アルベナ・デンコヴァ

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アルベナ・デンコヴァ
Albena DENKOVA
フィギュアスケート選手
2004年のデンコヴァとスタビスキー
生誕 (1974-12-03) 1974年12月3日(49歳)
ソフィア
身長 165 cm
選手情報
代表国  ブルガリア
パートナー マキシム・スタビスキー
所属クラブ SC Ice Dance Denkova/Staviski
開始 1982
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
ダンス210.442003 GPラリック杯
CD41.052004 GPスケートカナダ
OD62.792005 世界選手権
FD108.032003 GPラリック杯
獲得メダル
フィギュアスケート
世界選手権
2003 ワシントンD.C. アイスダンス
2004 ドルトムント アイスダンス
2006 カルガリー アイスダンス
2007 東京 アイスダンス
欧州選手権
2003 マルメ アイスダンス
2004 ブダペスト アイスダンス
2007 ワルシャワ アイスダンス
グランプリファイナル
2002 サンクトペテルブルク アイスダンス
2003 コロラドスプリングス アイスダンス
2004 北京 アイスダンス
2006 サンクトペテルブルク アイスダンス

アルベナ・デンコヴァブルガリア語Албена Денкова, ラテン翻字Albena Denkova, 1974年12月3日 - )は、ブルガリア出身の女性フィギュアスケートアイスダンス選手。1998年長野、2002年ソルトレイク、2006年トリノアイスダンスブルガリア代表。2006年2007年世界フィギュアスケート選手権アイスダンスチャンピオン。パートナーはマキシム・スタビスキー

経歴[編集]

2007年欧州選手権

ブルガリアのソフィアに生まれ、8歳のときにスケートを始めた。のちにフリスト・ニコロフとカップルを結成し、1989年と1990年の2度世界ジュニア選手権へ出場したが、ともに16位に終わった。1991-1992年シーズン以降はシニアクラスの世界選手権および欧州選手権へ出場を果たしたが、世界選手権での最高位は1992年の21位、欧州選手権での最高位も1992年の18位であり、入賞することすらなかった。

1996年よりマキシム・スタビスキーと新たにカップルを結成し、活動を始めた。1997-1998年シーズンからISUグランプリシリーズに参戦を果たし、長野オリンピックでは18位に終わった。1999年にはスパルカッセン杯でグランプリシリーズ初表彰台の3位、2度目のオリンピックとなったソルトレイクシティオリンピックでは7位となる。

2002-2003年シーズン、ボフロスト杯でグランプリシリーズ初優勝を飾り、初進出のグランプリファイナルでは3位となる。2003年欧州選手権で2位、迎えた2003年世界選手権では初表彰台の3位となり、ブルガリアに世界選手権初のメダルをもたらした。

3度目のオリンピックとなったトリノオリンピックでは、コンパルソリーダンスで3位スタートとなったものの、オリジナルダンスフリーダンスで5位、総合でも5位に終わった。しかし、トリノオリンピック後に行われた2006年世界選手権においてブルガリア選手として初めての優勝を果たす。翌2006-2007年シーズンには、グランプリファイナルで優勝し、2007年世界選手権でも2連覇を果たした。この実績により、2007年4月にはスタビスキーとともにブルガリアの国家勲章では最高位のスタラ・プラニナ章を受勲した。

2007年8月5日、パートナーのスタビスキーが飲酒による死亡交通事故を起こし、一時活動を停止したが復帰し、ロシアを中心にテレビやアイスショーに出演している。また、ブライアン・ジュベールの2009-2010年シーズンのフリープログラムなどの振り付けを行った。

主な戦績[編集]

