エクシング

ウィキペディアから無料の百科事典

株式会社エクシング
XING INC.
エクシング本社が入居するビル(2014年5月)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
467-0855
愛知県名古屋市瑞穂区桃園町3番8号
東京本社
105-0011
東京都港区芝公園二丁目4-1
芝パークビルB館
本店所在地 467-0855
愛知県名古屋市瑞穂区桃園町3番8号
設立 1992年平成4年)5月6日
業種 情報・通信業
法人番号 1180001043310 ウィキデータを編集
事業内容 業務用カラオケ事業
コンテンツ配信事業 など
代表者 代表取締役会長 神谷 純
代表取締役社長 水谷 靖
資本金 71億2264万8000円
(2018年3月31日時点)
発行済株式総数 69,954,422株[1]
売上高 254億9800万円
(2023年3月期)[2]
営業利益 17億5300万円
(2023年3月期)[2]
経常利益 16億0700万円
(2023年3月期)[2]
純利益 4億3000万円
(2023年3月期)[2]
純資産 63億4600万円
(2023年3月期)[2]
総資産 162億3700万円
(2023年3月期)[2]
従業員数 600人(2008年3月現在)
決算期 3月末日
主要株主 ブラザー工業株式会社 100%
(2017年4月1日時点)[1]
主要子会社 株式会社エクシング・ミュージックエンタテイメント 100%
株式会社スタンダード 100%
株式会社テイチクエンタテインメント 96.1%[3]
外部リンク https://xing.co.jp/ (日本語)
テンプレートを表示

株式会社エクシング: XING INC.)は、通信カラオケ等を主業務とする会社。ブラザー工業グループで、本社は愛知県名古屋市瑞穂区桃園町3番8号。主にJOYSOUND通信カラオケ業界第2位)とUGA通信カラオケ業界第3位)を運営している。

沿革[編集]

1992年平成4年)にブラザー工業、インテック、旧ブラザー販売の3社によって、業務用通信カラオケ「JOYSOUND」の企画・開発を行うために設立された。「JOYSOUND」の企画・販売や各種情報サービスの提供、携帯電話着信メロディ配信サイト「ポケメロJOYSOUND」をはじめとする携帯電話用コンテンツの企画・制作・配信などを行っている。特にJOYSOUNDはかつて通信カラオケ業界でシェア1位だった時期もある。かつてエクシングの直営であったカラオケボックス「JOYSOUND直営店」や飲食店などの運営は、子会社のスタンダードへ移管している。

1990年代半ばから2000年代初頭にかけては「エクシング・エンタテイメント(XING ENTERTAINMENT)」のブランド名で、家庭用ゲーム機向けにゲームソフトの開発・発売を行っていた。また、ブラザー工業のパソコンソフト自動販売機ソフトベンダーTAKERU」の事業末期には、通信システム事業の一環として業務を引き継いでいた。

2006年(平成18年)4月1日、カラオケ孫悟空を展開する日本ビクター(現:JVCケンウッド)系の子会社であるビクターレジャーシステム(新社名「JLS」、後に吸収合併)の全株式を譲り受け、同機種の権利を獲得した。また、X2000と後継機種Lavcaを展開していたタイトーとは、かつて通信カラオケ事業において関連製品の共同開発や楽曲の相互提供を行っており、2006年7月1日にはタイトーから業務用通信カラオケ事業(分社名JAX・後に吸収合併)の譲渡を受けた。

さらに2009年(平成21年)9月には、親会社のブラザー工業が、USENの子会社でUGAなどを運営する業界シェア2位のBMB買収でUSENと合意したことを発表、2010年(平成22年)1月にはエクシングがBMBを買収・完全子会社化したことで、エクシングとBMBを擁するブラザー工業グループはDAMを運営する第一興商に次ぐ業界シェア第2位となった。そして2010年7月1日付でBMBを吸収合併しUGAもエクシングが運営することになり[4][5]、業務用通信カラオケ業界はエクシングと第一興商がほぼ100%の業界シェアを握る複占状態となった。BMBは法人としては消滅したが、同社の海外事業はBMBインターナショナルとして新設の子会社に移管され、旧BMBから引き継いだ製品のブランドおよび海外向け製品のブランドとして現在も存続している。BMBブランドの海外向け製品の一部は家庭用として日本仕様のものが販売されている[6]

