カルラ・スアレス・ナバロ
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カルラ・スアレス・ナバロ | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Carla Suárez Navarro | |||
国籍 | スペイン | |||
出身地 | スペイン・カナリア諸島州ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア | |||
居住地 | スペイン・カタルーニャ州バルセロナ | |||
生年月日 | 1988年9月3日(36歳) | |||
身長 | 162cm | |||
体重 | 62kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 片手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2003年 | |||
ツアー通算 | 5勝 | |||
シングルス | 2勝 | |||
ダブルス | 3勝 | |||
生涯獲得賞金 | 11,920,116 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | ベスト8(2009・16・18) | |||
全仏 | ベスト8(2008・14) | |||
全英 | 4回戦(2013・16) | |||
全米 | ベスト8(2013・18) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト8(2013) | |||
全仏 | ベスト4(2014) | |||
全英 | 3回戦(2014) | |||
全米 | 3回戦(2014) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
BJK杯 | 準優勝(2008) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 6位(2016年2月29日) | |||
ダブルス | 11位(2015年4月27日) | |||
2018年10月22日現在 |
カルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suárez Navarro、1988年9月3日 - )は、スペイン・ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身の女子プロテニス選手。4大大会女子シングルスで7度ベスト8に進出した。身長162cm、体重62kgの小柄な体格で、片手打ちのバックハンド・ストロークを大きな武器にする。これまでにWTAツアーでシングル2勝、ダブルス3勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス6位、ダブルス11位。
来歴
[編集]カルラは父親がハンドボール選手、母親は体操競技の教師という家庭に生まれ、母親の勧めにより9歳からテニスを始めた。2003年にプロ入りし、2007年に出身地のカナリア諸島からバルセロナに引っ越した。2007年全米オープンで4大大会の予選会に初出場。2008年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのスペイン代表選手に選ばれ、2月の「ワールドグループ」1回戦(対イタリア戦)でフェド杯にデビューする。5月末からの全仏オープンで、スアレス・ナバロは初めて予選会を突破し、初進出の本戦でいきなりベスト8に勝ち進んだ。本戦2回戦で元世界ランキング1位のアメリ・モレスモを 6-3, 6-4 で圧倒して波に乗り、一気に準々決勝まで勝ち上がる。最初の大舞台では第3シードとのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に 2-6, 3-6 で敗れた。続くウィンブルドンでは、2回戦でヤンコビッチに連敗する。その後北京五輪のスペイン代表選手にも選ばれ、シングルス1回戦で地元中国の彭帥に 5-7, 6-7 で敗れた。全米オープン終了直後のフェドカップ決勝戦にも起用されたが、スペインはロシアに「0勝4敗」の完敗に終わった。
カルラ・スアレス・ナバロは2009年全豪オープンで、前年の全仏オープン以来2度目のベスト8に勝ち進んだ。全豪の2回戦で第6シードのビーナス・ウィリアムズに 2-6, 6-3, 7-5 の逆転勝利を収め、4回戦で同じスペインの先輩選手アナベル・メディナ・ガリゲスに 6-3, 6-2 で圧勝する。準々決勝では第4シードのエレーナ・デメンチェワに 2-6, 2-6 で完敗した。
2009年の地元で開催されたマルベーリャ大会でカルラ・スアレス・ナバロは初めてシングルス決勝に進出した。決勝では、エレナ・ヤンコビッチに 3-6, 6-3, 3-6 で敗れた。翌年の大会でも決勝に進出したが、フラビア・ペンネッタに 2–6, 6–4, 3–6 で敗れ2年連続の準優勝となった。2012年のエストリル大会でツアー3度目の決勝に進出したがカイア・カネピに 6–3, 6–7(6),4–6 で敗れ初優勝を逃した。
2012年のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場した。シングルス1回戦でオーストラリアのサマンサ・ストーサーに 3-6, 7-5, 10-8 で勝利し2回戦でベルギーのキム・クライシュテルスに 3-6, 3-6 で敗れた。
2013年全米オープンでは全米では初めてとなるベスト8に進出した。準々決勝で優勝したセリーナ・ウィリアムズに 0-6, 0-6 で1ゲームも取ることが出来ず完敗した。