大会/年 96-97 97-98 98-99 99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07
オリンピック 18 7 5
世界選手権 19 17 11 棄権 10 5 3 2 5 1 1
欧州選手権 17 16 9 棄権 8 6 2 2 棄権 3
ブルガリア選手権 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
GPファイナル 3 2 3 1
GPスケートアメリカ 1
GPエリック杯 7 4 1 2 1
GPNHK杯 6 3 1 1 2
GPスケートカナダ 8 5 4 2 1
GPロシア杯 5 3
GPボフロスト杯 6 3 1 1
フィンランディア杯 1 1 1 1 1
スケートイスラエル 2 2
ゴールデンスピン 2
KSM 4 1
ネーベルホルン杯 3

詳細[編集]

2006-2007 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権東京 2
37.42
1
62.10
1
102.09
1
201.61
2007年1月22日-28日 2007年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ワルシャワ 3
38.56
3
56.56
3
98.61
3
193.73
2007年12月14日-17日 2006/2007 ISUグランプリファイナルサンクトペテルブルク - 2
60.12
1
101.12
1
161.24
2006年11月16日-19日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 1
38.32
1
61.15
1
97.78
1
197.25
2006年10月26日-29日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカハートフォード 1
39.19
1
62.27
1
100.12
1
201.58
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2006年3月19日-26日 2006年世界フィギュアスケート選手権カルガリー 1
38.46
1
60.94
3
99.74
1
199.14
2006年2月10日-26日 トリノオリンピックトリノ 3
37.65
5
55.85
5
96.03
5
189.53
2005年12月1日-4日 ISUグランプリシリーズ NHK杯大阪 2
35.10
2
52.57
2
85.56
2
173.23
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2005年3月14日-20日 2005年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 4
40.81
4
62.79
5
104.86
5
208.46
2005年1月25日-30日 2005年ヨーロッパフィギュアスケート選手権トリノ 3
40.08
5
57.92
- 棄権
2004年12月16日-19日 2004/2005 ISUグランプリファイナル北京 - 4
59.73
3
107.89
3
167.62
2004年11月19日-21日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 2
41.03
2
61.26
2
106.01
2
208.30
2004年11月4日-7日 ISUグランプリシリーズ HK杯名古屋 2
39.80
1
60.56
1
104.26
1
204.62
2004年10月28日-31日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダハリファックス 1
41.05
1
61.27
1
106.61
1
208.93
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2004年3月22日-28日 2004年世界フィギュアスケート選手権ドルトムント 1 2 2 2
2004年2月2日-8日 2004年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブダペスト 2 3 2 2
2003年12月11日-14日 2003/2004 ISUグランプリファイナルコロラドスプリングス - 3
58.26
2
105.04
2
163.30
2003年11月27日-30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯旭川 1
39.59
2
60.63
1
107.29
1
207.51
2003年11月14日-16日 ISUグランプリシリーズ ラリック杯パリ 1
39.83
1
62.58
1
108.03
1
210.44
2003年10月30日-11月2日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 2
38.28
2
59.04
1
107.13
2
204.45
2003年10月9日-12日 2003年フィンランディア杯ヘルシンキ 1 1 1 1
2002-2003 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2003年3月24日-30日 2003年世界フィギュアスケート選手権ワシントンD.C. 2 3 3 3
2003年1月20日-26日 2003年ヨーロッパフィギュアスケート選手権マルメ 2 2 2 2
2002年11月21日-24日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 2 4 3 3
2002年11月8日-10日 ISUグランプリシリーズ ボフロスト杯ゲルゼンキルヒェン 1 1 1 1
2002年10月31日-11月3日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダケベック・シティー 3 3 4 4

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ 2020/2021 ISUグランプリシリーズは非公認大会。新型コロナウイルスの影響で変則開催の為、ISUの公認記録に反映されない。また世界ランキングのポイントも付与されない 各大会の出場者を地元選手や開催国に拠点を置く選手らに制限しており、公平性を保つため。国際スケート連盟(ISU)2020年10月26日
  2. ^ “フィギュア、今季GPは得点非公認 変則開催で”. 日本経済新聞. (2020年10月27日). https://r.nikkei.com/article/DGXLSSXK20048_X21C20A0000000?s=6 2021年9月6日閲覧。