼むと炊飯器から手でつかんだだけのご飯、味噌汁を頼むとお椀に直接味噌を入れてお湯を注いだだけの物を出してきたりして、いかりやが苦情を言うたびに「僕間違った事した !? 」と泣いて逆ギレする。閉口したいかりやがお澄ましを頼むと、眼鏡を外して澄まし顔をする。
- 具合の悪い居酒屋
- 老人の店主(志村)は足が動かないため、天井にベルトを吊り下げて輪を作り、それに体を引っ掛けて接客する。またこの店主はアル中でいつも手が震えているが、酒を飲むとほんの少しの間身体の状態が正常に戻り声も若返る。最初はおつまみにピーナッツを出すが手が震えてこぼしてしまい、次は湯豆腐を持ってきたがやはり手が震えてお湯をいかりやにかけてしまう。また、漬物を頼むときゅうりを切ろうとするが、手が震える店主が吊り下げられた体の勢いで包丁を振り回したりする。最後は尿意までもよおし、用意した溲瓶を使おうとするも手が震えてうまくできず、手の震えを止めようと酒を飲んだら小便の勢いも増してしまい、いかりやに顔面シャワーを浴びせる始末。
- 未亡人の居酒屋
- いかりやが居酒屋に入ると店内は埃まみれで蜘蛛の巣が張っており、未亡人の女将(志村)がいた。店主だった夫が亡くなって以降店は傾く一方で、椅子がないので一斗缶を椅子の代わりに出してきたり、酒やおつまみを出すためになけなしの家財道具や、しまいには自分の服や髪の毛まで売りに行き、金に換えてはその金で買ってくる。さらに女将の子供たちが食べ物をねだって店内に入ってきたりして、女将はいかりやに出したおつまみを少し分けてやったりする。最後には「あたしを2000円で買ってもらえません?もう売る物ないんです」といかりやに身売りをしようとする。
- このコントに登場する未亡人の女将の子供役は当初はいかりやの弟子が演じていたが、後にもしもシリーズ以外のコントとして客役を加藤に変更、女性ゲストが子供役を演じる形でリメイクされている。またもしもシリーズ版と比べて、店内と女将の外見がある程度清潔感のある物になっている。
- オカマの居酒屋
- 色っぽい話し方の店主(志村)の勧めてくるサービスの数々を、いかりやが断ろうとすると突然男口調ですごむ。店は大きめの犬小屋並みのサイズで屈まないと入れないほどで、箸や皿など出される物も何もかもミニサイズだった。店主は自分の店を出すために懸命に働いて資金を貯めたものの思うように行かず、この店は線路脇に5万円で建てた物だそうで、電車が通過するたびに振動で店が地震のごとく激しく揺れる。
- おでんダシにこだわる居酒屋
- いかりやが入店すると店内には誰もおらず、カウンターに置かれていた箸でおでん鍋から具を取ろうとすると、鍋の中に潜っていた店主(高木)が顔を出してくる。なんでも自分の体でダシを取っていたらしい。
- 体を張った居酒屋
- いかりやが入店しおでんを注文するが、店主(高木)がおでん鍋の中を見ても頼んだ具が見つからない。すると店主は水中眼鏡を取り出し、装着したかと思うとおでん鍋に頭から飛び込んで具を捜しに行く。
- やる気のない居酒屋(泣き虫の居酒屋)
- 店内は薄暗く陰気な雰囲気で、いかりやが店主(高木)に何を頼んでも「おしぼりない~」「つまみない~」「お酒ない~」とことごとく泣きながら返してきて、いかりやは閉口する。しまいにはいかりやの「これじゃ終われないよ、どうするの?」に対して「オチがない~、終わらない~、面白くない~、いつもこれだ~!」と号泣し、オチはいかりやが「だめだこりゃ」「わがまま言うなよこの野郎!じゃお前が自分で(オチを)やってみろよ!」と店主の頭を手で叩くと、店主は「そんなにお金もらってない~!」とまた号泣して、いかりやは「本っ当にだめだ !! 一世一代の力を込めてだ・め・だ !! 」と叫ぶ。高木のパートとしては珍しく3分16秒と長めだった。
- 建てつけの悪い居酒屋
- いかりやが入店しようと入り口の戸を開けようとするが、建てつけが悪くて開きにくい。居酒屋の中には店主(高木)がいて、店主が開けるのを手伝ってようやく店内に入れたが、最後に店主が戸を閉めるとその衝撃で店舗全体が倒壊してしまう。
- やたら勘のいい居酒屋
- 店主(伊東四朗)が客のやる事を先読みしている(1979年もしも決定版)。
- 夫婦愛の強い居酒屋
- いかりやが店に入ると店主(伊東)と妻(由紀)がカウンター内で仲よく食事中で、来客にもなかなか気づかず、気づいたと思ったら「いっけなーい、お客さんがいたんだ」と2人で笑い合う。その後も事あるごとにいかりやそっちのけでイチャイチャしたり、コップを出すのを忘れたりビールを注ぐ際にこぼしたりするたびに自分を責める妻を店主が慰めたりして、なかなか話が進まない。最後にはいかりやの視線が気になったらしく、2人で社交ダンスを踊りながら店の奥へ引っ込んでしまう。
- もしもシリーズ以外での店主役が仲本のパターンもあり、こちらは放置されて怒るいかりやに妻が「この焼き餅焼き!」と怒って店の奥へ引っ込んでしまい、「せっかくキスができる所だったのに!」と怒る店主をいかりやが「悪かったな悪かったな!」と怒りながら捕まえ、強引にキスをするというオチだった。
- 店主が酔っ払ってる居酒屋(泥酔飲み屋)
- 2021年9月26日放送の「ドリフに大挑戦スペシャル」で放送された新作コント。配役は客がカンニング竹山、店主が伊達みきお(サンドウィッチマン)、店主の幼馴染みの客・トミーが富澤たけし(サンドウィッチマン)。竹山が入店すると既に2人とも酔いつぶれており、店主の伊達は熱燗と間違えてビールを持ってきたり、注文した塩辛を持ってこなかったりと注文通りに品物が来ない。しかも店は狭い上に建てつけが悪く、伊達が出入りのためにカウンターの端部分にある仕切り板を上げるたびに竹山に激突し、たまりかねて富澤と席を入れ替えたら今度は仕切り板を下ろした衝撃で壁に設置されたお品書きが頭上に落下してくる。さらに席を換えても今度は頭上から金具や盥が落ちてきて竹山を直撃、挙げ句最後は「だめだこりゃ」も2人に取られてしまうなど踏んだり蹴ったりだった。
- いやしんぼのウェイター
- いかりやの注文したビールをウェイター(加藤)がこっそり飲んでおり、ジョッキの中身が少ない事に気づいたいかりやが指摘するが、ウェイターは「目の錯覚」などと頑なに否定する。中身が少ないのでいかりやは何度もおかわりを注文するがやはりジョッキの中身が少なく、3回目でウェイターの口にビールの泡がついていた事から怪しみ出し、4回目でウェイターが泥酔状態になっていて、ついにバレる。最後には泥酔したウェイターが千鳥足になり、酔っていない事を証明しようと一本足で立つが、案の定バランスを崩して噴水池に落ち、ずぶ濡れになってしまう。
- なお、同様のネタは後に「大爆笑」で複数回行われ、TBS系「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」でも行っている。
- 落ち着きのないウェイトレス
- ウェイトレス(仲本)はとてもそそっかしく、いかりやに何度も注文を聞いたり、ビールを持ってきたと思ったらことごとく途中で転んでひっくり返してしまう。最後に落ち着くよう指示されてようやく無事に持ってくる事ができたが、いかりやにお礼を言った際にお盆を傾け、載せていたジョッキをひっくり返してしまう。
- 爺さんのウェイター
- 屋上ビアガーデンにやってきたいかりやだが、出迎えた老人のウェイター(志村)に案内された店は、資金不足でちゃんとした店が開けなかった老夫婦(厨房はウェイターの妻の婆さんがやっているという設定)が、自宅(古い日本家屋)の物干し台をビアガーデンにした物だった。いかりやはメニューに書いてあるおつまみを注文するが、ウェイターは「売り切れ」などと理由をつけてことごとく断り、ようやく出したとうもろこしは物干し台で飼っている鳩の餌であり、その鳩も「長いつき合いだったな」と泣きながら謝りつつ焼き鳥にしようとするなどまともなメニューがない。そうこうするうちにウェイターが「山口百恵のショータイムが始まる」というので見てみると、ウェイターが女装して(もしくはウェイターの妻が)音楽に合わせて踊り出すという物だった。いかりやが「似てないよ」と言うと、サービスと称してしなびて垂れたオッパイを見せてくる。
床屋
[編集]- 威勢のいい床屋
- 法被姿の店員たちが和太鼓のリズムに合わせていかりやにシャンプーをして、すすぎの際はお湯を張った盥に顔を突っ込む。小松版と高木・仲本共演版の2パターンがある。
- 小松版では太鼓は登場せず、粗かけもせず乾いた髪にシャンプーをふりかけ、すすぎの際は盥に顔を突っ込ませ、最後のすすぎは小松がいかりやの頭を押さえ込んで数秒間盥につけ続ける。やっと顔を出させてもらったと思ったら直後に上からバケツいっぱいの水を豪快にぶっかけられる。勢いがよすぎてつけていたエプロンも外れてしまうほどで、ずぶ濡れのいかりやは「バカヤロー!どうしてくれるんだこれよ !? 」と激怒するが、最後に小松はドライヤーと称して火のついた薪を振り回して乾かそうとする(1977年もしも決定版)。
- 高木・仲本共演版では、最初に粗かけもせず乾いた髪にいきなりシャンプーを塗りたくり、盥に数回ほど顔を突っ込ませてすすぐ。最後のすすぎは仲本がいかりやの頭を押さえ込んで数秒間盥につけ続ける。やっと顔を出させてもらったと思ったら直後に上からバケツいっぱいの水を豪快にぶっかけられ、頭を雑に拭かれた挙げ句、セットは手で中途半端に角を立たせた状態で「ありがとうございましたー!」と有無を言わせず終わらせてしまう。オチにいかりやが「だめだこりゃ、目が開かねぇバカヤロー!」と激怒した。
- このコントは後の「威勢のいい銭湯」に応用されているが、こちらは「威勢のいい銭湯」と違い志村と加藤は登場しない。
- ラーメン屋になった床屋
- 来店したいかりやの注文に、なんだかんだ理由をつけた挙げ句「いい加減にしてもらいてぇな!」と一切応じない店主(仲本)。いかりやが「おめぇのとこの商売何なんだ !? 床屋だろおめぇのとこの商売は !? 」と激怒すると、店主は「ああそうだよ、昨日まではな !! 」と逆ギレ。実はこの店は仲本が床屋の店舗を居抜き物件で買い取ってラーメン屋に改装する途中で、「明日には丼来るからね」と洗面台を丼の代わりにしていた。最後にいかりやは洗面台でラーメンを食べる客に「(本気で)食うんじゃねーよお前はよー!」と言っていた。
- 低料金の床屋
- 理髪料500円という安さ(一般には1,000~2,000円が相場)にいかりやは喜んで入るが、店主(高木)が顔を剃ろうとすると突然店主の妻(由紀)が出てきて「お願いだからやめて!」と涙ながらに店主を止めてくる。いかりやは唖然としながらも「僕の頭どうしてくれんの?」と訊くと、妻は「うちの人の味方するんですか?それならそれで結構ですけど」と言って息子2人を呼びつける。見ると息子たちは顔面傷だらけで頭からも血を流していた。「こうなっても構わないのならどうぞ。あなた、これから練習はお客さんだけにしてちょうだいね」という妻の言葉にいかりやは身の危険を感じて帰ろうとするが、「100円で結構ですからやらせてください!」と引き留める店主と揉み合いになってしまう。
- 全くやる気のない床屋
- いかりやが床屋に入ると店内は埃まみれで蜘蛛の巣まで張っている。店主(志村)はものすごく面倒くさがりかつ不機嫌で、自分の髪や髭は伸び放題な上「面倒だから」と普通の椅子を使わず待合室のベンチで散髪を始め、いかりやに道具を持ってこさせたりいかりやの注文を「坊主しかやった事ないから」と断ったりする。最終的には別の床屋に来てもらい、そこの店主(仲本)に自分の散髪をしてもらう。
- トリートメント専門の床屋
- 店主(志村)は来店したいかりやに「ストレスなどで頭皮の状態が悪いから」と言って大きなブラシで頭を叩いてマッサージしたり、トリートメントとしてシャンプーハットをかぶせ、牛乳、生卵、納豆、練りからし、胡椒、唐辛子、タバスコ、ウォッカとテキーラを混ぜ合わせた物などを頭にかけた上、最後に火をつけたら爆発していかりやの髪はチリチリになってしまう。これを見た店主は焦って「お金はいらないからね」と言った上、最後に「3年後か」とボソッと言っていた。
- 弱気な床屋
- 店主(加藤)がいかりやの髭を電気シェーバーで剃ろうとする。それにいかりやが苦情を言うと、今度は毛抜きでいかりやの髭を抜いてくる。いかりやが「床屋なんだからカミソリ使ってよ」と促すが、店主は今風邪を引いていてクシャミで手元が狂うおそれがあった上カミソリを持つと手が震えるらしく、そのためまず風船を顔に見立てて髭剃りの練習をする事に。しかしことごとく風船を割りまくり、焦りまくった店主は「もう1回理容学校で勉強してきます」と言い残して店を飛び出してしまう。
- このコントは後にもしもシリーズ以外のコントとしてリメイクされ、風船のシーンでは1度だけ成功し加藤や現場のスタッフも驚いていた。
- 経験不足の床屋
- 店主(加藤)がいかりやの髭を剃った後もみあげを整えようとするが、いかりやに「職業は芸能界関係でテレビに映るから」と言われて緊張してしまったらしく、やればやるほどおかしな髪型になっていく。最後は前頭部と右側頭部を大きく剃り上げた上生え際もいびつなデコボコにしてしまい、「どうすんだよこれー!明日本番があるんだよ、俺はー!」と怒るいかりやに、店主は「すいません、私田舎帰ってサラリーマンやりますから」と言い残し店を飛び出してしまう。
- このコントでは加藤がいかりやの髭を「カミソリは初めて使った」「人の顔剃るのは何年ぶりかな」と言いながら実際にカミソリで剃っている。さらに、このコントではいかりやはカツラをかぶっていた。
- BarBarスー
- 田中好子(キャンディーズ)が女将の床屋。椅子にピンク色のファーがかぶせられていたり、女将はチャイナドレス姿で色っぽい仕草で応対するが、ほとんど髪を切らずに終わらせてしまったりする。実は満足に髭剃りもできず、「お髭ってどう剃るのかしら」と訊いてくる。
- オカマの不動産屋
- いかりやが入ってきた不動産屋はなぜかキャバレーの店内のような雰囲気(客寄せの一環らしい)で、オカマの店員(すわ)が無理矢理いかりやを席に座らせ、そこに店主(志村)が登場。いかりやにビールを勧めるなど艶めかしく迫ってきて、いかりやが困惑するといきなり男口調ですごんでくる。店内にはなぜか舞台があり、店主の気まぐれで店員との「矢を切る私」や「白鳥の湖」などのショーを披露してくる。そして店主が勧める物件は「バス・トイレ・オカマつき」で、実は店主の自宅だった。最後に店主はいかりやに「一緒に住まない?安くしとくから」と股間の白鳥の首を突きつけながら迫り、いかりやは焦って「やめなさい!」と一言。
- 公衆便所の不動産屋
- いかりやが不動産屋に入るとなぜか公衆便所で、そこに店主(志村)が入ってきて、いかりやを個室内の洋式便器に座らせる。条件などを話しているといかりやが座っていた便器の中にある電話が鳴り、店主が「社長、社長」と社長を呼ぶが、実は社長などおらず店主1人で社長と店員の1人2役をやっていただけだった。そして店主が勧めてきた物件はこの公衆便所そのもので、いかりやは店主に言われるままに換気扇のスイッチだという天井から下がった紐を引くと、間違えて水を流す紐を引いてしまったらしく頭上から水が降ってきてびしょ濡れになってしまう。
- 最新式の不動産屋
- コンピューターを駆使した最新式のシステムが売りだという不動産屋。いかりやが提示した条件を白衣姿の店主(仲本)がコンピューターに入力すると、モニターに「親子4人では狭すぎる」「あなたは田園調布に住む顔ではない」「バカ、ドジ、マヌケ、貧乏人」など悪口・貶し文句ばかりが表示される。怒って帰ろうとするいかりやに店主が「ローンを組んではどうか」と勧めるが、コンピューターを操作すると「あなたはあと5年しか生きられない バンザーイ ハハハハハハハ」と表示され、これを見たいかりやは仲本と共に笑い出してしまうが、結局「だめだこりゃ」の後、小声で「バカ!」と一言。
- ヤクザの不動産屋
- 店主(加藤)の応対や異常に多い店員(仲本ほか)が皆ヤクザな上、店内も畳敷きで障子や長火鉢があったりと日本家屋そのもので、そのためいかりやは困惑し続ける。いかりやに斬りかかろうとする店員たちを制して出てきた店主の勧める物件はどれもいかりやが納得できる物ではなく、不満を述べるいかりやに斬りかかった店員を、店主が「これも渡世の掟、悪く思うな」と斬り捨てる一幕も。そして最後にヤケクソになった店主は、自分の背中に彫った4畳半の間取りの刺青(加藤曰く「唐獅子4畳半~♪」)を見せつけてくる。
- 悪質な不動産屋
- 不動産屋の表に貼り出された張り紙の物件を気に入ったいかりやはさっそく店に入って契約しようとするが、応対した店主(加藤)に「件の物件は契約者が決まってしまった」と言われる。その後も店主の紹介する物件の中から気に入った物を見つけるが、どれも「ここも手付が入ったばかり」「入居者が相次いで不幸になる曰くつき物件」などとことごとく理由をつけて断られてしまう。これを繰り返すうちにいかりやはとうとう腹を立て「表では調子のいい事書いておきながら、あれこれ言い訳つけて、最後にはインチキ物を高く売りつけようとする気なんだろ!」と怒鳴ると、これに加藤は「おすすめ物件」として、これまでにない最高の条件の家を紹介してくる。これを気に入ったいかりやは、再三確認した上でこの家を購入する事を決意するが、契約が完了した途端に加藤は「家が売れたぞ!」と大喜びで店の奥から家族を呼びつけて、揚々と新居に引っ越していく。実はいかりやの購入した家は不動産屋の店舗そのものだった。しかも加藤曰く「築130年」で、加藤たちが出ていき入り口の扉を閉めた直後、建物が半壊する。いかりやは「だめだこりゃ」と呟いた後、「130年前に不動産屋なんてあったかな?」と首を傾げていた。
- 悪質な不動産屋?