なお、BMBの吸収合併に伴い「ヒトカラ」の商標権も取得しているが、同商標は元々セガカラを製造していたセガ・ミュージック・ネットワークスが保有していたものを、BMBが全株式を取得し合併した際に取得したものである。

2013年(平成25年)8月5日から、以前から機器開発で協力関係にあった韓国のカラオケ機器メーカーの金永英語版朝鮮語版と提携し、金永製の機器(KMS-A100/XING型)の日本総代理店となる予定[7]。なお、同年5月からは先行して逆にuga next(UGA-N10(K)型)が韓国国内で販売されているが元々uga nextおよびUGANAVI KINGは金永が開発・生産していたものである[8]。また、KMS-A100は以前から金永の日本法人であるケーワイジャパンが販売していた[9]

年表[編集]

  • 1992年(平成4年)
    • 5月6日 - ブラザー工業・インテック・旧ブラザー販売の3社によって設立。本社(本店)は名古屋市昭和区桜山町。
    • 10月 - 通信カラオケ端末「JOYSOUND」発売。
  • 1993年(平成5年)
    • 6月 - 関東・北海道・東北・関西営業所を設置。
    • 7月 - 中部営業所を設置。
    • 8月 - 東京都港区に東京事業所を設置。
    • 9月 - 九州営業所を設置。
  • 1996年(平成8年)
    • 4月 - 本社を名古屋市中区錦に移転。
    • 7月 - 音楽著作物などの管理・運用を行う100%子会社「株式会社エクシング・ミュージックエンタテイメント」を東京都港区(東京事業所内)に設立。
  • 1997年(平成9年)7月 - 本社を現在地(名古屋市瑞穂区塩入町)に移転。
  • 1999年(平成11年)4月1日 - ブラザー工業が旧ブラザー販売を吸収合併、ブラザー工業グループ側の資本が一本化。
  • 2002年(平成14年)4月 - 東京事業所を東京都港区芝に移転。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月1日 - 日本ビクター系のカラオケ事業子会社「ビクターレジャーシステム株式会社」の全株式を日本ビクターならびにビクターエンタテインメント(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)から譲り受け完全子会社化。株式会社JLSに商号変更し、SONGOKUの権利を獲得。
    • 7月1日 - JLSを吸収合併。同日、タイトー系のカラオケ事業子会社「株式会社JAX」(同日会社分割で設立)の全株式をタイトーから譲り受け完全子会社化、LavcaならびにX-2000の権利を獲得。
  • 2007年(平成19年)4月2日 - JAXを吸収合併。JLS買収以降分散していた企画・制作・営業体制を再統合。
  • 2008年(平成20年)12月18日 - 業界初の点字カラオケシステムを発表[10]
  • 2010年(平成22年)
    • 1月20日 - USEN系のカラオケ事業子会社「株式会社BMB」の全株式をUSENから譲り受け完全子会社化。UGAシリーズなど多数の機種の権利を獲得。
    • 7月1日 - BMBを吸収合併。東京の事業所を東京本社(旧BMBの本社機能等を含む)に統合。製品紹介サイト「JOYSOUND×UGA.com」発足。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月末日 - Lavcaの修理受付を終了[11]
    • 3月末日 - Lavcaの楽曲配信を終了[11]、SONGOKUの修理受付・楽曲配信を終了[12]
    • 4月 - ジョイサウンド直営店(京橋・金山・堀田)を旧BMBから引き継いだ子会社のスタンダードに移管。従前スタンダードが保有していた店舗も直営店の扱いとなった。
  • 2012年(平成24年)
    • 5月31日 - 旧BMBのカラオケ総合コミュニティサイトである「うたウガ」が閉鎖。
    • 7月1日 - 株式会社言語工学研究所の全事業を譲受[13]
  • 2013年(平成25年)
    • 5月 - 韓国のカラオケ事業会社「株式会社金永주식회사 금영)」を通じてuga nextを韓国へ輸出開始[7]
    • 8月1日 - カカオトークのアイテムストア運営について株式会社カカオジャパンと業務提携を締結[14]
    • 8月5日 - 韓国のカラオケ事業会社「株式会社金永」のカラオケ機種「KMS-A100」の日本総代理店となる[7]
    • 8月14日 - TOBによりインターネットカフェ「ゆう遊空間」やカラオケ「メガトン」を運営する「株式会社メディアクリエイト」の株式84.50%を取得。同年11月29日をもって完全子会社化[15]
    • 10月22日 - テックファーム株式会社(現・テックファームホールディングス株式会社)と資本・業務提携を締結[16]
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 子会社の株式会社スタンダードが同じく子会社の株式会社メディアクリエイトを吸収合併。
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日 - 子会社の株式会社みやざき友栄(現・宮崎支店)を吸収合併。
    • 4月28日 - 株式会社JVCケンウッドより、JVCケンウッドが保有する株式会社テイチクエンタテインメントの全株式を譲り受け子会社化[17][18][19]
  • 2017年(平成29年)4月1日 - 簡易株式交換によりブラザー工業株式会社の完全子会社となる[1]
  • 2023年(令和5年)
    • 1月 - ライバーのマネジメント事業を行う「JOYSOUND LIVER PROMOTION」を立ち上げ[20]
    • 6月 - ColorSing株式会社と資本業務提携[21]

