ギリシャの政党

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ギリシャの政党では、ギリシャ政党について説明する。

概説[編集]

ギリシャでは民政移管以降、中道右派保守主義政党の新民主主義党(ND)、中道左派社会民主主義政党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)による二大政党制が続いてきており、どちらかが政権を担う構図が続いていた。

しかし、2010年に巨額の債務隠しが発覚し、それに端を発した経済危機と二大政党による欧州連合からの緊縮財政要求の受け入れは有権者の不満を増大させ、小規模な政治運動への支持が拡大。2012年5月の議会選挙、および6月の再選挙では二大政党の一翼を担ってきたPASOKが惨敗して第3党に転落、それまで少数政党だった急進左派連合(SYRIZA)が第二党に躍進するなど議会は多党化[1]

2015年1月に行われた総選挙ではSYRIZAが第1党に躍進、NDは第2党に後退、同党と連立与党を構成していたPASOKは第6党に後退し、これまでのギリシャの政党システムは大きく変化した[2]

政党の一覧[編集]

議会に議席を有している政党[編集]

(2023年8月現在議席数順)

その他の現存政党[編集]

かつて存在した政党[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “ギリシャ国民、小政党への支持を拡大-現地紙報道の2世論調査”. (2012年2月20日). http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZO66J07SXKX01.html 2012年2月20日閲覧。 
  2. ^ “ギリシャ 反緊縮政権へ ユーロ圏で初めて 総選挙 急進左派が第1党”. しんぶん赤旗. (2015年1月27日). https://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2015-01-27/2015012707_01_1.html 2015年1月31日閲覧。 
  3. ^ 英語では"The People's Orthodox Rally", 中国語版ウィキペディアでは「人民東正教陣線」で、Ορθόδοξοςを「正統派」ではなく「正教会」の意で訳している。日本語では特に定訳が無い。

関連項目[編集]