- いかりやが不動産屋に入ると着物姿の店主(高木)が出てくる。いかりやが予算の相談をした後実物を見せてもらおうとしたら、出てきたのはなんと家ではなく不動明王の像だった。高木は「だから『不動さん屋』なんですよ。お気に召さなかったら観音様もございますよ」と言い、いかりやは「悪質なのかバカなのかわかんない」と呆れる。
- 歌舞伎風のラーメン屋
- 店主は加藤。店内はカウンターの所に劇場風の幕が設置されており、幕が開くと奥は舞台になっている。口調やラーメンを持ってくる際の挙動がことごとく歌舞伎風で、とにかく時間がかかるため出されたラーメンはすっかり伸びてしまっていた。
- もしもシリーズ以外での、客役が志村のパターンもある。
- 忍者屋敷風のラーメン屋
- 店主は加藤で杖を持った忍術師範のような出で立ち。店員の忍者たちがどんでん返しから登場し、「スープと麺です」「メンマとナルトです」という具合で一人ずつ具を盛りつけていく。いかりやが「チャーシューがないよ」と言うと再びどんでん返しから出てきて、いかりやの顔めがけてチャーシューを手裏剣のごとく投げつける。
- 喪中のラーメン屋
- いかりやがラーメン屋に入ると葬儀の最中で、驚いて店を出ようとすると店主(加藤)が「今父の葬儀中ですが、父の遺言で何があっても商売を休まない事にしてますので」と言ってきて、妻(由紀)と共に泣きながらラーメンを作り始める。できたラーメンに胡椒をかける際には焼香の要領で手で摘まんで入れてクシャミをしたり、箸を出す際には一膳飯のようにラーメンの丼のど真ん中に垂直に立ててくる。
- 手打ちにこだわるラーメン屋
- 店主(加藤)は手打ちにこだわりがあり、手打ちの実演を行うブースで作業に取りかかる。しかし麺の生地をこねる時に手に唾を吐きかけたりクシャミをしたりで、そばで見ていたいかりやに席で待っているよう指示した後は、無意識に鼻クソをほじって生地に混ぜ込んでしまう。できあがったラーメンは麺が大きな団子のような塊の状態で入っており、いかりやが「手打ちラーメンできないんでしょ?」と尋ねると、加藤は「2時間前に覚えたんだもん」と返答。実際に収録が始まる2時間前のリハーサルで覚えた物で、本当の手打ちラーメンはできないという結論に終わった。
- 新装開店の屋台ラーメン屋
- 店主は加藤。いかりやが新装開店して最初の客という事で、店主は喜んで「カラオケのサービスをします」と言って突然宣伝用のスピーカーをマイク代わりに「おやじの海」を歌い出す。その後、出前の注文(屋台なのに特別に電話がある)が入り自転車で配達に行こうとするが、自転車にうまく乗れずバランスを崩して側溝に落ちてしまう。
- サービス精神旺盛な屋台ラーメン屋
- ハゲオヤジの店主(加藤)は、来店したいかりやに「腰が冷えるといけないから」と座布団を出したり「服に汁がはねるといけないから」とナプキンを出したりとサービス精神旺盛で、いかりやは「あんた絶対成功するよ」と褒める。そして開店祝いとしてガラポンを引かせてくるが、抽選の賞品は全て割り箸で、店主は「後で絶対役に立ちますから、熱い物食べる時とか」と一言。さらに肝心のラーメンは別の店から出前で取った物を出すだけで、店主自身の料理の腕は壊滅的だった。しかも代金が500円の所を1000円払ったのにお釣りが来ないため、いかりやがそれを指摘すると実は店主も便乗して同じ物を頼んでいて、その代金をいかりやに払わせていた。
- 西部劇風のラーメン屋
- 店主(小松)は西部劇の保安官のような出で立ちで葉巻を吸っており、いかりやに「乗り物は何で来なすった?馬車かそれとも馬か?」と訊いてきて、いかりやが「地下鉄」と答えると「西部も変わったなあ」と一言。さらにいかりやにポーカー勝負を仕掛けてきたり、「ローハイド」の替え歌で「ラーメンラーメンラーメン♪」と歌いながら麺を茹でては振りざるを勢いよく振り回していかりやに熱湯のしぶきを浴びせたり、ラーメンに胡椒をかける際には腰のホルスターに納めたペッパーミルをガンスピンの要領でクルクル回したりする。そしていかりやがラーメンを食べようとすると拳銃を手にしたやはり西部劇風の強盗(仲本)が押し入ってきて、いかりやに出されたラーメンを持参した岡持ちに入れて持ち去っていき、店主はそれを追いかけていった。
- 子供のラーメン屋
- 店主が留守なので8歳の息子(仲本、眼鏡はかけていない)が店番をしているラーメン屋台。息子はいかりやが「8つでお留守番なんて偉いなー」などと褒めるとそのたびに怒って無言で丼を投げ捨て、「子供扱いするな!」と文句を言ってくる。その後ラーメンを出したがラーメンの丼に親指が入っていて、いかりやが注意すると今度は別の指を入れてきて、怒ると逃げ出してしまう。そこに店主(仲本の2役、ちなみに子供役の時に外していた眼鏡をかけている)が戻ってきたが、いかりやが丼の縁を持たないよう頼むと丼の中に手を突っ込んで底を上からつかむ形で出してきて、「熱いから早く食べて!」。オチは「だめだこりゃ!だめだこりゃ !! 」。
- 野球好きのラーメン屋
- 店主(仲本)はテレビの野球中継を見ながらラーメンを作るが、麺を茹でるため寸胴に入れるがちゃんと入らず脇に落としたり、丼に盛りつけようとした具やスープもことごとく脇に落としてしまい、いかりやと店主はそれでも気づかずに野球中継に夢中になっていた。その後何も入っていない丼を出し、いかりやもまだ気づかず胡椒を丼の脇に振ったりして、ラーメンを食べる仕草をしているうちに気づいて「何も入ってないよ!」と言うと、店主はようやく事態に気づき唖然としていた。
- 前金制の屋台ラーメン屋
- 実は店主は高木だが、屋台を空けている間に仲本が店主になりすましていた。前金制との事だが、仲本はヘラヘラ笑いながらいかりやに通常の2倍の金額をふっかけてくる。「800円?ラーメンだろ?(お品書きには)400円って書いてあるよ」と尋ねると「2杯食べるかと思って」と釈明する。他にも仲本は屁理屈をこねたりあの手この手でいかりやにぼったくりを仕掛けてきて、そうこうするうちに本当の店主(高木)が戻ってきて「なんだお前は」と言うと、仲本は「寒かったもんでちょっと立ち寄らせてもらいました」などと言いながらそそくさとその場を立ち去ってしまう。ここで仲本が店主ではない事に気づいたいかりやが「野郎、泥棒ー!」と叫ぶと高木は自分が泥棒呼ばわりされたと思い、「泥棒とはなんだよ!」といかりやの顔を殴ってしまう。すると医者に扮した仲本がひょっこり戻ってきて、鼻血を出したいかりやにやはりヘラヘラ笑いながら「私が治療しますから、治療代、600円前金でいただきます」などと吹っかけてくる。
- ダシにこだわるラーメン屋
- 前述の「おでんダシにこだわる居酒屋」と同様のネタ。いかりやがラーメン屋に入ると、そこでは店主(高木)が寸胴に入り、自分の体でスープのダシを取っていた。オチは「だめだこりゃ、脂っぽくてだめだ」。
- 元ヤクザの屋台ラーメン屋
- 店主(高木)は元ヤクザで、ヤクザの従業員が背後に控えていた。いかりやがラーメンを注文するとヤクザの従業員が突っかかってきて、高木はそれを制すると涙ながらに「客人すまねえ、あっしの所はおでん屋なんでござんす」と打ち明け、寸胴の蓋を開けると中には確かにおでんが入っていた。
- 精力ラーメン屋(志村堂)
- 老人の店主(志村)は「うちのラーメンを食べると元気が出る」と言って、栗と鶏肉と酢(クリトリスのダジャレである)の入ったラーメンや、ヤモリや赤マムシが丸ごと入ったラーメンをいかりやに出す。その後はサイの金玉が丸ごと入ったラーメンを出し、最後にはラーメンに入れた物と同じサイの金玉を店主が自ら食べ、興奮して「母ちゃーん!」と叫びながら、店頭に置かれていた張型を手に店の奥へ駆け込んでいった。
- 立地条件の悪い屋台ラーメン屋
- 老人の店主(志村)は定年後に屋台ラーメン屋を始めたはいいが、どこへ行っても屋台の場所争いに巻き込まれ、自身が作るラーメンの味も悪く、たびたび客から丼をぶつけられたり殴られたりしていた。ようやく行き着いた場所は電車の高架下で、その事を泣きながら客(いかりや)に話した後ラーメンを作り始めるが、電車が通過するたびに振動で屋台が激しく揺れてスープがこぼれたりする。
- オカマの屋台ラーメン屋
- 店主(志村)はオカマで、やはりここでも勧めたサービスをいかりやが嫌がると男口調ですごむ。「松平健ラーメン」「杉良太郎ラーメン」などのメニューがあるが、内容は全部インスタントラーメンであり、「松平健ラーメン」は「華味餐庁」「杉良太郎ラーメン」は「楊夫人」だった。しかも屋台は鉄道の高架下にあったため、電車が通過するとその振動で屋台が倒壊してしまう。すると店主は「これじゃ生活できないからあたしと結婚して」と言ってくる。
- 流しそうめん風のラーメン屋
- 陽気な寿司屋(サービス満点の寿司屋)
- 中国人風の出で立ちの店主(加藤)がマジックを使って接客し、寿司を握る。なぜか店内は中華料理店風で、助手(エバもしくは松居直美)と数々のマジックを披露していく。
- 助手がエバの時は加藤が客(いかりや)に対し法外な代金を請求し、最後にお見送りと称して爆竹を鳴らすのに対し、助手が松居の時は店主の加藤が袋に入った状態で銃で撃たれるというマジックを披露するが、助手が間違って実弾を使ったため死んでしまうというオチになっていた。
- 自分勝手な寿司屋
- 客(いかりや)が頼んだ寿司を、店主(仲本)が握ったと思ったら全部自分で食べてしまう。いかりやが「なんであんたが食べるんだよ !? 」と抗議すると、今度は店主の家族が出てきて握った寿司を総出で食べ尽くし、店主は「あたしは食べてませんからね?」と一言。
- ものすごく清潔で神経質な寿司屋
- 店主(仲本)はかなり神経質で、来店した客(いかりや)に手の消毒を求めたり、調理着ではなく手術着を着用していてトロを熱湯消毒しようとしたり、ビーカーに入ったシャリを握る代わりにアイスディッシャーで取ったり、注射器でわさびを盛ったり、醤油を試験管からスポイトで取って取り皿に入れたり、ピンセットでネタを載せるなどして寿司を作る。しまいにはあがりと称してうがい薬や、正露丸の握り寿司をサービスと称して出してくる。
- 開業前の寿司屋
- いかりやが寿司屋に入ると、そこは寿司屋を開業する予定の普通の民家(家主は高木)の居間で、ちゃぶ台があったり子供たちが布団を敷いて寝ていたりしていた。
- 歌舞伎風の寿司屋
- 店内はカウンターの所に劇場風の幕が設置されており、幕が開くと奥は舞台になっている。歌舞伎役者の店主(加藤)が歌舞伎のノリで寿司を作るものの、包丁を使う時もバチで太鼓を叩くように連打するため刺身が全く切れない。
- もしもシリーズ以外での、客役が志村のパターンもある。
- 冗談好きな寿司屋
- 店主(志村)はやけに明るく悪ふざけが好きで、客(いかりや)がトロを注文するがネタが相当古いらしく、店主はネタのケースを開くなり顔をしかめつつ、鼻をつまみ手で扇いで臭がった上、出したトロを「安全のため」としていきなりフライパンで炒め始めたりする。さらに冗談として海苔で巻く物ではないネタを海苔で巻いたり(「かっぱ巻き」と称してカッパのぬいぐるみ、「手巻き」と称して自分の腕など)する。最後はミルガイを生きたまま出してきて、貝が噴き出した水でいかりやがびしょ濡れにされる。
- 具合の悪い寿司屋
- 店主(志村)は他の「具合が悪いシリーズ」と同様、老体で足が動かないため、天井にベルトを吊り下げて輪を作り、それに体を引っ掛けて接客する。「若い奴に看板を汚されたくない」という店主はこの道70年の大ベテランであるため大変高齢で、店には乃木希典との2ショット写真が飾られている。吊り下げられた体がシャリの桶に届かなかったりとまともに寿司が握れず、あがり(お茶)の中には入れ歯が入っている始末。
- 精力寿司屋(志村堂)
- 前述の「精力ラーメン屋」と同様のネタ。客(いかりや)が「夏バテに効く新鮮なネタを食べたい」と頼むと、店主(志村)はマムシの生き血や金玉・ヤモリ・牛のケツメド・豚の子宮など(しかも全て洗っていない)のとんでもないネタばかり出してきて(ただし本物を使っている訳ではなく、実際にはイクラや貝類などで代用している)、しまいにはサイの金玉を出してきて「ゴールデン埼玉」とダジャレを言う始末。そこにハゲオヤジの客(加藤)が来店してきて、店主と楽しそうに談笑しながらケツメドを食べたりする。最後にはいかりやが「いらない」と言ったネタを店主が自ら食べ、興奮して「母ちゃーん!」と叫びながら、店頭に置かれていた張型を手に店の奥へ駆け込んでいった。