製品・サービス[編集]

通信カラオケ[編集]

モバイルコンテンツ[編集]

等多数

ネットワークコンテンツ[編集]

  • EXERMUSIC(エクサミュージック) - ジョギング用音楽配信サービス。

かつての製品・サービス[編集]

ゲームソフト[編集]

その他[編集]

事業所[編集]

関連会社[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ JOYSOUND京橋(東京都中央区京橋)、JOYSOUND金山(名古屋市熱田区金山町)、JOYSOUND堀田(名古屋市瑞穂区堀田通、2020年(令和2年)9月12日閉店)の3店舗。

出典[編集]

  1. ^ a b c 株式交換による株式会社エクシングの完全子会社化に関するお知らせ(簡易株式交換)” (PDF). ブラザー工業株式会社 (2016年12月26日). 2016年12月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 株式会社エクシング 第32期決算公告
  3. ^ 2017年3月期有価証券報告書ブラザー工業
  4. ^ 当社と株式会社BMBとの合併に関するお知らせ
  5. ^ http://www.bmb.co.jp/pdf/1005/100510.pdf (PDF) (リンク切れ)
  6. ^ Company - BMB International Corp.
  7. ^ a b c KY금영 - Xing(엑싱) 인터넷 반주기 상호 판매에 합의(2013年5月9日)
    韓国カラオケメーカー最大手、Kumyoung.Co.,ltdと提携。業務用通信カラオケシステムを8月から日本で販売(2013年7月25日)
  8. ^ 株式会社ケーワイジャパン - KOTRA - 大韓貿易投資振興公社 東京IT支援センター
  9. ^ KYジャパン
  10. ^ 歌詞を点字で自動表示 「点字カラオケ」システムを販売開始!
  11. ^ a b 「LAVCA」シリーズの保守サービス及び配信サービス終了について
  12. ^ 「孫悟空」シリーズの保守サービス及び配信サービス終了について
  13. ^ 株式会社 言語工学研究所”. 2013年12月18日閲覧。
  14. ^ カカオトークの「アイテムストア」についてカカオジャパンとエクシングが業務提携開始”. 株式会社エクシング (2013年7月31日). 2013年10月24日閲覧。
  15. ^ 株式会社メディアクリエイト普通株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ”. 株式会社エクシング (2013年6月25日). 2013年7月6日閲覧。
  16. ^ 株式会社エクシングとの資本業務提携に関するお知らせ” (PDF). テックファーム株式会社 (2013年10月22日). 2013年10月24日閲覧。
  17. ^ 子会社の株式譲渡に関するお知らせ” (PDF). 株式会社JVCケンウッド (2015年3月27日). 2016年4月25日閲覧。
  18. ^ 株式会社テイチクエンタテインメントの株式譲受に関するお知らせ”. 株式会社エクシング (2015年3月27日). 2015年3月27日閲覧。
  19. ^ 株式会社テイチクエンタテインメントの株式譲受完了に関するお知らせ”. 株式会社エクシング (2015年4月28日). 2015年4月29日閲覧。
  20. ^ エクシング、ライバー事務所「JOYSOUND LIVER PROMOTION」を立ち上げ”. Musicman. エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社 (2023年1月24日). 2023年2月16日閲覧。
  21. ^ エクシング、ColorSingと資本業務提携 歌特化ライブ配信アプリ「ColorSing」の運営をバックアップ”. Musicman. エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社 (2023年6月30日). 2023年7月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]