2014年5月のポルトガル・オープンで6度目の決勝に進出した。スベトラーナ・クズネツォワを 6–4, 3–6, 6–4 で破りツアー初優勝を果たした。全仏オープンでは6年ぶりにベスト8に進出した。準々決勝でウージニー・ブシャールに 6-7(4), 6-2, 5-7 で敗れた。ガルビネ・ムグルサと組んだダブルスでもノーシードからベスト4に進出した。準決勝で優勝した謝淑薇&彭帥組に 2-6, 7-5, 2-6 で敗れた。
2015年はプレミア3大会で準優勝し、4月6日付のランキングで10位となり初のトップ10入りを果たした。
2016年は2月のカタール・トータル・オープンで決勝でエレナ・オスタペンコに勝利し、プレミア初優勝となるツアー通算2勝目を挙げると、2月29日付のランキングで自己最高位の6位を記録した。
WTAツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 11回 (2勝9敗)
[編集]大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–1) |
プレミア5 (1-1) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (0–2) |
インターナショナル (1-5) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2009年4月12日 | マルベーリャ | クレー | エレナ・ヤンコビッチ | 3-6, 6-3, 3-6 |
準優勝 | 2. | 2010年4月11日 | マルベーリャ | クレー | フラビア・ペンネッタ | 2–6, 6–4, 3–6 |
準優勝 | 3. | 2012年5月5日 | エストリル | クレー | カイア・カネピ | 6–3, 6–7(6), 4–6 |
準優勝 | 4. | 2013年3月2日 | アカプルコ | クレー | サラ・エラニ | 0–6, 4–6 |
準優勝 | 5. | 2013年5月4日 | オエイラス | クレー | アナスタシア・パブリュチェンコワ | 5–7, 2–6 |
優勝 | 1. | 2014年5月3日 | オエイラス | クレー | スベトラーナ・クズネツォワ | 6–4, 3–6, 6–4 |
準優勝 | 6. | 2015年2月15日 | アントワープ | ハード (室内) | アンドレア・ペトコビッチ | 不戦敗 |
準優勝 | 7. | 2015年4月4日 | マイアミ | ハード | セリーナ・ウィリアムズ | 2–6, 0–6 |
準優勝 | 8. | 2015年5月17日 | ローマ | クレー | マリア・シャラポワ | 6-4, 5-7, 1-6 |
優勝 | 2. | 2016年2月27日 | ドーハ | ハード | エレナ・オスタペンコ | 1–6, 6–4, 6–4 |
準優勝 | 9. | 2018年8月25日 | ニューヘイブン | ハード | アリーナ・サバレンカ | 1–6, 4–6 |
ダブルス: 9回 (3勝6敗)
[編集]結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2014年5月10日 | マドリード | クレー | ガルビネ・ムグルサ | サラ・エラニ ロベルタ・ビンチ | 4–6, 3–6 |
優勝 | 1. | 2014年8月3日 | スタンフォード | ハード | ガルビネ・ムグルサ | ポーラ・カニア カテリナ・シニアコバ | 6–2, 4–6, [10–5] |
準優勝 | 2. | 2014年9月20日 | 東京 | ハード | ガルビネ・ムグルサ | カーラ・ブラック サニア・ミルザ | 2–6, 5–7 |
準優勝 | 3. | 2015年2月21日 | ドバイ | ハード | ガルビネ・ムグルサ | ティメア・バボシュ クリスティナ・ムラデノビッチ | 3–6, 2–6 |
準優勝 | 4. | 2015年5月9日 | マドリード | クレー | ガルビネ・ムグルサ | ケーシー・デラクア ヤロスラワ・シュウェドワ | 3–6, 7–6(4), [5–10] |
優勝 | 2. | 2015年6月21日 | バーミンガム | 芝 | ガルビネ・ムグルサ | アンドレア・フラバーチコバ ルーシー・ハラデツカ | 6–4, 6–4 |
優勝 | 3. | 2015年9月26日 | 東京 | ハード | ガルビネ・ムグルサ | 詹詠然 詹皓晴 | 7–5, 6–1 |
準優勝 | 5. | 2015年11月1日 | シンガポール | ハード (室内) | ガルビネ・ムグルサ | マルチナ・ヒンギス サニア・ミルザ | 0–6, 3–6 |
準優勝 | 6. | 2016年2月27日 | ドーハ | ハード | サラ・エラニ | 詹詠然 詹皓晴 | 3–6, 3–6 |
4大大会シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | LQ | QF | 3R | 2R | 2R | 3R | 3R | 1R | QF | 2R | QF | 2R | 22–11 |
全仏オープン | A | QF | 3R | 1R | A | 3R | 4R | QF | 3R | 4R | 4R | 2R | 3R | 27–11 |
ウィンブルドン | A | 2R | 3R | A | LQ | 1R | 4R | 2R | 1R | 4R | 2R | 3R | 4R | 16–10 |
全米オープン | LQ | 1R | 2R | 1R | 4R | 2R | QF | 3R | 1R | 4R | 4R | QF | 1R | 21–12 |
外部リンク
[編集]- カルラ・スアレス・ナバロ - WTAツアーのプロフィール
- カルラ・スアレス・ナバロ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- カルラ・スアレス・ナバロ - 国際テニス連盟
- カルラ・スアレス・ナバロ (@CarlaSuarezNava) - X(旧Twitter)