- もしもシリーズ以外での、居酒屋が舞台で客役が加藤のパターンもあり、こちらは出す物がイモリ入りの酒や処女の鯨の生き血の焼酎割り、子持ちマムシの乳首などやはりとんでもない物ばかり。最後はオットセイの金玉と子持ちマムシの乳首を加藤と店主が食べ、効果が出たらしく2人して股間からクラッカーのように蜘蛛糸を噴出させる。
- イチャモンをつける寿司屋
- 一見平凡に見える寿司屋
- これまでの寿司屋でさんざんな目に遭ったいかりやはすっかり疑心暗鬼になり、店主(加藤)の対応に警戒しながら「(出してきたビールに)飲めるの?」「(寿司のネタとシャリの間を覗き込みながら)間にバターが入っているとかね」「安心させといて、この辺でそろそろ笑わせるような事をやるんじゃないかな?」「本当に1000円でいいの?」などと問うと、加藤はそれぞれのシチュエーションに対して反論し、次第にキレ気味になる。無事に勘定が済んだ後、いかりやが安心して店を出ようとすると店が倒壊してしまい、加藤は「どうして、そうやってオチをつけたがるのよ?」「あたしはごく普通に終わりたかったの、寿司屋のドラマのように」と呆れ果てるように言った後、いかりやの代わりに「だめだこりゃ」と言って締める。
- 回転寿司屋(その1)
- 制作された80年代前半当時はまだ珍しかった回転寿司屋であり、「いいアイデアだ」と感心するいかりやだったが、やがて作り物のカブトムシとクワガタムシや本物のウシガエルが皿に載って回ってきて、いかりやが驚いて店主を呼ぶと店主の子供がイタズラで乗せた事が判明。さらにその子供がレーンに乗って遊んでいていかりやにおもちゃの銃やスリングショットを撃ったり、店主の妻(由紀)もレーンに乗ってきてお詫びをしてきたり、捕まえた子供にお尻ペンペンをしている始末。しまいには子供の持ち物と思われるロボットのおもちゃ[注 32]が回ってきて、いかりやがその中の一つ(バクシンガー)を手に取って仕掛けのミサイル(ロケットパンチ)を撃つとレーンの上のおもちゃ(ロボット要塞X)が小さく爆発して両腕が吹っ飛ぶ。その衝撃でいかりやの頭上に金盥が落ちてきて「だめだこりゃ」と締めるはずだったが、オチの直前に舞台裏にいた子役が「あれ(ロボットのおもちゃ)持って帰っていい?」と言い出し、直後に仲本が「まだ(コントは)終わってねーんだよお前」と制止する様子が音声に入ってしまうハプニングが発生。その様子にいかりやも、「(ロボットのおもちゃは)やるよ!」と苦笑しながら舞台裏にいる子役に呼びかけるオチとなった。
- 回転寿司屋(その2)
- 先ほどの仲本の回転寿司屋でさんざんな目に遭ったいかりやが寄った店は、店舗自体がびっくりハウスのように回転する寿司屋だった。そこへ仲本が窓から顔を出して「やっぱりうちの回転寿司の方がずっとマシでしょ?」と言ってきて、いかりやは「どっちもだめだこりゃ。なんでこういう目に遭わなきゃなんねーの?」と締める。
- 焼けた寿司屋
- 屋根のない寿司屋
- 寿司を食べに来た客の仲本が、店主に扮したいかりやに対し、トロやカッパ巻きを注文するが、いかりやは「トロはのっけから食う物ではない」「カッパは存在しないからカッパ巻きではなくキュウリ巻きだな」などと屁理屈ばかりこねて、寿司を握ろうとしない。そんないかりやを仲本は何度も催促しようとするも、いかりやは仲本が「昔同棲した女との間にできた子供で、慰謝料を請求しに来た」と勝手に勘違いして慄くなど、話は堂々巡りになる。しまいに、堪忍袋の緒が切れた仲本が「お前寿司屋だろ、商売する気あるのか !? 寿司屋だったら客に寿司を食わせろよ!」と怒鳴ると、いかりやは「俺は寿司屋じゃなくてコメディアンで、コントをやるのが商売だ!」と啖呵を切って返す。そして、「久しぶりに『もしも』ってのやるんだ」と言って、実はその場がコントを収録するためのセットである事が明らかになる。「本番入りまーす」という声と共に「もしも屋根のない寿司屋があったら」というタイトルのテロップが画面に出現、セットの寿司屋には雨(もちろん水を使った演出)が降り出して、傘を差した客役の俳優が椅子に座る。「座がしらけるからコントをやれ」といういかりやに、仲本がピースサインで「だめだこりゃ」と言うと「そりゃ俺のセリフだ」とメガホンで叩き「イントネーションが違うんだ」と講釈する。また蓑笠姿で座った客役の高木に「楽な役回りばっかりやってるんじゃないよ、こんなもん着てこんなもん持って今時受けると思ってんのかよ」とダメ出しし、「何かやれお前も」と言われた高木が「だめだこりゃ」とやると「お前にできる訳ねーんだよ」とこれまたメガホンで叩き、「次行ってみよう」の一言で締める。このコントは厳密には「もしも」シリーズではなく、1992年の「大爆笑'92」の「つきあい上手は商売上手」と題するコントで、「もしも」シリーズの設定を使った一種のメタフィクションともいえる異色作である。
- 風邪を引いた駅そば屋
- いかりやが訪れたそば屋の店主(仲本)は風邪を引いており、マスクをしたまま接客するが声がこもって何を言っているかわからず、仕方なく喋る時だけマスクを外したりする。その後、そばができ上がるとちょうど医者(高木)が往診に来て、「熱いそばでも食べて、布団にくるまってあったかくしてれば一晩で治りますよ」と診断する。すると店主はいかりやに出したそばを横取りして食べ始め、いかりやに対して「布団持ってる?」と尋ねてくる。
- 元ヤクザの駅そば屋
- ヤクザの道から足を洗った店主(仲本)の店にいかりやが来て、注文した天ぷらそばを食べようとすると、そこに店主の仲間だった3人のヤクザがやってきて「お前が足を洗ってもこっちの問題は片づいてねえんだよ」などと因縁をつけてくる。「必ず落とし前をつけますから、ちょっと待っててください」と店主がその場から離れ、店内に一人残されたいかりやは仕方なくそのままそばを食べようとする。すると3人のうち1人のヤクザが「天ぷらそばという物はな、天ぷらから先に食わなければあかんな」と言ってくるのでいかりやが天ぷらに箸をつけると、もう1人のヤクザが「おっと!そばという物はな、そばから先に食わんか」と言ってくる。そこで今度はそばに箸をつけたら、さらにもう1人のヤクザが「栄養つけなあかんで」「まずは卵からすすれよ~」とそばの丼に卵を割り入れるなどそれぞれ異なったそばの食べ方を押しつけ合ってくる。これでいかりやはすっかり板挟みになった挙げ句、ヤクザたちがカウンターに短刀を突き立てたり拳銃を天井に向けて発砲したりと脅してきた所に店主が帰ってきて、「ど、どうしました !? 」と訊くといかりやは心底困り果てたように「だめだこりゃ」と一言。
- 落ち着きのない駅そば屋
- 店主(仲本)はとてもそそっかしく、そばでなくうどんを山盛りに入れた丼を出したり、いかりやの「卵入れて」という注文に対して割っていない卵が数個入った丼を出したり、卵を割る所でよそ見をして丼の脇に落としたりする。さらに唐辛子をかけるよう頼むとよそ見をして丼の脇に振ったり容器ごと丼に入れるなどしたため、いかりやはたまりかねて「あたしが忙しいんだ、あんたが急ぐ事ないんだよ」と店主に文句を言う。すると店主は「あたしもね、この列車乗らないと間に合わないんですよ」と言い出し、「そこんとこ、シャッター閉めて掃いといてちょうだい、頼むよ」といかりやに店の片づけを押しつけて飛び出していってしまう。
- 具合の悪い駅そば屋
- 他の「具合が悪いシリーズ」同様、老人の店主(志村)は風邪をこじらせて寝込んでおり、天井にベルトを吊り下げて輪を作り、それに体を引っ掛けて接客する(この時、いかりやは店主が首を吊ろうとしていると勘違いしていた)。いかりやの注文通りにそばを作ろうとするが、吊り下げられた体の勢いで包丁や振りざるなどを振り回すので茹で上がったそばから熱湯のしぶきが飛んでいかりやにかかったり、店主が持っていた卵がいかりやの頭にぶつかって割れたりする。最後に店主はそばの丼につゆを入れようとするが、吊り下げられた身体の勢いを利用して遠い位置にある鍋に行こうとしたところ、勢い余って鍋に頭を突っ込んでしまう。
- やる気のない駅そば屋
- いかりやが駅そば屋に入ると、店内は埃まみれで蜘蛛の巣が張っており、髪や髭が伸び放題でホームレス風の汚らしい身なりの店主(志村)がふてぶてしく接客する。埃をかぶったそばを丼に入れたり、「動くのが面倒だから」とカウンター内で立ちションをしたり、そばのつゆを肥柄杓で掬ったり、しまいに卵をグチャグチャにして入れたそばを出す。あまりにも店主がふてぶてしいので喧嘩になり、いかりやが「こんなもん食えるか!腹減ってるんだよ!」と怒ると、店主も「食えると思ってねーよ!俺も腹減ってんだよ!」と逆ギレ。どうやら出前を待っていたらしく、そこにちょうど届いた出前のカレーを、やはり面倒がってスプーンを使わず直接皿に顔を突っ込んで食べ始める。
- 便秘の駅そば屋
- いかりやが訪れた駅そば屋の店主(志村)はなぜか不機嫌そうで、訳を聞くと朝の6時から終電まで店主一人で店を切り盛りしているため、トイレにもろくに行けず便秘に悩んでいるという。そばを作る最中に何度もトイレに行くがなかなか出そうで出ず、最後はカウンター内でなんとか1個だけ出したが、同時に列車も出て(発車して)しまった。
- 時間がかかるそば屋
- いかりやがそば屋(志村庵)に電話をして天玉そば・ざるそばとお新香を注文をするが、店主(志村)が「あの、もうすぐ出ると思うんですけど」と言ったきりいつまで経っても出前が来ない。その後5時間も待たされ、痺れを切らしたいかりやが志村庵に怒鳴り込んでみると、トイレで踏ん張っている店主の姿があった。前半部分は後述の「年寄りの出前持ち」と同様のネタで、耳が遠いため「いかりや」を「イタリア」「盛り屋」「マラリア」などと何度も聞き間違える。
- スリルのある駅そば屋
- 店主は加藤。駅のホームに一番近い場所に店舗があり、列車が通過するたびにものすごい風が吹き込んできたり、振動で頭上から物が落ちてくる。最後に2番線に入線してきた各停の「エイト号(外見は国鉄の特急型気動車に酷似)」が、店の横の壁を突き破って店内に入り込んでくる。
- 一見平凡に見える駅そば屋
- これまでのとんでもないそば屋でさんざんな目に遭ってきたいかりやはすっかり疑心暗鬼になり、店主(加藤)の姿に警戒して「このそば、ゴムか何かでしょ?」「丼の一番最後の方に唐辛子が入ってるでしょ?」と質問するが、店主は「うちはごく平凡なそば屋なんです」「よっぽどおたく、ひどいそば屋さん行ったんだね」と応対する。出てきたそばは至って普通で、何もないのでいかりやは安心してトッピングの卵を追加注文するが、店主が卵を割った途端に大爆発が起こり、店内はメチャクチャに大破して2人ともボロボロになってしまう。それに店主は「なかなか平凡には行かねえもんだねぇ」と一言。
- 逃げ腰の駅そば屋
- 店主(加藤)は顔中生傷や痣だらけで、いかりやが来店しても追い返してきたりしてそばを作ろうとしない。訳を聞くと自身が作るそばの味が悪く、たびたび客から丼をぶつけられたり殴られたりした事ですっかり逃げ腰になってしまったとの事で、いかりやが「絶対手は出さない」と約束した事でようやく作り始める。それでも逃げ腰の店主は暴力を恐れるあまり、いかりやが食べようとするのをたびたび制止してはトッピングの卵や天ぷらをいかりやにサービスしてきて、しまいには「あたしが食べてみて、我慢できたらおたくさん食べていいから」と言って先に味見をする。しかしやはりまずかったようで、吐き出した後厨房の鍋で自分の頭を殴って気絶してしまう。
- 忘れ物の多い出前持ち
- いかりやが天玉そばを注文するが、出前持ち(加藤)が持ってきた(なぜか岡持ちを使わずお盆に載せて持ってきている)そばには箸がついていなかった。慌てて箸を取りに行くが、今度は肝心のそばの方を忘れてきてしまう。さらに再度取りに戻るが、薬味がないためいかりやが苦情を言うと、今度は箸と薬味だけ持ってきてそばを持ってこなかった。ようやく全部持ってきたと思ったら勢い余って玄関の戸に激突して壊してしまい、ガラス片の混ざった天玉そばを「天玉ガラス入りそば」と称して出してきた。そしていかりやに弁償を求められると「だめだこりゃ(泣)」と言い、いかりやから「俺が言うんだよそれは」と突っ込まれていた。なお加藤が演じる出前持ちは東北出身という設定だが、様々な地方の訛りがチャンポンになった怪しげな言葉を話していた。
- 一見普通の…?
