オールソープ (リンカンシャー)

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オールソープ

キードビー橋英語版 地図
オールソープの位置(リンカンシャー内)
オールソープ
オールソープ
リンカンシャーにおけるオールソープの位置
人口1,752人 (2001年国勢調査:Keadby を含む)
英式座標
SE797101
ロンドン145 mi (233 km) S
教区
  • キードビー・ウィズ・オールソープ
単一自治体
セレモニアル・カウンティ
リージョン
構成国イングランドの旗 イングランド
イギリスの旗 イギリス
郵便地域スカンソープ
郵便番号DN17
市外局番01724
警察ハンバーサイド
消防ハンバーサイド
救急医療イースト・ミッドランズ
欧州議会ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバー
英国議会
場所一覧
イギリス
イングランド
リンカンシャー
北緯53度34分39秒 西経0度44分27秒 / 北緯53.5775度 西経0.7407度 / 53.5775; -0.7407座標: 北緯53度34分39秒 西経0度44分27秒 / 北緯53.5775度 西経0.7407度 / 53.5775; -0.7407

オールソープ (Althorpe) は、イングランド単一自治体ノース・リンカンシャーにある小さな村(ヴィレッジ)で、スカンソープの西方fourマイル (6 km)、クラウル英語版の南東にあた理、A18英語版沿いに位置している。人口統計は、行政パリッシュ英語版であるキードビー・ウィズ・オールソープ (Keadby with Althorpe) に含まれている。

歴史[編集]

ドゥームズデイ・ブック』には、1066年時点の荘園領主英語版として、Alnoth and Ulf Fenman という名が記録されている。1086年の時点では、テナント=イン=チーフ英語版たる領主は Geoffrey of la Guerche. であった。集落は小さく、農地は1カルケート英語版だけで、小作人 (sokemen) は6人しかいなかった[1]

1620年代コーネリウス・フェルマイデン英語版が手がけたアイル・オブ・アクスホルム()ハットフィールド・チェイス英語版干拓は、2段階の局面を経た。

  1. まず、トーン川英語版の南側の分流がせき止められた。北側の本流は、水路の開削によって直線化され、オールソープで水門を通ってトレント川に注ぐことになった。
  2. 次いで、2本目の長い水路が、Idlestop から Dirtness まで開削された。この水路は、トレント川と並行して流れ、こちらもオールソープで水門を通ってトレント川に注ぐことになった。19世紀はじめには、さらに新たな放水路として Folly Drain が Derrythorpe に建設された。さらにその後には、これらの「3本の川 (the three rivers)」に代わるさらに新たな水路が、キードビー英語版に建設された[2]

地理[編集]

この村は、南隣の小村(ハムレット)デリーソープ (Derrythorpe) とともに、行政パリッシュであるキードビー・ウィズ・オールソープに含まれている。村の南方には大規模な行政パリッシュであるベルトン英語版があり、トレント川沿いに隣接するのはウェスト・バタウィック英語版の一部である。キードビー・ウィズ・オールソープは、アイル・オブ・アクスホルムに属する12の行政パリッシュのひとつであるが、1996年までは、ハンバーサイド英語版州のブースフェリー地区英語版に属していた。ノース・リンカンシャー内では、アクスホルム・ノース区 (the Axholme North ward) に属している。アムコッツ英語版は、1850年にオールソープの一部を分離して創設された村である。

キードビー橋[編集]

キードビー橋という通称で知られる、ジョージ5世王橋 (the King George V Bridge) は、オールソープの近くでトレント川を渡る橋であり、アイル・オブ・アクスホルムを、スカンソープやその他ノース・リンカンシャーの各地を結んでいる。この橋で川を渡るA18は、1979年M180モーターウェイ英語版が1マイル (1.6 km)ほど南に開通するまで、スカンソープを経由してグリムズビーに至る主要な東西連絡のルートであった。かつてはA18がオールソープの村内を貫通していたが、後には北西にバイパスされた。

コミュニティ[編集]

オールソープには、1級指定建造物となっているイングランド国教会の教会は聖オズワルド英語版に捧げられている[3]1483年サー・ジョン・ネヴィル (Sir John Neville) がパーペンディキュラー様式 (Perpendicular style) で建立したものである。1868年の修復の際には、石造りのベンチであるセディリア英語版 が発見され、14世紀の教区司祭だったウィリアム・デ・ラウンド (William de Lound) に捧げられた大理石の石板の上に設置された[4]

オールソープの小教区は行政パリッシュとほぼ一致し、キードビー小教区と併せた連合教会区キードビー・ウィズ・オールソープとして、聖オズワルド教会が管轄している。アムコッツベルトンの教会も、このパリッシュ傘下の教会である。

聖オズワルド教会[5]は、オールソープの古い部分に位置している。1975年に開設されたオールソープ・アンド・キードビー小学校 (Althorpe and Keadby Primary School) や郵便局,[6]は、トレント川に架かる橋に近い、新しい部分に位置している。村のパブはザ・ドルフィン (The Dolphin) といい[7]、かつてはその前身となったイン (宿泊施設) であるドルフィン・イン (the Original Dolphin Inn) が、フェリー・レーン (Ferry Lane) のトレント川に面した突き当たりにあり、当時は通りの名もドルフィン・ストリート (Dolphin Street) といった。

サウス・ハンバーサイド本線英語版オールソープ駅英語版は、村の北側にあり、キードビーの方に近い。

脚注[編集]

  1. ^ Place: Althorpe”. Open Domesday. 2014−08−06閲覧。
  2. ^ Hatfield Chase Corporation, 1538-1973”. University of Nottingham. 2014年8月6日閲覧。
  3. ^ Historic England, "Church of St Oswald", National Heritage List for England.(2011年7月21日閲覧)
  4. ^ Cox>Cox, J. Charles (1916) Lincolnshire p. 44; Methuen & Co. Ltd
  5. ^ St Oswald's Althorpe; geograph.org.uk. Retrieved 23 June 2011
  6. ^ Keadby Post Office, geograph.org.uk. Retrieved 23 June 2011
  7. ^ The Dolphin Inn, Althorpe, geograph.org.uk. Retrieved 23 June 2011

外部リンク[編集]