- 出前持ち(高木)がいかりやの所に注文した品物を持ってくるが、なぜか中身を出さずに岡持ちごと置いていく。いかりやが「出してけよちゃんとこの野郎!サービス悪いなー」などと言いながら岡持ちを開けるとなんと出前持ちが入っていて(岡持ちの中に顔だけ出していた)、「今日休みなんです、明日お願いします、毎度あり!」と一言。
- 岡持ちを開けられない出前持ち
- 同じく番組で放送されていた「仲本工事のもどかしいひと時」の流れを汲むコント。出前持ち(仲本)が注文した品物を持ってくるが、なかなか岡持ちの蓋が開かず、あの手この手で開けようとする。最後はいかりやに岡持ちを押さえてもらい、蓋につけた紐を天井に引っかけ思い切り引っ張って開けようとするが、紐が切れた際に勢い余って窓ガラスを突き破り外へ飛び出してしまう。そこまで来て実は岡持ちの蓋が横開きだった事を思い出し、オチでこの事態にショックを受けたいかりやは「だめだこりゃ…だめだこりゃつってんだろこの野郎!本っ当にだめだ」と半分怒りながら言っていた。
- 年寄りの出前持ち
- 出前を頼むため電話をするいかりやに店主(志村)が応対。店主は耳が遠いため「いかりや」を「イタリア」「盛り屋」「マラリア」などと何度も聞き間違える。そしてようやく出前を持ってきたはいいが、腰が曲がっているため持っている岡持ちを横倒しにしてしまい中身をひっくり返してしまう。それをいかりやに指摘されると、中身が常に水平になるよう天秤棒で肥桶を担いで、その中にそばの丼を入れてくる。
- もしもシリーズ以外での、出前を頼む客役が加藤で、加藤の娘役で西村知美と渡辺美奈代が出演しているパターンもある。このパターンでは「加藤」を「佐藤」「与党」「高木」などと聞き間違えている(「高木」と聞き間違えられた時にはなぜか加藤が「間違いに事欠いて『高木』はやめてくれよ!」と激怒した)。
- 焼けた薬局
- いかりやが薬局に入ると店内は火事で全焼していて、やはり黒焦げの店主(高木)は1万円札をいかりやに差し出し、「お願いがあるんですけど、これで火傷の薬を買ってきてください」と頼んでくる。いかりやは「薬局どこですか?」と尋ねたが、その店以外に薬局はなく、いかりやが呆れて終わるというオチ。
- 体を張った薬局
- ハゲオヤジの店主(加藤)が勧めた薬の効能を実証するために自ら飲んでみせるが、安眠剤は飲んだ途端立ったまま居眠りをしたり、胃腸薬は飲んだ途端猛烈に食欲が増して山と積まれた饅頭(小道具として用意された物で中は空洞になっている)を貪り食ったり、強壮剤は飲んだ途端店の柱を叩き折ったり天井や壁などを駆け回る(駆け回るシーンは特撮を使用)。
- 必死すぎる薬局
- 店主(仲本)は胃腸薬を買いに来たいかりやに対して他の薬を出したり「売り切れです」と言ってごまかすが、いかりやが入り口の脇にある棚の上の方に胃腸薬がある事に気づくと、店主は「どうしても欲しいですか?」とやむなく取りに行く。しかし棚をよじ登ると棚の板が壊れ、カウンターを足場にして取りに行こうとするとカウンターが後ろに動いて床に転落し、梯子で登ろうとすると梯子ごと横に倒れてしまう。最後はいかりやに手伝ってもらい、天井に設置した滑車からロープとハーネスでぶら下がり滑車の原理を利用して登ろうとするが、勢い余って天井を突き破ってしまう。
- 志村堂
- 加藤・仲本・高木が普通の薬局なのに対し、こちらは怪しげな漢方薬の店。夏バテに効く薬を買いに来たいかりやに対して、老人の店主(志村)はコンドームや「マンハッタン」「バックン7」などの精力剤やスッポンの生き血(イモリの金玉入り)などを勧めてくる。最後は前述の「精力ラーメン屋」「精力寿司屋」と同じく「サイの睾丸(出した際には「ゴールデン埼玉」とダジャレを言っていた)」を出してきて、効能を実証しようと店主が自らスッポンの生き血と共に食べ、興奮して「母ちゃーん!」と叫びながら、店内に置かれていた張型を手に店の奥へ駆け込んでいった。
- 幼稚園風のキャバレー
- 呼び込みをするマスターの加藤が「踊れて歌えて抱ける若い子がいっぱいいるよ」と声をかけてきて、いかりやはそれに惹かれて入店するが、店内はどう見ても幼稚園そのものであり、ホステスも若すぎる幼稚園児の女児ばかりで、オルガンの演奏に合わせてお遊戯をしていた。いかりやはやけ酒として飲み物を頼むが、子供なのでもちろんアルコールはご法度であり、飲み物はミルクしか出さない上、1杯につき200円(哺乳瓶入りで乳首がつくと1700円)だった。さらにカラオケを頼むと空の桶を出してきて、「バカにしやがって!」と完全に怒ったいかりやが帰ろうとすると、保母をしているマスターの妻が女児たちに対する算数教育の要領で料金を計算した後、女児たちと一緒に「またどうぞ」と言ってくる。
- 店主が言うサービスの「踊れる・歌える」とは、前述の通り女児たちとの童謡「チューリップ」をオルガンの伴奏つきで歌いながらのお遊戯で、「抱ける」とは女児を抱っこできる事だった。
- ちなみにこの回ではいかりやが突っ込む際に「マスター!」と加藤を怒鳴りつけるシーンがあるため、本当に喧嘩していると思われたのか女児2人に「喧嘩しないの」「仲よくして」と言われ、加藤といかりやの双方が慌てる一幕がある。
- 家族経営のキャバレー
- マスターは加藤。いかりやが店に入ると店内でマスターの子供3人が遊んでいて、マスターは急いで子供たちを立ち退かせる。それ以外の店内は至って普通だがホステスはマスターの妻(由紀)であり、マスターは妻がいかりやといい感じになると電話と称して妻を呼びつけ、妻と愛を確かめ合う。しまいには妻から「こんな生活は嫌だ」と訴えられ、マスターはいかりやを帰らせようと子供たちを呼び寄せて妻の接客の様子を見せ、「お母さんを恨んじゃいけないよ、全部あのおじさんのせいだから大きくなったらあいつに復讐するんだよ」と言い聞かせる。そしてマスターと子供たちはいかりやに「帰れー!早く帰れー!」と叫び、妻もいかりやに対して「お願い、帰ってください」と泣き落とす。
- オカマのキャバレー(その1)
- 着物姿のマスター(志村)はそこそこまともなのだが、客のいかりやに「日本的美女がいます」「帰国子女がいます」「清純派がいます」などと誘い、いかりやが応じるとマイクで「○○さん、3番テーブルご指名どうぞ」と店内に呼びかけた後、自らが女装(それぞれ石川さゆり、アグネス・チャン、山口百恵に変装)していかりやの席にやってきて、そのたびにいかりやは仰天してマスターを呼ぶ。店内には普段はBGMとして軍艦マーチが流れているが、マスターが女装して現れる時はその対象の女性歌手の持ち歌が流れる。オチはマスターが「可愛い子がいるんでございますけど」といかりやを誘い、店の奥に連れ込んだと思ったら2人でピンク・レディーの扮装をして出てくる。
- オカマのキャバレー(その2)
- いかりやが地面に落ちていた1000円札を見つけ、拾おうとするとなぜかお札が店内に向けて動いていき、それにつられて入店する。お札に糸をつけて引っ張る事で客寄せしていたママ(志村)に「今日初めてのお客さんよ」と歓迎されるものの、ホステスは「なおみ」・「ひろみ」・「まゆみ」・「あきな」といるが、皆顔の大きいボーイ(コロッケ)が女装しての口パクによる歌真似[注 33]で、名前と髪型が違うだけだった。最後はママが「今こういう顔が流行ってるのよ」といかりやに勧めて、3人で口に含み綿を詰め笑顔を作って乾杯するが、含み綿のためビールがうまく飲めずこぼしてしまった上、互いの顔を見て吐きそうになっていた。
- 女性がすぐ席を立つキャバレー
- ボーイの仲本が呼び込みをするキャバレー。いかりやの相手として若いホステスが次々に呼ばれるものの、ことごとく席に着いた途端に持っていた呼び出しのアラームが鳴り、さっさと他の席に行ってしまう。最後は他の客が帰ったのでホステス全員がいかりやの席に来るものの、直後に全員アラームが鳴って去っていってしまう。たまりかねたいかりやがボーイを呼ぶと店内で火事が起きている事が判明、いかりやもボーイに連れられて避難するハメに。
- 規則の多いキャバレー
- マスターは仲本。「女の子(ホステス)を呼んでくれ」といういかりやに対し、「この店では『お嬢様』と呼ぶように」と言う。その後ホステス(水前寺清子)が来たが、「相席はダメ」とか「アルコール類は一切置いてない」など言った後、いかりやがホステスと話そうとした途端「20時ですよー」と店主が呼びかけ、店のホステスたちは全員帰ってしまう。話を聞くとこのホステスたちは皆高貴な家柄の娘で、門限が21時だと言う。そしていかりやの相手役のホステスも銀行の頭取の娘だった。
- 慌ただしい旅館(焼けた旅館)
- 旅館の主人(加藤)がバケツを手に出てきて応対するなど、何やら慌ただしい雰囲気の旅館。主人は、来訪したいかりやが風呂に入ろうとすると「ちょっと沸きすぎてましてねー」と言ってきて、水を入れて冷ますよう頼むと急いで様子を見に行ったり、「もうそろそろ電気も消えるんじゃないかと」などと意味不明な事を言ってくる。さらに出してきた料理は全て黒焦げになっていて、ビールの瓶もなぜか手で持てないほど熱くなっており、また主人もいかりやの部屋に戻ってくるたびにだんだんボロボロになっている。そうこうするうちに消防車のサイレンが聞こえてきて、実は旅館で火事が発生している事が判明。最後に全身黒焦げになった主人が「お客さん、うち火事なんです…。ごゆっくりどうぞ!」と言い残して多数の負傷者と一緒に担架で運ばれていき、それを見たいかりやは「だめだこりゃ!」と言いつつ慌てて避難していく。
- ヤクザが経営する旅館
- とある旅館に着いたいかりやだったが、「最近サツの目が厳しいから」という理由で仲本ら従業員総出で所持品検査をしたり、いかりやを「客人」と呼んだり、女将(由紀)が食事を出す際には丁半の壺振りの要領で茶碗を直接飯櫃のご飯に突っ込んで盛るなど、何から何までいかにもヤクザそのままの応対に面食らう。そこに小松率いる別のヤクザが殴り込みに来て大立ち回りになり、いかりやも巻き込まれてしまう。そして、斬られて虫の息になった旅館の主人兼ヤクザの親分(加藤)がいかりやに助太刀を要請するが、これをいかりやが断ると親分は「てめえ卑怯者!死んでもらうぜ !! 」と逆ギレして女将と一緒にいかりやに刀を突き刺し、茶碗と箸を持ったまま「だめだこりゃ…」とつぶやくいかりやだった。
- 忍者屋敷風の旅館
- 戸沢白雲斎の末裔と称する老人の「戸沢白雲子(うんこ)」(加藤)が経営する旅館。主人の弟子の忍者やくノ一が天井からお茶や浴衣を持って降りてきたりするため、客のいかりやは仰天する。その後いかりやは主人の案内で浴場に行くが、部屋の掛け軸の奥にある隠し通路を通るなどこれまた忍者屋敷のようで、元は座敷牢だった場所のどんでん返しになっている壁の向こうだった。そこで主人が天井から下がった紐を引くと、いかりやが立っている場所の床が抜けていかりやはその下にある浴槽に落とされ、「助けてくれ!」と絶叫する。その後主人の「いかがかな?」に対していかりやが「主人に物申したい!だめだこりゃ!」と言うと、網に入れられ引き上げられてはまた浴槽に落とされたりとひどい目に遭う。
- 家族意識が強い民宿
- 宿泊客は家族連れで、いかりやの他は妻役が由紀、息子役が高木、娘役が女性ゲスト。民宿の女将(仲本)は「ここを自分の家のように思ってください、家族の一員のつもりでお世話しますから」と言ってくるが、いかりやの上着のポケットからピンクサロンのマッチが見つかったとして「あたしという女がありながら!」と「焼き餅焼きの古女房」のように怒ったり、いかりやの子供たちに対して「少しはお母さんを手伝いなさい!」と「肝っ玉母さん」のように叱ったりする(全てサービスの一環とのこと)。そこに新聞の集金が来たため、女将はハンガーに掛けてあったいかりやの上着のポケットから財布を取り出して払おうとして、いかりやが慌てて止めると、女将は「お金の事で揉めちゃダメ、家族なんだから」と一言。さらにいかりやが風呂に行っている間に由紀がその事を指摘すると、女将は「あたしがお膳の支度してるんだから少しは手伝おうって気にならないの !? 」などと「口うるさい姑」になり、それに由紀が「冗談じゃない、何ですかこのもてなしは。失礼な!」と怒り出し、女将に対して夫に「駅で待ってる」と言伝るよう言い残し子供たちを連れて帰ってしまう。その後風呂から上がってきたいかりやに、女将は「これから本格的に家族サービスさせていただきますから。もしかしたら、今夜は寝かせないかも知れないわよ」と言い寄る。
- 大混雑の旅館
- 紅葉シーズンに長くて1週間、短くて3日間だけ混雑し、後は閑古鳥が鳴くという変な旅館。通された部屋には主人(仲本)の一存で次々と相部屋にされた客が詰めかけ、ぎゅうぎゅう詰めになってしまう。挙げ句の果てには就寝時に客たちはピラミッド状に積み重なって寝て、自らの部屋も貸してしまった仲本が相部屋を希望し、一番上に寝ていたいかりやを突き落としてそこに横になる始末。
- 自然的な旅館
- 寝床(部屋)がなんと木の枝にぶらさがっている寝袋だった。これを見たいかりやが主人(仲本)と言い争っていると、客の一人(高木)が寝袋から顔を出して「静かにしてくれよ、寝れねーじゃねーか!」と激怒する。
- 気味の悪い旅館
- 鬼婆のような気味の悪い老婆の女将(志村)が経営する創立300年の旅館。後述の「創立80年の旅館」と同様に床が抜けたりしていかりやはひどい目に遭うほか、いかりやが入った部屋の障子に女の幽霊の姿が映ったと思ったらその首がポロッと落ち(女将によると以前この部屋で女性客が首を吊って自殺したらしい)、仰天したいかりやは部屋を替えてもらおうとするが、あいにく旅館にはこの1室しかないため仕方なく留まる事にする。その後露天風呂に行ったら人魂が宙に浮いていたりカラスの群れがいて、さらに近くの地面から出てきたゾンビが露天風呂に入ってくる(女将によるとたまに入りに来るらしい)。そのゾンビがいかりやの脱いだ浴衣を勝手に着ていってしまったので、女将を呼んだらなんと露天風呂の中から出てきていかりやは腰を抜かす。
- 創立80年の旅館
- 隣のホテルに客を取られ続けたため、8年間も全く客が来なかったという旅館。主人(志村)は至ってまともなのだが建物の老朽化が進んでいるせいか、戸を開けるとその衝撃で入り口の庇が落ちてきたり、歩くたびに床が抜けたり、主人が床の穴に板を打ちつけて修理しようとするとその衝撃で壁や障子が倒れてきたりしていかりやはひどい目に遭う。身の危険を感じたいかりやは急いで帰ろうとするが、引き留める主人と揉み合いになった末に、廊下のガラス戸を突き破って外へ転がり落ちてしまう。
- 未亡人の経営する旅館
- 主人だった夫の亡き後、パッタリ客足が途絶えてしまった旅館を一人で経営する女将兼主人代理(志村)は、泊まりに来たいかりやの履いていた靴が妻からのプレゼントと聞くや亡き夫を思い出して泣き崩れたり、いかりやが浴衣に着替える様を見て「亡き夫にそっくり」と言い、しかもその浴衣は夫の遺品だった。そして布団を敷いたらサービスと称していかりやの隣に寝ようとして、「あの人(夫)が死んで3年」と言ってはいかりやに迫る。
- しつこいホテルのボーイ
- ボーイ(加藤)の案内で部屋に入った客のいかりやがベッドで寝ようとすると突然部屋の電話が鳴る。その電話はボーイからで、「朝食のメニューはいかがなさいましょう?」「モーニングコールは何時でしたっけ?」などとしつこく何度もかけてくる。そうこうしているうちにいかりやは一睡もできないまま朝が来てしまい、そこにモーニングコールと称して部屋の額縁の中からボーイが顔を出してくる。
- もしもシリーズ以外での客役が志村のパターンもあり、こちらは度重なる電話にブチ切れた志村が電話のコードを引っこ抜いて投げ捨てた所で朝が来て、そこにモーニングコールと称してボーイが部屋に入ってくるというオチだった。また、新婚旅行中の夫婦という設定で志村と女性ゲストがホテルや旅館(この場合はボーイが番頭になる)に泊まる同様のパターンもあるほか、「志村けんのだいじょうぶだぁ」で似たようなコントが放送された事がある。
- チップ不要のホテルのボーイ
- 前夜泊まったホテル(前述の「しつこいホテルのボーイ」)でさんざんな目に遭ったのはチップを渡さなかったのがいけなかったのだと感じ、いかりやはボーイ(仲本)にすかさずチップを渡そうとするがボーイは断固受け取りを拒む。「当ホテルはお客様にゆっくりくつろいでいただければそれで結構でございます」との言葉にいかりやはすっかり安心した途端、ボーイは背負っていたギターを構えて突然歌い出す。そして「私、ボーイはアルバイトでございまして、本業は流しでございます」「1曲お聴きになったので3000円、それでは続いて2曲目まいりましょう、6000円いただきます」と言ってきて、2曲目を歌おうとしたところにいかりやは「いいかげんにしろ!」とボーイをどつき倒し「だめだこりゃ!」と言ってオチとなる。
- 無口なホテルのボーイ
- 不愛想で接客態度の悪いボーイ(高木)に客のいかりやは怒ってさんざん文句を言うが、ボーイは無言のまま全く相手にしない。やがてボーイは外国人の上司を連れてきて、いかりやが上司に苦情を言うと、上司は英語でボーイに指示を出した後「彼は日本語より英語の方が得意なんです」と言ってくる。いかりやが苦し紛れに英語で質問すると、それまで黙り込んでいたボーイが突如表情を変え「Hello,I'm Mr.Boo-Takagi」と英語で得意げに自己紹介をしてきて、いかりやは「いいかげんにしろ!」とボーイをどつき倒すとさらにボーイは「Oh!~No~ !! 」とジェスチャーを交えながら声を上げる。これにいかりやは半笑いで「何が『オーノー』だバカヤロー!」と言ってもう一度どつき倒し、呆れながら「だめだこりゃ!」と言ってオチとなる。
- 超ベテランのホテルのボーイ
- 老人のボーイ(志村)は部屋に入ったいかりやの荷物を持ってこようとするが、一度に全部持ってこようとしたためうまく運べず、1つずつ部屋の中へ投げ込んだりする。さらに前述の「超ベテランのマッサージ師」などと同様に同じ質問を繰り返し何度もしてきて、いかりやは閉口する。その後いかりやは顔を洗うため洗面所に行くが、水道の水が出ないためボーイに相談し、ボーイが蛇口を捻るとなぜか浴槽のシャワーから水が出る。さらにもう一度蛇口を捻るとなぜかそばの洋式便器から噴水のように水が噴き出し、慌てたボーイがフロントに連絡しようと部屋の電話を使うとなぜか受話器からシャワーのように水が噴き出し、いかりやはびしょ濡れになってしまう。
- 研修中の車内販売員
- 販売員(仲本)が「○○はいかがですかー?」と言ってきて、それを聞いたいかりやが買おうとすると、販売員は「売り切れです」と言って立ち去ってしまう。販売員は何回もしつこく現れ、押し売りのごとく様々な物を勧めてくるがいかりやが仕方なく買おうとするとことごとく「売り切れです」。しまいには「まだ売り切れてないお弁当はいかがですか?」と言ってくるがやはり買おうとすると「売り切れで~す!」。とうとうキレたいかりやが文句を言うと(この時いかりや自身も言う事が混乱している)、「私は研修生でございまして、今車内販売の練習中でございますんで、売ってはいけない規則になっております」。さらに正式配属は来年で同時に結婚を控えているそうで、すっかり浮かれているその販売員は最後にワゴンごと客室のドアにぶつかってしまう。
- 最後に頭に来てつかみかかるいかりやを、仲本が座席ごと引きずり倒して客室を出ていくパターンもある。
- 乗り物酔いの車内販売員
- 乗り物酔いでものすごく気分が悪そうな販売員(加藤)は、口を開くたびに吐きそうになるためなかなか会話が進まない。それでも身振り手振りを駆使してやっと弁当とお茶を売ったと思ったらこらえきれず持っていた紙コップに吐いてしまう。慌てた販売員は窓から顔を出して続きを吐こうとするが、勢い余って列車の外へ転落してしまう。
- いかりやの「だめだこりゃ」の後窓からひょっこり顔を出してオチになるパターンや、加藤が車掌役で同じ内容のパターンもある。
- やたらサービスのいい車内販売員
- 販売員(加藤)に、いかりやがメニューに載っていた「B弁当」を注文すると、できたてのサーロインステーキなどをバニーガール姿の女性たちが運んできてシャンパンを注いでくれたり、そのうちの一人がキスしてくれたりと至れり尽くせりサービスしてくれるが、最後にいかりやが販売員に値段を尋ねると数十万円単位のべらぼうな値段を告げてくる。キャンセルしようとするとさらにキャンセル料を請求され、いかりやがオチの「だめだこりゃ」を言うと1260万円、「おまわりさーん!」と叫ぶと3億円あまりの値段を請求してくる。
- お強請りをする車内販売員
- 悲しそうな目をした販売員(高木)が「なんか買って下さい」と訴えるように言う。いかりやは仕方なくミカンを買うのだが、高木が「ミカン買ってもらっちゃった」とうれしそうに全部食べてしまう。その後いかりやは去っていく高木を見送りつつ「あいつ本当わかってやってんのか?」と一言。
- ベテランの車内販売員
- 老人の販売員(志村)は「冷たいお弁当に生ぬるいお茶はいかがでございましょうかー、不二家のネクター、井関トラクターはいかがですかー」「小山名物チンポコ饅頭はいかがございましょうかー」「缶ビール、缶コーヒー、肝硬変はいかがですかー?」とメチャクチャな売り込みをする上、高齢のためかなり耳が遠く計算が苦手。いかりやが呼び止めてもなかなか気づかず、しかもやっと気づいたと思ったら今したばかりの世間話を繰り返し、買った物の代金のお釣りをごまかそうとしてそのうちいかりやと口論になってしまう。しまいには車内が真っ暗になるトンネル通過中にこっそりいかりやが買った酒(ワンカップ)を飲み、おつまみを食べてしまう。最後にいかりやに見つかるとその時口に含んでいた酒をカップに戻し、「嘘つくんだー、汚いなー」などとごまかしつつ逃げていく。
- 最後にいかりやにお釣りを求められると、狸寝入りしてごまかすパターンもある。
- なお、「志村けんのだいじょうぶだぁ」でも同様のコントが放送された事がある(乗客役は柄本明)。
- 運動好きな車掌
- 列車はやたら揺れが激しく、車掌(仲本)が検札をしようとすると一段と揺れが激しくなり、車掌はその揺れに合わせて前転や側転を繰り返し、しまいにはいかりやも巻き込む。体操が得意な仲本ならではのネタである。
- お強請りをする車掌
- いかりやの席に来た車掌(高木)は、検札の際になぜか香典を要求してくる。なんでも車掌の身内に不幸があったらしく、当然ながらいかりやが「あたしは関係ないよ?」と断ると、「ケチ!」と言いながら去っていく。それに続いて位牌や骨壺を手にした車掌の家族が次々と客室に入ってきて、いかりやに対して口々に「ケチ!」「バカ!」「ブス!」などと言ってくる。
- ベテランの車掌
- 老人の車掌(志村)が車内放送で停車駅と到着時刻の案内をするが、「あー高崎(もしくは宇都宮)11時40分、11時40分でございます。えー仙台2時40分、新大阪…え~?新大阪には行きません。終点青森には6時10分…待てよ、この調子で行くと6時20分…下手すると6時30分には着くでしょう」「1号車から2号車は自由席、何をしても構いません」などとメチャクチャな上地理的にもあり得ない内容で、そのたびにいかりやがうるさがったりずっこけたりする。またなぜか車内販売も任せられていて、最後は前述の「ベテランの車内販売員」と同様に、トンネル通過中にいかりやが買った酒(ワンカップ)をこっそり飲んでしまう。
- もしもシリーズ以外での乗客役が加藤のパターンもあるほか、新婚旅行中の夫婦という設定で女性ゲストが出演したりもする。このパターンでは最後になぜか車掌が自転車で列車と併走し、「先に仙台行って待ってますから!」と言い残して走り去っていく。
- 寝台車
- いかりやが寝台列車に乗り込み、指定された寝台のカーテンを開けるとそこには位牌を抱え白目を剥いた医者(高木)が横たわっている。唖然とするいかりやに高木が一言、「これ寝台車だから、死んだ医者!なんちゃって」。
- いかりやが車掌役で、乗客を指定の寝台に案内してカーテンを開けると同様の高木がいるパターンや、胸に包丁が刺さった医者の高木が寝台車に入ってくるなりバッタリ倒れ、車掌のいかりやが他の乗客の悲鳴を聞いて駆けつけるパターンもある(オチは同じ。「お前最近こういうの多いよ。もっと別のオチ考えろよお前ちょっと」っと突っ込みを入れる時もあった)。
- 寝台車(その後)
- さらにその直後、仲本が深夜だというのに寝台に腰かけて落ち込んでいて、心配した車掌(いかりや)に「さっき高木さんがやった『死んだ医者』っていうのね、あれ、僕がやるつもりだったんです。先にやられちゃって…僕どうしたらいいんでしょう?」と泣き崩れ、いかりやに「知らねーよ!」と呆れられるネタが続くパターンもある。
- 運の悪い乗客
- 同じく番組で放送されていた「仲本工事のもどかしいひと時」の流れを汲むコント。乗客(仲本)は、寝台車に入ろうとするたびに列車の揺れで客室のドアが閉まって挟まれたりと悪戦苦闘する。頭に来てドアに体当たりするとどんでん返しのごとくドアが垂直方向に半回転し、仲本はそれに張りついて逆さ吊り状態になってしまう。必死に車掌(いかりや)を呼んで「だめだこりゃー!」と言うが、いかりやは「それあたしが言うんだよ」と突っ込んだ後、「医学的には問題ないと思いますよ、これで血圧正常ですから」などとはぐらかしてなかなか「だめだこりゃ」を言わない。
- 傍迷惑な乗客(その1)
- 加藤が酔っ払いのハゲオヤジ役で登場。自分の寝台を捜して他の乗客(仲本・高木)が寝ている寝台や女性客が着替えている寝台のカーテンを開けまくったり、ラジカセで北島三郎の「与作」を大音量で流しながら歌ったり、それを車掌(いかりや)に叱られると「皆さんのお好きな曲おかけしますから」と別の曲(「函館の女」)を流しながら歌い、そのたびに他の乗客全員を起こすなど迷惑極まりない。「尺八の音色を聞くたんびに女房を思い出すんだよなー」とか「子供(ボウズ)にはわかんねぇんだけども…うまいんだ♪」と言うと周りの乗客ばかりか男性スタッフの笑い声まで入ってしまった。最後には切符をチェックした車掌(いかりや)に「お客さん、この切符間違えてます。これは2号車なんです。この切符は3号車なんです」と言われて存在しない車両(セットの外)に連れて行かれるオチ。セットの外に来て困惑している加藤に対していかりやは「お芝居はここまででお願いします。これ、あの、業界では『見切り』と言いましてね、ここからこっちではやっちゃいけないんです。セットはここまでなんです。何年テレビやってるんですかあなた?」っと呆れ顔で言い、それに対し加藤は「え~っとかれこれ27・8年…下手すりゃ30…」と返す。オチの際にはいかりやだけでなく加藤も「だめだこりゃ」と言ってピースサインをしたりする。
- 傍迷惑な乗客(その2)
- 志村が老婆の役で登場。酔っ払ってはいないのだが上段の寝台に上がる際に「よっこらしょ」などと大声を出す、持っていた梅干しを食べてこれまた大声を出して酸っぱがる、孫へのおみやげに買った毛笛(大きな音の出る笛つき風船)を試しに鳴らす、それらにキレた他の乗客(加藤・仲本)と喧嘩するなどしてそのたびに他の乗客全員を起こしてしまったりと加藤の時よりさらにタチが悪かったりする。車掌(いかりや)の仲裁で場を収めておとなしく就寝するが寝小便をしてしまい、下段の寝台にいた高木がびしょ濡れにされてオチとなる。オチの際にはいかりやだけでなく加藤や志村も「だめだこりゃ」と言ったりする。メインは志村だが高木・仲本・加藤も他の乗客役で出ているため、もしもシリーズでは数少ないメンバー全員が登場するパターンになっている。
- 下段の乗客がハゲオヤジの加藤で、老婆の志村が加藤にしきりに話しかけたり加藤の寝台に一緒に寝ようとしたり、自分の寝台を捜して他の乗客(仲本・高木)が寝ている寝台や女性客が寝ている寝台に勝手に入り込み、女性客におじさんに間違えられるパターンもある。オチは、車掌(いかりや)が仲裁に入ると志村の持っていた切符は飛行機の航空券だった事が判明、乗り間違いに気づいた志村は慌てて寝台車を飛び出していくという物。
- もしもシリーズ以外での、いかりやが下段の寝台の乗客役のパターンや、志村が酔っ払いの老人役で加藤が下段の寝台の乗客役のパターンもある。共に志村が寝小便をするオチは同じだが、後者のパターンではいかりやは出演せず、志村が寝台で「あー腰が痛ぇ」と大声を出したり亡き妻の供養のためにお鈴を鳴らしたりして、そのたびに他の乗客全員を起こしてしまう。また志村と研ナオコが2人組の老婆の乗客役のパターンもあり、やはり上段の寝台に上がる際や持っていた梅干しを食べて酸っぱがる際に大声を出すなどしてそのたびに他の乗客全員を起こしてしまう。最後のオチは、研が寝小便をして下段の寝台にいた加藤がびしょ濡れにされるという物。
使われる車両は日産・セドリック(330型)、トヨタ・クラウン(S110系)である。
- 暴走族出身のタクシー運転手
- 運転手(加藤)は金髪リーゼントにサングラスという出で立ちで、いかりやが乗り込むと車の後ろに暴走族の旗を立てるよう頼んでくる。しかもスピード狂で暴走行為を繰り返して最後は警察に逮捕され、いかりやに「その車貸しとくから好きに使っていいよ」と言い残して連行されていってしまう。
- 自分が目的地に行ってしまうタクシー運転手
- 運転手(高木)に目的地を告げると、高木がタクシーを降りて1人でその目的地に向かっていってしまう。
- 納得の個人タクシーの運転手
- いかりやがタクシーに乗ろうとすると、死に装束の紙冠を着けた運転手(高木)が運転席で死んでいる。どういう訳かとよく見てみると屋根上の表示灯に「個人」ならぬ「故人」と書かれており、それに気づいたいかりやは「故人の、ご冥福をお祈りします。だめだこりゃ」と言って合掌し、タクシーの無線アンテナを指で弾いて「チーン」とお鈴の音を鳴らして締める。
- 無免許のタクシー運転手
- 仲本がタクシー運転手で、いかりやが乗り込み目的地を告げるが、仲本はたびたびタバコを買いに行ったり食事に行ったりしてなかなか出発しない。いかりやが問い正すとタクシーの免許を持っていないそうで、最終的にいかりやに「じゃこうしましょう。この車を貸すから、東京駅まで自分で運転してって帰ってきてちょうだい」と言ってくる。
- 修理好きなタクシー運転手
- いかりやがタクシーに乗ろうとするが車内には誰もおらず、運転手を呼ぶとちょうど車の整備を終えた運転手(仲本)が車体の下から出てくる。出発しようとするが車のエンジンがかからず、そのたびに仲本は「あたしの車なんだからあたしが一番よくわかってる」と言いながら車のいろいろな所(ラジオ用アンテナやナンバープレートなど)を調べて回り、いかりやは「そこは関係ないでしょー」と突っ込む。それでもエンジンはかからず、配管詰まりでガソリンがエンジンまで来てないのが原因と気づいた仲本は再び車体の下を調べるが、その後エンジンをかけようとするとエンジンルームで爆発が起こって、弾みでボンネットが勢いよく開く。
- お人好しなタクシー運転手
- いかりやがタクシーに乗っていると、運転手(加藤)の友人たち(家族連れや幽霊や相撲取りなど)が次々と乗り込み、鮨詰め状態になってしまう。最後にはタクシーがガス欠になってしまい、加藤や他の乗客たちがいかりやにガソリン代の立て替えを求めてくる。
- もしもシリーズ以外での、乗客役が仲本のパターンもある。
- なお、このようないわゆる乗り合いタクシーは、韓国の一般タクシーでは実際に見られる物である(日本のようなタクシーは韓国では特別タクシーと呼び、黒に塗装されている上、運転手は英語と日本語が喋れる事が必須条件)。
- 超ベテランのタクシー運転手
- この道50年のキャリアを持つベテラン運転手(志村)の車は、後部のドアが外れて落ちたり後部座席のクッションが磨り減ってなくなってしまっている(座席そのものがないパターンもあり)ため、いかりやは仕方なく助手席に乗る。またフロントガラスが事故で割れ、修理する金がなくガラスそのものがない状態のため、運転中にホコリや枯れ葉・古新聞などのゴミや突然降り出した雨が車内に入ったり、パン屋の近くを通るとパンが飛び込んできたり、金物屋の近くを通ると鍋や鎖鎌が飛んできたり、ケーキ屋の前を通るとケーキが飛んできて顔に当たってクリームまみれになったりする(ケーキがなかったパターンもあり)。最終的にはいかりやが「(車を)止めてよ~」と頼むが、車にブレーキがない事がわかるや否や運転手と客が揉み合いになってしまい、車はそのままコンクリート塀に激突する…。
- その他、強風で車の屋根が吹き飛んだり、雨が雪に変わって車内が雪に埋もれたりして、いかりやが「だめだこりゃ」を言おうとするが、強風と志村の手に阻まれて「だめだこりゃ~」のセリフが出るのに必死だったパターン、志村が先に「だめだこりゃ~」を言ってしまうパターンもあった。
- さらにもしもシリーズ以外での、乗客役が加藤のパターンもある。こちらは最後にブレーキがない事を聞かされた加藤がブチ切れて「殺してやる~」と志村の首を絞める所で終わっていた。
- 雨宿りをする乗客
- いかりやが運転手の個人タクシーにいかりやの知り合いらしい乗客(高木)が乗り込んでくるが、高木は目的地も告げない上メーターを押そうとするいかりやに「(メーターに)触るな」と一言。さらに出発しようとすると「(車を)動かすな!金がかかるじゃねえかよ」と言ってきて、最後は唖然とするいかりやに「俺はな、雨宿りしてんだよ」と逆ギレ気味にすごむ。
- 子連れのタクシーの乗客
- 乗客(加藤)はとんでもない子だくさんで、加藤に呼ばれた20人近い子供たちは車内に収まりきらずタクシーの屋根やボンネットなどにも乗ってきて、いかりやが押し出されてしまうほど。しかも、子供たちはみんな「お父さん」でなく「カトちゃん~」と呼ぶのでコントがグダグダになってしまった。
- せこいタクシーの乗客
- いかりやが運転手の個人タクシーに乗客(仲本)が乗り込んで出発するなり、しきりにいかりやに対して「(運賃を)負けて~」とせがむ。「メーター式だから無理」と断るとルームミラー越しにせがんできたり、いかりやが呆れてルームミラーを布で隠すと手鏡を使ってきたりとエスカレートしていく。しまいには突然タクシーの屋根に上がってせがんできたりして、これに驚いたいかりやが急ブレーキをかけた結果仲本は前方へ転がり落ちて、そのままタクシーに轢かれてしまう。それでボロボロになってもなお仲本は「あんたに轢かれちゃった。黙っててやるから、負けて…」と発言し、いかりやを呆れさせる。
- 酔っ払いのタクシーの乗客
- 酔った乗客(志村)がいかりやに目的地を告げるが、「あたしのうちまで行ってちょうだい」と要領を得ない。なんとか目的地を聞き出して出発するが、志村は世間話などをしながらしきりにいかりやに絡んできたり、吐きそうになるも一度無理矢理飲み込んだ後、自分の鞄の中に吐いてはそれを再び飲み干したりする。最後には「もしもですよ、あたしが車内でウンコ漏らしたら怒りますか?」と訊いてきて、「そりゃ怒りますよ」と答えるいかりやに「これはなんでしょう」とウンコを手に取って見せてくる。
いかりやは観光バスの運転手役を演じる。
- 芸者と掛け持ちのバスガイド
- いかりやのバスに乗り込んできたバスガイド(由紀)は、遅刻してきたと思ったらなぜかいかりやに「ご指名ありがと」と言ってきたり、いかりやの運転を「素敵、その感じいいわ」と褒めたと思ったら突然バスを停車させる。実はこのバスガイドは芸者と掛け持ちで、「今夜もう一段お座敷かかってるのよ。それじゃ皆さん、ごめんあそばせ」と言い残してさっさと降りていってしまう。
- スケバンのバスガイド
- いかりやのバスに、バスガイド(加藤)がなぜかビニール袋でシンナーを吸いながら乗り込んでくる。どうやら元スケバンだったらしく、乗客に対して「何ガンくれてんだよ。やる気?」と車内マイクをローラーチェーンのように振り回しながら向かっていって、いかりやに止められるとスカートをまくり上げ、太股につけた鞘に収めた短刀を見せつけて「運ちゃんなら運ちゃんらしくさっさと発車しなさいよ」と脅してくる。さらに、バスが他の車に抜かれると「死にたくなかったらさっさと抜き返しなさいよ!」といかりやに短刀を突きつけて脅し、パトカーのサイレンが聞こえてくるとバスを停車させ、「お巡りに喋ったらぶっ殺すからな」と言い残してバスから飛び降り逃げようとする。しかしその際に腰を痛めてしまったらしく、戻ってきたと思ったら「どっかいい病院知らない?」と訊いてくる。
- 初心者のバスガイド
- いかりやのバスに乗り込んできたバスガイド(仲本)は今日が初勤務との事で、ドアの閉め方や案内放送に使う車内マイクの扱い方もろくにわからず、いかりやがいちいち教えるハメに。しかもマイクと間違えてワイパーのスイッチを入れてしまったり、勝手に運転機器を触ろうとしていかりやに止められたり、案内する名所の名前がわからず、いちいちいかりやに訊くため案内できないまま通り過ぎてしまったり、バスを急停車させたと思ったらトイレに行くためだった。そして「運転手さん、バスガイドってどうやってオシッコするのか教えて?初めてなんですものバスガイドって」と訊いてくる。
- 乗り物酔いのバスガイド
- いかりやのバスに乗り込んできたバスガイド(志村)は乗り物酔いしやすいらしく、しばしば吐き気を催してまともに案内放送ができない。吐きそうになるといかりやの帽子を取ってそこに吐こうとしたり、無理矢理飲み込んだりした挙げ句酔い止めの薬を飲むが、その際に水を口から出してしまったりする。さらに「運転してると酔わないから」と言って次の休憩所まで運転を引き受けるが、実は乗り物酔いではなくつわりだった。しかも「(お腹の子供が)誰の子供かわかんないのよ」と泣き出した上いかりやに結婚を迫り、断られると「じゃ皆さん、あたしと一緒に死んでください」とバスを暴走させ始める。
- 酒好きな医者
- 酔っ払って顔が真っ赤な医者(加藤)が、酒の飲みすぎで体調不良を訴える患者(いかりや)に「酒は百薬の長」などと言ってエチルアルコールを炭酸で割った「カクテル」を検尿の紙コップに入れていかりやと一緒に飲もうとする。いかりやが断るといかりやの分も医者が自ら一気飲みし、酔いつぶれて寝てしまう。
- 借金を抱えた医者
- 患者(いかりや)が診察室に入ると、そこは机と椅子以外ほとんど何もない埃まみれで蜘蛛の巣が張った部屋で、小汚い身なりの医者(加藤)がいた。どうやら多額の借金を抱えているらしく、診察中に借金取りが取り立てにやってきては診察を中断して身を隠す有様。途中で運悪く借金取りに見つかり外へ連れ出されてボコボコにされ、その後はさらにヤクザが押しかけてきて、困り果てた医者は関係のないいかりやを借金の連帯保証人にしようとする。
- 落ち着きのない医者(その1)
- 患者(いかりや)が医者(加藤)の診察を受ける途中、医者の子供が様々な症状(高熱・痙攣・心肺停止)を起こした知らせが入るたびに診察室を飛び出して診察を中断する。さらに、戻る途中で階段から転げ落ちてどんどんボロボロになってしまう。最後には、子供を救うためにいかりやに輸血提供や心臓の臓器提供など無理難題を突きつけてくる(この中にはギャラの値上げなど楽屋オチ的な個人的感情が入っていた)。
- 落ち着きのない医者(その2)
- なぜか江戸時代の漢方医のような出で立ちの医者(加藤)は前夜飲みすぎたらしく腹を下していて、診察中に何度もトイレに行く。しかもそのたびに水を流す音や排便の音が診察室まで聞こえてきて、患者(いかりや)は露骨に嫌な顔をする。最後はトイレで転んでしまったらしく、トイレットペーパーまみれの状態で戻ってくる。
- 命懸けの建物の医者
- 「脱サラして始めた居酒屋」などと同様に、医者は加藤だが医院が電車の高架下にあって立地条件が悪く、電車が通過するたびに建物が揺れたり頭上から物が落ちてくる。そのうちに振動で倒れた柱がいかりやの頭を直撃したため手当てとして分厚く包帯を巻いたり、注射を打つ際にちょうど電車が通過したため振動でいかりやの体のあちこちに針を刺しまくる。最後は建物自体が倒壊してしまい、いかりやに建物の修理代を請求してくる。
- 野球好きな医者
- 医者(加藤)が診察室でプロ野球中継をテレビ観戦しながら診察するので、野球に気を取られて患者(いかりや)に何度も名前を尋ねる、脈を測るために取った手を握り締めてバットを振るように振り回してしまうなどまともに診察ができない。最後には「おたく巨人は好き?」と尋ねてきていかりやが「好きですよ」と返すと、急に医者が「殺してやるー!巨人が憎い巨人がー!」などと怒っていかりやにつかみかかる。
- ギャンブル好きな医者
- 医者(加藤)が診察室で麻雀をしながら診察をするが、麻雀に夢中で診察が疎かになったり、処方する薬を取りに行く間はいかりやを代わりに自分の席に座らせて捨て牌などの指示を出したりする。最後には「お勘定ここ(診察室内)で払うんだよ」と言って診療費と一緒に自分が麻雀で負けた分の支払いまで請求し、いかりやの「だめだこりゃ」に対して「ダメじゃない、保険効かないからね」と返していた。
- オカマの医者
- オカマの医者(志村)は患者(いかりや)に対して、喉の痛みや発熱なのに浣腸をする、注射をなぜか自分の腕に打つなどでたらめな治療を行い、いかりやが腕を疑う発言をすると突然逆上して男口調ですごむ。最後には薬と称して自宅のマンションの鍵を無理矢理渡してくる。
- 具合の悪い医者(その1)
- 患者(いかりや)が診察室に入ると老人の医者(志村)が診察台で寝ている。聴診器の音がまともに聴こえないほど耳が遠い上、いかりやの腕と間違えて椅子の肘掛けに注射を打ったりする。またしばしば診察中に「薬が切れてきた」と具合が悪くなるが、点滴を打つと一瞬だけ回復して声も凜々しくなる。最後はいかりやの尻に注射を打つのだが、打った後注射針が注射器の本体から外れているのに気づき、必死に探すハメに。その針は残酷にもいかりやの尻に刺さったままになっており、医者に尻を叩かれたいかりやは悲鳴を上げ、さらに「大丈夫、この薬よく効くから」と医者が打っていた点滴を体のあちこちに打たれる。
- レントゲンが得意な医者
- 胃の具合が悪い患者(いかりや)に対し、医者(志村)がレントゲンを撮る事にする。撮影のためにいかりやにバリウムを飲ませるのだが(しかも撮影の際には撮影台が回転して逆さ吊り状態になったりする)、いかりやがたびたびゲップをしてしまうのでなかなかまともな写真が撮れない。最終的にはいかりやは5杯も飲まされ、撮影終了後に医者がいかりやの心臓が止まっているのに気づき「死んじゃった…死因はバリウムの飲みすぎだな」と一言。そしていかりやに「何か遺言は?」と訊くと、なぜかいかりやは息を吹き返し「だめだこりゃ…」と呟く。
- もしもシリーズ以外での患者役が加藤のパターン(健康牛乳CMコントのバリエーションともいえる)もあり、こちらは加藤が撮影終了後にその場にバッタリ倒れる。また「全員集合」でも同様のコントをやっている。
- 妙に明るい医者
- 患者(いかりや)が診察室に入ると医者(志村)が出囃子と共にどこからか診察室に入ってくる。「ここは病院なんだから、健康には明るいのが一番」「病気だからって暗い顔してはダメ」などと言って「どれにしようかな♪」と選んだ注射をいかりやに打ちまくり、最後には「病名がわかったよ、ガンだよ」「もう手遅れなんだから笑えよ」とにこやかに言ってくる。
- 多角経営の医者
- 医者(志村)がいろんな商売をする。いかりやが指摘すると「あたしは医者ですよ?」と屁理屈を言う。
- 妙に親切な医者
- 患者(いかりや)が診察室に入ると老人の医者(志村)が知り合いの葬儀屋と電話をしていて、しかも「盲腸の患者の手術をしたら間違えて心臓を取っちゃった」などと恐ろしい事を無邪気に話している。ようやく電話が終わったと思ったら今度はラーメンを食べながら診察を始め、「自分の手には負えないから」といかりやに自分の師である名医の病院までの行き方を教えるのだが、途中で話が脱線しまくる。最後には道のりの途中にある八百屋の話題になり、「そこで買ったスイカの健康にいい食べ方を教える」と称して、2つに割ったスイカの中身を手でくり抜いた上、しらすと大根おろしと生卵と正露丸をたっぷりかけていかりやに食べさせる。
- 基礎体力にうるさい医者
- 「病気になるのは基礎体力がないから」と言ってベンチプレスなど体を鍛えながら診察しようとする医者(仲本)に困惑する患者(いかりや)だったが、肝心の仲本はバーベルをまともに持ち上げられず、ウェイトを減らしてもやはり持ち上げられない。挙げ句「次の方どうぞ」と呼ばれたのは往診に来た別の医者(尾形大作)で、仲本に対し「これは基礎体力がないなー」と診断する。
- 気合だけの医者
- 医者(仲本)が、患者(いかりや)の話を聞くなり「病は気から」と言って追い返そうとする。いかりやが食い下がると「それなら私が徹底的に治してあげましょう!」と言っていかりやと一緒にパンツ一丁になり、一緒に体操をしたり頭から冷水を浴びて冷水摩擦をしたりする。しかしその結果自分も風邪を引いてしまい(いかりやも熱が上がったらしい)、「近所にいい医者を知ってるから」「私の方が重そうだな」などと言って一緒に別の医者に診てもらおうとする。
- 深刻ぶる医者
- 患者(いかりや)の伝えた病状に対して医者(仲本)は深刻そうな反応をし、すかさず自分の先輩だという東大医学部の教授に電話をかけて相談する。そして相談の後「君の病気はウイルス性細胞分裂による肝機能不全症候群で、君の命はあと1週間、よく持っても1ヶ月だ」と宣告してくる。そしてその唯一の治療法は1本80万円の注射を打つ事だそうで、いかりやはそれを了承する。ところが注射を打とうとした時にいかりやが電話の回線がつながっていない事に気づき、電話の内容が全て嘘だった事がバレた医者は「80円でいいですから」と言ってくる。
- 妙に色っぽい医者
- 患者(いかりや)が来院して女医(由紀さおり)に症状を告げると、「『先生』でなく『さおり』と呼んで」と色っぽく話しかけたり「私がそばについていながらそんなにひどくしてしまって…」などと泣き崩れ、その後いかりやに休んでいくよう勧め、布団を敷いたムードたっぷりの奥の部屋に連れ込む。
- ヤクザ風の医者
- ヤクザ映画にハマっている医者(左とん平)がヤクザの受け答えのような診察をする。そしてパトカーのサイレンに過剰反応して逃げ出してしまう。この時患者(いかりや)は「だめだこりゃ」ではなく、「珍しいねああいうのも」とオチをつけた。
- ヤクザの医者
- 前述のネタのリメイクで、医者兼ヤクザの親分(仲本)が多数の子分たちと共に応対しており、患者(いかりや)が症状を説明すると「ハジキかドスでやられたのか?」「一服盛られたな?」と訊いてきたり、治療法をサイコロで決めようとする。その結果「また注射だ、手術なら久しぶりにドスが振るえると思ったのに!」と憤った上、パトカーのサイレンを聞くなり「薬(ヤク)は今夜横浜の第三埠頭で渡す」と言い残して逃げ出す医者に、いかりやは「バ~カ!」と罵倒した上で「だめだこりゃ」と呆れていた。
- 初診料を取る医者
- 飲みすぎで胃の具合が悪い患者(いかりや)が待合室で待っていると、他の患者たちが次々と(通常あり得ないくらいの短時間で)診察を終えては受付で初診料を払っていく。そしていかりやの番になるが、診察した医者(高木)は「そりゃあうちでは手に負えないなー」と言ってにべもなく追い返してしまう。その後受付の看護婦が初診料800円を請求してきて、いかりやが「あたしは2度目の診察だから初診料は払えない」と説明すると、医者が出てきて「うちは初診料で儲けてんだから、2回以上は来るな。わかったか!」と難癖をつけてくる。
- 契約制の医者
- 患者(いかりや)が診察室に入るとなぜか雷様の格好をした医者(高木)がいて、「言っときますけどね、うちは健康保険効きませんよ。契約制ですから」「ねえ契約しようよ、1年間で1億」と言ってくる。
- こニャン子クラブ会員の医者
- 患者(いかりや)が診察室に入ると、パンク風アレンジの雷様の格好をした医者(高木)がいた。そして高木の手にはおニャン子クラブのファンクラブである「こニャン子クラブ」の会員証があった。
- このコントの前の「雷様」のコーナーで高木自らが「こニャン子クラブに入会した」という話をしており、事実上の続きという形になっている。
- 喪服姿
- 風邪を引いた患者(いかりや)が看護婦に呼ばれ診察室に入ってみると、応対に出てきたのは喪服姿の医者の妻(高木)で、目の前には葬儀の祭壇があった。医者(遺影のみ、高木の2役)はどうやら風邪をこじらせて亡くなったばかりらしく、オチにいかりやは「だめだこりゃ」と一言言った後合掌する。
- 加藤チャン医院
- 過剰サービスの歯医者で、患者(いかりや)が虫歯の治療のために訪れると、治療の前に洗髪や着ている服を脱がせてクリーニングするなどのサービスをする。いかりやが治療を催促すると、「患者の緊張を取るため」と称して紙芝居(意外に知られていない加藤の特技である)を始める。その際虫歯のいかりやにペロペロキャンディを渡すが、いかりやは加藤が鳴らす太鼓や鉦の音が歯に響いて痛がっていた。さらに、いかりやの虫歯を抜く際はやはり「患者の緊張を取るため」と称して大声で歌ったり変顔をしていた。
- 加藤がハゲオヤジの歯医者で、最後にいかりやに「サービス週間中」としてガラポンを引かせ、「2等賞のもう一本抜歯サービスが当たった」と言って無理矢理いかりやの歯を抜こうとするパターンもある。
- 虫歯嫌いな歯医者
- 歯医者(仲本)がなぜか不機嫌で、患者(いかりや)に「うるさいな君は!ドアぐらい静かに閉められんのかね、君は!」と怒る。さらに看護婦に診療器具を投げつけたり、いかりやの耳元で大声で怒鳴る。これにいかりやが「先生麻酔お願いしますよ」と言うと、「そうやってやる事にいちいち文句を言うならね、わしはもう君の歯は診んよ!」と診療を放棄しようとする。不機嫌な理由は歯医者自身も虫歯で、「イライラするのも当然だろうが!わしは虫歯が痛いんじゃよ !! 」と言い放った後、最後は「歯医者行ってくるわ !! 」と言い残し診察室から出ていってしまう。
- 仲本が内科医で、いかりやが微熱や咳や寒気など症状を訴えても「タバコの吸いすぎ」「年のせい」などとつっけんどんな返答しかしないが、熱を測るなりなぜか「虫歯」と診断。怪訝そうないかりやに「あたしが虫歯なのよ!我慢できないくらい痛いの!」と返し、「すみませんが一緒に歯医者行ってくれませんか?」といかりやを連れ出そうとするパターンもある。
- 便秘の歯医者
- 老人の歯医者(志村)は前述の「年寄りの出前持ち」と同様に、物忘れや聞き間違いが多い上うがい用のコップに入れ歯が入っていたりする。しかもひどい便秘で、しばしば診察を中断してトイレに行くが出そうで出ない。患者(いかりや)の歯を抜くために麻酔注射を打つ所で最後の手段としてイチジク浣腸をしようとするが、間違えていかりやの口の中に浣腸を注入してしまう。
- 陽気な看護婦
- 看護婦(加藤)が、重病患者(いかりや)の病室で事あるごとに大声で平野雅昭の「演歌チャンチャカチャン」を歌い踊ったり、病室の窓から向かいの病棟で勤務する同僚と「あら!(そっちの患者は)昨日亡くなったのー?ご愁傷様ー」と大声で話したりする。最後にはその同僚に対して、陽気に「ここ(の患者)ももうじき(死ぬ)よー」と縁起でもない事を言い出す。
- 乱暴な看護婦
- 看護婦(仲本)はとにかく挙動が乱暴で、病室の照明をつけようとスイッチの紐を引っ張って照明器具ごと落下させたり、窓のカーテンを開けようとしてカーテンレールから毟り取ったりする。患者(いかりや)に対しても薬を飲ませるために起き上がらせようとしてベッドごと起き上がらせたりと乱暴に扱った上、いかりやが苦情を言うと「私だって好き好んであんたの看護してる訳じゃないんですから!」と言い残し、病室のドアを突き破って出ていく。これにいかりやが「だめだこりゃ」と言うと、看護婦は「なんですか !? 」と病室の壁を突き破って戻ってくる(1979年もしも決定版)。
- ドラマチックに演じる看護婦
- 言動が何から何まで大げさな看護婦(小柳ルミ子)は物悲しいBGMと共に病室に入ってきて、患者(いかりや)の便通の具合を訊いたり検温をするが、体温計を見るなりBGMが重苦しい物に変わり、深刻そうな表情で急いで医者(仲本)を呼び、体温計を見せる。医者の方も深刻そうな表情で「僕の口から(患者に)言おう」「いかりやさん、落ち着いて聞いてください」といかりやに病状を告げるが、「あなたはもう治りました。退院して結構です」。さらに唖然とするいかりやをよそに、2人で「2人の努力が実を結んだね」とメロドラマの世界に浸っていた。
- ヤクザの入院患者
- 入院患者がヤクザの親分(加藤)で、回診に来た医者(いかりや)が病室に入るなり子分たち(仲本ほか)が詰め寄ってきて、「親分に手荒な真似したらただじゃおかねーぞ」などと脅してくる。それを宥めた親分は医者に退院までの目処を訊いてきて、いかりやが「あと1ヶ月はかかる」と答えるとまた子分たちが「もっと早くできねーのか !? 」と詰め寄ってくる。親分は再び子分たちを宥めると治療のための注射を打ってもらうが、実は大の注射嫌いだった。腹を括って「スッパリやってもらおうじゃないですか」と言ったものの「まず麻酔打ってもらえねーか?」と訊いてきたり、打った後は泣きながら痛がって、子分たちに救急車を呼ばせると子分の一人に担がれて病室を飛び出していってしまう。
- 手遅れすぎる入院患者
- 医者(いかりや)が回診に来て入院患者(高木)を起こすと、患者は既に息絶えていたばかりか死に装束姿で、ベッドから転がり落ちる。
- 退院したがらない入院患者
- 既に病気が治り、どこも悪くない老婆の入院患者(志村)に、回診に来た医者(いかりや)が退院を促すと「退院してもあたしには身寄りがないから」などと嫌がる。実はこの患者は自分の墓を建てる費用を稼ぐために、病院内で他の入院患者(仲本と高木)や近所の住民(由紀)相手にそば屋・雑貨屋・ちり紙交換などの商売をしており、風邪をこじらせた入院患者(加藤)が訪ねてきたのに対して医者の真似事までしてしまう(渡した薬は実は兎の糞だった)。最後にはマッサージ師として別の病室に呼ばれ、自分の病室を出ていく。これもメインは志村だが高木・仲本・加藤も他の入院患者役で出ているため、もしもシリーズでは数少ないメンバー全員が登場するパターンになっている。
- 元応援団の見舞い客
- 患者(いかりや)の病室に、いかりやが以前所属していた応援団での知り合いらしい学生服姿の男(仲本もしくは小松)が入ってくると病名を訊き、いかりやが「胃潰瘍」と答えると「胃潰瘍くらいなんだー!」と言って気合いを入れるようにいかりやの腹部を叩く。そして応援団の後輩たち(小松版では仲本ほか、仲本版では高木ほか)が入ってきて、回復祈願と称して和太鼓と旗を持ち込み応援パフォーマンスをした後、いかりやの胴上げを始めてしまう。
- 小松版と仲本版で、コントの締めは若干異なる。
- 小松版:いかりやの胴上げのラストが静止画像になり、いかりやがモノローグ風に「だめだこりゃ」と呟く。
- 仲本版:いかりやが胴上げされながら「だめだこりゃ~ !! 」と絶叫する。
- 葬式帰りの見舞い客
- 患者(いかりや)の病室に、酔っ払っているらしい葬式帰りで喪服姿のハゲオヤジの見舞い客(加藤)が見舞いに来て、入ってくるなり看護婦を口説こうとする。その後いかりやに病名を訊き、いかりやが「胃潰瘍」と答えると、「あたし今日お葬式行ってきたんですけどね、2組とも胃潰瘍で亡くなったんですって」と言ってくる。さらに見舞い金と称して、葬儀会場からくすねてきた香典をいかりやの枕の下に差し込んだ後、しつこく病状を訊いては「あんたは絶対に死ぬ!」と縁起でもない事を言ってくる。その後見舞い客は見舞い品の果物籠からバナナを勝手に取り出して食べようとするが、いかりやが「それ、あたしが好きな物なんですよ」と言うとバナナをいかりやの口に押し込み、自分はお茶を飲もうとしたところ熱くて吹き出し、いかりやの顔にぶっかけてしまう。最後には訪ねる病室を間違えていた事が判明し、先ほど枕の下に差し込んだ香典袋と果物籠を持ち出すと慌てて本来の見舞い相手の病室へ向かっていく。
- 具合の悪い見舞い客
- 患者(いかりや)の病室に来た老人の見舞い客(志村)は医者から絶対安静を言い渡されているにも関わらず、病身を押して看護婦の肩を借りて病室に入ってくる。さらに目もかすんでいるらしく、足元のお茶を取ろうとしたいかりやの尻を顔と見間違えて「こんな顔になっちゃって」と言ったり、持参した見舞い品(ミカンかリンゴ一つ)を入り口の所に落としていて、取りに行こうとしたはいいがまともに動けないためいかりやの肩を借りて拾いに行き、そのままいかりやのベッドで寝てしまう。最後はトイレに行きたくなっていかりやが溲瓶を使って介助するハメになり、看護婦が面会時間終了を告げるとベッドに寝たまま「また来てくださいね」といかりやを帰らせようとする。
また、舞台がいかりやの家で医者が急病の家族(すわもしくは女性ゲスト)の往診に来るパターンもある。
- おっちょこちょいな医者
- いかりやからの連絡を受け、いかりや宅へ往診にやってきた医者(加藤)。しかし玄関の上がり框や室内のゴミ箱に足の爪先をぶつけたり、子供の通学用の鞄を自分の往診用の鞄と間違えて持ってきたりと何度も医院に戻るハメに。最後は医院に戻る途中で交通事故を起こし、ボロボロの状態で戻ってきた後「すいません、葬儀屋さん呼んでください…」と言い残し、バッタリ倒れて死んでしまう。
- 商売上手な医者
- いかりやからの連絡を受け、看護婦と共にいかりや宅へ往診にやってきた医者(仲本)。医者は「すぐ入院が必要」と言って病院に連絡するなど手続きを始めるが、いかりやが浴衣・スリッパ・洗面道具など入院に必要な物を用意しようとすると「うちの病院ではこれを使っていただかないと」とことごとく高額で売りつけてくる。最後はやってきた救急車の運転席にいかりやを乗せ、「お買い上げありがとうございます」と車の鍵を渡して帰ってしまう。これにいかりやは「だめだこりゃ。押し売りだ押し売り」と一言。
- 恐妻家の医者
- いかりやからの連絡を受け、妻の看護婦(石野真子)と共にいかりや宅へ往診にやってきた医者(仲本)。だが患者が18歳の娘と聞いたり、患者の熱や脈を測ろうと体に触れるたびに顔が緩んで妻に太股をつねられる。最後には「人の心配する暇があったら私の心配してよ」と怒った妻が先に帰ってしまい、困った医者はいかりやに「こういう時どうしたらいいでしょうか?」と訊いてくる。
- 具合の悪い医者(その2)
- いかりやからの連絡を受け、いかりや宅へ往診にやってきた老人の医者(志村)は来る途中で心臓の持病の発作を起こしたらしく、後述の「具合の悪い弔問客」と同様に家に入るなりバッタリ倒れ、いかりやの肩を借りて患者の所へ行こうとするがよろけて障子を壊したりする。そして聴診器で診察するが、当てる位置を間違えて「心臓の音が聞こえないのでもう手遅れです」と言ってきたり、注射を打とうとするが注射器のケースが開けられずいかりやに手伝ってもらい、その後はよろけて後ろに倒れ、起こしてもらった弾みでいかりやの額や股間に注射を刺してしまう。さらに自分の胸に注射を打つと一瞬だけ回復して声も凜々しくなるので、いかりやに手伝ってもらい自分の尻に特大の注射を打つが、すぐ効果が切れて苦しみ出し、自分の死期を悟った医者は自分の家族に連絡するよういかりやに頼んでくる。
占いを依頼するいかりやは、「事業をやれば倒産する、就職してもすぐクビになる、妻にも逃げられる、とにかく金に縁がない」が主なセリフである。
- 手相・人相中心の占い師
- 自称「手相・人相の専門家」だという占い師(仲本)。丁寧な事に人相や手相について解説しながら占いを進めるのだが、相を見るたびに「あなた事業に失敗しましたな、当たったでしょう?」「会社をクビになった、当たったでしょう?」などと今し方いかりやが言った事をそのまま言ってくる。しかもその際にマジックを使って実際に顔や手に書き込みをしてくるため、しまいにはいかりやの顔がものすごい事になってしまい、最後にサービスとして石鹸とタオルと手鏡を渡してくる。そして手鏡を見たいかりやが、書き込みだらけの自分の顔に仰天する。
- 手品好きの占い師
- 占い師(加藤)が「精神集中」と称してトランプなどを使ったマジックを行い、最後に「落ちてきたら運勢は凶、落ちてこなかったら運勢は明日(「今日」と「凶」をかけたダジャレ)」と2枚のハンカチを結んで投げ上げる。すると、なぜか2人の頭に金盥が落ちてきて、いかりやが「目から星が見えました」、占い師が「目から星が見えた…貴方の運勢は吉ですな」と言った後一緒に気絶してしまう。1989年に放送された「夏休みプレゼント傑作集 もしもシリーズ決定版」では「もしもマリック風の占い師がいたら」と題された。
- ジプシー風の占い師
- 占い師(高木)がトランプを使って占うが、「こちら、トランプの表、(トランプを裏返して)こちらもトランプの表。このトランプ、裏がない。トランプ裏ない(占い)、なんちゃって」とオヤジギャグを披露したため、いかりやはブチキレて占い師をどつき倒し、「だめだこりゃ!最悪 !! 」と叫ぶ。
- 前述の「死んだ医者」「故人タクシー」の流れを汲むネタである。
- 不気味な占い師
- 前述の「祈祷師風のマッサージ師」と同様のネタ。白髪の巫女の格好をした助手(すわ)の案内でいかりやが占い師(志村)の下に行くと、占い師は老人の祈祷師のような出で立ちでなぜか頭に蛇数匹を乗せ、琵琶を弾いていた。そして占いを始めるとなぜか握りっ屁をしてきたり、その結果「あなたには先祖の霊が取り憑いている」と言って、除霊と称していかりやをパンツ一丁にさせた後、SMプレイのごとく背中に柄杓で冷たい水をかけたり蝋燭の蝋を垂らす。最後にはなぜか浣腸をしようとしてきて、いかりやが「だめだこりゃ!」と言いながら逃げようとする。
- 後に「志村けんのバカ殿様」でこのネタが再現され、ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)が客(犠牲者)を演じた。「大爆笑」版では「夜のヒットスタジオ」司会者・芳村真理の恒例のあいさつ「どうも~!」を志村がアドリブで真似しながら登場している。
- 男嫌いの芸者
- 芸者(桜田淳子)は男性が苦手で、「こんな所に男と女の二人きりでは怖くてなりません」と部屋の入り口のふすまを開け放したり、いかりやが近づくと持っていた防犯ブザーを鳴らしたり、お酌を頼むと「ご自分でできません?」と尻込みした挙げ句、近づかないように手をめいっぱい伸ばしてお酌をする。そしていかりやが返杯をしようとすると「あたしを酔わせて何かするつもり?」と警戒してきて、いかりやが「返杯はお座敷の礼儀だから」と言うと、「人が口をつけた物は不潔だから」と自分で用意した杯を取り出し、やはり近づかないように手をめいっぱい伸ばして注いでもらう。最後は踊りを頼まれるが「踊ってる間に何をされるかわかりませんから」などと言って、警官2人(高木と志村)を呼び寄せいかりやを取り押さえさせる。
- ファザコンの芸者
- 芸者(石野真子)が座敷に上がってきたと思ったら彼女の父親(伊東)が後から入ってきて、父親曰く「お遊びになる前にお断りをしておきます。娘を芸者にしたのはあくまで社会勉強のためです」との事。いかりやが踊りを頼むと「お父さん、あれしかできないけどどうしよう」と父親の判断を仰ぎ、父親の後押しで彼が歌う「ぞうさん」の歌に合わせて踊ったり、お酌をする際にも父親がやり方を細かく指示してきたりする。さらにいかりやが楽器の演奏を頼むと、やはり「お父さん、あれしかできないけどどうしよう」と父親の判断を仰ぎ、父親の後押しで「ふるさと」をハーモニカで吹こうとして「ハーモニカは耳につくから」といかりやに止められる。最後は父親が「本日は他にもお座敷があるのでここまででございます」と言い、父子揃って帰ってしまう。
- 保育士風の芸者
- 芸者(由紀)がいかりやに対し、「お手々洗いましょうね」と手拍子をしつつ洗面所に案内するなど、まるで幼児を相手するかのように接待する。「何か飲みまちゅか~?」と訊いてくるのでいかりやが「酒お願いします」と答えると、「長介くんって生意気よ~、ジュースにしよ?」などと返し、さらには「こぼすといけないからね」と涎掛けをつけさせたりする。最後は「おねんねのお時間ですよ」と言って布団を敷いた部屋に案内し、パンダのぬいぐるみを抱えさせて「眠れない時は羊さんを数えましょ」と寝かしつけてきて、いかりやは「あんたこれ全部本気?」と呆れる。
- ライバル同士の芸者
- 2人の芸者(由紀と小柳)が、客のいかりやを間に挟んで「あたしの仕事場荒らさないで」「あんたみたいのを芸者の面汚しって言うのよ」などとライバル心剥き出しで張り合う。そのやり取りで「珍しい化け物」呼ばわりされたいかりやが怒って「悪かったな化け物で!帰れ!」と言うと、由紀は「あんたの顔見たら腰が抜けちゃったの」、小柳は「一人じゃ怖くて帰れないのよ」と言ってくる。
- 具合の悪い芸者
- 体調が悪く顔色は真っ青で今にも死にそうな芸者(志村)が、這うようにしていかりやのいる部屋に入ってくる。医者からは絶対安静を言い渡されているそうで心配したいかりやが休むように言うが、「今日が最期のお座敷になるかも知れないので…」と仕事を続行。天井から帯を吊るして輪を作り、そこに顔を引っかけて支えつつ仕事をしようとしたりする。そして踊りを踊ろうとするが何度も倒れそうになった挙げ句、助け起こそうとしたいかりやのズボンを下ろしてしまったりもする。最後には「点滴お願いします」と医者に電話をかけたり、弾みで突き倒してしまったいかりやの顔を先ほどの帯の輪に引っかけてその上に自分の顔を引っかけ、いかりやの首を絞める形にしてしまったりする(1979年もしも決定版)。
- 落ち着きのない芸者
- 梅奴(加藤)という芸者が登場。どういう理由か外から何回も呼び出され、駆けつけては戻ってくるたびに部屋の入り口のふすまに手の指や足を挟んだり、テーブルに躓いた弾みで勢い余ってふすまを突き破ったり、階段を転げ落ちたりしてボロボロになり、最後にはいかりやにお燗をつけようとした所でバッタリ倒れて気絶してしまう。
いかりやは4番バッター役を演じる。
- 闘牛士の審判
- 審判(仲本)が試合中にフラメンコのリズムに乗ってギターを弾き、歌い踊りながらジャッジのコールを行う。打者のいかりやが「だめだこりゃ」と言うと「だめだこりゃ~、だめだこりゃ~♪」と歌う。
- デタラメな審判
- 審判(高木)が完全なボール球やデッドボールをストライクとコールする。耐えかねたいかりやが「あんたね、どこに目つけてんだよ!」と怒鳴ると、高木がマスクを外して「文句あっか?」と返す。よく見ると左目が本来の位置より下に大きくずれていた。
- 妙にノリのいい審判
- 審判(志村)がマイケル・ジャクソンの姿で登場し「BAD」をBGMにマイクを持ちノリノリでジャッジをコール。打者のいかりやに向かって「バブルス?(マイケルのペットのチンパンジー)」と言い、いかりやが戸惑っていると「センキュー。ニホンダイスキィ」などと言いながら帰ってしまう。
- 歌舞伎役者の審判
- 審判(加藤)がジャッジのたびに「ス、ス、ス、ス、ス、ストォ~~ラァ~イ、クゥ~~~」などと歌舞伎の舞風にコールするものだから(しかもマスクの下には歌舞伎の隈取りをメークしていた)、たまりかねた打者のいかりやから「ハッキリ言えハッキリ、どっちなんだよ」詰め寄られる。結果、「あ、だめだぁ~こぉりゃ~~」と歌舞伎風に言い、いかりやに「それはいいんだよ!」と突っ込まれる。
- もしもシリーズ以外での打者役が志村のパターンも存在しており、こちらは志村に「うるせーんだよバカヤロー!」とどつかれてしまう。その志村に退場をコールする時も「たた、た、た、た、たぁ~いぃ、じょぉぉ~~~」と歌舞伎風にコールして「やかましいよお前は!」とまたどつかれ、志村ばかりかキャッチャーも帰って画面内は加藤一人に。残された加藤は「それでは皆さん、またらぁ~~いぃ、しゅぅぅ~~~」と締めようとし、画面外から「来週ねーよお前」と志村のツッコミが入る。
- やる気のない相撲取り
- 相撲取りの加藤山(加藤)はなぜか耳が大きく、対戦相手にもあっさり押し出されるなどやる気がない。行司に「もっと頑張んなきゃ~」と言われると「あたしは今日引退します。もう肩が上がらない状態なんです。仲間のみんなには黙ってたんですが、鍼を打ったら来年は相撲取れないと言われたんですけど、敢えて打ちました。これからはコマーシャルで稼ぎたいと思います(江川卓の引退が元ネタ)」などと返し、「相撲取りゃ裸で風邪引かぬ♪」などと歌いながら土俵を降りていって行司に「何やってんだよー!」と突っ込まれる。すると行司を出し抜くように「だめだこりゃ~」と言い、行司はそれを軍配で制して改めて「だめだこりゃ~」と言う。
- イメージトレーニングをする相撲取り
- 相撲取りの仲本山(仲本)は土俵上の構えの最中にどう攻めるかあれこれ考えるが、どう攻めても負けるイメージしか浮かばない。その挙げ句「これなら勝てる」と考えて立合いと同時に対戦相手でなく行司を押し出し、行司が落とした軍配を拾って自ら勝ち名乗りをして、怒った行司に蹴飛ばされていた。
- 巨大な相撲取り
- 相撲取りの高木山(高木)はその巨体ゆえに、歩いたり四股を踏むたびに地震のようにあたりが揺れる。そして土俵上の構えで手をつこうとしたら、その重さゆえに土俵の地面を突き破って穴を開け、その中に落ちてしまった。
- 高齢の相撲取り
- 相撲取りの志村山(志村)は相当な高齢で体のあちこちにガタが来ている上、耳が遠く呼び出しも聞こえないほど。やっと土俵に上がったと思ったら柏手をちゃんと打てなかったり待ったをしてトイレに行ったりする。そして立合いと同時に胸を押さえて「心臓が苦しい~」と訴え、対戦相手が「大丈夫ですか !? 」と手を差し伸べた瞬間、その手を取って土俵の地面につけてしまう。行司から「そういうのはダメー」と言われるが、「ずっとあたしこういう路線でやってきたから、60年間。悪いね」と釈明する。
いかりやは居酒屋の客役、高木は居酒屋の店主役、他の3人は流しの役をそれぞれ演じる。
- クラシック専門の流し
- 中世ヨーロッパの貴族風のカツラと衣装という出で立ちの流し(仲本)が、いかりやのいる居酒屋に現れる。なんでも流しになるためにわざわざ音大に入り、卒業後は海外のオーケストラに在籍していたとの事で、レパートリーは馴染みのないクラシックの曲(「ハンガリー舞曲第5番ト短調アレグロ」や「管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068(G線上のアリア)」)ばかりでいかりやは困惑する。結局その中からいかりやがリクエストしたベートーベンの「運命」に「運命~ 運命~ 去年は親父が死んだ 今年も女房が死んだ どうして どうして なぜなんだよ♪」という独自の歌詞をつけた歌をギター片手に大声で歌い、「うるせーんだよ!あー耳痛ぇ」といかりやに呆れられる。
- スーパースターの流し
- エルヴィス・プレスリーのような出で立ちの流し(仲本)が、超ハイテンションの司会者(小松)と共にいかりやのいる居酒屋に現れる。司会者はノリノリで「我らがコーちゃん、路地裏のコーちゃん、赤提灯のコーちゃん」などと喋りまくって場を盛り上げるが、実はこの流しは曲のテープがないと歌えず、結局1曲も歌わずに帰ってしまう。そして帰る際も、司会者は「センキュー、センキュー、センキュー」とノリノリだった。
- 貧乏な流し
- 袢纏を着た流し(加藤)が、子守をしながらいかりやのいる居酒屋に現れる。女房に逃げられたとの事で、店の看板娘に熱燗を頼む客に乗じてミルクの入った哺乳瓶を「これついでにお願いします、ぬる燗で結構ですから」と言って温めてもらう。いかりやのリクエストで「湯の町エレジー」を弾き始めるがよほど食べるのに困っているのか、曲を弾き始めてはすぐに中断して(背負った子供が泣き出したりして中断する事も)、帰った客の残したおつまみを腰につけたポーチに入れたり、ビールの残りを漏斗で水筒に入れて持ち帰ろうとする。最後はピーナッツや